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2023-03-28 11:13

AIを使わせないために紙と鉛筆に戻るべきなのか

「AIを使わせないために紙と鉛筆に戻るべきなのか」

以下の本から戻るべきではない理由を4つご紹介しました。

AI for Educators: Learning Strategies, Teacher Efficiencies, and a Vision for an Artificial Intelligence Future (English Edition) Kindle版

英語版 Matt Miller (著)

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BYPL6ZBV


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それでは今日の本題に入りたいと思います。
今日お話ししたいのは、紙と鉛筆の時代に戻るべきなのかということですね。
これはですね、これを話そうと思ったのは、
実際にインドの先生方にですね、このChatGPTの話とかをすると、
まずインドの方にもいろんな考え方の方がいらっしゃって、
もうこれはどんどん取り入れていくべきだという方もいらっしゃると、
その正反対のことを考える先生方もいらっしゃいます。
中には、やっぱり紙と鉛筆の時代に戻るべきなんじゃないかというね、
そういうアイデア、そういう考え方の方もいらっしゃいます。
実いうとこれはインドだけではなくて、
Twitterとかでもですね、結構そういう書き込みを見るんですね。
それについて、僕個人はあんまり賛成ではないんですけど、
紙と鉛筆の時代に戻るということはですね、
ただ僕が言っているだけよりも、
もうちょっと有名な方がおっしゃっていることを引用した方がちょっと説得力もあるんじゃないかと思ってですね、
今日は最近出たばっかり、3月15日に出たばっかりのマットミラーさんの本をご紹介したいと思います。
このマットミラーさんの本のタイトルは、ちなみに英語の本なんですけど、
AI for Educators、それが一番メインのタイトルで、
そこの下に小さくですね、
Learning Strategies, Teacher Efficiencies and a Vision for an Artificial Intelligence Futureと書いてありますね。
今のところ13個の評価があります。
平均がいくつかな、4.5ぐらいですね。
4.4か、星5つの人が72%ですね。
日本のAmazonでももちろん買うことができます。
これね、紙のバージョンはないみたいです。
電子書籍のみみたいですね。
値段は1250円です。
非常に薄い本ですね、120ページしかないので、
英語なんですけど、それほど時間もかからず読めるのではないかと思いますね。
この本の中に、さっき申し上げたあれがあります。
紙と鉛筆の時代に戻るべきなのかという、そのマットミラーさんの考えがあります。
でね、マットミラーさんは短期的にはそれもありかもしれないということは書いてますね。
もう本当に、一書きとかそういう、急にね、皆さんが急に宿題とかにチャットGPTとかを使い出してしまって、
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今までの前提が崩れてしまってですね。
それで、事業が成り立たないような、そういう状況はしょうがないから紙と鉛筆に戻ってもいいんじゃないかということは、
マットミラーさんもお書きになっています。
だけどそれは本当に短くするべきだというふうに書いてありますね。
プリーズというのはいくつ書いてあったかな。
4回ぐらいプリーズというのを入れて、それは短くしてくださいというふうに書いています。
で、その理由をですね、ちょっと以下にご紹介しますが、4つ挙げています。
まず一番大きな理由はですね、
まあそれで、紙と鉛筆にすると、確かにね、人工知能、チャットGPTとかによって何にも考えないで作文を出してしまうとか、
そういう弊害を避けることができるっていうね、そういうメリットはあるんだけど、
それより多く、もっと多いデメリットがあるということなんですね。
特にデジタルの場合は、彼が挙げているのはボイスタイピングとかですよね。
つまり声で音声入力ができるし、それから一部を拡大したりするマグニフィケーションとかそういう機能も、
それは目が視覚障害を持っている人とかですよね。
あとそれから、その言語がわからない。
マットミラーさんの場合はこれは英語の話者なので、トランスレーションサービスというのは、
例えば日本人の子供がそこに、アメリカの学校にいたときに、
紙と鉛筆の授業ではそれが自動翻訳とかもできないけど、コピー&ペーストとかできないですよね。
だけどそのデジタルだったらそういうことができると。
なので、そういういろいろな学習障害ですよね。
そういうものを解決することにデジタルは役に立っていると。
だけど、それを紙と鉛筆に戻ってしまうとそういうことができなくなってしまうので、
すでにマージナライズというのは周辺化されているってことかな。
周辺化されている人たちをさらにデメリットを与えてしまうと。
なので、それが第一の紙と鉛筆の時代に戻るべきではないということですね。
2番目の問題としては、多分ですね、
学生の中でもすでにリソースブルないろんなものが使える学生は、
それを回避する方法をいくらでも見つけてしまうということですよね。
例えばスマホとかを机の下で使ったりすることもできるわけです。
例えばトイレとかですね。
それで書いたことをお互いの友達にシェアしたりすることができるわけですね。
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本当に、例えば紙で配られたとしても資料とかがね、
それをスマホで読み取ってテキストに変えてしまう。
そういうことは本当にできてしまうわけなんですね。
なので、そういうことができる学生とできない学生の間がさらに格差が開いてしまうわけです。
それが2番目として、マットミラーさんがその紙と鉛筆に戻ることを反対している理由ですね。
3つ目は、やっぱりフィードバックが遅れてしまうということなんですね。
皆さんもGoogleドキュメントとか使ってらっしゃる方はご存知だと思いますけど、
Googleドキュメントでシェアしているときは、
先生がですね、もう本当にあれなんですよ、
学習者が作文を書いている間にも先生が見ながらフィードバックを与えることができるわけですね。
ですけど、それが紙の時代になってしまうと、
例えば学習者が作文を書いたらそれを実際に持ってくるまで先生は見ることができません。
宿題だったら家で書いて、次の日にその先生の授業があるときまで、
あるいはその次の日に授業があればいいですけど、
海外の中東教育だったら1週間に本当に2コマとか3コマしか日本語がない授業があります。
週1回のときもあります。
そういうときは本当に1週間に1回しか先生に会えないので、
そのとき1週間に1回先生が何か作文を出題して、
その次の週にそれを回収して、
そのフィードバックをその次の週に、さらにその次の週にフィードバックを返すというような、
そういうタイムスパンになってしまうこともあるわけなんですね。
なのでこういうフィードバックが遅れるので、
紙と鉛筆の時代に戻るべきではないというのが3つ目の理由ですね。
それから4つ目の理由が、
それはオーセンティックではない、つまり神聖性ですよね、本物っぽくないということです。
彼らの未来にとって本物じゃないということなんですね。
なんでかというと、学校の中では紙と鉛筆でももしかしたら何とかできるかもしれませんけど、
それが会社に入ってもずっと紙と鉛筆で仕事ができるなんてことはありえないわけですよね。
なので本当に皆さんメールも書かなければいけないし、
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ビジネスチャットとかでも本当にすぐに答えなければいけないようなこともたくさんあります。
さらに言うともう本当に会社とかでも、今のここの部分ではない別のページですけど、
このマットミラーさんはやっぱり人工知能が普通に普及して、
会社の中でもパソコンを使うように人工知能を普通に使って仕事をするようになるというふうに予測しています。
というかもう予測というか既にそうなっていると僕は思うんですけど、
この本が書かれたのは確かまだ3ヶ月ぐらい前の話ですから、
ちょっとその辺はタイムギャップがあるのかもしれませんけど、
そういうふうな感じで学習者の未来に対してそれは本物っぽくない。
なのでそれがその4番目のこの紙と鉛筆の時代に戻るべきではないというマットミラーさんの主張の4番目の理由になります。
これらの理由があるので、実は僕もここに書いてある4つの理由というのは本当にその通りだと思います。
なので、もう本当に今までのカリキュラムが本当に崩れてしまうような状況になっていて、
学級崩壊みたいになっちゃうんだったらもう本当はそれは短期的に紙と鉛筆だけにします。
デジタルは禁止ですということもありかもしれないですけど、
そういうのはもう本当にそういうごく例外的なところを除いて、
僕自身もですね、この人工知能が普及してきたから紙と鉛筆の時代に戻りましょうという考え方には僕自身も賛成することはできないというのが正直な気持ちですね。
それでは今日はあまり長くありませんでしたが、ここまでにさせていただきたいと思います。
それでは良い一日をお過ごしください。そして冒険は続きます。
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