はじめに:数字に隠されたマジック
おはようございます。オサナイ和志です。 青森で中小企業診断士として経営コンサルをしたり、「オサナイだけど、背中は押します。」を合言葉に、全国の中小企業社長さんや社員さんを応援しています。
ということで、また新しい一週間が始まりましたけども、ゴールデンウィークが先週明けまして、まだちょっと休みぼけかなという方もいらっしゃるかもしれませんけども、月曜日スイッチを切り替えて元気にやっていきましょう。
ということで今日はですね、その数字あなたは騙されていませんか?というテーマでお送りいたします。
皆さんニュースとかね会社の資料でこんな数字よく見にしませんか?平均年収丸々万円とかね売上30%アップとか顧客満足度92%みたいなねそういう数字って何となくですね客観的で正確なものに見えますよね。
でも実はですねこれ数字って見せ方一つで全く別の印象を与えることができるんですね。
今日はですね僕が前職の信用保障協会で27年間予診審査であったりとかね、あと経営分析のために統計データを扱い続けてきた経験と、そして中小企業診断士として毎日企業の数字と向き合ってきたからこそ気づいた数字のマジックについて分かりやすくお話ししていきたいと思います。
先週の水曜日の配信で聞いていただいた方は分かっていたかと思いますが、貯蓄の会で平均値と中央値の違いについて話したんですが、今日はそこからもう一歩踏み込んで数字に騙されないための見方というものをお伝えしていきたいと思います。
知っているだけで判断力がグッと上がる話ですので、ぜひ最後まで聞いてください。本題に入る前に少しお知らせをさせてください。
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ということで今日はですね、その数字あなたは騙されてませんかというテーマでお送りしたいと思います。早速ちょっと本題に入っていきたいんですけども、
数字のマジック1:平均値のトリック
今日お伝えするのはですね、数字の3つのマジックです。これ別にですね、誰かが意図的に悪いことをしているわけじゃないケースも多いんですよ。
ただ受け取る側がね、ちゃんとした読み方を知らないと、これね、知らず知らず知らずのうちにですね、判断を誤ってしまうことがあるんです。それが怖いんですよ。
ということで3つ早速紹介していきたいんですけども、まずその1なんですが平均値のトリックというものです。これね、先週の配信でも少し触れましたが改めて整理しますね。
例えばなんですけども、この地域の世帯あたりの平均貯蓄額は〇〇万円ですという数字があったとします。これを聞くと、大体それぐらいが普通なんだというふうに感じませんか。
でも平均値って一部の極端に高い数字がある場合、そこに引っ張られて実態よりずっと高く見えてしまうことがあるんですよ。
例えばなんですけども、ここの地域の世帯の平均の5人の年収が200万円、250万円、280万円、300万円、そして5000万円だったとします。
そうすると、この5人の平均は全部足して5で割ると1206万円なんですね。でも実際には4人が200万円から300万円台だったわけですよ。
これね、僕は前職で保障協会で審査業務とかやってたのでわかるんですけども、業界の財務データっていうのは経営指標とか平均値っていうのを毎日見てたんですけども、こういう引っ張り現象っていうんですか、こういうことって本当に頻繁に起きるんですね。
特に中小企業と大企業が混ざってしまったデータとかは平均だけで見ると全然実態が見えないんです。
ですから先週お話しした中央値というものと一緒に確認することが大事なんですね。全員を順番に並べたときのちょうど真ん中の値、それが中央値ということなんですね。
ですから平均値と中央値が大きく離れているときはこれ要注意のサインだというふうに思ってください。
数字のマジック2:パーセントの罠
2つ目がパーセントのマジックって僕はいつも言ってますけども、例えばですけども売上が前年比150%って聞くとすごい成長しているように聞こえますよね。
でも昨年の売上が10万円で今年が15万円だったらどうですか。
これ確かに15万割10だと1.5ですからこれを100%に変えると150%になるわけですよ。
増加額はたったの5万円なわけですよ。でも150%前年比150%って言ったらすごいインパクトがあるわけですよね。
逆のパターンもあります。例えばコスト削減に成功しました20%カットしましたって言っても元々のコストが月に5000円だったとしたら削減額はこれ1000円しかならないわけですよ。
年間でも12000円なわけですよね。ですからすごいことのように聞こえるんですけども金額としてはほとんどインパクトがない。
これですね診断士として企業の決算書を見るときに本当によく出てくるんですよ。
あらり率が改善しましたっていう報告があっても売上そのものが半分に下がっていたら会社全体としての状況は悪化しているかもしれないわけですよ。
ですから大事なのは何に対しての何%なのかということそしてその元になる数字はどれくらいの規模なのかということを必ず確認することなんですね。
%っていうのは単体で見ると実体を見余りやすいこれ典型的な数字なんです。これが%のマジックって言ってるんでこれも気をつけてください。
数字のマジック3:グラフの視覚トリック
それが最後マジックの3つ目はこれグラフの四角マジックって言うんですけどもこれがね特に気をつけてほしいところなんですね。
グラフってね縦軸横軸ってあるじゃないですか。縦軸Y軸っていうのこの開始点がゼロじゃない場合があるんですよ。
例えば本当は95から97に増えた数字があったとします。Y軸をゼロから始めると変化がほとんど見えないわけですよね。2か4にしか増えてませんから。
でもY軸を94から始めるとまるでね急激にビョーンって伸びたように増えたように見えてしまうんです。
これね僕もそういうことを使うことありますよ。
例えばプレゼン資料であったりとかあとはねよく見るのは広告とかでもよく使われるテクニックなんですがこれ意識しないで見ているとこの会社すごく成長しているなとか急に悪化したなっていうふうな誤った印象を持ってしまうんですね。
なので僕前職の保証協会で仕事をしていた時も事業者さんから提出される事業計画書にこういったグラフがたまに入っていることがあったりするんですよ。
なので数字そのものは嘘をついてないんだけど見え方の工夫で印象を変えているっていうそういうことがね実際にあるんです。
ですからグラフを見るときはまず一番最初にY軸の開始点を確認するというこの習慣ぜひ今日から取り入れてみてみてはいかがかなというふうに思います。
数字リテラシーの重要性
この3つのですねマジックに共通していることがあります。
それは何かというと数字は事実だけど真実とは限らないということなんですね。
僕が診断士として現場で感じているのは数字があると安心してしまうという心理的なバイアスがですね経営者にも社員にも結構あるということなんですね。
数字と根拠があるとかデータがあるってそれだけでやっぱり深く考えずに受け入れてしまうんですよ。
でも数字を正しく読む力つまり数字リテラシーがあればですね同じデータを見ても気づけることが増えるんです。
騙されなくなるというよりは自分で考えられるようになるんですね。
ですから経営判断にも日々の仕事の判断にもこの数字リテラシーというこの力は絶対に役立つので
ぜひ今日お話しした3つのマジックのことを日常意識してみてはいかがかなというふうに思います。
まとめとリスナーへのメッセージ
はいということで今日もお聞きいただきましてありがとうございました。
数字ってね客観的で信頼できるように見えるからこそなんですけども逆に騙されやすいんですよね。
でも今日お話しした3つのポイントを意識するだけで見え方がガラッと変わりますので
平均値と中央値をセットで見るということそれからパーセントの元の数字の規模を確認するということ
それからグラフのねY軸の開始点を確認するというこの3つぜひね今日から使ってみてはいかがかなというふうに思います。
ということで今日はその数字あなたは騙されていませんかというテーマでお送りいたしました。
挑戦が人生だ。Don't worry, be happy.
それではまた明日この時間にお会いしましょう。今日も元気にいってらっしゃい。