日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の露口一郎です。
今回のテーマは「投資詐欺に遭わないためのポイント」です。最近、20〜30代を標的とした悪質な投資詐欺が相次いでいます。生活不安や投資への関心につけ込み、暗号資産(仮想通貨)や外国為替証拠金(FX)取引を装って勧誘されるケースが目立ちます。
投資詐欺といえば、少し前までは高齢者がターゲットでしたが、最近は被害の中心が若年層に移りつつあります。特に狙われやすいのが1990年代半ば以降に生まれたZ世代です。インターネットでSNS(交流サイト)を頻繁に利用しており、知らない人との交流に抵抗が少ない人も多いからです。
「この仮想通貨は必ず値上がりする」「何もしなくてももうかる」――。多くの詐欺グループはSNSに高級車や高級マンション、ブランド腕時計などの写真を投稿し、金満ぶりをアピールしたうえで、投資に勧誘してきます。「1人誘えばさらにお金が入る」などとして、友人や同僚から誘われるケースも相次いでいます。しかし、被害に遭うとだまし取られたお金を取り戻すのは非常に困難です。番組では詐欺の手口を紹介するとともに、だまされないための心構えを何点か挙げています。REINAさんも「とにかく、うまい話には気をつけたほうがいいですね」と話していました。
番組後半の人気コーナー「REINAのFunny Japan」は「日本の飲み会文化」がテーマでした。アメリカでは平日の夜は家族などと自宅で食事をとることが多く、REINAさんは来日した時、日本の会社員が平日から飲み会を開いていることに驚いたそうです。「実際、日本に来てから外で飲む機会が増えた外国人も多いと思います」(REINAさん)。今回は「なぜ日本人は飲み会を開きたがるのか」に始まり、飲みニケーションは必要か、飲んだ時の失敗談などの話題で盛り上がりました。お酒で失敗した経験は誰しも大なり小なりあると思いますが、お酒は飲んでも飲まれないようにしたいものです。