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今晩は、今夜もまた、おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。 ベッドに入って、一番リラックスできる姿勢で聞いてね。
【桶狭間の戦い】第2話のお時間です。 前回は、2万5千の大軍を率いて大有里へと進行した今川義元に対し、わずか2千の兵を率いた織田信長が、激しい豪雨と雷鳴に乗じて桶狭間の山間へと極秘裏に進撃を開始したところまでお話ししましたね。
正午を過ぎた頃、大有里の空を激しい雷雨が叩きつけていました。 視界は真っ白に遮られ、大地を叩く雨音と雷鳴が周囲の音をすべて消し去っていきます。
この豪雨は、前線で勝利を重ねて桶狭間で羽を伸ばしていた今川軍にとって、完全に裏目へと作用することになりました。
馬をつなぎ、雨を避けようと大きな木の下や爆影の中に身を寄せ合っていた今川の兵たちは、まさかこの悪天候の中を織田軍が近づいているなどとは、夢にも思っていませんでした。
一方、雨の闇間を狙って潜んでいた信長は、風向きが変わり、雨がふっと弱まった瞬間を見逃しませんでした。
空にかかる薄雲の切れ間から、わずかな光が差し込んだその瞬間、信長は静かに、しかし力強く刀を抜き放ちました。
かかれ、地鳴りのような叫びとともに、信長率いる織田の精鋭二線が、桶狭間の山間に孤立していた今川義元の本陣へ向けて、一気に駆け降りていきました。
空を裂くような時の声が、雨上がりの山々に激しく響き渡ります。
油断しきっていた今川軍の本陣は、突如として襲いかかってきた漆黒の集団に、言葉もないほどの動揺と大混乱に陥りました。
杯を交わし、勝利の余韻に浸っていた今川の将兵たちは、甲冑を着る間もなく逃げ惑い、陣形は一瞬にして崩壊してしまったのです。
あちこちで悲鳴と怒号が飛び交い、今川本陣の幕営は一瞬にして地獄絵図へと変わり果てました。
予期せぬ奇襲に腰を抜かした今川の兵たちは、武器を取ることすらできず、自らの命を守るために蜘蛛の子を散らすように逃げ惑いました。
兵たちの混乱の渦の中、豪華な腰を捨て、わずかな側近たちに守られながら必死に脱出を図る男がいました。
東海一の弓取りと恐れられた大名、今川義元その人です。
義元を守る親衛隊は、押し寄せる織田軍の鋭い槍ぶす間を前に、必死の覚悟で刀を振るいました。
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義元を逃がす前と、織田軍の精鋭たちが怒涛のごとく群がり、両軍の血で染まった草むらで静寂な揉み合いが繰り広げられます。
その激闘の最中、織田方の武者、服部小平太が義元を見つけ出し、一番槍をつけようと踊り出ました。
しかし、義元もまた伊達に東海を制した大名ではありませんでした。
凄まじい執念で刀を抜き放ち、迫りくる小平太の膝を斬りつけて撃退します。
しかし、すぐさま後ろから飛びかかってきたのが織田家の獣神、毛利新助でした。
新助は組みついて義元を組み伏せようとしますが、義元は最後まで諦めず、
新助の指を噛みちぎるほどの執念で見苦しくなく抗いました。
激しい組み合いの末、新助の手によって義元は遂に討ち取られたのです。
主君である義元の死が伝わると、25000を誇った大軍の最後の一片までもが崩れ去り、
今川軍は完全に回想していきました。
あまりにも突如として訪れた決着に、周囲の山々はただ静まり返っていました。
今川義元の首級が上がったという知らせが戦場に届くと、
尾張の山々に織田軍の地響きのような勝ち時が響き渡りました。
25000という圧倒的な大軍を誇った今川家は、たった数時間の出来事によって、
その主君と多くの獣神を失い、回想していったのです。
奇跡ともいえる大勝利を収めた信長でしたが、義元の討ち取りを確認すると、
勝ち誇って深追いすることなく、すぐさま兵をまとめて静かに引き上げを開始しました。
深追いをすれば、まだ周囲に残っている今川の残党や別同体に反撃される危険があることを、
信長は冷静に見極めていたのです。
勝利の喚起に枠兵たちを率き、信長は夕暮れの迫る清洲城へと帰還しました。
城で帰りを待っていた家臣や領民たちは、まさか本当に今川義元を討ち取って帰ってくるとは信じられず、
ただ目を見張り、言葉を失って信長を迎え入れました。
この桶狭間の出来事は、単なる一戦の勝利にとどまりませんでした。
東海地方の絶対的な覇者であった今川家の没落は、周辺の戦国大名たちに凄まじい衝撃を与え、
時代の勢力図を根本から塗り替えることになったのです。
今川軍の先鋒として戦っていた三河の松平本康、後の徳川家康もまた、
この決戦を機に今川家から独立を果たし、信長と堅い同盟を結ぶ道を選択することになります。
終わりのうつけ者とあざけられていた一人の青年が、時代の表舞台へとさっそうと駆け上がった瞬間でした。
今夜のお話はこれでおしまいです。
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激しい嵐が去った後の静けさと新しい時代の幕開けを感じながら、
どうか今夜は心も体もゆっくりとお休みさせてあげてくださいね。
次は一体どのような激動のドラマがあなたを待っているのでしょうか。
それではおやすみなさい。