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2020-12-08 16:53

#10【番外編】トビイロウンカちゃんに稲ぴえん

今年、西日本で猛威をふるったトビイロウンカについて話してみた。

基本的なことしか話してないから、ウンカ?と思うかたは聞いてみて!

植物の話題からちょっと逸れたから番外編ということで!!

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はい、始まりました。植物マナブラジオ。みなさんこんにちは、RYO-YANです。
この番組は、植物について興味を持った私が、植物の話題や疑問について、雑談形式で配信していく番組となっています。
約2ヶ月ぶりのね、配信になってしまいました。
というのもね、あのー、機材のトラブルでうまいこと収録ができんかったり、
えー、プライベートでね、新しくゴルフっていう趣味を見つけてしまい、それにダダハマリしてしまってまして、収録がそっちのけになっておりました。
このラジオ番組をね、少しでも楽しみにしてくださる方がいらっしゃると思うんですけども、
えー、もうラジオを配信しないんじゃないかなとか、飽きたんじゃないかなって思われた可能性もね、あると思いますが、
えー、飽きてませんよ。大丈夫です。
少しずつでもね、また配信していけたらなと思いますんで、えー、聞いていただければと思います。
今日はね、あのー、西日本を中心に、
まあ、あのー、稲で、すいと、お米ですね、お米でね、えー、かなり被害が出たトビイロウンカっていう害虫がいるんですけども、
まあ、植物っていうものからはね、ちょっと離れちゃうけど、
今日はその、植物を加害する、特にね、日本人の僕たちにとってはなじみ深い主食のお米を、あのー、害するね、
病気、病気じゃない、間違えた、えっと、虫についてね、話せればと思いますんで、また、あのー、お付き合いください。
ではね、本編に行きましょう。
はい、では、えー、トビイロウンカ、あー、ウンカについてね、話せていけたらと思います。
この、あのー、ウンカっていう害虫には、日本人はね、昔から、実は苦しめられてまして、
あのー、まあ、歴史がね、得意な人は、ご存知かもしれないんですけど、
えー、1732年に発生しました、恐慌の大飢饉。
特にね、あのー、今の愛媛、松山藩で、えー、多大なる餓死者をね、出したようなひどい飢饉があったんですけども、
これの、えー、飢饉の原因になった人としても、ウンカの、えー、お米の被害が挙げられていますね。
えー、このイネをおかがいするウンカという、あのー、虫なんですけども、
カメムシモクのヨコバイアモクという、えー、分類になりますが、
このウンカ、大きくね、3種類に、えー、分類されます。
1つはね、えー、今日メインでお話しするトビイロウンカ、1つはセジロウンカ、で、最後にヒメトビウンカ。
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この3種類が主に、えー、イネをおかがいするウンカ類になります。
この中の、えー、トビイロウンカとセジロウンカ、この2つは、えー、普段日本にはいなくて、
えー、時期になると、日本に向けて、えー、海を渡って飛んできます。
ヒメトビウンカに関しては、まあ海外から飛来してくるのも最近ね、報告されてますけども、
えー、土着、日本の冬を越せるっていうこともありますんで、あのー、その辺にね、至りもします。
はい、でね、今日はね、えー、トビイロウンカをメインにね、話していくっていうのも、
このね、えー、トビイロウンカってやつが一番、あの、イネにね、ダメージを与えます。
皆さんもね、特にあの、西日本の中心に今年は被害がめちゃめちゃ多くて、
あのー、殺凶指数っていうね、もしかしたらね、NHKとかで見ちゃった方もおられるかもしれないんですけども、
お米がね、えー、今年はよくできたか、できなかったかっていうのをね、あのー、
点数をね、つけるんですけども、それがね、西日本の方の殺凶指数がね、非常に悪い件、
特に山口県なんかね、ひどかったですけどもね、あのー、
今年はね、えー、虫の被害もあって、西日本付近はね、基本的には不作だったと、不良というようなね、
あのー、ことになっております。東日本はね、あの、よくできてたみたいですけど。
はい、ちょっと話が逸れましたが、じゃあトビイロウンカのね、生体とか形態をちょっと話していくと、
だいたいね、生虫はね、約5ミリぐらいの大きさです。
意外とね、意外とというか、結構ちっちゃいんです。株元もね、しっかり見ないとわからないぐらいですね。
で、こいつはね、あのー、休眠しません。ということで、で、またあのー、主食は、あのー、
本当に稲しかないので、稲しか食べませんので、稲がなくなってしまう、まあ、日本の冬、
あと気温がかなり低くなるので、そうなると、まあ、こいつらはね、越冬できません。
みんなね、あのー、今年、えー、大被害を出したトビイロウンカたちはね、あのー、日本の冬は越せないので、一旦リセットされるのでね、
えー、野焼きなんか、あのー、よくね、田んぼに火放ったりしますけども、そういうのはね、しなくても大丈夫です。
で、このトビイロウンカのね、
厄介なところっていうのは、増殖率が非常に高くてですね、年間の増殖率を数字で表すと、1000から1500倍ぐらい。
つまり、まあ、1匹のトビイロウンカが、まあ、1000匹にも1500匹にもなるよ。
で、1匹のメスが大体産む卵の数がですね、300から700粒っていうことで、めちゃめちゃもう、ポンポン、スポポン産みますんでですね。
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で、25度での生育期間っていうのは、卵の状態で約9日。
で、そこから浮かして幼虫が11日から15日、約2週間で成虫になります。
で、えー、
空から飛んできて、日本の田んぼに降り立ったトビイロウンカの世代を、まあ、飛び込み、飛来世代って言うんですけども、そこから代が変わって、第一世代、第二世代。
で、被害が多く出てくるのは第三世代ってなるんですけども、このね、飛来世代、第一、第二世代の以降ですね、
あの、基本的に羽が生えているものが成虫でね、多く飛び込んでくるんですけど、
あー、ここ居心地がいいなーってね、日本の田んぼでぬくぬくしてたら、
あの、もう空飛ぶ必要ないからって、羽がね短いやつが出てくるんですよ、このトビイロウンカってやつをね。
そうなると、あのもう、卵を産むのに最適な状態、
えー、スポポンマシーンになるわけですね。で、そこから急激に増殖していきます。
はい、でね、あのー、まあ、
なんていうんですかね、乾燥や絶食耐性も高いので、移動に適応してるとかっていう場面があるんですけども、
まあ、これがね、非常に、あのー、大陸を渡って、海を渡ってね、日本に伸び立ってくる長距離移動に適応してるっていうのがね、あのトビイロウンカの特徴であります。
じゃあ、どっから飛んできてるんですかっていうことなんですけども、基本的にね、こう、週年、もう毎、あのー、一年中通してね、発生してる、
えー、発生地があります。それがね、だいたいベトナム。まあ、一年中ね、稲も栽培されてますし、ここね、基本的にトビイロウンカはいるんですけども、
まあ、夏になったりすると、えー、ちょっとね、羽を伸ばしていきます。ベトナムから、だいたい、まあ、中国南部、えー、チャイナですね。
中国の南部の方に、あのー、一回飛んで行って、で、そこでまたね、あのー、1から2世代ぐらい増殖します。
で、そうすると、ちょうどね、日本で言う、まあ、梅雨時期になるわけです。で、このね、えー、梅雨時期にまあ、雨を降らせ、梅雨前線がね、発すると思うんですけども、
このね、南側に、あの、仮想ジェット気流っていう、えー、小規模なね、ジェット気流ができます。
このね、ジェット気流にトビイロウンカっていうのは、あの、乗っかって、空を飛んで、日本に降り立ってきます。
まあ、自らね、飛んでるっていうよりは、あのー、ジェット気流に乗って飛ばされてるっていう言い方の方が正しいんですけど、
まあね、えーと、だいたい、中国からそのジェット気流に乗って、どれぐらいで来るんだったっけな?
だいたいね、えーと、1日で来るのかな?
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快適なね、空の旅を1日楽しんで、まあ、日本にね、このウンカたちがね、えー、旅してくるわけですけども、
こいつらはね、空飛んでる時に、その、なんていうんですかね、自分が落ちる場所っていうのは、こう、
さすがに選べないので、だいたいね、落ちやすいところっていうのは、あの、西風が吹きだまるような小山の東側の、まあ、谷みたいなところだとか、
そういったところが、まあ、ウンカの発生のツボ、まあ、降りやすいところっていうのはね、だいたいまあ、似通ってくるみたいで、
ただまあ、その、本当にね、ランダムに落ちてくるから、自分の田んぼにはウンカがいるけど、隣の田んぼにはウンカがいないっていうようなね、状況もあったりしますんで、
なかなかね、やっぱ一概に植えないんで、まあ、しっかりとまあ、あの、消毒してもらうしかね、あの、防止してもらうしかないのかなとは思ってますよ。
で、特にまあ、あの、トビロウンカが、あの、被害が大きいのがですね、
まあ、あの、こいつらはね、あの、まあ、カメムシイモクであるから、だいたい、あれかもしれないですけど、
口にね、ちっちゃい針を持ってまして、それを、あの、イネに突き刺して、あの、道管とか歯管とかね、あの、あると思うんですけど、
そのね、歯管に、えー、突き刺してね、歯管液、たっぷりね、あの、合合成して、
炭水化物とか糖分とかがね、あの、歯管液流れてますけど、それをね、ちゅうちゅうちゅうちゅう吸って、
えー、うまい飯をね、食ってるんですけど、
特にね、このトビロウンカってやつが、まあ、第三世代、その秋頃ですね、あのーに、株元にね、特に、まあ、
トビロウンカは集中する、そのイネの、えー、株元、地面に近いところにですね、
あの、集中的に、そこにね、あの、居座る傾向がありまして、
で、みんなで一斉にね、歯管に口を突き刺して、口の針を突き刺して、ちゅうちゅうちゅう吸うもんですから、
もう一気にね、あの、枯れ上がるわけです。それがね、あのー、
まあ、新幹線なんかでね、走ってたらね、
ボツボツボツボツ見ますけど、こう、ミステリーサークルみたいにね、田んぼに穴が空いてるように、
絵を描いたようにね、ほんと。チンナツカの地上じゃないけど、
あの、そういう風にね、枯れ上がってる田んぼがね、もしかしたらね、見られてる方もリスナーさんの中にいてらっしゃったかもしれない。
それをね、あのー、通称、まあ、ツボ枯れって言うんですけども、
他のね、ウンカじゃなかなかね、こういった被害まではね、いかないんですよ。
このね、トビロウンカの怖いところは、それぐらいね、大きな被害が出てしまうっていうところが、一つ挙げられます。
そんでね、なんで今年特にこんなにね、被害が多かったのかっていうのは、まあ諸説ありますけど、
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えー、多くはね、あのー、平年よりも日本にウンカが飛び込んでくる時期が早かったっていうことと、
えー、飛び込んでくる回数が多かった。
そもそも、あのー、飛来してくるウンカの量も多かったっていうことで、
でね、えー、プラス、梅雨が明けたらかなりピーカンで、めちゃめちゃ気温が高くなったじゃないですか。
あれがね、増殖するには、まあ、うってつけの環境だったっていうことと、
まあ、これはね、本間かどうかちょっと怪しいんですけど、まあ、コロナが流行ってて、
まあ、中国のね、お米の農家さんがあんまり消毒ができずに、えー、ウンカがね、増殖しつくしてたとかね、
まあ、いろいろ、いろんな要因が重なったのかなと思います。
でもね、今年も多かったのもそうですけど、去年もね、まあまあ多かったんで、
なんか最近はちょっと、まあ、もうね、毎年出るもんだと思って対処しなきゃいけないのかなっていう感じには思いますよね。
で、このまあ、飛びウンカってね、どうしようもないのかって言ったら、まあそうじゃなくて、
ある程度ね、あの殺虫剤、えー、効果のある殺虫剤っていうのがね、出ておりますので、
まあ、それを使ってもらって、えー、防御し、ちゃんと防御してもらうということで、
まあ、なかなか有機栽培でね、やられてる方、無農薬とかでね、えー、やったりしてる方っていうのはなかなか、
あの、対処しづらかったりするのかなと思ったりするんですけど、
まあね、webの記事なんかを見てると、まあ、食用油の上で肺炎になったものを田んぼに貼ってですね、水、水を貯めたその上に田んぼに油を貼って、
で、えー、その上にね、あの油の湯膜の上に、えー、ウンカを叩き落として防御するとかね、
これ、まんまね、あの江戸時代の時の方法と一緒ですからね、江戸時代の時あの芸油、あのクジラから取れる油を田んぼに貼って、
そこにね、あの叩き落としてね、江戸時代の人たちはね、防御してたんですよ、ウンカを。
その時のね、やり方とね、一緒なんで、まあそういったやり方すれば有機でもできるのかなとか、
実際にそうやってやってる人がおるのかなっていうのはね、僕も知らないけど、
まあね、えー、
あの効果のある殺虫剤、で、もう効きにくくなってる殺虫剤ってね、種々あります。
まあここではね、あえて、あのー、具体的な名前は言わないけど、
えー、各ね、えー、県の農業技術指導書とかがですね、多分そういった指針は出してますから、
えー、お住まいになっている、えー、ところどころのね、
えー、指導書さんに、まあちょっと聞いてみてですね、
うちの地区ではどんな殺虫剤がいいんかの?って言ってね、
あの、相談してもらったらいいんじゃないかなと思います。
まあね、えー、
まあまとめと言ってもなんともあれなんですけどね、
あの、まあ、できるだけ簡単に、簡単に、基礎的なっていうか、
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あのー、
説明させてもらいました。
つまりね、まあ、うまい、えー、白米が食べれていることにね、
えー、毎日感謝しながら、えー、いただきます。
ごちそうさまとね、ちゃんとね、えー、言って、ご飯をね、食べていきましょう。
はい。
はい、じゃあね、エンディングですけども、
今日の花言葉は、まあ冬の花って言ったらこれ、サダンカですね。
サダンカのね、花言葉はね、いいですよ。
あの、困難に打ち勝つとかね、ひたむきさです。
まあね、今コロナがね、また各地増えてきて、
ちょっとね、えー、なかなか気の抜けない状況になってますけども、
まあね、この、
ひたむきにね、えー、頑張ってね、
えー、今のこの、つらい状況もありますけど、
困難にね、頑張って打ち勝ちましょう。
今日はね、文化の話をしたけど、
またね、えー、次回以降はね、植物の話題でね、
えー、配信していったらいいなと思います。
植物マナジュ、えー、
今度はね、植物マナブラジオアトリオなんでね、
あのー、ツイッターやってますんで、
ぜひね、あのー、質問等、送ってきてくださればと思います。
えっとね、質問等を寄せてくださっている方もいらっしゃるんで、
ちょっとね、時間かかってますがね、ゆっくり調べてまた、
そういったのをね、ラジオで収録して配信していきたいなと思いますんでね、
引き続き、えー、聞いていただければと思います。
ではね、ありがとうございました。
またね。
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