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【ラヴ上等・今日好き】恋愛リアリティショーはなぜ”推し活コンテンツ”になったのか?——Z世代が夢中になる”恋愛推し”の正体【推し活未来研究所】
2026-04-13 25:06

【ラヴ上等・今日好き】恋愛リアリティショーはなぜ”推し活コンテンツ”になったのか?——Z世代が夢中になる”恋愛推し”の正体【推し活未来研究所】

『推し活未来研究所』🎧 毎週月曜あさ7時配信!ビジネスとカルチャーをつなぐ「推し活」の世界を、ほっこりトークでお届けする番組へようこそ!Z世代の推し消費トレンド、社員のエンゲージメントを高める「社内推し活」の可能性、ファンに熱烈に”推される”ブランドやサービスの作り方など、身近でちょっと気になる推し活関連のトピックをピックアップ。難しい専門用語は使わず、「ゆるっと深掘り」していきます。聴いていると元気が出て、明日からのちょっとした活力になるような番組を目指しています☀️▼ パーソナリティ矢澤 綾乃株式会社KAZAORI (https://kazaori.co.jp/) 代表取締役ファンやコミュニティの「好き」や「熱量」を起点に、企業のマーケティング支援、ブランドプロデュース、新規事業開発などを手掛ける。推し活の記念日やイベント等を華やかに彩るバルーン事業なども展開し、「好き」を形にするための多様なサポートを提供している。現役ベーシスト様々なアーティストのライブサポートやレコーディングに参加するミュージシャンとして、現在も活動中。推す側・推される側の視点を持つ「現場あがり」の実践者アーティスト/クリエイター側と、それを応援するファン側の両方のリアルな視点と経験を持つユニークな存在。この経験を活かし、“推し活×ビジネス”の新しい可能性を日々探求し、そのインサイトを番組で分かりやすく発信しています。▼ 応援&メッセージはこちら📣あなたの推し活体験やアイデアが、番組をもっと豊かにします!ぜひお気軽にご参加ください。SNSで参加: 番組へのご感想、あなたの「推し」紹介、熱い推し活エピソード、ビジネス活用アイデアなどを、ハッシュタグ #推し活未来研究所 をつけてぜひ投稿してください!Podcastを応援: SpotifyやApple Podcastで番組をフォローし、レビューや星評価(☆☆☆☆☆)をいただけると、制作の大きな励みになります!専用フォーム: 長文のメッセージや、SNSを使わない方はこちらからどうぞ。 https://forms.gle/zSD7LYrAscxYCoh79▼ 視聴・聴取はこちらから▶️ライフスタイルに合わせて、お好きなプラットフォームでお楽しみください!YouTube: 最新エピソードの視聴やアーカイブはこちら!チャンネル登録もお願いします🔔 https://www.youtube.com/ @oshikatsu_laboSpotify: 通勤・通学中やお休み前など、耳で楽しむならこちら! https://x.gd/9kSbnApple Podcasts: iPhoneユーザーの方はこちらも便利です! https://x.gd/lxYcKそれでは、また月曜あさ7時にお耳にかかりましょう!

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サマリー

本放送では、恋愛リアリティショーがZ世代の「推し活コンテンツ」として人気を集める理由を深掘りします。恋愛離れが叫ばれる一方で、出演者を応援する「推し」文化が形成され、SNSでの共有やリアルイベントへの参加といったファン活動が活発化しています。これは、自分自身が恋愛するリスクを避けつつ、他者の恋愛を安全に応援したいというZ世代の価値観の変化と、出演者のアイドル化、そしてSNSのインフラ化が組み合わさった結果です。ビジネス面でも、サブスクリプションモデルや新たな広告手法が導入され、恋愛リアリティショーは成長市場として注目されています。

はじめに:恋愛リアリティショーの現状と番組のテーマ
こんにちは、株式会社KAZAORIの矢沢彩乃です。推し活未来研究所へようこそ。
この番組では、ますます盛り上がりを見せる推し活をビジネスの視点から、そして時には私自身の経験も交えながら、楽しくそして深く紐解いていきます。
さて、今日のテーマはこちら。【恋愛リアリティショーはなぜ推し活コンテンツになったのか】です。
最近の恋愛リアリティショー、通称レンリアの盛り上がりはすごいですよね。
今私が一番気になっているのは、アベマTVで配信がスタートしたばかりの恋愛病院です。
まさか絶対恋愛リアリティショーに出るなんて誰も思ってなかったであろう、元秋田方市長の石丸慎二さんが出演していて、めちゃくちゃ話題になってますよね。
まだ私も見れてないんですが、すごく早く見たいなと思ってます。
最近のレンリアで話題になっていたのは、ネットフリックスで配信されているラブ上等。
これが配信スタート直後に日本ランキング2週連続1位、しかもグローバルトップ10の非英語部門で8位にランクインしました。
アベマの今日好きになりましたは、なんと2017年からスタートし、77シーズンを超えて女子中高生の2人に1人が主張しているという驚異的なデータが出ている。
でもここで不思議なことに気づくんです。
今Z世代の若者たちは、恋愛離れが叫ばれている世代ですよね。
恋愛が人生に必要不可欠だと答えた若者は、たった12.8%しかいないそうです。
それなのに、恋愛リアリティ賞にはものすごく夢中になっている。
なぜ恋愛しない世代が他人の恋愛を推すのか、今日はここを徹底的に掘り下げていきます。
自己紹介と番組の趣旨
本題に入る前に、今回初めて聞いてくださる方もいらっしゃると思うので、少しだけ自己紹介させてください。
私は普段、推し活をテーマにしたビジネスをしていまして、
例えばファンの皆さんがイベントを一緒に盛り上げられる福ートというサービスなどを提供しています。
それと同時に、ベーシストとしてアーティストさんのバックバンドでベースを弾かせてもらっていて、いわば推される側の空気感も肌で感じているんですね。
この番組は、そんな推す側と推される側、両方の視点を持つ私だからこそ見えてくる
推し活の面白さや可能性を、皆さんと一緒に探っていきたいなと思って始めました。
YouTubeのチャンネル登録、そしてポッドキャストのフォローも是非よろしくお願いします。
日本の恋愛リアリティショーの歴史
さて、まずそもそも恋愛リアリティショーって、いつから日本にあるんでしょうか?
ここで少し歴史を振り返らせてください。
日本の恋愛リアリティショーの原点ともいえるのが、1999年にフジテレビで始まったアイノリです。
男女7人がラブワゴンに乗って世界を旅するというコンセプトで、深夜枠にも関わらず平均視聴率が15.3%、最高視聴率は20.4%を記録。
月曜日の深夜にこの数字ですよ。
当時、いかに人々が他人の恋愛に興味を持っていたかがわかりますね。
そこから時代が進んで、2012年にテラスハウスがフジテレビでスタートします。
男女6人がシェアハウスで共同生活する。
アイノリとの大きな違いは、台本がないことを前面に打ち出したこと。
そして、ネットフリックスでの配信をきっかけに、テラスハウスは北米を含む20カ国以上でカルト的な人気を獲得しました。
日本の恋愛リアリティが初めてグローバルコンテンツになった瞬間です。
しかし、2020年5月、テラスハウスは悲劇的な結末を迎えます。
出演者のプロレスラー、千村花さんがSNSでの誹謗中傷を受けて、22歳で亡くなった。
この事件は日本中に衝撃を与え、テラスハウスは打ち切り、侮辱罪の法提携引上げや、改正プロバイダ責任制限法の成立など、法改正にまで波及する社会問題となりました。
恋愛リアリティショーの歴史に深い傷が刻まれた出来事です。
でも、ここからが今日の本題です。
配信プラットフォームと恋愛リアリティショーの隆盛
テラスハウスが終わった後、恋愛リアリティショーは消えるどころか、むしろ爆発的に増えた。
しかも、その中心はテレビではなく、アベマという配信プラットフォームだったんです。
アベマが恋愛リアリティショーにどれだけ力を入れているか、その数字を聞いたら驚くと思います。
開局以来、アベマが制作・配信した恋愛リアリティショーは累計100本以上。
しかも、この戦略が見事に身を包んで、2025年度、開局から10年目にして、アベマのメディア事業は初の黒字化を達成しています。
恋愛リアリティショーは、アベマにとっておまけではなく、ビジネスの根幹そのものなんですよね。
実は、私も昔、とあるアベマの恋愛リアリティショーの主題歌で、ベースを弾いたり、BGMの制作をしたりしていました。
そんなことを、今ふと思い出しました。
さて、アベマの中でも圧倒的な存在感を放っているのが、キョウスキになりました。
通称、キョウスキです。
2017年の開始から、2026年現在までに77シーズン以上。
現役高校生が2泊3日の旅の中で恋をするというシンプルなフォーマットですが、このシンプルさがすごい。
2025年上半期のアベマランキングでは、なんと総合1位と2位をキョウスキが独占。
3位がMLB、4位が薬屋の独り言ですから、野球やアニメを抑えて恋愛リアリティショーがトップになっている。
キョウスキ卒業編2025inソウルの最終回は、アベマの全オリジナル恋愛リアリティショーにおける週間視聴者数の過去最高を更新しました。
さらに夏休み編2025では、恋愛リアリティに限らず、アベマの全オリジナル番組における週間視聴者数の最高記録すら更新しました。
つまりアベマの歴史上、最も多くの人が同時に見た番組がキョウスキなんです。
しかもアベマの公式発表によると、キョウスキは女子中高生の2人に1人以上が視聴しているとのこと。
総務省統計局の13歳から18歳の女性人口から算出した数字だそうです。
もはや知っているレベルではなく、見るのが当たり前の文化になっている。
他にもアベマは、狼くんには騙されないシリーズが13シリーズ以上、恋する週末ホームステイが22シーズン到達と恋愛リアリティのラインナップをどんどん広げています。
一方、ネットフリックスも黙ってはいません。
Netflixの挑戦:ラブ上等の成功
2025年12月に配信されたラブ上等は、それまでの恋愛リアリティの常識を打ち破りました。
ラブ上等、英語タイトルがバットリー・イン・ラブって言うんですけど、これがまたすごい不審なんですよ。
企画・プロデュースがめぐみさんで、MCにAK69さんとながのさん。
主題歌はなんとグローブのラブアゲインで、グローブ30周年記念っていう、もうこの時点ですごい気合が入っているなと。
そしてこのコンセプトがまたぶっ飛んでいて、山奥にあるラブ上等学園にヤンキーの男女11人が集まって、14日間の共同生活をするんです。
出演者が元暴走族の総長だったり、武道派ギャルだったり、最終学歴が少年院っていう方までいて、
社会のはみ出し者と呼ばれてきた人たちのむき出しの感情と純愛を描いているんですよね。
めぐみさんはこう語っています。
恋愛離れの時代に届けるヤンキーの本気と覚悟。地上派では絶対にできない企画を、ネットフリックスだからこそ実現できた。
その結果はどうだったかっていうと、日本のネットフリックス週刊トップ10で2週連続1位。
しかもグローバル週刊トップ10の非英語シリーズ部門で8位にまで入ったんです。
日本初の恋愛リアリティが世界のトップ10ですよ。これ本当にすごいことだと思います。
私も話題になっていたのですぐ見てみたんですが、もう本当に面白くて。
そんなことでキレるの?みたいなヤンキーたちの学園ドラマを見ている気持ちになりました。
今までの恋愛リアリティって、おしゃれな空間で穏やかにすれ違うみたいなのが主流だったじゃないですか。
でもラブジョーとは全然違うんですよ。
喧嘩して、泣いて、感情を全部さらけ出す。このギャップが視聴者の心を掴んだんじゃないかなと思います。
特にZ世代って、作り込まれた完璧さよりも本音とかリアルに惹かれる傾向がある。
ラブジョーとはまさにそこをついたんだなと思います。
ちなみに海外に目を向けると、韓国のシングルズインフェルノがネットフリックスでなんとシーズン5まで到達していて、これは韓国リアリティとしては初の異業なんです。
ラブキャッチャーの日本版もアベまで展開されていますし、韓国フォーマットの恋愛リアリティが日本市場にどんどん入ってきている。
Amazonプライムビデオでは、バテラージャパンがシーズン6、ラブトランジットがシーズン3と、もうプラットフォームごとに激しい覇権争いが繰り広げられていますね。
さて、ここからが今日の本題です。
恋愛リアリティショーが出演者アイドル化と推し活コンテンツになった理由
恋愛リアリティショーが単なるテレビ番組ではなく、なぜ推しコンテンツになったのか。答えは明確です。出演者がアイドル化しているからです。
具体的なデータを見てもらうと、もっとわかりやすいと思います。
例えば、京スキ出身の長浜ひろなさんは、番組に出演した後、SNSの総フォロワーが約158万人にまで達したんです。
しかも、JCJKスラングアワード2025の一部門で1位、Z世代トレンドアワード2025年の一部門でもグランプリ。
つまり、Z世代の女の子たちにとって最も影響力のある人が、アイドルでも俳優でもなく、恋愛リアリティショーの出演者なんです。
これってすごいことだと思いませんか?もうちょっと私くらいの世代はついていけないかもしれません。
他にも、京スキハロー編出身のモンタさんは、TikTokフォロワーが74万人を超えていて、しかも海外ファンがめちゃくちゃ多い。
長瀬あおいさんはフォロワー約109万人で、テレビやMVにまで活躍の場を広げています。
京スキ卒業編2025インソウルの参加メンバー11人のSNS層フォロワー数は、合計するとなんと260万人を超えていたそうです。
もうこれ完全にアイドルグループの規模じゃないですか。しかも彼らはテレビ局が選んだスターではありません。
恋愛リアリティショーに出演して、視聴者がこの子を応援したいと思ったから人気が出た。いわばファンが見出したスターなんですよね。
これは従来のアイドル産業とは根本的に違います。そしてここに推しカップ文化が加わります。
推しカップとはお気に入りのカップリングのことです。
番組でカップルが成立すると、推しカップすぎる、末永くお幸せに、見てるこっちが幸せというコメントがSNSに殺到する。
視聴者はカップル成立後もSNSで2人の交際の様子を追い続ける、その後追いをするんです。
これってアイドルの推し活動と全く同じ構造ですよね。
推しの活動を追いかけてSNSで感想を語り合い、仲間と盛り上がる。
対象がアイドル個人から恋愛する2人の関係性に変わっただけで、ファンの行動パターンは完全に推し活動なんです。
そして推し活動の集大成と言えるのが青春祭というリアルイベントです。
2024年に初めて開催されて、以降毎年3月末にやっているんですけど、
2025年3月26日に立川ステージガーデンに開かれた青春祭2025がすごかったんですよ。
今日すきの歴代メンバーが46名も集結して、約2300人のファンが来場した。
チケットは即完売。会場限定グッズのTシャツやタオルも即完売。
ステージではランウェイやバラエティ企画が行われて、番組の延長線上のファン体験が提供されたそうなんです。
これってまさにアイドルのファンミーティングと同じ構造じゃないですか。
ステージに推しが立って、ファンが声援を送って限定グッズを買う。
恋愛リアリティショーが番組を見るだけの受動的な体験から、イベントに参加する能動的な推し活に進化しているんですね。
ちなみに、2026年3月26日にも同じ会場で開催されていて、このイベントが恋愛リアリティと推し活をつなぐ大事なタッチポイントになっています。
Z世代の恋愛観と「見る恋」
なぜZ世代は自分で恋愛するよりも他人の恋愛を見ることに夢中になるのか。
渋谷109ラボが15歳から24歳の男女400人を対象に行った調査が非常に興味深いんです。
恋愛が人生に必要不可欠と答えた人はたった12.8%しかいなかった。
できれば恋愛をしていたいが34%。
そして恋人がいるかどうかはステータスに関係ないって答えた人が60%もいるんですよ。
別の調査でも、未婚の18歳から34歳で交際相手がいない人は男性が7割以上、女性が6割以上っていう数字が出ています。
つまりですよ、Z世代にとって恋愛はしなきゃいけないものではもうなくなったわけです。
でもここが大事なんですけど、恋愛に対するドキドキとかワクワクへの欲求自体がなくなったわけじゃないんですよね。
ここで研究者たちが使っている面白い概念があります。
する恋と見る恋って言うんですけど、する恋っていうのは自分自身で恋愛関係を結ぶこと。
当然リスクもあるし傷つくこともある。
一方で見る恋は恋愛リアリティショーとかカップルユーチューバーを通じて安全な場所からドキドキ感を楽しむこと。
Z世代はする恋では得られないものを見る恋で保管しているって言うんですよね。
しかもZ世代の約8割が何かしらの推しがいると言われているんですけれども、
推し活やバーチャル恋愛をしているZ世代の63.1%がリアルな恋愛との線引きはちゃんとできていると回答している。
つまり、恋愛リアリティの出演者を推すことと自分の恋愛は本人たちの中で全く別物なんです。
ここがすごく大事なポイントで、恋愛リアリティショーが推し活コンテンツとして機能する最大の理由は、恋愛の擬似体験ではなく応援する喜びにあるんです。
視聴者は出演者に恋をしているわけではありません。出演者の恋を応援しているんです。
この微妙だけど決定的な違いが恋愛リアリティを推し活に変えた本質だと私は思います。
SNSが推し活のインフラとなる
そして恋愛リアリティと推し活を強力に結びつけているのがSNSの存在です。
アベマは番組視聴中にXへ直接ポストできる連携機能を実装しています。
つまりリアルタイムで見ながら、「キャー告白した!この2人ヤバい!」とポストできる。
これがライブスポーツの実況と同じ興奮を生んでいるんです。
アベマの公式TikTokアカウントってフォロワーが393万人もいるんですけど、
2024年に新設されたSNSクリエイティブスタジオっていうチームが作った縦型ショート動画が約1年で累計再生数10億回を突破したそうなんです。
690分以上の動画で16回ということは、1本あたりに換算すると平均145万再生。もう桁が違いますよね。
さらに面白いなと思ったのが、日本日日コレ公実っていう今日好きのショートドラマアカウントなんですけど、
これが開設からたった1ヶ月で総再生数5400万回、フォロワー15万人を突破したんです。
番組本編の切り抜きやダイジェストがTikTokでバズって、それを見た人がアベマで本編を見に行く。
その後に本編を見た人がまたSNSで語って、それがさらにバズる。
このSNSバズ、本編主張をSNSで語るさらにバズのサイクルが恋愛リアリティショーの推し活を爆発的に大きくしているんですよね。
アベマプロデューサーのカシオカイさんは、今日好きの人気の格を覗き見という言葉で表現しています。
誰かの恋愛って普段見ることはないですよね。本来であれば見えない、あるいは見てはいけないものを見ていると言っているんです。
この覗き見感がSNSでの共有欲求と完璧にマッチしているんですね。
ビジネスモデルと収益構造
ここまで文化的な話をしてきましたが、ビジネスの視点からも見ておきましょう。
まず番組側の収益構造なんですけど、アベマはプレミアム会員が月額1080円で、それに加えて2025年には広告付きアベマプレミアムというプランを月額580円で始めたんです。
若い子でも入りやすい価格設定にして、恋愛リアリティのファンを確実にサブスクに取り込んでいるわけですね。
もう一つ注目したいのが、AI技術を活用したバーチャルプロダクトプレイスメント、略してVPP広告というものなんです。
これ何かというと、もう収録が終わった番組の映像に、AIが後からブランド商品を合成して配置するという技術なんです。
キョウスキ、狼くん、恋捨て、ガールズ・オア・レディの恋愛リアリティ4番組で正式に導入されていて、番組の自然なシーンの中にさりげなく商品が映り込む。
視聴者にとってはCMよりもずっと自然なんですよね。
テクノロジーと恋愛リアリティの融合が、全く新しい広告モデルを生み出しているっていう。
それから出演者側のモネタイズの話もしておきたいんですけど、恋愛リアリティショーって今や芸能界への投入門として完全に機能しているんです。
出演した後もキャリアがすごく多様で、モデルになる人もいれば俳優になる人もいるし、YouTuberやTikTokerとして活躍する人、自分のアパレルブランドを立ち上げる人もいる。
しかも専門の事務所も育ってきていて、シグレ事務所っていうところはSNSインフルエンサーに特化したマネジメントをやっていますし、フレイズっていう事務所は専属マネージャーをつけて企業のPR案件を多数手掛けている。
雑誌Viviが恋愛リアリティショーは新たなイケメンの投入門っていう特集を組むぐらい、もう一つの業界として確立されつつあるんですよね。
そしてリアルイベント。さっきもお話しした青春祭のチケットとグッズの即販売、あれはもう推し勝つ美店そのものですよね。
番組を見てSNSで盛り上がってサブスクに入ってリアルイベントに行ってグッズを買う。この推し勝つの掲載権が恋愛リアリティの中にもう出来上がりつつあるんです。
しかもアベマはさらに海外展開まで本格化させていて、2024年10月にはMIPCOMっていうカンヌで開かれる世界最大のコンテンツ見本市に初出展しているんです。
Netflixとのパートナーシップでグローバル配信も進めている。日本の恋愛リアリティが日本初コンテンツの海外輸出の柱として位置づけられ始めているっていうのは本当にすごいことだと思います。
恋愛リアリティショーの影の部分と今後の課題
ただし恋愛リアリティ賞には忘れてはいけない影の部分もあります。2020年の木村花さんの事件。この悲劇から業界は多くを学びました。
制作側がリアルであることを積極的に宣伝し、出演者が標的になりやすい構造を作っていたという指摘は非常に重いですよね。
法改正は進みました。2021年に侮辱罪の法提携見直しが始まって、2022年には改正刑法で侮辱罪に懲役刑が導入されたんです。
改正プロバイダー責任制限法によって、誹謗中傷の発信者情報開示も一回の手続きで済むように簡略化されました。
でも制度だけでは人は守れません。恋愛リアリティ賞が推し勝つコンテンツになればなるほど、出演者への感情の投影は強くなる。
推しカップが破局すれば怒りの矛先が出演者に向かうこともある。応援が行き過ぎてストーカー的な行為になるリスクもある。
だからこそ恋愛リアリティ賞が推し勝つとして発展していくためには、出演者のメンタルケア、SNS対策、そしてファンに対する推し方のリテラシー教育は不可欠だと思います。
推し勝つは本来、推す側も推される側も幸せになるもの。その原点を忘れてはいけないですよね。
まとめ:恋愛リアリティショーが推し活コンテンツになった3つの変化
さて、今日の話をまとめます。恋愛リアリティ賞が推し勝つコンテンツになった理由、それは3つの変化が同時に起きたからです。
1つ目はZ世代の恋愛観の変化です。する恋から見る恋へ。恋愛に対する欲求自体は消えてないんだけど、その楽しみ方が変わった。
自分でリスクを負って恋愛するんじゃなくて、推しの恋愛を安全な場所から応援する。これが新しい応援の形になったんだと思います。
2つ目は出演者のアイドル化。恋愛リアリティの出演者がSNSで数百万フォロワーを獲得して、リアルイベントではチケットが速販売する。
番組に出ることがキャリアの入り口になって、推されるプロとして道が確立されつつあるんですよね。
3つ目はSNSが推し勝つのインフラになったということ。リアルタイム実況があって、切り抜き動画があって、推しカップの考察動画がある。
これらが全部合わさって番組視聴を一人で見る体験から、みんなで推す体験に変えたんです。
そして面白いのは、この3つの変化が全部推し勝つの本質と一致していることです。
推し勝つとは、好きなものを好きだと言い、仲間と共有し、応援を通じて自分も幸せになること。恋愛リアリティショーはまさにそのフォーマットにぴったりだったんです。
アヴェマの100本を超える恋愛リアリティ、共識の77シーズン、ラブ上等のグローバルヒット、
2026年にはウェディングウォーズ、ラブパワーキングラム、ラブキャッチャージャパン2と新しいフォーマットの恋愛リアリティが次々と生まれています。
推し勝つ市場は約4兆円ある中で、恋愛リアリティショーは最も勢いのある成長領域の一つになりつつあると思います。
なぜかというと、番組を無限に作れるし、出演者が毎シーズン入れ替わるから、推しの進進退社が自然に起きるんですよね。
これってアイドル産業でいう卒業と加入と同じ構造になっているんです。
その根底にあるのは、いつだって誰かの幸せを応援したいという人間の根源的な感情です。
恋愛リアリティショーが推し勝つコンテンツになったのは、テクノロジーやビジネスモデルの進化だけが理由じゃない。
あの二人がうまくいってほしい。この子に幸せになってほしい。
そういう純粋な気持ちが推し勝つの形をとって現れているだけなんだと私は思います。
本日の推し勝つ未来研究所、いかがでしたでしょうか。
エンディングとリスナーへのメッセージ
色々と調べて、全く最近の恋愛リアリティショーについていけてないなと改めて思い知らされました。
ちなみに私はちょっとマニアックなオーストラリアの恋愛リアリティショーに一時期ハマっていて、シーズン5まで一気見したことがあります。
マッチングの神様っていう番組だったんですけど、ちょうど英語の勉強もしてたし、海外の女性が自分のことをしっかり主張できる強さっていうのがすごく新鮮だったんですよね。
さて番組を聞いての感想や、皆さんが推している恋愛リアリティショーや推し勝つのエピソード、ぜひハッシュタグ推し勝つ未来研究所でシェアしてくださると嬉しいです。
それでは今日の推し勝つ未来研究所はこの辺で、最後までお聞きいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。
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