理不尽極まりない凶悪犯罪である拉致を、政府が認めてから、さらに9年の歳月が流れた。                                    

この間、国民はまだ拉致の事実にほとんど気づいていない。           

阿部雅美は、古巣の社会部へ戻った。そこで驚くべき情報をキャッチする―。    

                                       

【原作】 阿部雅美『メディアは死んでいた―検証 北朝鮮拉致報道』        
【語り手】柳亭市好                              
【制作】 産経新聞社                            

                                      

大好評配信中の「メディアは死んでいた」(全10話)のプレイバック再配信になります。                                    

■拉致事件を産経新聞が徹底取材した豊富な記事や写真はこちらからご覧になれます。
 産経ニュース                               
                                       

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00:01
第6話 横田恵美さん 前編
産経新聞社がお届けする音声ドキュメント
北朝鮮による日本人拉致事件
原作 産経新聞出版 安倍政美著
メディアは死んでいた
検証 北朝鮮拉致報道
2018年5月28日 初版発行
製作 産経新聞社
案内役は私 話科の劉廷一光です。
理不尽極まりない凶悪犯罪である拉致を
政府が認めてからさらに9年の裁判が始まりました。
この間、国民はまだ拉致の事実にほとんど気づいていない。
安倍はフルスの社会部へ戻った。
予期せぬ偶然が起きたのは平成9年
1997年1月22日のことだった。
フルスの社会部へ部長として戻る内事を受け、
移動の挨拶が行われました。
その後に東京長田町の参院議員会館を訪ねた。
面会したのは旧地の国会議員秘書 表本達吉さんである。
表本さんは梶山答弁を引き出した
共産党の橋本敦参院議員の秘書である。
安倍区拉致に関連した国会質問は
秘書の表本さんが現地調査を基に練ったことに疑いの余地はない。
ラチされた被害者たちをどうやって日本に取り戻すかを考えていた。
ラチは主権侵害、人権侵害の重大犯罪だ。
産経も共産党も朝日もない。
メディアはなぜ報道しないんだ。
とも言っていた。
この日、表本さんの様子がいつもと違った。
2つのコピーが置いてあった。
1つは20年も前。
03:02
1977年11月22日付けの新潟日報の記事。
もう1つは雑誌現代コリアの
1996年10月号掲載の石高賢治さんの論文だった。
石高さんは当時朝日放送のプロデューサーであり、
本格的に取り組んでいた唯一のテレビ人だった。
その場で読み比べた。
新潟日報の記事は社会面で4段の見出しだった。
女子中学生帰らず下校途中すでに1週間。
当時13歳だった新潟市立頼井中学1年の横田恵さんが
11月15日言う。
バドミントンのクラブ活動を終えて帰宅途中に
突然姿を消したことを報じていた。
誘拐などの疑いはほぼなくなったが
行方不明が長引けば何らかの犯罪に巻き込まれる恐れもある
という地元警察の見解が載っていた。
一方の石高さんの論文は韓国の情報筋から
出てきた。
1978年の安倍区連続拉致の1、2年前。
13歳の少女が日本の海岸から北朝鮮へ拉致された。
少女は学校のクラブ活動だったバドミントンの練習を終えて
帰宅途中だった。
少女は双子の妹だと言う。
ここに双子ってあるだろう?
めぐみちゃんは双子じゃないんだがね。
双子の弟がいるんだよ。
表本氏から示された2枚のコピーを手に。
一体どういうことなのかすぐには飲み込めなかった。
卵白が置いたように記憶する。
そのまさかだよ。
表本氏は社名によって記者を分け隔てする人ではない。
朝日読売NHK。どこの記者が訪ねても同じ話を聞いただろう。
以下のような説明をしてくれた。
前年の1996年暮れ。
石高論文の話を知った警察関係者が
06:01
新潟市で下校途中に行方不明になった
横田めぐみさんのことを覚えていたというのだ。
13歳の少女。バドミントン。双子。
偶然の一と片付けるわけにはいかない。
表本さん、それ、いつのことですか?
昨日だよ。
自分が拉致に取り憑かれているような妙な気分になった。
これ、大変なことになりますよ。
そうかな。新聞記者の勘ってやつかね。
予感です。
表本さんにはそう言ったものの、実は半信半疑だった。
いや、正直に言えば疑いが8割だった。
20代の若者たちや中年の原忠明さん、
久米豊さん、そして田口彩子さんだった。
13歳の少女を日本から北朝鮮へ拉致するなど
ということは思いもよらない。
ただし日本人なら、たとえ暗闇の中でも
制服姿イコール少女とわかるだろうが
めぐみさんを少女と認識したかどうかは疑問だった。
いずれにせよ、情報はあくまで情報に過ぎない。
行動できる内容かどうか、別の方法で確認する作業。
メディア業界でいう裏取り作業をしなければ、記事は書けない。
私が表本さんから横田めぐみさんの話を聞いた日の前日のことだ。
めぐみさんは、
めぐみさんの父しげるさんが
新潟の日本銀行支店に勤めていたことを知った表本さんが
神奈川県内に住むしげるさんと連絡を取ったのだ。
お宅のお嬢さんが北朝鮮で生きているという情報が入りました。
母、先江さんは外出中だった。
すでに定年退職して留守番をしていたしげるさんは
表本氏の電話に驚き、慌てふためいて
国会議事堂に近い議員会館へ一人駆けつけた。
そして私同様に表本さんから示された新潟日報の記事と
石田が論文の2つのコピーを比べ読んだ。
09:02
これは確実にめぐみのことだと思う。
込み上げるものがあり、
涙されたそうだ。
心中察するにあまりある。
自宅まで徒歩わずか1、2分のところまで帰ってきた13歳の娘が
突然失踪して20年。
初めてもたらされた具体性のある消息情報だった。
議員会館から帰宅したしげるさんは
こんな会話を交わしたそうだ。
今日、変なことがあったんだよ。
おかしな話なんだ。
ひょっとしてめぐみちゃんのこと?
そうなんだよ。
先江さんは胸がドキドキ、背中がゾクゾクしてきたそうだ。
そのおかげは大嵐に巻き込まれる。
長い戦いの日々が始まる。
3k.co.jp
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この作品は、元3K新聞社会部記者、
安倍政宗による著書、メディアは死んでいたを再構成したものです。
第7話 横田めぐみさん 後編
3k新聞から半月を経て、再び放たれた3K新聞の拉致事件の続報
では、次回
あなたはラチオ
3k新聞社がお届けする戦後紙開封
12:14
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12:48

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