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夜間高校の教員時代に出会った生徒の話
2026-04-10 10:44

夜間高校の教員時代に出会った生徒の話

夜間高校で教師をしていた時に
出会った生徒の話です。

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00:05
スピーカー 1
はい、こんにちは。 ひめこのエピソード🎙️トーク、今日も始めていきますね。
今日はね、私が夜間高校の教師をしていた時の話です。 私、教員歴があるんですけれども、もともと教師をやってて、
スピーカー 1
正職員でね、とある公立高校で働いてたんですね。 私、ちょっと特殊な経歴でですね、夜間高校で働いていたんですよ。
夜の学校ね。 その学校の4年生の担任をしていた時の話です。
スピーカー 2
夜間高校って、基本4年生なんですよね。授業が夕方からだからね。 そこの4年生の時に、キャリアデザインっていう、
いわゆる就職とか進学とかの将来とかを考える、そういう授業があったんですよ。 学校が設定している
スピーカー 1
進路の授業ですかね。それで私は、そのいわゆる進学組の子たちをちょっと見てたんです。
ほとんどは就職するんですよ。うち職業系の夜間高校だったからね。 だけどその一部、進学を考えている子たちがいて、その子たちのその進路、
将来やりたいこととか、そういうことを一緒に考える授業をしたんですね。 その時に一人、建築系の学校、専門学校を進学先に選んだ子がいたんですよ。
スピーカー 2
で、その時に、なんであんたさ、進学しようと思ったの? って言ったら、ほとんどが就職する学校だからね。
スピーカー 1
とある子に聞いてみたんですよ。 今日話しする子っていうのは、男の子なんですけど、
学校をサボり癖があって、なんかギリギリ、 単位ギリギリなんですけど、基本的に頭がいい子なんですよ。
スピーカー 2
頭がいい子なんだけど、アルバイトとかお金を貯めることとか、趣味とか、そういうところに時間を抑えているような子で、
スピーカー 1
学校生活ってのは、必要最低限のエネルギーだけで保っているような子だったんですよ。
で、その子ね、なんかすごく不思議だなって思ってて、結構無気力の層に見えるんだけど、結構格好が、身なりがすごくしっかりしてたんですよ。
っていうのも、おしゃれだったんですよね。すごく清潔感のある格好をしてたんです。
スピーカー 2
うちの夜間高校で、家が貧しい子が結構いてて、同じ服ずっと着てることとか、ボロボロの服着てることが結構いたんですけど、
その中でその子はすごくきちんとした格好をしてたんですね。清潔感のあるね。
で、その子の話に他の先生と喋った時に、あいつはすごく身なりがいいんだよね。髪の毛もしっかり、いつも綺麗に整えてるし。
03:00
スピーカー 1
家はそんなに貧乏な家ではないみたいで、普通の家庭みたいだね、みたいなことを言ってたんですけど。
スピーカー 2
で、その子と話しする機会があって、あなたなんで建築系の学校に行こうと思ったの?って聞いた時に、俺は二級建築士の資格を取りたい。
最終的には大学にも進学したいんだけど、やっぱり学力が足りないから、まず専門学校で勉強したいと思ったって言っていたんですね。
で、それで俺はすごくこの部屋に興味があるんだと。
スピーカー 2
で、自分の家は実はすごく、俺の部屋は清潔、綺麗で無駄なものがない、ミニマニストに近いのか、すごく俺整理整頓が好きで、めっちゃ綺麗な家なんだよって自分で言ってたんです。
スピーカー 1
自分の部屋がね、そう。
で、それで俺はすごく車が好きで、将来的にその家を設計したいなって思いがあると。
スピーカー 1
どんな家を設計したいの?って聞いたら、自分ところの家にガレージがガラスで見れるようにして、
で、リビングでお酒飲みながら、家の車が見えるような間取りの家を作りたいなという、車好きのための家を作りたいって言ってたもんね。
スピーカー 2
なんかそれ聞いたときに私すごく面白いなって思って、
スピーカー 1
家って言ったら普通に安心感のある家族のぬくもりを感じられる家とかをね、そういうことを思って建築士になるのかなと思ったら、
その人完璧趣味なんですよ。趣味、自分の好きな車、もしくは自分の同じように車の好きな人のための家を作るって言ってて。
確かに美意識がすごく高い子だから、家のデザインとかは確かに向いてるかもなーって思ってて。
スピーカー 2
でもちょっと掴みどころがなくて、なかなか私たち教師との距離感もなんか持ってるような子だったんですけど、
スピーカー 1
思い切ってその子に提案したことがあるんですよ。
私美術部の顧問をしてて当時、その時に安藤忠夫さんの講演会のお知らせが来たんですよ。
安藤忠夫さんって日本を代表する名建築家じゃないですか。
それは美術部の子たちに向けての美術の講演会のお知らせだったんですけど、
スピーカー 2
私顧問だから別に誰呼んでもいいよなと思ったんで、その子美術部じゃなかったんだけど、
スピーカー 1
例の建築系専門学校に声かけてみたんですけど、
スピーカー 2
あんたさ、建築興味があるって。
安藤忠夫っていう有名な建築家さん知ってる?って言ったら、
名前だけは知ってるけど、みたいなときに言ったときに、
スピーカー 1
いや、あんたなーってこれから建築系の学校に行くんやったら、ちゃんと一回一流の人間の話聞いた方がいいでって。
今度、どこどこでの博物館で、安藤忠夫さんがね、講演会するんだけど、あんた来ない?って言ったんですよ。
06:06
で、断るかなと、めんどくさがりの子だから断るかなと思ったんだけど、
スピーカー 2
すぐ、行くよ俺って言った。
スピーカー 1
だけど、集団行動とか好きじゃない一匹狼な子だったから、
俺みんなと一緒に車で行くの、いや、電車で行くの嫌だぞ。
俺車で行ってもええか?って言ったんですよ。
確かに、大学4年生だから19歳だし、普通に車の免許持っててもいい年齢だったんですよね。
本当だったら、印刷するときって、ちゃんと学校に届出をして、
スピーカー 2
学校の校長先生、教頭先生にちゃんと、この子たちを印刷していいですか?っていう、
このお伺いの文書でちゃんと出して、許可をもらわないといけないんだけど、
スピーカー 1
そこのところは、私責任持たないけど、車で行けんやったら、行っていいでって言ったんですよ。
スピーカー 2
だけど、ちゃんと時間守ってやって。
スピーカー 1
事故あっても、こっちは責任持たれへんけど、ええか?って言ったんですよね。
そうしたら、それだったらいいよ、行くよっていうことで行ったんです。
当日、私たち4、5人の生徒を引き連れて行ったんですよ。
その講演会にね。
スピーカー 1
その時に、美術の見覧会も一緒に見ることができたんで、それを見ながら行ったんですけど、
その子、来ないんですよ。ギリギリ時間、待ち合わせ時間、10分前、15分前になっても、
スピーカー 2
なかなか早い時間ですけど、早めに来いよって言ったんですけど、来ないな。
どうなんだろう、ちゃんと来るのかなと思ったら、ギリギリ2分前に来ました。
そしてその子、制服で来いよって言ったのに、ジーンズに派手なTシャツで着たんですよ。
あんた、この格好で講演会場に行かれへんでって言ったら、
スピーカー 2
大丈夫よ、そう思って、ちゃんと制服も持ってきたんや。
スピーカー 1
ギリギリまで制服着たがらなかったんですよね。
実感になって、パパッと着替えてきて、
それでその後も一緒に展覧会の講演会を見たんですよ。
ホールみたいなところでやりましたけどね。
それを見た後、この後帰るかってことになったけど、
スピーカー 1
じゃあ俺帰るからってすって帰って行ったんだけど、
その子に心に安藤忠夫さんの言葉が響いたらいいんですけどねって思って。
その子とは授業しか関わらなくて、あと国語の授業で少し関わってた子なんですけど、
スピーカー 2
なんかね、一匹狼的な子だったけど、
なんかね、うちのことを気にかけてくれるというか、
先生って声かけてくれるときもあって。
スピーカー 1
だけど、その子とはすれっきり授業以外で会うこともなくなって、
スピーカー 2
最終的には進学先が決まったことで、
結局就職組と一緒にキャリアデザインの授業を受けることになったから、
スピーカー 1
私が直接的にその子の授業で見ることはなくなったんだけど、
09:02
スピーカー 1
だけど、なんかその子のことをすごく心に残ってて、
あれからもう5年ぐらいは経つので、
彼ももう歯24号ぐらいにはなってるかな年齢的に。
でもう単大、単大というか専門学校ももう卒業して、
スピーカー 2
何か仕事に就いてるかもしれないけど、
スピーカー 1
何かどこかでその子が活躍してたらいいなということを思いますね。
卒業生の子っていろんな子がいましたし、
夜間高校って結構性格的に家庭環境が苦しかったこととかで、
スピーカー 2
ちょっとねじれてる子とかもいたんですけど、
だけどね、やっぱりみんな可愛い方ですね。
スピーカー 1
大変なヤンキーもいたけどね、
結局いろんな学校見たけどね、今でも生徒たち気になるのってね、
やっぱり夜間高校のヤンキーたちなんですよね。
ほんと、今何してんだかねって。
私もちょっともう都道府県思わたいで、
今はね、旦那さんとこの町に来ちゃったからさ、
スピーカー 2
もうそちらの方に戻ることはないんだけど、
スピーカー 1
でも何かの機会で会えるんじゃないかなとちょっとワクワクしています。
はい、というわけで今回はですね、
私が教員時代に出会った男の子の話をしました。
スピーカー 2
このようにこの番組はですね、
こういうふうにひめ子がこれまで遭遇したエピソードについて語る
スピーカー 1
映画番組として展開していきます。
今日の話が面白いなとか思ったり、
応援したいなっていう人がいたら是非ね、
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スピーカー 2
それではまた、ひめ子でした。
10:44

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