シーズン5開始の挨拶とリスナーへの感謝
ポッドキャスト番組犬からの伝言シーズン5の始まりです まずはですねシーズン5の始まりということでシーズン4まで聞いてくださいましてありがとうございます
シーズン5もねえっとまぁいただいたメールなんかが溜まったりとかしますので こういったところからご紹介しつつどういう対応していったらいいのかっていうところ
また話していこうと思いますのでぜひシーズン5もお付き合いいただければと思います 本日は早速いただいたお便りから始めたいと思います
ちなみにこの番組ではお名前を読み上げません 安心して送っていただければと思います
またリスナーの皆さんも良い悪いとかはジャッジせずにこういう場合だったらどうしたら いいのかなっていうのを一緒に考えていただけると嬉しいです
帰宅時の叱責と愛犬の反応に関するお便り
それではお手紙読ませさせていただきます 平田さんいつも聞いていますありがとうございます
トイプードルと暮らして3年になります 仕事から帰ると玄関まで走ってきてしっぽをぶんぶん振って私の周りをぐるぐるぐるっと回って喜んでくれます
でも私は上着をかけてメールを返して夜ご飯の支度をしてなんかこう結構バタバタ するのが日常です
足元にまとわりつく愛犬を蹴飛ばしてしまいそうになった時につい待って 強い声を出してしまいました
そしたら愛犬の行動がピタッと止まって耳を寝かして寂しそうな顔をしながらベッドに 向かっていきました
その時の表情がとても罪悪感をかきたてます それでもしばらくするとまた足元に戻ってきます
もちろん私としては一通りやらなければいけないことが終わった後は犬と一緒に リラックスの時間を取りますが待ってと何度言っても伝わらないときはつい強い誤調になってしまいます
動画などで30分のボール遊びをしてあげればとかっていうのも見たんですけれども 平日の夜に帰ってきてすぐ30分の時間を作るのは正直難しいです
ただこの待ってだけは毎日のように口から出てしまうようになっていて自己嫌悪に陥る時があります
トレーニングでお互いのストレスが減る形にできるものなんでしょうかというお便りでした 送ってくださいまして誠にありがとうございますこの話は正直ね
「寂しそうな顔」の正体:研究に基づく解説
結構現場でも聞いたりとかすることもあるので今回はこういったところを深掘りして みようと思います
改めまして k 9ハーモニードックトレーナーの平田順です 重ね重ねにはなりますが本当に勇気の必要な音お便りを送ってくださってありがとうございます
いただいたメールにお答えしつつ今日の終わりにはあの寂しそうな顔っていうのは何だっ たのかというのがわかるようにお話をしていこうと思います
あとは忙しい時間に30分のやることというのを増やさずにお互いのストレスを下げる やり方この2つをお話ししてみます
平日の夜に新しいタスクをもっともっと増やしましょうみたいな話ではないので安心して 聞いてください
まずは一つ私の目線から気になることがあります 愛犬はお留守番の間何時間も一人で待ってたわけじゃないですか
そしたら玄関の鍵の音がして走ってきて尻尾ぶんぶんで周りをぐるぐるぐると回ってこの 愛らしい行動は待っていた時間の分だけ
もしくは飼い主さんへの愛が大きいだけ出てきているものだと思うんですよね それが待ってのたった一言でピタッと止まって耳が寝てその場から離れていって
ベッドでふて寝する まあ時間にしたらこのスイッチの切り替えて1秒2秒3秒ぐらいの話だと思うんですけど
さすがに人間で言うと切り替わるの早すぎません この何時間分もの気持ちがたった一言待ってでシュンってなってしまうものなのかなと思うんですよ
しかもしばらくするとまた足元に来てくれるわけじゃないですか これ本当にシュンってなったら戻ってこないんじゃないかなって思うんですよ
私がお会いする飼い主さんからも同じ場面を何度も聞いたことがあります そして皆さん同じところでまあ自分を責めてしまうんですね
でかわいそうなことをしたって涙ぐむ方ももちろんいらっしゃいます なのでまずはあの寂しそうな顔本当に皆さんが思っている通りのものなのか
そんな研究があるのでご紹介したいと思います まず多くの飼い主さんが思っていることだと思うんですけれども
耳を寝かせて目を合わせないで身を低くするっていうあの寂しそうな姿 あれを反省しているかを反省している姿だと思っている方本当に多いんですけど
私も正直動物と関わりを多く持ち始めたばかりの頃はそう思ってました ただですね2009年ホロウィッツさんという研究者がこの研究をしています
研究用の部屋に犬と飼い主が一緒の部屋に入ります おやつを置いて食べないでねと犬に伝えて飼い主は部屋の外に出ます
その後飼い主が帰ってくるという流れの研究です ここで見られるのは飼い主さんが部屋を出ている間
愛犬がおやつを食べたのか食べていないのか 戻ってきた飼い主が気づいて叱ったか気づかなかったか
この組み合わせを変えてこの寂しそうな姿っていうのがいつ出るのかというのを見て いったという研究です
結果としては犬が本当に食べたかどうかでは差が出ませんでした 差が出たのは飼い主さんが叱ったかどうかの方でした
しかも一番強く寂しそうな姿が出たのは おやつを食べていない犬を叱った時でした
つまりあの姿は悪いことをしたと飼い主に気づかれた という自覚からではなかったんです
じゃあその寂しそうな顔寂しそうな姿の正体は何なのかというと2017年ドイツの フィルンケスさんという方が116頭の犬にいろんな場面を体験してもらった研究があります
その中に知らない人が大声でどなりながら近づいてくるというものがあります その時の犬の反応を見るという研究です
耳を軽く寝かせて目を合わせないで尻尾を下げる 耳を軽く寝かせて目を合わせないで尻尾を下げる
この姿を見せた犬が3割ちょっとあったそうです さらに耳を完全に寝かせて尻尾を巻き込んで体を低くした犬が2割近く
耳を完全に寝かせて尻尾を巻き込んで体を低くした犬が2割近く 合わせて半分程度ですね
この行動は行動学的にも説明がつくもので相手の攻撃を止めさせてその場を収める ための合図というものになっています
一つだけ勘違いしないでほしいのはこの合図が出たということはその瞬間 収めなければいけないだけの負担が
愛犬にかかっていたということです 合図だけなんだったら続けても大丈夫続けても平気そんなストレスじゃないんでしょ
そうじゃありません 負担はかかっています
犬の仲直りの合図と飼い主の罪悪感
犬はその瞬間瞬間を生きているものですので人間のように長い恨みを持つということは ないとは言わん言わないですねないわけではないんですけどマレーです
決してすべての犬がそうだよという話ではないんですけれども その場を収めるための行動として耳を伏せて体勢を低くして尻尾を下げている
飼い主さんの強い声という刺激に対して場を何とか収めるための合図をしている その後に飼い主さんに怒鳴られ続けなかったから
場が収まったと思ってまた戻ってきているということですね 実はこの戻ってくるっていうのに関しても同じ研究チームが別の合図というのを
調べています 先ほど知らない人が大声で怒鳴りながら近づいてきましたよね
この人がその後に普通に近づいて普通に挨拶すると 犬は普段の挨拶の時よりも高い割合で口元を舐めるという合図を見せたそうです
怖かった相手だからこそ仲直りに近づこうとする つまり犬自身から仲直りをしようとするんです
愛犬が足元に戻ってくるのは我慢の限界でやっぱり遊びたいから気持ちが抑えられなくて
ではなくて飼い主さんとの良好な関係を続けようとする自然な動きなんです ということはどうやら寂しそうな姿というのは飼い主が遊んでくれないから寂しい
というよりは飼い主が怒っているから一旦場を収めようとも考えられますよね じゃあ飼い主さんが感じている罪悪感というのはどこから来ているんでしょうか
飼い主のライフスタイルと犬との時間の価値
お便りには平日の夜に帰ってきてすぐ30分の時間を作るのは正直難しいです と本音を書いていただいています
あの正直私自身それでいいと思ってます それが飼い主のライフスタイルなので仕事から帰って上着をかけてメールを返して夜ご飯の
支度をしてそれだけでもう1日分の力を使い切ってる方って本当多いと思うんですよ で買い方に正解はないので家庭の数だけ正解があっていいと思いますし
そうであるべきだと思います 現場でも正しい買い方というのを追いかけて sns を見て動画を見て本も読んでおもちゃも買ってってした結果
本当にこれで私は良いのかなあってるのかな良い飼い主なのかなって 自信をなくしていく飼い主さんっていっぱい見るんですよ
ただ今回のお便りの本質はまあそこじゃなくてね 時間がなくて毎日同じ場面で同じ強い声を出してしまうことへの罪悪化
ここは本題だと思っています あなたの愛犬が持っている世界はたった一つ暮らしている家庭だけなんですよ
もちろんよその家の犬と比べたりはしません隣の家の犬が1日2時間散歩行ってようが 高級なドッグフード食べてようがあなたの愛犬は羨ましがらないんですよ
愛犬にとって大事なのは飼い主さんと過ごせる時間そのものですよね これは長さじゃなくて玄関で名前を呼ばれるその数十秒の方が後から取り戻せない時間より
ずっと確かなものになっていくと思います あともう一つだけ言っておくと玄関で熱烈な愛情表現自体は直さなくていいです
動画だと直してくださいとかって言われると思いますけど直さなくていいと思います 何時間も待っててようやく愛する人が帰ってきた
その時間分の正常な反応です 尻尾を振って顔とか手をねこう舐めてくれたり遊ぼうよって誘ってくれるのは困った行動じゃ
なくて嬉しいという気持ちがそのまま出ているだけだと思います なので直さなきゃいけないのは愛情表現の後に強い声が出てしまうその
流れの方です行動じゃないです 流れを変えましょうお便りではトレーニングでお互いのストレスが減る形にできる
もんなんでしょうかともありました 答えはできますしかも時間を増やさずにです
ストレスを減らすための具体的な3つのステップ
ここからそのやり方っていうのをご紹介したいと思います このやり方の選び方っていうのは順番がありますまずは一番負担の少ないやり方
から試してみましょう 専門的には最小限の侵襲
侵入の死に襲うで侵襲ですね lima リーマと呼ばれる考え方です
強く治そうとするほど犬にも人にも負担がかかります 今回で一番負担が少ないのは強い声が出てしまう場面をそもそも作らないことです
出る時出た後を直すよりずっと簡単です でこれができると背負ってるものっていうのも変わってきます
私は愛犬の心を無限にしてしまった 一度そういうふうに思ってしまうと繰り返してしまった時に簡単にその思考に陥ります
でそこで万が一傷ついてしまったらその傷は一生治りませんし 償うこともできません
でも実際に起きてたのは強い声を発した時に 愛犬が場を収めようとしたというこの一連の流れだけですよね
変えるのは過去の自分への後悔でもなくて強い声を発する場面そのものを作らない という手順です
あとまあなぜ強い声を発さないでほしいかっていうのも理由があって
2020年92頭の犬を調べた別の研究では犬を叱ったり罰したりするやり方で訓練された犬は
ストレスのサインが多く訓練後のストレスホルモンも高く 訓練の場を離れても物事を悪い方に受け取りやすくなっていたそうです
もう一つこれは持論なんですけれども強い言葉を使えば もちろん使っている本人も消耗します
まあでー お座りで強く言ってればもちろん飼い主も疲れますし
相手も強さに耐性ができてきます この強い言葉っていうのはネガティブなほど飼い主へのダメージも大きいと思ってます
なので強い声での指示や声かけっていうのは避けてあげてください 今日からできることは3つです
全部帰ってから数十秒でできます 大切なのは玄関の鍵を開けた後から部屋に入るまで毎日同じ手順にすることです
一つ目 荷物を置くより先にまず愛犬に向き合ってください
1分だけでいいです 名前を呼んであげて撫でてあげてもうわしわしわしわししてあげてください
玄関先でしゃがんでもいいですし靴を脱ぎながらでも構いません 抱っこしてあげてもいいと思います
長さじゃなくて順番です まずはお留守番を頑張ったことに感謝しながら
全力の愛犬の愛情表現に応えてあげてください 2つ目です
向き合ったら匂いを使うおもちゃを見せてあげてください 中におやつを仕込めるコングのようなものだったりとか
タオルにおやつを包んで結んだだけのものでも大丈夫です 鼻を使う時間は犬にとって満足度が高いというのは皆さんもご存知だと思います
飲み込めない大きさのものを選んであげてください もちろん中のおやつはもう変えてあげちゃってもいいです
大事なのは渡す順番の方です 出かける時に玄関に愛犬が届かないところに置いておきましょう
3つ目ですおもちゃで過ごす場所を決めておいてあげてください マットでもいいですペットでもいいですクレートでもいいです
最初は決めた場所の上でおもちゃを渡すだけで構いません 自分からそこに行けたらそこで褒めます
これを何回か繰り返しているとお帰りの愛情表現の後に愛犬が自分からその場所に行くようになると思います
これで愛犬の側に帰ってきたらここで過ごすんだという行動が一つ増えることになります なんでこれが効くかというと犬は文脈で記憶するのが得意なんですよ
家に帰ってきたらまずはたっぷり甘えてレアなおもちゃで遊べる これを毎日同じ手順に変えてしまえばいい
うまくいかない日があるのは当たり前です完璧じゃなくて構いません 完璧よりも合図が毎回同じであることの方が大事になります
叱る以外の選択肢とリスナーへのメッセージ
最後に犬の目線で一つだけお伝えいたします もし明日玄関を開けて愛犬が走ってきたら荷物を置く前に先に向き合ってあげてください
それだけで今日お話しした流れがもう始まっています 今回のお話の実験結果というのはあくまで客といたら100とみんな同じことをしたという結果ではありません
また憶測でうちの犬もきっとそうだろうからじゃあその通りに強い言葉でっていうのは 危険です
犬はそれぞれみんな違いますしそれぞれみんな個性を持っています 同じ犬種でも全く違う性質を持っています
今回一番お伝えしたいのは叱ってしまうこともあるかもしれないけどそうじゃない という選択肢もあるよということです
番組へのご質問やご感想はメッセージフロムドック アットマーク gmail.com までお待ちしております msg.from.dog
アットマーク gmail.com までお待ちしております 今回いただいたお手紙のようにお名前は出しませんので気軽に送っていただければと思います
また今回送っていただきました方本当にありがとうございます そして次回になります来週は sns のいい子と比べてしまうについて話したいと思います
それでは本日もお散歩お疲れ様でした気をつけてお帰りください k 9ハーモニードックトレーナーの平田順でした