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本日は亀山のお多福ラジオ亀山です。このラジオでは、ゲストの話したいことを中心に、私が感じたこと、思ったことを織り混ぜながら、時に真面目に、時に緩く亀山とゲストがおしゃべりを楽しむトークが番組です。
第10回お多福ラジオ、ゲストは、本田製文堂天ヶ崎の観並信司さんです。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
では、まず簡単に自己紹介をお願いします。
はい、私、観並信司と申します。地域では走り続ける文具屋ということで活動しております。文具業界歴、46年あります。
それで現在、本田製文堂天ヶ崎の方で勤務しておりまして、ここで今6年になりますけれども、日々いろいろ文房具の楽しさを紹介したり、その魅力を皆さんに伝えるような活動をしております。
はい、ありがとうございます。今回のトークテーマはもちろん。
文房具です。
はい、文房具です。本当に楽しみ。
はい、よろしくお願いします。
目の前にたくさん文房具が並んでいるのですが、では早速、順番におすすめポイントや面白ポイント、観並さんが選んだ理由など、じゃんじゃか紹介していってもらいましょう。
右足の方からいきますけれども、タグのメモ帳なんですけれども、これは手に持ちやすい、ちょっと真ん中くぼんだような形になっていますが、登山用とかそういうところにも使えるということなんですけれども、紙はクリーニングにつけているタグですね。
そのタグの紙を使った、耐洗紙という紙なんですけれども、いわゆる洗っても大丈夫な紙なんです。
洗濯機を何回回しても、ぐるぐる回しても紙は破けないし、中の汚いも見えるということで、災害なんかでね、東日本大震災なんかでも、それで思いついたらしいんですけれども。
最近の商品ですか?
そうなんですね。雨ふさぎで作られている商品なんですけれども、どんな場面でも活躍しますし、ちょっと海行くとかね、山行くとか、そんな時でも、雨が降ってきても大丈夫です。そういう商品でございます。
なんか見た目も、色もすごいおしゃれな感じで、デザインもかわいいし、穴が開いているのもいいですね。
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ひもをつけてもらってもいいですし、面白いですよね。
また後でムービーでも撮って、インスタグラムでも紹介するので、よろしくお願いします。
2点目は、何の変哲もない消しゴムなんですけれども、消しゴムというのはどっちかというと、筆球は文房具のメインで、その脇役なんですけれども、でありながら非常に活躍している消しゴムです。
一般的にこの青い水色ですね、シードのレーダーというのが関西では圧倒的に多いです。関東に行くと青白黒のモノ消しゴム、これが一番関東では多いかなと思っています。
どっちも使ったことあります?
はい、どちらもプラスチック消しゴムで、ものすごくよく消えるんですけれども、それ以外にちょっと変わったキープ、黒のパッケージに白でキープと書いてあります。
あまり見られたことがないと思うんですけれども、関東圏、茨城県とか静岡県、それから北海道でもあるらしいんですけれども、その辺では圧倒的に人気がある。
そうなんですね。
静岡に行くと消しゴムはこれしか売っていない。
そうなんや。
たぶんそちらの出身の方だと知っていると言われる方はたくさんおられると思うんですけれども、これは関西にはほとんど置いていない。全くないとは言えないんですけれども、ほとんど置いていないんですけれども、ホンダセブンの雨小崎にはちゃんと並んでます。
ぜひ一度見に来てください。
何か違うんですかね、ポイントは。
そうですね、同じようなプラスチック消しゴムですけれども、製形とかデザインされる方が使いやすいような、ちょっと硬めなんですけれども、ポキッと割と折れたりしないんですね。
どっちかで言うと、こっちの方が柔らかいんです。ちょっと硬めがあるんですけれども、そういうのがデザイナーさんなんかが割と好まれるという。
消えるのはほぼ同じくらいの消失率だと思っています。
消しやすそう。
はい。
これは?
これはね、先ほどのシールのレーダーというものと一緒なんですけれども、これスリープと言って普通紙で巻いてるんですけれども、
消しゴムの周りね。
そうですね、木なんですね。それが神宮宮墨と言って、呪礼300年以上の御神木を使用されている。
伊勢神宮の御神木を使っているということですね。
へー。
もちろん実際の木を使ってますので、一個一個全部違うんです。切り取るところも違うし、色も違うし、
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ということで、非常に値打ちのあるね。消しゴムと言いながら中は一緒なんですけれども、
めっちゃかっこいい。
かっこいい。ぜひね、家に飾っておいてもいいかなと。
でも飾りたくなるくらいスタイリッシュで。
そうです。なかなか使いにくいかな。
木やからね。
かもしれない。
へー、でもおしゃれ。
はい、そういうことです。
ありがとうございます。
3点目がカサミなんですけれども、これ何かの形に似てますね。
これはカスタネット?
そうですね。カスタネットに似てるから、カスタというハサミです。
へー。
長谷川刃物という、岐阜県の関市の刃物の町で作られているんですけれども、
これは刃のところにプラスチックのケースがあるんです。
普通はこれは外すんですけれども、このハサミはこれをつけたままでも切れます。
へー、安全。
音を聞いてもらった方があるんですけれども、一回押すごとにカスタネットになります。
ほんまや。
例えば、握力の弱い方でやるとか、子供さんやお年寄りなんかでも、下に置いてそのまま押していっても切れるようなことですね。
この音が楽しいですね、なんとなくね。
こういう形もぜひ動画で見てもらったらわかると思います。
下にカスタネットの形ですね。
ちょっと使ってもいいですか?
切れ味とか、全然ハサミと違う形やけど。
ハサミのようで、ハサミではないんですよ。
普通にハサミ、めっちゃ切れますね。
これやったら本当に、握力がない人も、ちょっと弱い方でも使えるし、子供も簡単に。
すごい。また動画でこちらも紹介しますね。
よろしくお願いします。
次が、これはね、もう実際販売されてないんですけど、テープでグーッと。
三鷹製工というところが作ってたテープカッター。
普通のテープがあります。セロテープですね。
それがそのままガバッと張りますんでね。
簡単に入れ替えもできますし、
普通のテープカッターは、ギューッと引っ張ってパチンと切って、
適当な大きさでここはやっと切ってもらって、
それを封筒なんかにガバッと張るんですけど、
どうしても長すぎたり、短すぎたり、もうちょっとサランと思ってまた三線状に切ってとかあるんですけど、
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これは逆転の発想で、張ってから切るんですよ。
これで抑えて、絡まってしまってね。
張ってから切るんだったら、余分なテープが出ないってこと?
これで張って、上あげてもたらパチンと切れる。
気持ちいい。
無駄がないんですよね。
十線状のテープをギューッと持っていって、パチンと切れるというものです。
これは今は売ってないんですよね。
無いんですよね。
実際これが1個ぐらいしかないという。
あんまり紹介しても仕方がないんですけど、
こういう商品が昔あったということを覚えています。
知らんものばっかり出てくる。すごいですね。
はい、いいえ。
次はこれでしたかね。
次はこっちかな。
これはシャチハタ。ご存知ですか?
うん、ハンコ。
一般的にシャチハタというのは社名なんですけど、
これがシャチハタと思われている方が多いんですけど、
シャチハタが一番最初に作ったのがスタンプ材なんです。
万年スタンプ材という。
もともとは薬どんやをされとったらしいんですけど、
シャチハタさんがね。
そこで薬の品番とかを押すのに、
1回1回布製のものにインクを塗って、
そこにゴムインのハンコをパッパッとインクをつけて押すと。
それをまた押すと。
ちょっとしたらもう乾いてしまうんですね。
乾いたらまたインクを塗らなきゃ。
何回もそれを繰り返した。
あんまりにも面倒なんで、
何かないやろうかって言って、
自分どこで考え出したのか、この商品。
これを実際に販売の会社に買えたという。
ちょっと面白い話なんですけど。
じゃあ薬のどんやはやめたんですか?
やめたんです。
やめてこういうスタンプ材作りに励んだ。
これが復刻版なんですけど。
めっちゃかわいいですね。
125年、大正14年に作られたものなんですけど。
現在のものはご存知のような感じの中。
中はほとんど一緒ですけどね。
こっちでも欲しいのある。かわいい。
欲しい子はあるんですけど。
これもう売ってはないですけど。
そうなんですか?
復刻版ですんでね。
今日買って帰ろうと思ってた。
そうなんやショック。
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あれば売れるかもしれないですけど。
そうなんや。
これを作ってガーッと売り上げ上がっていったんですけど。
なんとシャチハザさんというのは面白いんでね。
これを作りながら、Xスタンパーというスタンプのいらないスタンプを作ったんですよ。
いわゆるそれが進化していったのがこういうネームですね。
シャチハザネームなんです。
これも最初はミトメインで主肉につけてポンポンポンポンと押すのも面倒やからということで。
もう1回1回インクをつけなくてもいいものを作りたいということでこういうことができたということなんですけれども。
もともとはスタンプ材を作っていた会社なんです。
スタンプ材とか主肉を作っていた会社がスタンプ材も主肉もいらないものをあえて作ろうとしたんです。
それが逆に大ヒットして、どっちもが生きているというのがすごいんですよね。
もちろんこんなスタンプ材が今でもかなり売れています。
その反面スタンプのいらないXスタンパーというものも売れ続けている。
もちろんこのシャチャタネームというものもものすごく売れているわけなんですけれども。
そういうところのこの会社はすごいなと思いますので。
ちょっとあの別に珍しくも何でもないんですけれども。
いやーめっちゃレアな話を聞いて、すごいこれ欲しかったなぁ。
今ないのだけが残念。
欲しいめっちゃ可愛い。
また動画でも写真でも紹介しますね。
よろしくお願いします。
最後になりましたけれども、私は鉛筆と消しゴムが大好きなんです。
鉛筆はイラストを描いたりしますので、鉛筆自体はハーバーカステルの9000番というのが大好きなんです。
いろいろHBから6Bくらいまでを使い分けて濃淡をつけていったりするんですけれども。
それに使うのが消しゴムということです。
これはワンセットになるんですけれども。
消しゴムはどっちかというとマイナーなイメージがあるんですけれども、
消すだけじゃなくて鉛筆で描いたものに光を当てるのが消しゴムで消すんです。
そうしたら光が当たっているように見えるんです。
だから消しゴムは決して消すものではあるんですけれども、光を与えるものだと自分はそういうふうに思っています。
その鉛筆ですけれども、鉛筆を削る、鉛筆削り、これは昭和35年に出たんです。
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なぜかというと、社会党の浅沼委員長というのが演説中に後ろから少年にナイフで刺されていました。
それで昔は学校でひごの髪とか学校でケス取ったんです。
それを鉛筆を持ち込み禁止となって持っていけなくなったんです。
どうやって消すんだいというトークにいろいろなメーカーが考えてこういうものを考えた。
それが鉛筆削りです。
グルグルグルと反動で回すやつです。
音もグルグルグル。
これは昔のポーカーの音です。
これも反動です。
それで形がとんがると絡まりするという形です。
これを小学生の見たときに木を突っ込んで真っ四角になった木を突っ込んでゴロゴロ回していくと
なんでとんがって木先がとんがった状態に出てくるのか。
これが非常に不思議だったんですね。
なんでこのようになるのかなと思って。
それをいろいろ分解して割らして
刃がどういうふうに動いているのかということを一生懸命研究したことがあったんです。
そんなんなっているんや。初めて見た。
構造の話をしたら1時間ぐらいかかるんですが、ちょっとそれは省きます。
そういうもので鉛筆削りというのは大事なものだと思っております。
いけます?
いけます。
そういうものなんですけれども、最近出たメーカーは違うんですけれども、
こちらの透明性の透けるタイプですね。
透けてる。構造が見える。
これも同じように引っ込んでもらいますね。
回していきますよ。
よく見えますね。
面白い。
よく見とってください。
だんだん先が尖っていく。
出てきた。
で、尖り終わると逆に戻ってくるので、
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名付けた名前が尖りターンなんです。
尖ったら戻る。
面白い。
綺麗に削れてますけどね。
小学生の時に割とこんなに男の子が興味あるんですが、
ゼヒコというのを削って中がどういう風に歯車が動いて、
歯がどういう風にして鉛筆の木を削っていくのか。
これで眺めてもらうだけでもいいかな。
これの中に同じ構造?
同じ構造的な一緒です。
こんなになってるんや。
めっちゃ歯車いっぱいあるんですね。
そこに歯がつけてあって、
鉛筆というのは鉛筆を固定して、
鉛筆の周りを歯が回って削られていく。
普通は小さい鉛筆でやったら、
鉛筆をガリガリと回しますけど、
これは鉛筆を固定したのを歯が回って削っていくという構造になってます。
非常に面白い精密機械なんですね。文房具というよりも。
これもぜひブブブ当日持ってきてください。
わかりました。
みんな見たいと思うし。
見たことないんちゃうかな。
戻ってきたぞね。
確かに。
すごい。
全部欲しくなるんですけど、
めっちゃ面白い。ありがとうございます。
まだまだもっともっと聞きたいところなんですけれども、
今回のご紹介は一旦以上でということで、
では最後に神波さんから各種SNSのご紹介や、
今後の告知などリスナーの皆さんにお知らせしたいことがあれば、
ぜひよろしくお願いします。
ホンダセブンの天崎のお店の場所ですけれども、
阪神天崎駅の南一巻に降りていただいたら、
線路沿いに三宮の方へ歩いていただくと、
信号がありますんでね。
そこのちょっと南に行くとローソンがあります。
そのローソンの南ドラにですね、
駅から実際2分3分くらいで到着しますんでね。
ぜひよろしければお越しいただければというふうに思っています。
それからSNS関係ですけれども、
これはインスタグラム、あるいはツイッターですね。
その辺でホンダセブンの天崎で検索していただければ見れますし、
私は神波新地で検索していただいても色々載っておりますんで、
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そちらの方でご確認いただければなというふうに思っております。
それと大事な部分があるんですけど、
それの出展とトークショーというのをさせていただきます。
出展はホンダセブンの天崎の方で行いますけれども、
日にちは3月の2日、今週の土曜日ですかね。
天崎キューズモール3階、レンガの広場。
ちょうど無印良品の前になりますけれども、
イベントは11時から16時に行われます。
そして文房具のトークショーですけれども、
これは13時から14時までこの場所で行いますので、
ぜひ皆さんお仲間さんをいっぱい連れて来ていただければありがたいと思っております。
ぜひぜひです。
本当に面白い文房具もたくさん持ってきてくださるので、
私がすごいテンション上がっているのが伝わると思うんですけど、
本当に見て欲しいし聞いて欲しいし、
ぜひぜひ皆さんの遊びに来てくださいね。
はい、今日は本当に面白いお話をたくさん聞かせてくださってありがとうございました。
はい、どうもありがとうございました。
本田製文堂天崎や神奈美さんのホームページ、
インスタアカウントなどは概要欄にもまとめておきますので、
ぜひチェックしてください。
ホームページにあるブログにも文房具の紹介がたくさんされていて、
すごく読み応えあるので、ぜひ読んでみてください。
そして3月2日の土曜日、ブブブバザールでは、
私亀山もスタッフとして、
天ヶ崎キューズモール3階のレンガの広場にいます。
私は名刺フリーペーパーを作ろうというワークショップのところにいますので、
ぜひ遊びにいらしてくださいね。
簡単に言えばA4用紙を使って、
自由に自己紹介のフリーペーパーを作ろうというワークショップなんですけど、
無料ですし、文字が書けなくても絵でも表現できるので、
ぜひ小さいお子さんにも参加していただきたいと思っています。
名刺フリーペーパー作りのコーナーには、
本田製文道さんで販売されている一押し文房具もたくさんご用意しておりますので、
ぜひ実際に手に取って書き心地などを体感してください。
他にも一箱フル本市といって、今回は6組の本屋さんが並びます。
毎回このフル本市が大人気で、他にも紙芝居の時間があったり、
神奈美さんの文房具のトークショーや、
さらにヴィレッジヴァンガードと熊沢書店の本屋さんのトークショーもございます。
ワークショップも他に、デタラメパスポートを作ろうという面白いワークショップがあります。
スパンになったつもりでパスポート作りをしようというすごいアイデアなんですけど、
サジサジサジサジさんというペーパーユニットの方がされるんですけど、
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すごく面白いチームなのでぜひ遊びに来てください。
他にもシェフホンケーキ屋さんの出展もあったり、
ぜひ来てください。
ずっとずっと折れるイベントになってますので、
ぜひ3月2日は天ヶ崎キューズモール3階レンガの広場でお待ちしております。
そして神山はポッドキャスト以外にもノートでも
神山さんが思うことというエッセイを書いております。
インスタグラムもしています。
ぜひおたふく企画で検索して、各種SNSのフォローをお待ちしております。
またおたふくラジオでは今後もゲストを大募集していますので、
何か話してみたいことがある方、ぜひお気軽にご連絡お待ちしております。
それではまたおたふくラジオでお会いしましょう。
神山さん今日はお忙しい中時間を作ってくださり、本当にありがとうございました。
ではではさよなら。
ブーブーバザール来てね。