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2022-11-20 05:10

#379 【刻】トンネルの出口が3つある/時刻表は読み物だからな(32)

時刻表は読み物だからな!(笑)

第32回です。

北海道に出口が3つあるトンネルがあり、なぜそうなっているのかの経緯を話しています。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

「#351 【刻】くるくる回っている?/時刻表は読み物だからな(29)
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1pavcm/a-a8mq0ga

「令和の時代に必要なの?時刻表の世界/有隣堂しか知らない世界」
https://youtu.be/A_gzRkM3YeM

#156 電車の時刻調べるならネットを見ればいいけど、時刻表は読み物だからな!(1)はじまりは有隣堂。
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1gdn10

#044 時刻表を語る
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1bf1t3

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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、特書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、特書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「トンネルの出口が三つある。時刻表は読み物だからな。」の32回目です。
前回は、上り線と下り線が少し離れていて、しかも下りホームが地中深くにあるというドア駅の話をしました。
トンネルの話をしたので、その続きで北海道のちょっと変わったトンネルの話をしようと思います。
札幌のある同地域から東の徳勝地方に向かうところに、狩勝峠というところがあります。
眠る本線の南所で、そのピークは明治40年に完成した1km弱の狩勝トンネルで越えていました。
トンネルを抜けた徳勝側を大きなカーブで降りていく景観は圧巻で、日本三大車窓の一つに数えられたほどだそうです。
でも、峠を越えるのはとにかく大変です。
大きき機関車でこの区間を走るとき、狭いトンネル内に充満する煙で、運転士が窒息死するような事故も発生していました。
高速化の妨げでもあり、少し南に全長6kmほどの新狩勝トンネルを掘り、昭和41年に付け替えが行われました。
このトンネルが作られた頃、滝川経由の眠る本線をずっと南でショートカットする赤松線の計画がありました。
その赤松線もこの新狩勝トンネルを通ることになりますが、その線形からトンネル内での分岐となり、
滝川方面に向かう線路と、赤松線で夕張方面に向かう線路が別の出口から出るように設計されました。
そう、トンネルに出口が3つあるわけです。
トンネル内の分岐部には上落合信号場があります。
眠る本線も赤松線も単線なので、必要に応じて信号場で列車の待ち合わせを行うことができるようになっているんです。
当初はここに駅を設けて、乗り換えの取り扱いを行う案もあったようですが、結局採用はされませんでした。
実際、ここでの乗り換えはほとんどニーズがなさそうな気がします。
僕はこのトンネルを特急列車で通ったことがありますが、その時に信号場で待ち合わせる列車を見たことがあります。
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特急の方が優先なのでここで停まることはありません。
でもなんとなくトンネル内で停車する列車に乗りたいなと思ったものでした。
2022年の時刻表でこの区間を見てみると、
眠る本線東鹿越新徳間は2016年8月の台風被害の影響により不通となっています。
また東鹿越新徳間ではバス代行輸送を行っています。と書かれていて、
時刻の方も東鹿越新徳間は行を改めてバスマークがついたものになっています。
台風の被害はトンネル内の信号場から東鹿越への間です。
利用が停滞していたこの区間の復旧は断念され、
最終的にフラノから新徳までの眠る本線区間は廃止が決定してしまいました。
なんと81.7キロもの区間の廃止です。
昔は北海道の大同脈であり、特急をはじめ貨物列車も多数走っていた区間でした。
僕はフラノ生まれなので、なじみ深い路線でもあっただけにとても残念に感じますが、
これも時代の流れで仕方ないことだなぁと思っています。
読書と編集ではITを特別なものではなく常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクからまたは
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概要欄にリンクがありますのでフォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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