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史上最大の素数・4102万4320桁?
2024-10-24 13:24

史上最大の素数・4102万4320桁?

毎日新聞客員編集委員 元村有希子
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この時間はズームアップ。毎週木曜日は科学です。先日発見された史上最大の素数およそ4102万桁。
どういうことなんでしょうか。素数って何だっけ。今日はこういったことにズームアップしていきます。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。元村さん、おはようございます。
おはようございます。
すごい素数が発見されたんですってね。
今日はこういうニュースをどう受け止めるかという。
そうですね。
まあ、ふーん、で結構です。
最初にもそういうこと言ってましたね。
ふーんって言うので結構なんですけど、ちょっとその先に湧いてくる疑問がいくつかあると思うのでお答えしましょう。
その1、素数って何だっけっていうことですね。
昔習ったなって言う方も多いと思います。
素数は、1とその数自身でしか割り切れない数。
例えば2ですね。一番ちっちゃい素数は2。2は1か2で割り切れますよね。
そうですね。
小数点は含まずね、これはね。
2の次の素数は3です。3も1と3でしか割れないですよね。
確かに2では割り切れませんからね。
で、ここ気をつけたいのは1は素数とは言わないんです。
1は1でしか割り切れないから。
なるほど。
2は1と2で割り切れる。3は1と3で割り切れるっていう感じで、それは永遠に続いていく。
無限にあるんですね。
この無限にあるというところがですね、数字好きの人のロマンをかきたてるようで。
しかも、この素数には規則性がないんです。
規則性がない。
2つお気にとかそういうわけでもなく。
そういうのじゃないので、これがロマンをかきたてて、もっと大きい素数、もっと大きい素数ということで、世界中に素数ハンターというのがいるんですよ。
素数ハンターっているんですか。
そうなんですか。
ただ、すでにこの手計算とか地道に計算できる世界はもうとっくに終わっておりまして。
先ほど4102万桁っておっしゃいましたよね。
4102万桁ですから、もうこれ手でかけないですよね。
そうですね。確かに。
どれくらい大きいのかというのが次の疑問なんですけど、今回見つかった素数はですね、4320桁ありまして。
03:01
頭から言い始めると多分番組が終わってしまうので、今日はちょっと遠慮しておきます。
言いたいけどね。
言いたいんだけど、8から始まって1で終わるということぐらいは言っておきます。
最後は1なんですね。
これ朝日新聞が書いてましたけれども、この数字だけ4102万4320桁のこの数字をA4の用紙1枚にびっしり書き続けて2500桁ずつ書いても1万6000ページになるそうです。
すごいですね。
ちっちゃい文字で書いてもですよね。
1万6000ページの原稿って読み上げたら何日ぐらいかかるんですかね。
何日で済むんですかね。
途中で挫折する人多数だと思います。
途中休憩も入れたいから。
そうですよね。それぐらい大きいということですよね。
その3、誰が見つけたってやっぱり知りたいでしょ。
アメリカカリフォルニア州在住のルークさん。
36歳。
36歳。
基本やっぱり天才で数字オタクでしょうね。
ちょっと数字をわかってまして、半導体大手のNVIDIAって最近結構来てる会社あるじゃないですか。株価がすごい上がってる。
ここに勤めていた方なんだそうです。
工場でコンピューター作ってるとかじゃなくて、多分開発の方でブイブイやってた人なんですけど。
この方は天才なんでしょう。
この方が巨大素数を探るプロジェクトコンテストがあるんですよ。
それに参加して、自分なりのやり方で探して、それで見事、巨大素数、最大の素数を見つけましたと。
ルークさん、どんだけご褒美いただけるのかというのも気になるんじゃないでしょうかね。
それはだって史上最大の素数を見つけたわけですから、それなりのものが何かいただける。
それと同じぐらいの。
賞金もちろん出ます。
3000ドル。
45万円。
桁違いに少ないですね。
せめて素数と同じ桁にしてもらえたら。
4100万円とか。
そんなもんなんですか。
06:00
そんなもんですね。
そもそもこれ金目当てじゃない。
名声とか好奇心、自分の好奇心でやってるだけなんで。
三の禅に勤む人だったら家賃1ヶ月分ぐらいじゃないですかね。
さっきちょっと言った好奇心って言いましたけど、
何のためにやってるのかっていうのもちょっと調べてみました。
何のため、気になります。
何のためにっていうのもちょっとあれなんですけど、
これやっぱり巨大素数ってどんどん更新されていく世界なんですよね。
だって無限に数はあって素数に規則性がないので、
終わりのないゲームなんですけど、
これを後押ししているのがコンピューターの進化なんですよ。
だって素数って規則性がないから一つ一つの数を、
つまり割り切れるかどうかを検証していかないといけないってことでしょ。
でも一台のコンピューターじゃ無理なんで、
世界中のいろんなコンピューターをネットでつないで、
それで検証作業を繰り返していくっていうそういう作業が発生するんですね。
そこまでしていくんですね。
だから一人ではできないというか。
絶対できない。
なんでルークさんが見つけられたかっていうと、
ルークさんが書いた、見つけるプログラムがすごいんですよ。
そういうのを持ってるんですか。
その方法で。
そうそう。
だから言い換えると素数を探すっていう作業はきっと、
コンピューターを進化させていく。
コンピューターを賢くさせていくっていうことに
つながるんじゃないかと私は解釈しました。
なるほど。
コンピューターが賢くなれば、
一般的な我々にも恩恵があるかも。
あるかもしれないよね。
今水木さんおっしゃった、そこもう一つあるんですけど、
この素数って規則性がないってさっき言いましたよね。
使い様によっては役に立つんです。
どういうふうに。
私たちの生活にってことですか。
そう。身近に皆さん使ってます。
素数を。
コンピューター以外ですか。
そう。コンピューターで。
コンピューターで。
分かりますよね。
ちょっと振りずってしまった。
使った実感がないので。
ないよね。
例えばオンラインバンキングとかネットショッピングとか、
絶対自分の情報を他人に見られたくないネット作業ってありますよね。
ありますね。
オンラインバンキングってだいたいアドレスURLが
httpsで始まってるんですよ。
09:04
昔はhttpっていうのが多かったんですけど、
その後にsが付いてると、
これセキュリティきちんとしてるよっていうサインとして私たち知ってるんですよ。
このhttpsっていうので始まる通信のやり方っていうのは、
実はRSA暗号っていう暗号が使われていて、
つまり他人から容易に解読されないっていうセキュリティの厳重さの印なんです。
ここに素数が使われてるんですよ。
そうだったんだ。
さっき規則性がないって言いましたよね。
規則性がないってことは予想できないってことだし、
もう一つ素数の特徴として、
素数同士を掛け合わせることは計算上できるんですけど、
掛け合わした数、それは合成数って呼ぶんですけど、
素数同士を掛け合わせた数を素数に分解することが大変難しいんです。
掛けるってことはできる、計算式がある。
そうですね、計算はできるけど。
でもその数を、この素数とこの素数を掛けたよって
因数分解することがめちゃめちゃ難しくって、
高性能なコンピューターで何千年もかかるんですって。
だってその他以外では割り切れない数字同士だから。
そう。そうなんですよ。
この何回か破られない、わからないっていうところを通信に使ってるのが、
私たちなんですよ。
じゃあ素数に守られてるところがあるんですね、我々。
そういうことです。だから今日インターネット安全に情報やり取りできるのは、
素数のおかげだっていうことを思い出していただいて。
いやこれは、不運じゃないですよ、本村さん。
ありがとうですよ。
本当、素数を身近に感じることもできました。
素数ありがとう。
いつもお世話になってます。
ありがとうございますっていうことでしょうかね。
そうですね。
ちょっと素数に対する意識が変わってきましたね。
だから新しい桁がまた見つかったってことは、
一層暗号を強化されるというか、難しくできるかもしれないってことですよね。
可能性があるってことですよね。
そうです。
大変勉強になりました。
これからも素数ハンターの皆さんに頑張っていただきたい。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞客員編集員の本村幸子さんでした。
13:24

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