森田、木月、辻健のおしゃべりな理科 おしゃべりな理科、この番組は小学校理科の授業や教科書についておしゃべりしていくラジオなんですけれども、今日はですねちょっと特別編ということで
とある場所からお送りしております。 東京都北区にある東書文庫という教科書図書館から
お届けしているということで、ゲストをお越しいただいています。 東書文庫館長の高石さんです。
よろしくお願いします。 高石です。よろしくお願いいたします。 簡単に自己紹介。自己紹介ですか。突然振られましたね。
ここに勤めて館長を拝命してから5年ほど経ちますが、その前は東京書籍で教科書の編集を長いこと携わっておりまして、
主に理科の教科書をやっておりました。 今日お越しの辻先生、木月先生もですね、一緒に教科書作りをした仲間ということで、
大変懐かしいメンメンと今日は一緒に番組に参加できて大変嬉しいです。 よろしくお願いします。
私の3代前ぐらいの編集長ですね。 そうですね。
まずこれ東書文庫というのはどんな場所なんですか。
昭和11年にできた日本で最初の教科書図書館ということになります。 東京書籍という教科書の出版社が母体になっていますけれども、
蔵書が約16万6千点ぐらい今なってますね。 そのうちの76,420点が国の重要文化財に指定をされています。
ほぼ半分? そうですね。
これすごい数なんですよね、文化財としては。 数としては、
単純にその数だけで言うと、日本では3番目に多い。 一番多いのは上野寛恵寺と言われておりまして、次が比叡山遠略寺、そして第3位、東書文庫。
遠略寺と、肩を並べている。 そういう順番なんですね。
ただやはりそういう意味では、教科書というよくある一般的に子どもたちにも使っているものが重要文化財の指定を受けているわけですが、
それはやはり一つまとまりとして、資料群として一つのまとまりとしての価値というのがあるので重要文化財になったので、
ある意味まとまっていればこそですね、
繁儀とか原画とか、それから教科書の類、そういったものを系統的に所蔵し保管しているということが評価されたということになります。
繁儀というのは何ですか?
繁儀というのは明治時代とかは教科書の印刷で木版を使っていたんですね。
木版で木の板に…
繁画ってことですかね?
そうですそうです。繁画です。
それを教科書の紙面、例えば鉛のカツと一緒に繁儀をはめて印刷をするとか、
あるいは書けずもその繁儀そのものを印刷していくというようなんですね。
そういうことでその元になる繁儀が残っていると。
さっきちょっと見ましたよね。
スタンプみたいなもんね。相手が紙で、そんな簡単なもんじゃないけどね。
彫ってあって、その元。
すごい細かい。細かかった。緻密な。
小口木版という非常に精巧な細工が施すことができる技術で彫られています。
人の手で彫っているんですよね。
そうです。
とんでもないね。教科書という対するものの重みがここに来ると感じられる。
ということで、今日はこれから昔の教科書のコレクションを見ていこうということです。
おしゃべりの理科なので、理科の教科書を中心に見ていただければなと思います。
それであれですよね。別覧するときには基本的にしゃべってはいけないので、しゃべる場合はマスクを。
普通しゃべりながらは見ない。
まあ確かに。そうですよね。
でもまあみんな言うと思うけどね。うわ、すげえとか言わないね。
ということでこれからマスクをします。
何から見ますか?
どこから見ますかね。やっぱりその時代の順番で行きましょうか。
そうすると、国定教科書の第5期、国民学校の時に使われていた自然の観察。
国民学校。
これは今の理科教育のベースになるというのかな。
拠り所になるもので。
教師用。触るのも触れていいんですか?
実はこれは教師用しかないんですよ。
理科の学習っていうのはやっぱりその自然を対象にする。
実際に自分たちが直接経験するのが大事なんで、教科書、児童用の教科書を作っちゃうと教科書で授業が完結しちゃう。
それでは理科の授業にならんだろうということで教師用だけを作って、実際の教科書は自然だということでですね。
それで自然の観察と。
今もそれでいい。
そんなようなことです。
まず終わってください。
なのでぜひ開いてご覧いただければと思います。
すごい自然の観察。
これ僕家にあります。このものじゃないけど、本国版って言うんですか。
出たよね。
出版社から出版社から。
10年くらい前に出た。
そうです。
これは伝説の。
そうですね。やっぱりこれ理科の大事な要素をギュッと詰め込まれて。
これの前は普通に教科書があったんですか。
国定教科書の。
子供用の方ももちろんあったということですね。
ありましたね。
だけどこのタイミングで自然だと。教科書は。
教科書は自然だと。
素敵じゃないですかね。
先生が教えるために読む。
そうですね。これをもとに子供たちを自然に連れていって。
みんなこれ使いこなせたんですかね。
しょうがない。その前まではやっぱりどうしても知識伝達型の理科事業。
体感体験を基するということですね。
大きな方向転換であることは間違いない。
私は教科書の編集で理科の担当になったときに編集の先生に最初に言われたのはこの自然の観察っていうのが大事だから。
目を通すといいよっていうふうに言われました。
いいね。これもやっぱり体感体験のものが詰まっている。
本当にこの前段だけですごい勉強になる感じがするよ。
自然にしたしませ。自然の中で遊ばせつつ自然に。
何て読むかわからないけど。
対する目を開かせ。
考察の処方を指導する。
素晴らしい。
自然の観察の指導の用紙って書いてある。
結構やっぱり栽培させるんですね。
栽培とかさ。
エンドウ、カボチャ、オバナ。
この時、たまのついた花を目花と言い、たまのないのをオバナということを知らせる。
ただし、目花・オバナの働きを立ち入って説明しないで、それがどうなっていくかを見守らせるようにしむける。
しむける。
だから解説をせず。
これ本当そうです。
今の先生にも伝わる。
めちゃくちゃおもろいなこれ。
指導書ですね。
まさにだよね。こういうことをさ。
幸せだよね。こうやって高いレベルで指導をしている感じがする。
だってセリフも全部書いてあるもん。
セリフ書いてありますよね。
カダンに来たらいろいろな草花を美しく咲いているのを見せる。
いろいろな花がきれいに咲いていますね。皆さんはどの花が好きですか?と言って、
あの花、この花と好きな花をいっぱい混ぜて、この次にゆっくり見に来ましょう。と、
今度は鳥小屋へ行く。
いいよ。
いいですね。
最高よ。今度はゆっくり見に来ましょう。
と言って、鳥小屋、うさぎ小屋の方へ導く。
行かないとね。しかもね、行くじゃない、導くんだよね。
そういうことや。
いやーすごい。すごいな。
秋の野山の自然に親しませ。取り入れを中心。取り入れっていうか仮入れのことかな。
だから農業も入ってるよね。
取り入れを中心として秋の実りの喜びを感じさせ。
自然に対する感謝の念を養うんだよ。
なるほど。
感謝のね、こういうことをやっぱりちゃんと子どもに味わわせるというような、この頃からやっとるね。
面白すぎる。池のあたり、池のそばへ行ったら鯉や金魚に夢中になって池の中へ落ちないようにしなさいよと注意を促し。
安全注意。
安全注意も。
さすが。落ちないようにしなさいよぐらいなのね。
季節頼りの整理。季節頼りを整理させて、そこに見られる事柄の間の関係を考察させながら、
一年を通して季節の移り変わりを一層はっきり感じさせるとともに、考察の力を養う。
なんかもっと教え込みなのかと思ってました。
いやいや、そうです。だからだいぶ変わったんじゃない。
ここがその方向転換ですね。
これを作った人がすごいんじゃない。まず知恵の観察を作ろうよって言った人がすごいんじゃない。
自動用は作らずに先生が指導する。導いていくっていう、そういう考え方で作られてますよね。
へー。
すごいわ。
その考えが今も大事にされてるってことですよね。
でもやっぱりあれですよね。
知識変調みたいな形で戦後になっていってっていうのもありつつですよね。
戦後。
戦後、戦後。戦後はどうですかね。
戦後はまた系統性とか、そういう科学的な現代化みたいな流れがあるので、
そこで少し自然に入っていくというよりも、また実験だったりとか系統だったりとか、
理論だったりっていうのも理科の中で充実されていくっていう流れはあるのかなと思うんですね。
音を教えるために笛を作るんだって。だからそれもまたすごいよね。
いいですね、笛。
笛を作るときに自動に勝手に刃物を使わせると危ないから、教師が一人一人について世話をして割らせる。
大事よね。ちゃんと。
結構割らせるところまでやらせてるんですね。
自動は夢中になって吹くであろうが、自分が面白くても他人の迷惑にならないように注意さなければならない。
例えば、病人があったり、赤ん坊が寝ていたりするところでは笛を吹くことを慎むように注意する。
だからそういうところまで。やっぱり大事な。
でも昔の子供もやることは一緒なんだね。
やっちゃうんだね。ついやっちゃう。
すごいよ。指導法まで書いてある。指導霊化。
自動に見えないようにして鐘、太鼓、拍子器、包み、笛、茶碗、バケツ、金だらいなどの音を出し、今のは何の音でしょうといって名を当てさせたり、
木でできているものの音なのか、金でできているものなのかについて音の出たものの材料を当てさせる。
この度ごとにこれですと言って見せて、目の前で音を出して聞かせる。
こうして音の出方や音色に関心を深めるようにする。
今の理科の指導書とかもこうやって書いていったらいいじゃないですか。
でもこれ全部文章ですからね。結構大変ですよ。読むのこれ。
物がないから言葉で補ってどんどんそういうもので作りなさいよってことだよね。これが昭和?
16年から太平洋戦争が始まって、他の教科書も見ていただきましたけど、基本も戦時化に対して、戦争に向けて国民を誘導していこうみたいな誌面が多い中で、この理科は。
全然違いますね。すごくないですかやっぱり。
異質な感じさえして。
自然だって言われるぐらいのことでしょ。
自然は慈しみですもん。
感謝するんだよ。
なんだけどさ、国が国威をなんとか、みんなそっちに向けって言ってる中、自然をめでるとか、次は鳥小屋へ参りましょうみたいな。
戦争が始まって、どんどんそっちの方向に向かうべき時に、これを作る。
感動しますね。
これを作る。だからこの背景が知りたくなるね。むしろ。なぜここに至ったのか。
きっと紙とかいろんなものがないから、先生用だけを充実させたものにしようと思って、そういうところに行ったのか。
どうなんですかね。
どういう人たちがあったのか知りたい。
有名な方だったような気がする。
そうなんですね。
作ろうとした人たちの。
そうなんだ。
次は終戦を迎えて、民主主義の教育の時代になりますが、民間の出版社がまだ教科書を作るのは間に合わなかったので、文部省が文部省著作ということで、文部省が戦後の教育に合わせて教科書を作る。それの理科ですね。
文部省が作った。
この当時はGHQの統治も入っているので、アメリカの教育を参考にしていて、生活単元学習、身近な生活の中から題材を見つけて理科の学習につなげていくという内容になっているかなと思います。
結構具体的な、どうしたら丈夫な体になれるかとか。
疑問系でね。
そうですね。書名がそういうふうになっています。面白いですね。
すごい。交通機関はどのようにして動くかなって。
やばいねこれ。
え?
ちょっともうこのね、僕の読んでるやつが、空には何が見えるかって本なの。
すごいですね。空には何が見えるか。
何が見えるか。地面はどんなになっているかなんだけど、最初の一節がもういきなり行くよ。空には何が見えるか。行くよ。これいきなり。
星空を眺めて一番星見つけた。日が落ちて間もない西の空は紅色に染まり、それが黄色に白に薄青に薄れて藍色の空に続いていました。
影のように黒く浮き出した遠くの森の上にいつの間にか星が一つ、白く輝いていました。
よっちゃん。
あの星ずいぶんよく光るね。
すみちゃん。あの星いつの間に出たのかしら。夕方になると星が光りだし、夜が明けてくるといつの間にか消えてしまうの。すみちゃんは不思議に思いました。夜の観察ですよ。
いやすごいですねこれ。
この物語性。
国語って感じですね確かに。
色の表現もそうだし。
いやこれ絵がめちゃくちゃ綺麗ですね。
これは何この素晴らしい感じ。
よっちゃんとすみちゃんのやりとりから始まるんだね。
しかしそれにしてもやっぱりイラストのレベルがめちゃくちゃ高いですね。かっこいい。どんな人が描いてるんだろう。
それこそあれですよね。さっき民主主義の同じ国が作った教科書だと手塚治虫が挿絵を描いてたりっていう。同じ時期のあれですよね。
同じ時期。
そうですよね。
こういう挿絵もあるしけどね。
あ、50メートルのコースを走って脈の数を測ってみましょう。
1分間ごとに脈の数を測り走る前と同じになるまでの脈の様子をグラフに作ってみましょう。
楽しい運動元気な遊びというこの紙面からすると結構高度なことやってますね。
グラフにするんですもんね。
経過をね。
あ、なってるなってるグラフに。
それ面白そう。ちょっと気になる。
すごいこれね。四季折々の星座の北斗七星の高さとかね。動き方が書いてあったり。
そのコグマ座、カシオペイヤ座になってるけど。
カシオペイヤ座。
いろいろと星だけでもいろんなものが今ではちょっとなさそうなところまですごい詳しく。
だんだん文字が小さくなってきて。
最後アンタレスのあたりはめちゃくちゃ小さくなる。
アンドロメダ座。
めちゃくちゃおもろい。
かなり。ページが多分足りなくなる。
文字は減らさないって星なのに。
行くぞと。
だんだん小さくなってくるのめちゃくちゃおもろいですよ。
最後まで行くぞと。
UDじゃないね。
最後はもう恐ろしい小ささになって。
で、また戻るって。
たぶんね、だんだん早口になる感じね。授業の終わりになると。
文章量がすごいですね。でもこれは教科書なんですもんね。
教科書です。これ児童用ですね。
これを読むんでしょう。
太陽の子供。
さっきの自然の観察とまたちょっと違うよね。
今度は教えに行ってる感じがする。
割と教えに行ってる感じがしますね。
読み物だもんね、もうね。
次は何とかに行きましょうとかね。
めちゃくちゃやこれもう。
急に小さくなったし。
結構難しい高度なことやりますね。
科学、サイエンスって感じですね。
これ6年生?
いやこれはわかんないね、学年は。
書いてあるよ。4年生だ。
ちょっとむずいね。
やばい、でもちょっと知識って感じがしますね。
そう、惑星ごっこっていうのやってます、でも。
惑星ごっこすごい。
惑星ごっこをやってます、これ。
宇宙視点ですね、でも。
これどうしたんだろう。地動説どこ行ったんだろう。
違う違う、天動説どこ行ったんだろう。
惑星ごっこ。
惑星ごっこやばい。
惑星ごっこをしております。
同心園だけどね。
本当だ本当だ本当だ。確かに同心園だ。
地球のお供。
月。
お供。
なんだろうね、なんかちょっとポエムっぽいね。
ちょっとなんかね、詩的な感覚ある。
ていうかあとは、ちょっとやっぱ教えてきてる感じ。
教えにきてる感じですね。
さっきの自然の観察とはまたそこがえらい違って。
でもこっちのほうが新しいんですよね。
そうですね。
月の描き方とか動き方とか、こういうのは確かにさっきのとはまた違って、ちょっと具体化された。
自然の観察はとはいえやっぱり科学だから、どこの影響が強いんですかね。
これは明らかにアメリカっていう感じで、イギリスなのかな。
イギリスとアメリカは似てるような気がするから、ドイツとかなのかもしれないですね。
時代的にはドイツ?
ドイツとかそっちですよね。
いやこれ面白い。石屋さんの見学。
石屋さんから石をもらいましょうっていう。
すごいですね。
なかなかもらいに行かないね。
しかもそこら辺に石屋さんがない?
いや私石屋さんね、そうですよね。
あと土と作物、これ森田さんの得意分野やね。
私の土壌なので。
いやーいいですね。
うわーすごい、これこの実験。
この実験は?
これなんだ?
堆積実験?
堆積?
いや何かが落ちてるよ。上から何かが。
染み込み?
染み込みです。
黒土、粘土、砂をよく乾かしますって書いてあるよ。
先生は黒板に絵を描きながらお話になりました。
結構ちょっと厳しいね。
まだどれが一番早く水を通すかしらだから。
だからね、通すかしらでいいのよ。染み込みって書いたからちょっと今回難しい。
水を通すって書けばよかった。
染み込みとは何で?
これだって染み込みって書いてないもん。
やっとるやっとるこれ。
やってますね。
ちょっと右側セーターの子がね、左側の学生服の子と。
確かに。
次の理科の時間です。
これなんかここの時代からも一生懸命やってきたんだなっていうのが今のバトンをいただいてる感じあるね。
結構読ませてるね。
読ませてますね。
結構読ませる。
理科の授業はすごいですね。
逆に言うと理科の授業が読むことになっちゃう。
そうですね、確かに。あんまり実験とか観察って感じはちょっとしないですね。
活動があんまり見えてこないかな。
見えてこない。さっきの惑星ごっこぐらいですかね。
惑星ごっこね。
これおしゃれ。
磁石を持ってこよう。はい、次の人読んでください。
そうだよね。そういう学習だよね。
これすごい。今のアーティストの。
めちゃくちゃいいなこれ。
絵がある。
イラスト?
これは東京磁石が本格発行してるんですね。書いてありました、後ろに。
本当だ、東京磁石。
国定の教科書だけど印刷をやってる。
そうですね、これも広い意味で言うと国定教科書になるわけですね。
お酒からアルコールを取り出してみましょう。どうしたらよいでしょう。
それはすごいですね。
すみこさん出てくる?お父さんのお酒を持ち出しました。
よっちゃんと?
よっちゃんとすみちゃん。
これちょっと見入っちゃうよ、この回。
この回見入っちゃうね。
あとね、このね、一個一個のアートワークがやばい。
アートワークがね、やばいですね、これ。
これジャケットみたい、レコードの。
これすごい。
レコードのジャケット。
これすごいな、海の幸。
なんかやっぱ生活というのをやっぱり大事にしている感じもありますけどね、こういうところ。
これちょっと僕見つけちゃったかもしれない。
え?
恐竜の絵がないかな、どっかに。
昔の恐竜、尻尾が下がっているかもしれない。
恐竜の絵見たい。
こういうティラノサウルスみたいなのが見たいんだよね。
今はどっちなんですか?
後ろ、上がってる。
上がってる。
昔は足の骨格の研究が進んでない頃は、こういう恐竜だった。
ゴジラみたいなのが見たいね。
あーなるほど。
全部。
だからゴジラだけが取り残されたの。
なるほど。
だってゴジラが尻尾を置いたらおかしいじゃん。
シン・ゴジラとか言って。
確かに確かに。
そしたらT-REXになっちゃう。
すごい。
出てきた、やった!
ほらこれよ、これ。
これ使っていいですか?
使っちゃダメ?
いいです、大丈夫ですよ。
これは大丈夫です。
やったよ、ついに見つけた。
どんだけ古い本探したか。
そうなんですか?
これなかなかないよ。
昔の教科書でもこんな絵を描いてましたよね。
昭和の頃の。
40年以上前じゃないと、
もう1990年代は尻尾上がってきてるから。
みんな下がって…
これ違う。
これだけ。
だから下がってるじゃん。
僕は暫定性だってよく言うのね、講演会で。
レオスに発見されたら、
次の新しいものに変わるって子供が思ってなくて、
っていう話をするんだけど、
なかなかこの恐竜の尻尾が下がったやつ、なくて。
昔は下がってましたっていう風な書籍は結構ある。
そうなんですね。
でもこういう本当に昔のやつは、生で。
こういうところに来ると、
見つかるということですね。
そういうことですよね。
だから探しに行くんだからここってことですね。
ここは事前に申請、予約をすれば入れる。
どなたでも。
書庫にある資料は閲覧ができます。
これだから、このジャケットだけは並べて取りたいぐらいね。
全部きれいに並べて。
何年代?これは。
二葉か。
昭和の23年、4年ぐらいから28年までの間ですね。
双葉の教科書はすごくいいんですよ。
すごいね。
双葉はイラストの使い方とかがものすごく大胆で
絵本だ。
レイアウトとかもすごい凝ってて
なんかすごくないですか?
勢いが。
可愛いんですよ全部。
全ページ。
全部が可愛くて綺麗なんですよ。
絵本絵本。
そうなんですよ。
いやこれちょっとすごいわ理科。
理科の教科書って面白いね。
空気には程よい湿気がないと
喉を痛めやすくなります。
見てこのストーブの絵。
え?
ダルマストーブ。
ダルマストーブ。
ちゃんとねこれ何年生?
3年生なのに蓋して。
本当だ。
箱の中。
本当だ。
しかもね
ひろし君は2つの箸に種を巻きました。
1つは箱で蓋をして暗くしました。
どんな違いが起こるでしょう。
終わり。
終わり。
その後は出てこない。
出てこない。
双葉という会社はもう今はなくて。
ベンチャー企業ですか?
今のでも教育出版さんに吸収されたんでしたっけ?
流れがあると思いますね。
双葉は本当に昭和の30年40年ぐらいまでしか続かなかったですね。
そうですか。
自分が思うにあまりにもこだわって作りすぎたんじゃないかなって。
なるほど。
双葉は。
ちょっと尋常じゃないですよね双葉のこの凝り方は。
本当に。
双葉って東京都北区にあったんだね。
ここら辺じゃないですか。
近いじゃないですか。
稲付町っていうのかな。
イラストがすごいんですよ。
これ根っこですよ。根分け。
根分け。
差式。
なるほど。
新しいよ。
虫の巣。
めちゃくちゃ危ないこの子。
むちゃくちゃ危ない。
本当だ。
鉢目で見てるよこれ。
これあとこの梅菌のこの描き方ってさっきと一緒。
さっきはそうですね。
昔梅菌は。
梅菌の表現が。
表現があれなんですね。
梅菌の表現ちょっと取っときますね。
ちょっと文句言ってやるからもう。
この子じゃないよ。
ほら偽人化なんかして本当にいいんですかとかってよく言われるから。
いやいやもうそもそもじゃないかって。
なんでですかね。
これが分かりやすい表現だという風に。
分かりやすいですね確かに。
そういう教育の中ではある程度。
もうちょっと僕今からすごいの見せますよ。
もう偽人化の激しいやつ。
入道蜘蛛。
入道蜘蛛の表現があるんですけど。
入道蜘蛛に顔があります。
本当だ。
入道蜘蛛に顔を描いちゃった。
なるほど。
かまどこ蜘蛛だって。
ね。
詳しいけどさ顔を描くとはさ誰も思わないじゃない。
でも入道蜘蛛は妖怪的な。
入道蜘蛛とは何ぞやというのを説明している。
だから入道はたとえのために作ったんだけど、たてを説明するための絵が必要になったっていう。
そうですね。
これ織姫かもしれないか。
この辺もすごいんですよ。
この辺の。
アートワーク。
これも素敵だねこの表紙。
この辺のアートワークが。
思想帳来ましたよ。
思想帳ですよ。
確かにこれすごいわ。
ちょっともう面白すぎてこれをずっと見てられる。
すごいという。
面白かった。
どの教科書もすごかった。
でもやっぱりその時代時代の子供に感じさせたいって思いの時もあれば。
なんかしっかりしっかり伝えるんだっていうような気持ちの時もあれば。
その違いはあれど、メッセージ性はあれど、みんなその圧というか教科書というか子供に向き合うね。
圧力。
情熱。
情熱か。
というか、そうですね強い気持ちというか。
うんがすごくある。
本当に感じますね。
特にやっぱりこの戦後すぐの教科書から感じるものっていうのはもうちょっと並大抵のものじゃないなっていうのは。
そうだねそこ表紙とかもさ。
感じますね。
新しい時代のっていうのは戦争を経験されている方たちなのでっていうのもやっぱりそれはありますよね。
やっぱり新しい時代を作っていくっていうかね。
戦後のどういうふうに日本を作っていこうかっていうのでやっぱり理科って科学っていうのはその基礎になりますからね。
そこをしっかり教えていこうっていうやっぱり気持ち情熱が込められてるんじゃないかなと。
確かに。
本当に一部ですけれどもそれこそ昭和16年ぐらいからの自然の観察。
そしてその後の文部省が出していた教科書と民間が初めて出した時期の教科書っていうのを追っていくことで
なんかちょっとこう流れみたいなのもありつつっていう感じですかね。
もう一つさ、やっぱり時代が変わってもなんかこう通停しているというかずっと同じ流れというかさ。
なんかこうより良いものをみんなに見せたいとかより良いものを感じさせたいっていうものはずっと同じ流れで
今もそこは今も同じような気がする。
この伝統が今の本作りにもつながっているということは言えると思います。
だからこの熱意はついていかなきゃいけないよね。
もちろん技術は変わるし内容ももちろんスライドしていくけど
この熱意は変えてはいけないっていうのがまたこの教科書で分かりましたね。
伝わってきたものがあった。
今につながっているものが。
そうそう。
ずっとつながっています。
だから新しい流れ。
森田さんも先生がバトンを引き継いでいただいているわけですから。
そうなんですよね。
それはそういう一部になれることの気持ちっていうのはやっぱりありますね。
もうそれこそ100年後に200年後にはさ、この頃のさ、今の教科書をさ。
先生方が作った教科書は当時こんなやつだったんだみたいに。
飛び出さないの?
飛び出さないんだみたいな。
QRつき始めたのはここからなんだって。
もう今QRとかないけどね。
出てきちゃうからとか。
高井さん何かありますか?
いやもう今のことでだいぶ私の思いは伝えられたかなと思います。
先生方もぜひ。
ちょっと東京じゃないとなかなか気軽にはっていう感じかもしれませんが。
そうですね。ぜひお越しいただければと思います。
ホームページに載ってますかね。
予約は電話一本ですぐ。
そういう感じなんですね。
今日もいらしてましたよね。
そうですね。
ほんとよ。
全教科の先生を研究している先生方に見てほしい。
今回理科は見せてもらったけど、全教科あるってことですもんね。
これ結構いいと思うんですけどね。先生方が来てくれると。
なので今チラシ作ったりとかして周知するようなことを少しずつ始めてるんですが、
ぜひたくさんの先生方に来ていただけるとありがたいなと思います。
研究会とかの研修とか。
それは絶対だと思う。
受け入れが難しい部分もちょっと人数たくさんというのはね。
逆に少人数の方がゆっくり資料を見たりとか、情報交換できるということもあるので。
保管っていうのが。
もう一つの仕事。
それがメインで。
それ結構すごいですよね。自分たちでもないけど、数行ですよね。
保管も大事。
保管も大事だけど、何のために保管しているかというと、やっぱり見てもらって役に立つっていうね。
そこにやっぱりつながってきた。
教科書に関わる仕事をされている方とかもぜひ皆さん見に来ていただけるといいんじゃないかなというふうに思いました。
ありがとうございます。ぜひお待ちしております。
ということで今日は高石館長をお迎えして東書文庫からお届けしました。
ありがとうございました。