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第30回【激動の決戦】第10戦 鳥羽・伏見の戦い(1/3話)
2026-08-31 06:04

第30回【激動の決戦】第10戦 鳥羽・伏見の戦い(1/3話)

鳥羽伏見の戦いの第1話

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こんばんは。今夜もまた、おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。
ベッドに入って、一番リラックスできる姿勢で聞いてね。
【鳥羽・伏見の戦い】第1話のお時間です。
前回は、島原の乱において原城に立てこもった人々の精算な攻防と天草志郎の祈り、
そしてその影響によって幕府の近況と鎖国体制が完成へ向かったところまでお話ししましたね。
島原の乱から220年余りの時が流れた慶応4年。
長きにわたって大芸の世を維持してきた徳川幕府の権威は揺らぎ、
ペリーの雷光以来、激動の河中にあった日本は、
ついに2割する歴史の決定的な分岐点を迎えようとしていました。
15代将軍徳川義信による大政奉還によって、
250年以上続いた江戸幕府の政権は形式上朝廷へと変換されました。
しかし実質的な権力と広大な領地を手放そうとしない旧幕府勢力に対し、
岩倉智美や薩摩藩の西郷隆盛、長州藩の木戸孝良は強力な討伐の意志を崩していませんでした。
朝廷を動かした薩長側は王政復古の大号令を発し、
吉信に対して官職と領地の返上を迫る時間のうちを突きつけます。
この極めて不当ともいえる要求に対し、
大阪城に集結していた旧幕府側の将兵たちの怒りは頂点に達しました。
将軍吉信を支え、自らのプライドと誇りを懸けて戦ってきた藍津藩や桑名藩の武士たちは、
薩摩藩の格策を休断し、京へ進軍して正義を正すべく立ち上がることを求めたのです。
吉信もまた、おも苦しい緊迫感の中で将兵の熱情を抑え切れず、
朝廷へ訴状を届けるという名目の下、数千の兵を京の都に向けて進軍させることを決意しました。
慶応4年1月3日、どんよりとした冬空の下、大阪を出発した旧幕府軍1万5千の軍勢は、
京を目指して北上を開始しました。
先頭を行くのは、激動の京の治安を守り抜いてきた新戦組や、
最先端の様式装備を固めた歩兵隊、そして旧幕府への深い忠義に燃える藍津や桑名藩兵たちでした。
彼らの行く手には、京都への入り口となる二つの重要な街道、
戸場街道と伏見街道が横たわっていました。
戸場街道を進む陣営の前方に突如として立ちふさがったのは、
赤や青の洋装に身を包み、最新式の銃を構えた薩摩藩の兵たちでした。
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街道を固める薩摩軍の関所に対し、旧幕府軍の使者は通迎いを強く求めましたが、
薩摩側は堅くなにこれを拒絶します。
緊迫した押し問答が続き、冬の冷たい空気が張り詰める中、
夕刻の午後4時ごろ、戸場の地で一発の銃声が静寂を切り裂きました。
それを合図とするかのように、薩摩軍の大砲が一斉に火を吹き、
幕風と凄まじい肉薄の轟音が街道全体に響き渡ったのです。
時を同じくして数キロ離れた伏見の街でも、
伏見武業所に陣取る新戦組や藍津藩兵に対し、
恩護木浜に陣取った長州軍から猛烈な砲撃が開始されました。
幕末の命運、そして日本の未来の行き先を賭けた母親戦争の火蓋が、
ついに切って落とされたのです。
夕闇が迫る戸場と伏見の街道には、
幾重にも連なる大砲の轟音と激しい銃声が響き渡り、
瞬く間に白煙と黒煙が立ち込めました。
旧幕府軍の兵力は一万五千、対する薩長軍の兵力はわずか五千ほどであり、
数においては旧幕府軍が圧倒的に優位に立っていました。
しかし、伝統的な密集陣形を取って刀や槍、
旧式のゲベール銃を中心に前進しようとする旧幕府軍に対し、
薩長軍は最新式のアームストロング砲や連射性能に優れたスナイドル銃を重大無人に駆使したのです。
圧倒的な火力差の前に、街道の最前線に立ったアイズ半兵や新戦組の大使たちは、
激しいダウンにさらされて次々と倒れていきました。
伏見の街では大火災が発生し、
立ち昇る赤赤とした炎が冬の夜空を不気味に染め上げていきます。
新戦組の近藤勲は直前の襲撃による負傷で戦列を離れていましたが、
副長の肘方俊雄は弾丸が飛び交う最前線で激行し、
刀を抜いて前進を試みる大使たちを鼓舞し続けました。
しかし、近代兵器による圧倒的な面射撃の前には、
これまで数々の修羅場をくぐり抜けてきた剣豪たちの技も刃も届かず、
撤退を余儀なくされていくのです。
暗闇と炎の光が交錯する中、寒風吹き荒れる戸場伏見の地で、
激動の第一夜は生産な血の匂いと共に深まっていきました。
今夜のお話はこれでおしまいです。
冷たい冬の夜風と歴史の大きなうねりに思いを馳せながら、
どうか今夜は心も体もゆっくりとお休みさせてあげてくださいね。
次は一体どのような激動の瞬間があなたを待っているのでしょうか。
それではおやすみなさい。
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