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穂村さんの肩にのって近現代短歌を堪能し、調子に乗って思わず短歌まで自作してしまいました(SF)。
2026-05-13 21:36

穂村さんの肩にのって近現代短歌を堪能し、調子に乗って思わず短歌まで自作してしまいました(SF)。

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穂村弘選『近現代短歌』(河出文庫)

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309422336/

 

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サマリー

今回のエピソードでは、パーソナリティのP店長が、日経新聞の歌壇で穂村弘さんの名前を見つけたことから、穂村弘さん選の近現代短歌を紹介します。岡本かの子、前登志夫、斎藤茂吉、山崎方代、山中智恵子といった歌人たちの作品を取り上げ、それぞれの歌の解釈や魅力を語ります。また、穂村さんの歌人としての特徴や、自身の短歌制作にも挑戦し、SF的なテーマで3首披露します。最後に、過去の放送での言い間違いを訂正し、番組の告知をして締めくくります。

オープニングと日経新聞の歌壇
東京で暮らしていた時ですね、散歩で、ひょこひょこ、あちこち歩いていたんですけど、
ちょっと大きめの駅まで歩きまして、その駅前にですね、
病院があって、その病院の名前がヌバタマ、ヌバタマだったんですね。
ヌバタマ、ご存知ですか?
短歌の枕言葉ですね。
黒とか、闇とか、髪ですね。髪の毛の髪にかかる枕言葉です。
美容院なので、髪にかかる枕言葉のぬばたまを屋号にしたということですね。
シャレてるなぁと思いました。
というわけで、タイトルコールです。
ペンギンのPラジオ!
はい、始まりました。ペンギンのPラジオです。
この番組はですね、沖縄県那覇市の栄町市場の中にある栄町共同書店さんのそのまた中にあるですね、
棚一つだけの古本やペンギンのPの公式ポッドキャストです。
私はそこの店長のP店と申します。よろしくお願いします。
本日はですね、先週の日曜日かな、5月9日ですね。日曜日じゃなくて土曜日でしたね。
コンビニで日経新聞を買いました。
前に話したと思うんですけど、私沖縄に住んでるんですけど、沖縄はですね、町前読みですね。
あと産経とか東京新聞とかね、そういう全国誌みたいなやつがですね、非常に買いづらい環境でですね。
それはですね、琉球新報と沖縄タイムスという二大ローカル誌があって、そのローカル誌がね、めっぽう強いせいで朝毎読が入ってこれないという感じになってるんですね。
なかなか牙城を崩せないという形になってて、コンビニでも朝日新聞とか読売新聞とかは売ってないんですよ。
だけどかろうじてですね、日経新聞はコンビニで置いてるんですね。
そのコンビニで売ってる日経新聞を土曜日に買いました。
それはですね、たまには日経新聞の書評も見てみようと思って買いました。
そしたらですね、思わぬことに当たりがありまして、書評じゃなくてですね、歌壇ですね、投稿の短歌のページですね。
俳壇もあるんですけど、歌壇がちょっと驚いたっていうかね、驚いたんですよ。
なんで驚いたかというとね、選者が2人いるんですけど、
三枝昴之(さいぐさたかゆき)さんですね。
もう一人が穂村弘(ほむらひろし)さんですね。
穂村弘さんが、この2人が課談で先者になっていまして、ほむらさんというのにちょっと驚きましたね。
これね、ちょっといいのかな、これ紹介してもね。
2つぐらいちょっといいですかね。
まず横浜のあやさんという人のですね。
三分で出て来たオムライス食べる上野の空はモネが描いたの
という一首ですね。
次はですね、もう一個ですね。
似合うとか似合わないとかではなくて長いまつげの当たらぬ眼鏡を
似合うとか似合わないとかではなくて長いまつげの当たらぬ眼鏡を
これは長野の中根道子さんという方の投稿ですね。
こんな感じで穂村さんが選びそうな、穂村さんっぽいのが選ばれてるし、
(選者が)穂村さんだってことで、ここをめがけて投稿してきてる人がいそうな感じがプンプンしてきますね。
素晴らしいですね。
日経でこんなことが起こってるなんて本当に知りませんでした。
というわけでですね、今回はですね、穂村さんの文庫。
穂村弘選 近現代短歌の紹介
穂村さんが選んだ『近現代短歌』という河出文庫があるんですけど、
それからね、私が好きな感じのやつをね。
5つありますので、それを紹介していきたいと思います。
穂村さんはですね、皆さんご存知かと思いますけどね、
今、現代を代表する歌人のお一人ですよね。
歌関係の本を書いていたり、エッセイも書かれるし、絵本もあるし、翻訳の仕事もされていますね。
という感じでマルチに活動されている方です。
穂村さんなんかね、文章が冷たい感じがするんですよね。
冷たいってのは悪い意味じゃなくて、サラッとしてるって言うんですかね。
あっさりしてるって言うんですかね。
語っている対象との距離感みたいなのがベタベタしてないっていうかですね、
ベタついた感じの距離感じゃない、いい感じの突き放し方っていうんですかね。
いい感じの間合いで見ているっていう、その距離がね、冷たさっていうか、
涼やかな感じっていうんですかね、そんな印象を私は持っています。
それではですね、河出文庫の『近現代短歌』、穂村弘選からですね、読んでいきますね。
まず最初はね、岡本かの子ですね。岡本かの子は岡本太郎のお母さんですよね。
じゃあいきますよ。
桜ばないのち一(いっ)ぱい咲くからに生命(いのち)をかけてわが眺めたり
いかがですかね、この句はね。桜の花がね、
ブワッと、春が来たんでブワッと咲いている感じのエネルギーいっぱいの感じをね、
そのエネルギーに負けないっていう感じでね、私は受け止めてみるんだっていうね、
この岡本かの子の心意気っていうんですかね、退治する感じっていうのがすごいですよね。
基本的には花見なんですけどね、花見に対しての心構えっていうのかな、
前向きとかね、前向きすぎる感じのね、ポジティブすぎる感じの前傾姿勢感っていうのかな、
そういうのがすごいですね。かの子はすごいっていうことがこの1種でわかると思います。
やっぱり本村さんはいい、あ、言い忘れてました。
1種だけ選んでるんじゃないですよね。私、これ全部紹介するわけにはいかないと思うんで、
自分が好きなやつを、かの子の場合は1、2、3、4、5、五首かな、五種選んでて、その中の一首を私は今ご紹介してます。
次ですね、次は前登志夫さんですね。前登志夫さんの短歌を読んでいきますね。
いきます。
夕闇に紛れて村に近づけば盗賊のごとくわれ華やぐ
どうですか。盗賊のごとくはなやぐんですよね。これはいいですね。
なんで盗賊なんですかね。なんで盗賊なのかわかんないですけど、アイドルでもないですよね。
王様でもないし、殿様でもないし、ペンギンでもないですよね。やっぱり盗賊っていうのがピッタリくる感じがしますよね。
ジャストな感じがします。素晴らしいですね。そんな感じですね。
では次です。斎藤茂吉ですね。斎藤茂吉の5種の中からこれいきます。
ひたぶるに暗黒を飛ぶ蠅(はへ)ひとつ障子にあたる音(おと)ぞ聞こえる
ひたぶるに暗黒を飛ぶ蠅(はへ)ひとつ障子にあたる音(おと)ぞ聞こえる
暗黒を飛ぶ真っ暗な夜を飛んでいるってことですかね。障子にぶち当たる音が木地に聞こえたってことですね。
なんて言ったらいいのかな。不思議な歌ですよね。
穂村さんの評で、近代の巨星だ、大きな星だって書いてて、好きな歌人は啄木だったとか、与謝野晶子とかになるのかもしれないけど、
自分で短歌を作り始めた時に、だんだん茂吉の良さがわかってくるんだって穂村さんは言ってますね。
私はそこまで全然わかんないですけど、思ったよりも全然違う、思ってたのと思った茂吉と違う茂吉がいるなっていうのはなんとなくわかりますね。
タラチネの母じゃないんだなっていうのがわかります。
次は山崎方代さんですね。この人の五種の中から、私が一首だけ好きなやつを選びます。
手のひらに豆腐をのせていそいそといつもの角を曲がりて帰る
手のひらに豆腐をのせていそいそといつもの角を曲がりて帰る
手のひらにのせて帰るんですね。鍋とか持ってないですかね。
近いってことなんですかね。近いからもう豆腐は手のひらでいいんだっていうことですかね。
粋な感じがしますか。しませんよね。実際手綺麗なのかどうかなのかちょっとわかんないですね。
そんなことはどうでもいいんですけど、これは脱力感があって私好きですね。
そんな感じです。
次は山中知恵子さんですね。
どれだっけな。あ、これか。
じゃあいきます。
さくらばな陽に泡立つを目守(まも)りゐるこの暗き遊星に人と生まれて
地球人の視点から、地球人という自覚から桜を見守るというね。そういう感じの花見じゃないんですよね。
地球人として桜の花を見守ってるという、そういう意志っていうか義務っていうんですかね。
そういう意気込みっていうんですかね。でも岡本カノコのようなアグレッシブさはないですよね。
どっか冷めてるっていうか、もうここに生まれたんだからそうするしかないでしょっていうね。
なんかやけっぱちじゃないですけどね。運命ですね。運命として私は桜を見守るんだという、そんな覚悟を決めた人の歌なんじゃないかと思いました。
パーソナリティによる自作短歌とエンディング
最後にですね、私の短歌でですね、締めたいというかね、僭越ですがちょっと考えてみたんで、それで締めていきたいと思いますけど。
近代を代表する皆さんと私は対峙するというかね、そんな肩を並べるようなもんじゃないんで、やってみたいと思ったからやってみたっていう感じの素人なんですけど。
素人なんで縛りとしてSFっていうのをね、SF短歌っていうのでちょっと詠ませてもらいました。
三首ほど紹介していきます。まず一首目ですね。
その声は垂乳根(たらちね)のあの人の白昼の夢の如しホログラム
ではいきます。
ぬばたまのダークマターの中空に見えぬ涙の音ぞ悲しき
ではいきます。最後です。
いざ征かんハルシネーションのその先へ
生成AIの君は友達
という感じですね。
浅いですよね。やっぱりね。なんていうのかな。
これが限界ですね。私のね。
というわけで、じゃあ今後、今日もこれで締めたいと思います。
アップルのポッドキャストアプリやスポティファイ等で、この2つでサブスクライブしていただければ嬉しいです。
あとはですね。あ、そうだ。
XでハッシュタグでペンギンのPラジオとつぶやいてくれると、感想なり単価を読んだりしていただけると嬉しいです。
そうですね。あとは、あ、そうだな。
先週、先週というかこの前のね、アニメの小説をアニメ化するという回でですね。
最後ですよね。捨て嫁。
捨て嫁の時に娘を嫁がせてというところを嫁を嫁がせてというふうに間違えて言っていたので、本当にすいませんでしたね。
作者は木下さんね。木下昌輝先生ね。本当にすいませんでした。
聞いている方も混乱したと思いますけどね。嫁を嫁がせるんじゃなくて娘を嫁がせるんですよね。失礼しました。
というわけで、これで締めたいと思います。お相手はペンギンのP店長B店でした。ではまた。
ご視聴ありがとうございました。
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