イオンモール郡山の求人と映画館への期待
こんにちは。 今日はですね、今回資料を送ってくださった方の地元で、来週オープン予定のイオンモール郡山について深掘りしていきたいと思うんですが。
はい、すごく面白いテーマですよね。
送ってくださった方の資料にある現地の熱狂ぶりがなんかもうすごくて、その裏にある地方経済のリアルっていうのを今日は一緒に見ていきたいなと。
そうですね。よろしくお願いします。
まず驚いたのが、転職する気なんて全くない地元のおじさんたちがですよ、朝から血まなこになって求人サイトをリロードし続けてるっていう異様な光景なんですよ。
そうなんですよね。彼らが必死に探しているのは、新しい働き口とかじゃなくて、映画館っていう三文字なんですよね。
そう。郡山市って県の中心都市のはずなのに、今時の大型シネコンがないらしくて。
現状だと映画を見るためにわざわざ福島市とか那須までプチ旅行をしている状態なんですよね。
だからこそテナント求人でシネマの発表をみんなで監視してるっていう。
私これってまるで人気アイドルのゲリラライブ発表を待つファンの熱気みたいだなって思ったんですよ。
確かにそれくらい期待感が高まっていたんでしょうね。
でも待ちに待った情報解禁の結果が、なんと求人4件だったという。
しかもその内訳が電気屋さんとかおにぎり屋さんなどだったんですよね。
いやおにぎり屋さんは絶対おいしいですよ。
でも今みんなが求めているのは塩むすびじゃなくてポップコーンなんですよ。
市民がズコーってなるのもめちゃくちゃわかります。
方から見るとシュールなんですけど、地元の方々にとってはかなり切実な問題です。
しかも代わりに入るかもしれないテナントとしてクレーンゲームが並ぶ巨大ゲーセンの噂まで飛び交っているとか。
そこで私はすごく疑問に思ったんです。
図面には明らかに映画館のスペースが確保されているんですよ。
はい、そうですね。
それなのにゲーセンになるかもって、デベロッパーは期待を洗うために幻の映画館をちらつかせているんですか?
いやいや、決していじわりをしているわけじゃないんですよ。
まだ交渉中という可能性もありますけど、最大のネックは映画館というテナントの特殊性にあるんです。
映画館テナントの特殊性と出店リスク
特殊性というと?
映画館って床に傾斜があったり、天井がすごく高かったり、
あと分厚い防音設備が必要だったりして、他の店舗に比べて圧倒的に潰しが効かない構造なんですよね。
あー、なるほど。
つまり、もし映画館が撤退しちゃった場合、その巨大な空間をアパレルテンとかスーパーにそのまま転用することはできないってことか。
その通りです。
ただの空き店舗じゃなくて、解体とか改装に莫大なコストがかかる巨大な不細になりかねないんですよ。
うわー、それはデベロッパーも慎重になりますね。
そうなんです。
例えるなら、映画館って超ビップなゲストみたいなものでして、来てくれれば大いに盛り上がって地域経済も潤いますけど、
もしドタキャンされたり、途中で帰られたりしたら、後に残るのは使い道のない巨大なビップルームだけなんですよ。
なるほどな。
で、そのだだっぴろいビップルームを一番安上がりに埋められるのがクレーンゲームだから、巨大なゲーセンになるかもって噂されてるんですね。
はい。今はサブスクも普及してますし、物価高もあって、映画館の収益モデルが厳しくなっていますからね。
その巨大なリスクを背負うべきか、市民の祈りよりもちゃんと儲かるのかという資本主義の極めてシビアな判断が下されているわけです。
だからこそ、映画館を誘致できるかどうかが、単なる娯楽施設の話に留まらず、地元の人たちにとって自分たちの街が成長してるか衰退してるかっていうリトマス試験史みたいになってるんだ。
映画館誘致をめぐる地域間競争と市民の視点
そういうことです。ただ、ここで浮き彫りになるのが、市民が全く一枚岩ではないという事実なんですよね。
そうそう。映画館を熱望する声がある一方で、これ以上4号バイパスが渋滞するのは勘弁してくれって悲鳴を上げてるドライバーさんもいたりして。
さらに言えば、郡山駅前がこれ以上寂れるんじゃないかって恐れる人たちもいますよね。
あと、もし郡山にシネコンができたら、今まで潤ってた福島市から脚足が奪われる可能性もあるわけですよね。
まさにその通りです。たった一つのエンタメ施設が、周辺市町村からの人口流入とか経済活性化を担う壮大な未来予想図の象徴になってしまっているんです。
なるほど。
逆に言えば、地方都市はそれくらい周辺地域とのゼロサムゲーム、つまり限られたパイの奪い合いを強いられているという構造的なジレンマがあります。
もう都市計画そのものの大きな問題ですよね。
でも今回資料を送ってくださった方は、このカオスな状況を入らなくても死にはしないとか、子どもも県外にいるしって結構冷めた目で観察して楽しんでいるそうなんです。
そういうフラットな視点は大事ですよね。
私もこの一歩引いた視点からの人間模様の観察ってすごく面白いなと思いました。
感情的にならずに全体像を俯瞰して楽しめるのは、情報に振り回されないための素晴らしい視点だと思いますね。
大型娯楽施設に代わる地域の求心力
では最後に送ってくださった方へ向けて、そして皆さんと一緒に考えていきたい問いがあります。
はい、何でしょうか。
もしこのまま資本主義の割に合わないっていう論理で、地方から大型娯楽施設が次々と消えていった場合、未来の地方都市で人々をつなぎ止めて熱狂させるような新たな求心力って一体何になるんでしょうか。
それは深いですね。巨大な箱物に頼らない地域独自のコミュニティや新しい体験の形が問われるフェーズに来ているのかもしれません。
ぜひその辺りも引き続き観察しながら考えてみていただければと思います。
次回の配信もお楽しみに。さようなら。