俵万智さんからのご紹介で、言語学者 川添愛 さんの言葉に、AIと創造に関する新たな気づきをいただきました、
曰く
「AIが書く小説がはやったら、人間の作家は職がなくなってしまうんじゃないかとよく言われますが、それは生産に焦点が当たっているから。
作品を生み出すモノとして捉えたら、作家もAIも同じですよね。
私は作品を書く過程で自分の中を掘り下げて、嫌だったことや楽しかったことが作品の中に何となく出てくるところが面白いので、やはり書いている過程が楽しいんですよね。
作品は大事だけどあくまで副産物で、文章を書いたりすることで自分をよく知ることが一番の宝物、主産物なんだと、非常に腑に落ちました。」
1、創造することは人の生きがい
2、没頭することで幸せを感じる
3、AIはパッションの源と対話する第3の相棒
1、創造することは人の生きがい
AI時代になると、これまで人の専売特許だった創造されるものについても、より効率的に短期間に出来上がってくると思いますし、ビジネスの世界ではより重要になると思います
でもよく考えてみると、創造することは人の生きがいとしてとても大きな部分を占めているのではないかと思います
ハーバード大学の広中先生が言われるように、人は誰もが日々創造しているというようなお話のように
実は、創造すること自体が人の生きがいになっているのではないかと思います
イノベータリップルモデルでも、個人のパッションを見つめるところ、つまり自分をよく知ることから始まって、仲間と共に、誰かが喜ぶ大義を創造していく
この波紋が広がることによって、さらに自分自身の生きがいに繋がっていくことを考えると
効率性を重視しすぎて、AIに頼り切ってしまうことは、人の生きがいを奪うことにもつながる可能性もあるのかもしれないなと思いました
2、没頭することで幸せを感じる
心理学者のミハイ・チクセントミハイさんが言われている 『フロー体験』の中で
人は成果だけではなく、「没頭そのもの」に幸福を感じると言われています。
フロー状態になるためには、技術軸と挑戦軸が同時に高まることが条件といわていますが、
技術を高める、挑戦を続ける、その過程自体が、フロー状態を目指し、そして、実現した暁には、圧倒的に没入体験ができる
その時に人が幸せを感じるのであれば、没頭へ向かうためのプロセスを、全てAIに代替されるような方向性には、向かうことはとてももったいないことになるような気がしました
3、AIはパッションの源と対話する第3の相棒
そう考えると、創造すること、没頭することは、人に生きがいを与え、幸せになることを与えてくれるのであれば、全て手放してはいけない
つまり、AIは、創造すること、没頭することを、手助けしてくれる存在として、活用できることが良いと思いました
以前、リフレクションの話をした時に、孤独が第二の自分を連れてきてくれて、自分自身との対話が活性化していく、というお話をしましたが
もしかすると、AIは、さらに、誰にも気にせずに、自由に対話できる、第3の相棒として、存在してもらえるととても、自分自身も深まるのかもしれないなあと思いました
それは、単なる外発的動機からの、作品をたくさん世に出して、早く大きく評価されたい、というようなことでは、本当のパッションの源を満たしてくれるようなワクワクは得られないのかもしれない
できた作品は評価されないのかもしれない、もしかしたら、一作品を作るのに、ものすごく時間がかかってしまうかもしれない
でも、自分が没頭して、納得いくまで創造できたものは、内発的動機からの生きがいと幸せを連れてきてくれるのかもしれない
その力強き第3の相棒としてAIは、とても頼りになるやつになる、そんな感じがしました
という意味においてきっと
AIは第3の相棒ノベーション
そんな存在として付き合っていくのも良いのかもしれないなあと思いました。でも、自分の手で、創造し、没頭することは手放さない
そんな話をしています
参考:本: 生きる言葉 発 行 2025年4月17日 著 者 俵万智 発行所 株式会社新潮社
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