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マリアの折り紙教室 粋な伝統 二層船の基本形編
皆さま、ご機嫌よう。マリアの折り紙教室のお時間がやってまいりました。
前回は、折り紙の様々な基本形を一挙にご紹介いたしましたが、今回はその中から、
tomyさんがどうしても深く学びたいと熱望した、二層船の基本形をクローズアップしてお届けいたします。
皆さん、こんにちは。マリアです。
tomyさん、今日は最初からやる気満々ですね。
マリア先生、毎度。
いやー、前回の基本形マスター編で、二層船って名前を聞いた時から、
頭の中でずーっと船が二つ並んでプカプカ浮いとるんですわ。
今日こそはそれを自分の手で形にして、浸水式を取り行いたいと思います。
浸水式ですね。いいですよ。バッチリマスターしましょう。
この二層船の基本形は、風車の基本形のもう一つの折り方としても使われる、とっても合理的で美しい折り方です。
まずは、ステップ1。16マスの格子状と対角線の折り筋作りからいきましょう。
よっしゃ、まずは基本の折り筋作りやな。爪でぎゅーっといくで。
はい。まず、色が出るように座布団折りをしてから、一度全て広げます。
次に、縦と横それぞれに中心線に向かって折る観音折りをします。
これを一度白い色が出るように正方形に置き直して開くと、
縦に3本、横に3本の均等な折り線がついて、全部で16分割のちっちゃい正方形のマス目ができたで。
その通りです。そこへさらに、左右の対角線、バッテンの形にもしっかり折り線をつけて戻してください。
これが下準備です。
格子状の線に斜めのバッテン、これで準備完了や。
では、ステップ2。お屋根を開く、です。
ここからが二層舟の一番面白いところですよ。
一度つけた折り線を利用して、縦方向に観音折りをします。
つまり、左右の辺を中心線に合わせるようにパタン、パタンと内側へ折ります。
左右を真ん中に折って、縦長の長方形になったわ。
そうしたら、その状態のまま、今度は上側の観音折りされている部分に指を入れて、左右に襟を折るようにパカッと開いてみてください。
左右に襟を折るように開く。
あ、斜めの折り線があるからそこをガイドにして引っ張り出す感じか。
よっ。
そうです。上を向いていた橋が左右に開いて、12時のところにきれいなお家のお屋根の形ができましたね。
舟を逆さまにしたような形です。
おお、ほんまや。お屋根ができた。きつねの顔みたいにも見えるな。面白い畳まれ方するわ。
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さあ、仕上げのステップ3、大航海へ出発です。
今、お屋根ができた紙をくるっと180度回転させてください。
くるっとな?今度はお屋根が手前6時方向にきて、まだ折ってないまっすぐな方が上12時方向にきたで。
はい。今、上にきたその部分も先ほどと全く同じように、関の折りの隙間に指を入れて、左右に襟を開くようにお屋根の形を作ってみてください。
よっしゃ、さっきの感覚を忘れないうちに、指を入れて斜めの線に合わせて左右に引っ張り出して、上から優しくつぶす。ほい、できたー。
ここでナレーションによる解説です。
上側と下側、両方にお屋根の形が開かれました。
これを少し立体的に整えると、まるで2隻の船が背中合わせにピタッと合体したような姿になります。
これぞ伝承の技、2層船の基本形の完成でございます。
わー、すごいわ先生。上にも船、下にも船、きれいに2つの船がドッキングしとる。これが2層船か。めちゃくちゃイキやん。
トミーさんお見事です。
折り筋がしっかりついていたので、お屋根が1ミリのずれもなく、ピシッと左右対称に開けましたね。素晴らしい出来栄えです。
いやー、自分でお屋根をパカッと開いた瞬間は何とも言えん快感やね。脳の普段使わんところがパッと目覚めた気がするわ。
折り紙は指先を使うので、脳の活性化にもいいんですよ。
この2層船の基本形は、ここから噴射にしたり、お人形の椅子にしたり、色々な作品に変化させることができる万能の形なんです。
ここからさらに変身するんか。ますます折り紙のファンになってまうわ。
ラジオをお聞きの皆様、いかがでしたでしょうか。
観音折りとお屋根を開く工程、言葉だけだと少し難しく感じられますが、一度コツをつかむとパタパタと魔法のように折ることができます。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
皆様も自分だけの2層船、作って一緒に大航海へ出かけましょな!
左右に開くお屋根の先に広がる無限の造形美。
マリアの折り紙教室、今回はここまで。
また次回の教室でお会いしましょう。
ごきげんよう、一度さようなら。