手塚治虫さんの『火の鳥 未来編』の「MANGALOGUE(マンガローグ)」の体験から、感動と共にめちゃくちゃ考えさせられました
ホームページでは以下のようにあります
"半世紀以上前に描かれたマンガ「火の鳥 未来編」。
2026年、その世界に現実が近づいている。
観客全員で一冊の物語に没入する「MANGALOGUE(マンガローグ)」
最新のシアター空間で、手塚治虫の問いが、あなたに向かってくる。"
ここから私は思いました
1、SF思考は未来を拡張する
2、本当に大切なものは何かを問う
3、マンガローグは新たなエンタメ
1、SF思考は未来を選択させてくれる
鉄腕アトムや空飛ぶ車など、半世紀も前に創出して、今の時代でやっとなんとかそれに追いついて行こうとしていると言う、ビジョナリストの手塚治虫さんですが
この火の鳥では、文明がなん度も滅び主役が変わりながら復活する姿が描かれています。もしかして、我々もそんな未来を作っていってしまうというビジョンなのか、と思うと、本当になんとしなければと言う想いが溢れてきました
SF作家アーサー・C・クラークさんが
「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」と語っているように
ビジネスの世界でも「SFプロトタイピング」
という言葉が使われるように
思考を飛ばして、我々が本当に向かうべき未来はどこにあるのか、そしてそれに向かうためには、今本当に何が必要なのか
そこにイノベーションの種がある。そんなことを思わせていただきました
2、本当に大切なものは何かを問う
『火の鳥』を読んでいると、文明が進化していく中でも、孤独や欲望や争いは、毎回繰り返されることに気づかされます。
哲学者エーリッヒ・フロムさんが、「持つことから、あることへ」と言われたように
豊かさとは、本当に大切なものとは、一体なんなのか、について、改めて考えさせられました
テクノロジーや文明がどんなに進んだとしても、
最後に残る問いは、「あなたにとって本当に大切なものは何か」なのかもしれないなあと
星の王子さまが言われる「本当に大切なものは目に見えない」
本気でそう思えるか。そんなことを突きつけられた気がしました
3、マンガローグは新たなエンタメ
今回、本当に驚いたのが、マンガローグと言う手法でした。
映画でも、朗読でも、演劇でもない、漫画をみんなで読み進めるという独特な体験を経験させていただきました。
漫画を「読む」という、本来は極めて個人的な行為を、
巨大空間の中で、観客全員が同期して体験している。
いってみれば“孤独な漫画読書”を、“集団的没入”へ変換する試みと言うことかと思いました
マンガには、コマ割り、余白、視線誘導、時間の飛躍、
内面描写など、独特な認知構造があって
マンガという日本独自の文化を、シアター体験へ拡張した、日本が発信する新たな没入型メディアなのかもしれない。と思いました
そして、思い思いの問いを抱えながら、現実空間へ引き戻される、そこには、未来への問いが心の中に残り続けていました
と言うことで、一言で言うと
マンガローグ・ノベーション
そんな話をしています
参考:主催MoN Takanawa: The Museum of Narratives/TBS 企画制作 MoN Takanawa: The Museum of Narratives/TBS /Bascule 原作 手塚治虫「火の鳥 未来編」 制作協力 手塚プロダクション
制作統括 Bascule Inc. 演出 鈴木思案 脚本 竹村武司 出演 山寺宏一、夏木マリ、古田新太、あの他
音声で聴きたい方はこちら
動画で聴きたい方はこちら
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