あのさ。
だって私2人ともどちらともデートしてないのよ。
してない。
してないしてない。
先に先越されちゃったわよ。
あらら。
2人ともってトミーとマイクのこと?
トミーと私とトミー。
あ、マイクと私。
2人でね。
そういうそういう。
どっちもね、狙いの。
そうそうそうそう。
来たらさ、たまたまトミーがさ、
あの、なんかいい感じの子?
なんか、いて、
なんか、4人で飲んじゃった。
そうよ。
お互いなんか、いい感じの人連れてきたわね。
あーと、うん。
うん。
ノエちゃん連れてきたの?
そうそうそう。
あの、職場の後輩?
で、いい感じ、いい感じ?なのかな?
なんか、石橋孝明みたいな人だったわね。
そうそう。
なんかね、そう、あの、
タカさんが好きで、いつもね、
モノマネしてんの?
そうそう、なんか喋り方。
タカさんぽーいと思って。
そんな人なんだろう。
え、え、付き合ってるの?
付き合ってるってことじゃなくて?
えっとね、
ここもさ、ちょっとさ、マーシーに相談だったんだよね。
なになになになに?
なんかちょっと、大人の関係なの?
ここら辺の話。
お、ちょっと。
おっと?
でさ、やっぱりさ、
この年齢になるとさ、
なんかちょっとその辺難しいじゃん。
まあね。
でも、はっきりさせるのもさ、
なんかこう、この年齢でさ、
え、私、彼女なの?彼女じゃないの?
背触れなの?とかさ、
聞くのもめんどくさい女じゃん。
でも、このままの関係をずっと続けるの?
みたいなところもあって、
なんかどうしたらいいんだろう?みたいな。
そう、めんどくさい女になりたくないの?
で、彼は、あの、独身なの?
独身だよ。
で、あの、お子さんとかもいないの?
うん、フリーだよ。
お子さんはちゃんとフリーなんだ。
フリー、フリー、フリー。
まあ、でも。
あの、その子の、なんだろう、
いけない関係じゃないよ?
うん。
で、まだまだなんか遊びたい感じもね、
まあ、年下だからね。
あるかもしれないからね。
そうそうそう。
その辺はな、ちょっと。
そういう時ってさ、
どう、どうしたらいいんだろう?
なんだろうね。
うん。
そういう時はね、
聞くのもあれだし。
めんどくさい女になりたくないんだよね。
そう、そこがめんどくさいんだよね。
めんどくさいよね。
で、やったから付き合ってっていうのもおかしいし。
そうそうそう。
うん。
でも、ちゃんと好きなの。
うん。
あ、好きな気持ちあるんだ。
あ、そう、好きな気持ちあるし、伝えてるの。
うん。
好きだよっていうのも伝えてる。
向こうは?
うん、なんか言ってくれる。
好きって?
うん。
そうか。
そういう関係でも、なんか別に肩書きとかいらないって思ってるんだけど、
うん。
うん。
私なんだろうって思っちゃう時もあるわけ。
あー。
まあ、いいんじゃない?でも、楽しめばいいんじゃない?
楽しかったらいいか。
その、その関係を。
そうだよね。
なんか答えを出す必要も、だってお互いいい歳じゃない?
うん、そうなの。
で、別にその人にこだわる必要もないし、マイクは逆に。
うんうんうん。
なんか今、好き、ちゃんと好きで、お互い一緒にいる時楽しくて幸せで、
うん。
まあ、それなりに特別って私は思っているのね。
うん。
それでいいよね。
うん、だってまあ、そう思ってても、相手にはまた別の人もいるかもしれないしね。
ちょっと、そういうこと言わないでくれる?
そうそう、だから、そういう可能性も考えて、別のことも楽しむ余裕を持ってっていう。
でも、なんか依存とかしてなくて、
そうそう、ならいいんじゃない?
楽しいの、普通に。いろいろ楽しいの。
楽しい中で、その、あの子との時間も楽しんでるって感じ。
うん。
めっちゃいい関係。
うん、すっごく楽しい。
いいんじゃない?だって彼と結婚したわけじゃないでしょ?
まあ、そこまで考えてないというか、
うん。
うん、なんだろう。
うん。
じゃあ、楽しみなさいよ。
そうだね、楽しんじゃおう。
そうそうそう。
ね、こだわらずに、あの、執着を捨てて。
じゃあ、楽しんじゃう、私。
うん、いいと思うよ。
まあ、悩み聞いてもらっちゃった。ありがとう。
いいえ。
今すごく楽しい。
うん、ならいいと思う。
ありがとう。
そうそうそう。
めちゃくちゃいい。
悩み相談しちゃった。
みんな最近どうなの?
うん、どうなの?
たける?
俺?
うん。
俺はね、結構遊んでるから。
おお!合コン行ってる?
うん、合コンはあんま行ってないけど、
出会い系みたいなやつ。
アプリ?
出会い系?
いいじゃない。
何か遊んだりとかしてる。
ねえさあ、私さあ、もう昭和の世代なわけじゃん。
うん。
たけるより何個か上なんだけどさ、
そのさ、アプリで出会うってどうなの?
なんかもう全然太くて、そういうのが。
やったことない。
やったことないし、やりたいと思ってないんだけど、
普通に出会えるの?
全然普通に行けるよ。
若い子は結構やってる人多いもんね。
そうね、多いよね。
それが普通みたいなね。
じゃあ普通にかわいい子とか、
何だろう、タイプの人とかも出会えるの?
うーん、まあその、タイプというか、
なんつうんだろう、その、会うかもしれない人。
うんうん。
でも今さ、なんかアプリで加工できたりするじゃん、写真とかさ。
だからさ、その、実際会ってみたいなのとかさ、
え?誰?みたいなのとかいないの?
ああ、結構あるそれは。
ある。
でもさ、それはそれでいいじゃない。
いいんだ。
面白いよね。
ああ、そうなんだ。
なんかネタになるしさ、
いやいや、違いますけど、みたいな。
違いますけど本人ですよね、みたいな。
いいね、ネタにしてくれるんだ、いいね。
それはそれで面白いね、みたいな。
優しいね。
でしょ。
へえ。
アプリ、今の世代のあれだね、出会い方してるね。
そうそうそう。
単純に体験として楽しいから。
マスター、したことある?
ない。
ないの?やってみれば?
怖くない?怖くない?
怖い。
でも結構知り合いにはそれで付き合ってるとかいう人が結構いる。
結婚する子もいるしね。
いるいる。
最近マスどうなの?
最近?
うん。
最近は、この間ちょっと。
何?デートしたの?誰かと。
誰かとしたよ。
え?聞いてない。ちょっと待って、聞いてないわ、それ。
誰かともんじゃ焼き食べに行ったよ。
え、誰?
もんじゃ焼きデート?誰?
そんな初回からもんじゃ焼きなんて相当親密だったよね。
確かに。いきなりつつかないよね。
いきなりつつける距離感なの?
そうよ。
そうよ?
え?ちょっとね、誰なの?知らない。聞いてないわ。
え?
言っていいの?
知ってる人?
え?
誰?誰?
知ってる人だよ。
え?
マジ?
はい、私です。
え?
そうなのよ。
デートしたの?
この前の浅草に行ってきたの。
そう。
私もんじゃ焼き食べたことないって言ったら行こうって言ってくれて。
出身が京都の女だからさ。
京都の女?
もんじゃなんてそんなゲロみたいなもの食べたことないって言ったら
待て待てと。
待て待ておいしいぞって言って。
どうだった?おいしかった?
おいしかった。
うんうんうん。
おいしかったし楽しかったすごい。
なんかあれをぐちゃぐちゃしながら食べるの。
ぐちゃぐちゃ。
でもおいしそうな表現じゃないよね。
なんかさ、さっきから二人ともおいしそうな表現しないんだけど。
おいしかった。だんだん焦げてきて。
ちょっと深掘ってもいい?
もんじゃ食べただけ?他どこか行ったりしたの?
もんじゃ食べてから。
あとブラブラ歩いただけ。
ブラブラ歩いた。
結構とにかく歩いたね。
ブラブラ。
すごい。
私は普段ブラブラしてるもんついてるけど、
そういうんじゃなくて。
わざわざ言わんでいいのに。
ブラブラって言うからさ。
どうしても差し込みたくなるね。
ついてるけど、普通にお散歩のブラブラよ。
ブラブラして終わりなの?
終わりよ、そりゃ。
ほんとはね、スカイツリーに登りたかったの、私。
浅草まで行ったらね。
だけどマーシーが高いとこダメだって言うから登れなかったの。
かわいい。
私ね、ほんと高いとこだけダメで。
そうなの?怖いの?
下見るのとか無理なのよ。
飛行機とかだったら割り切るんだけど、
あのクラスの高いものってちょっと怖くない?
大丈夫、私は。
あれが折れたらどうしようとか考えたりしない?
それだったら飛行機もそうじゃん。
飛行機は割り切るのよ。
そうなの?変わってるね。
スカイツリー折れんやろ。
わかんないじゃない、スカイツリーだって。
あんなまっすぐなもんよ。
おもしろい。
もう登りたかったのに。
そう、下から地面に二人で寝転がってスカイツリーを見上げる。
素敵なデートじゃん、それ。
みんな周り人がいる中でね。
寝転んで。
石畳に寝転んで。
これがスカイツリーだよ。
芝生とかじゃないんだ。
石畳。
空町の石畳ね。
私、そういうのやだ。
嘘でしょ。
絶対やだ。
楽しいわ。あなたね、そういうのやらず嫌いなだけよ。
芝生ならまだしもう。
石畳で転んなんて絶対やだ。
そうなの?厳しいわね。
厳しくないでしょ。みんな嫌でしょ、そんなの。
よく寝転んだよね、ます。
やってみると楽しい。めちゃくちゃ喜んでたもん、ますが。
ちょっとヒヤッとしたね。
よくさ、雪の上でさ、親切にバタンと寝てさ、
手足で円を描くようにバタバタしたりするじゃない。
あれをね、石畳でますがやってた。
やってたんだ。
子供のようだ。
すごい楽しかった、それ見てて。
楽しかった。
それいつ行ったの?合コンさ、8月ぐらいだったじゃん。
年末ぐらいね、割と。
先々月ぐらい。
そうなんだ。
ふとね、連絡取り合ってね。
ます、待ってても全然LINEくれないからね、私からLINEした。
そうなんだ。
連絡くれて。
あんまり連絡しない人なの、ます。
私はどうかね、そんな豆じゃないタイプかもしれないから。
そうそうそうそう。
お店のお客さんには豆だけどね。
たける豆層。
もうバンバンしちゃう。
すぐや。
そんな感じっぽい。
じゃなきゃフリーを貫き通せないよ。
そうだよね。
豆な人じゃない。
フリーやめたいんだけどさ。
やめたい欲求があるんだ。
やめたいんだ、そうかそうか。
いやでもね、理想がね、どこに落ち着くかっていうね。
理想は?どんな人がいいの?
理想はね、どうだろうな、スカイツリーよりは高いかな。
あーすごい。
かなり高いね。
高すぎだろ。
ちょっとフリーは卒業できないわ。
そっか。追い求めちゃうんで。
そっか。
今特定の人いないの?
いない。
いない。そうなんだ。
不特定の人しかいない。
不特定の人はいるんだ。
そうそうそう、そういう感じ。
あーそっか。
昔からだけどね。
まあまあまあ、でもさ、バレンタイン近いからさ、なんかあるんじゃない?
その中の一人でもさ。
そうよね。
ね。
そう、私さ、大学の時にさ、
ドケロにバレンタインあげたことあるんだよね。覚えてる?
え?
めっちゃ覚えてるわ。
本命それは?ギリ?
えっとね、あ、でもね、可愛いなと思ってたの。
後輩だから。
あーそういうね。
そうそうそう。
本命だったかどうか覚えてないけど、
何個かあげたうちの一人だったけど、可愛いなと思ってた。
お返しなかったけどね。
恥ずかしかった。
ダメじゃない。
だからなんかもう、恋愛対象じゃないんだろうなーってそこで判断して。
ミスったー。
ちょっかいかけなかった。
付き合ってたかもしんないのに。
ミスった。でもね、大学の時の憧れの先輩だったから。
よく言うよ、ほんとに。
もうね、もらった時に舞い上がっちゃったんだけど。
一緒ね。
まいちゃんだけね。
一緒ね。
そうな、懐かしいな。
ね。
バレンタインね。
バレンタインの思い出なんてある?