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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
日本腎臓学会西部学術大会のシンポジウム「生体腎ドナーに関する諸問題」に登壇した内科医たけおが、サイコネフロロジー(腎臓病と精神・心理的ケアの領域)の視点から発表内容のエッセンスを振り返りました。
シンポジウムには移植内科、泌尿器科移植外科、腎臓内科の医師らとともに登壇し、心療内科的・サイコネフロロジー的な観点から生体腎ドナーの課題について問題提起を行いました。サイコネフロロジー全体として先行研究が限られているなか、レシピエントに比べてドナーを対象とした研究はさらに少なく、極めて貴重なテーマです。
生体腎移植のドナーは本来健康な人であり、その身体に侵襲を加えるため、事前の適応判断や意思確認は極めて慎重に行われます。腎機能自体の評価に加え、自発的な提供意志や意思決定能力があるか、受領者との関係性に問題がないかを、精神科医や心療内科医といった第三者が面談等を通じて厳密に確認するプロセスが不可欠です。近年は親族間(親子や兄弟間)だけでなく夫婦間での生体腎移植が急増しており、提供背景の多様化に応じた細やかな評価が求められています。また、提供者自身が「提供した腎臓が移植先でしっかり機能するか」に強い不安を抱くケースも多く見られます。
国内外の知見としても、国内研究では術後ドナーの約15%に満足度の低下が見られた報告や、米国の「ホール・ドナー研究」において術後に抑鬱・不安・後悔を抱えるドナーが存在した報告が示されています。国際ガイドラインであるKDIGOなどでもドナーの術後心理フォローアップの必要性が明記されていますが、実際にはレシピエントと異なりドナーの継続的な通院体制を維持することは制度的・臨床的に難しいという実情があります。
術前の自発的意思の確認と意思決定能力の評価を徹底すること、そして術後は腎機能の管理にとどまらず、心身や心理社会的な側面まで見据えた継続的フォローアップ体制を整える重要性を改めて提示した内容です。
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