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「調律したら音が良くなった」と言われる理由
2026-08-10 09:45

「調律したら音が良くなった」と言われる理由

「MORNING NOTE」は、
音楽・教室・イベント・発信の“現場”から見えたことを、毎朝10分でお届けする音声番組です。
ピアノの話だけじゃなく、
・なぜうまくいくのか
・なぜズレるのか
・現場では何が起きているのか
そんな「理由」を、音楽の視点からひも解いています。
👉 朝の支度や通勤のおともに、耳だけでどうぞ。
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◆こんな方におすすめ
・音楽が好き/やっている
・教室や指導に関わっている
・イベントや発信に興味がある
👉 フォローしておくと、毎朝サクッとヒントが届きます
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◆配信
月〜木(+不定期)/1回 約10分
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◆関連コンテンツ
・YouTube「平瀬楽器」
 動画・ライブ配信・現場の記録を公開中
・三田のYouTubeラジオ局「さんだいろ」でも放送中
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◆お店
https://hirasemusic.net/
◆Instagram
https://www.instagram.com/hirasemusic/
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音楽で、この街の笑顔を増やします。
#平瀬楽器 #MORNINGNOTE


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サマリー

ピアノの調律後に「音が良くなった」と言われる理由について解説。調律は基本的に音色を変える作業ではないが、複数の弦がわずかにずれることで生じる「濁り」や「ザワザワ感」を解消し、ユニゾンを整えることで、個々の音だけでなく音と音の関係性もクリアに聞こえるようになる。人間の耳は周波数だけでなく、音の重なりや響き、関係性全体を聞き取っており、調律によってこれらの要素が整うことで、結果として「音が良くなった」と感じられるのである。

マイクテストと調律の不思議
実はマイクを使っています。
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。
今日は、「調律したら音が良くなったと言われる理由」というタイトルでお話をさせていただきます。
ちゃんと聞こえてますでしょうか?
聞こえてる聞こえてる。よかったよかった。
実はマイクを使ってみようかなと思ってやってるんですけども、テストが全然できないままやってるのでドキドキしながらやらせていただきました。
使えそうですね。
調律の話なんですけども、調律を終わった後ですね、お客様から音がきれいになりましたねって言われることがちょいちょいあります。
でもですね、実はですね、調律っていう作業は基本的に音色を変えているわけではないんですよね。
じゃあなんで音が良くなったように聞こえるのか。
今日はそんな調律と人間の耳のお話をしてみたいなというふうに思います。
調律の基本とお客様の声
この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎回10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、音楽教室のこと、イベント作りや動画、ライブ配信の裏話まで、街と音楽と仕事に関する日々のあれこれをゆるっとお話ししております。
ただいま中古ピアノや電子ピアノ、ライブ配信なんかをテーマにしました。
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はい、というわけで改めましておはようございます。
8月10日月曜日の朝でございます。
先ほど言いました通り、なんかこう前にね、買ったままずっと放置してたワイヤレスマイクがあるんですけども。
それちょっと使えるかなと思ってふとやってみたんですけどね。
ちゃんと聞こえてますでしょうか。聞こえてなかったら今日の放送事故ですけどもね。
はい、あの月曜日のお話でございます。
月曜日は現場の音の話ということで、今日はね、最近ちょっとイベントの話が続いたので調律のお話をしようかなというふうに思います。
調律終わった後なんですけれども、お客様がピアノ弾かれて、
ああ音きれいになりましたねみたいなこととか、音明るくなった気がしますみたいにね、言っていただくことがあります。
もちろんね、これ調律師としてはすごく嬉しい話なんですけれども、実はちょっと不思議な話でもあるなというふうに思うんですね。
それはなぜかと言いますとですね、
一般的に普通の調律をする時っていうのは基本的に調律っていうぐらいなんでね、音程を揃える、音律を揃えるっていうのが仕事だからです。
もちろん必要な場合は修理とかね、調整とかもするんですけれども、
ハンマー削ったりね、ハンマーに針刺したりするような音色を変える静音という作業は別に毎回するわけではないんですよね。
どっちかというとハンマー削るという作業はそんなに積極的にはしない作業です。
それなのに音がきれいになったと感じていただける。
じゃあ一体何が変わったんでしょうかという話が今日のお題になります。
ユニゾンと音の濁り
まず一つはですね、音が整ったからかなというのがあるんですよね。
ピアノってね、鍵盤88件あるじゃないですか。
ここから先よく子供たちに言うんですけども、
鍵88本かって言うとそうじゃないんですよね。
鍵盤は88本なんですけども、
弦は200本以上張られてるんです。
低い方の弦は1本ですけども、そこがだんだん2本になって、真ん中以降は全部3本ぐらいなんですよ。
なので全部で200本以上張られてるんですけども、
だいたい一つの鍵盤を押すとですね、3本ぐらいの弦を叩いてるんですよね。
その弦を同時に鳴らして音が鳴っているというわけなんですよ。
この3本の弦、全部全く同じ高さにあっていればいいんです。
それが調律が合ってるってことなんですけども、
実は少しずつずれてくるんですよね。
3本、例えば今日きれいに合わせます。
明日とか朝とかだんだんずれてくるんですけども、
それがね、やっぱり徐々にずれがずれてくるんですよ。
ずれがずれって変な話ですけども、ちょっとずつずれてくるんですよね。
そうするとですね、一つの鍵盤をポーンと鳴らしただけでも、
なんとなく濁ったような、ザワザワしたような音になってきます。
例えば3本はてよいしの真ん中のドの音はずれなかった。
左側のドの音はちょっと高くなった。
右側のドの音はちょっと低くなったってなったらもうずれるじゃないですか。
このずれがね、ザワザワしたような合ってない音になってきます。
この調律っていうのは、この3本をきれいな音に揃えていく作業なんですよね。
これをユニゾンを合わせるとか言ったりします。
この3本がピタッと揃うとですね、
同じピアノですけども、やっぱり真の音がしっかり聞こえてくるんですよ。
これだけでももちろん音がきれいになったっていう感じる、
大きな大きな理由だと思うんですけども、他にも理由があると思うんですよね。
音と音の関係性と違和感
というのはですね、ピアノってね、
ドとかレとかミとか言って一音だけで演奏する楽器じゃないんですよね。
もちろん一音でも鳴らすんですけども、
ドとミとソと一緒に弾いたりとかね、メロディと伴奏を同時に弾いたりするじゃないですか。
なので人間の耳っていうのは、
1個1個のドとかミとかソとかね、その音だけじゃなくて、
音と音との関係っていうのも聞いてるんです。
それが合ってるかどうかとかそこはちょっと分からない。
その人それぞれなんですけれども、
やっぱりそのドミソであったりとか伴奏とメロディとか、
そういう関係性も聞いてるんですよ。
この関係性がちょっとずれてくるとですね、
なんとなく濁って聞こえる。
例えばドミソの和音とかドファラの和音とかがなんとなく濁って聞こえる。
これがね、やっぱり違和感になるんです。
で、調節してですね、このドとミとソとかの音程の間の関係性が揃うとですね、
やっぱりさっきまで狂ってたピアノと合ったピアノでは、
全体的にすっきりして聞こえるっていうのはここなんですよね。
なのでね、お客様から音色変わりましたねって言われるとですね、
一応僕的には、いや今日は別に音色自体は触ってないんですけどね、
とか思うんですよね。思うんですよ。
でもお客様からしたらそれは間違いではないんです。
僕らは大体年に1回ぐらいそのピアノを触らせていただくわけですけども、
お客様は毎日触ってますよね。だから音色の変化ってわりと敏感なんですよ。
お客様は全然間違ってないんです。
実際にやっぱり聞こえ方は変わってきてると思います。
人間の耳の聴き取り方
人間の耳っていうのはね、
例えば真ん中のラーノート440Hzっていう単純にこの周波数を聞いてるわけではないんですよね。
音と音とかどう重なってるか、どう響いてるか、
例えばお部屋の環境の話もありますよね。
そんなの全部ひっくるめて、いい音やなって聞こえたり、
なんか違うなって聞こえたり、なんかずれてるなとかね、
今日は揃ってるなとかね、そういうふうに感じたりするのが人間の耳らしいです。
すごい人間の耳ってね、いろんなこと聞いてるんですよね。
なのでね、調律って言うとですね、
やっぱり狂った音程を正しい高さに合わせる仕事みたいな、
そういうイメージがあると思うんです。
もちろんそれは全然間違ってないんですけども。
でも実際にはですね、
一本一本の音を整えて音と音との関係性を整える。
ピアノ全体の響きを整える。
そういう仕事なんですよね。
それをやってると音がきれいになったとかね、
よく響くようになったとか言っていただけるわけなんです。
それはね、お客様が勝手に感じられてるってわけではなくて、
実際に音を整えていくとそういうふうになっていくよっていう話なんでしょうね、きっとね。
人間の耳っていうのは音の高さとか周波数とかそのものだけを聞いてるだけではなくて、
音と音との関係性、動と相との関係性とかね、
そういうのをちゃんと聞いているっていうわけなんですよ。
だから人間の耳ってね、やっぱすごいなと思うんです。
調律っていう仕事をしてるとですね、
本当に人間の耳って面白いなーって思うわけなんですよね。
僕らはその一般的に耳がいい仕事っていうふうに言われがちですけども、
実際そんなことなくて、もしかしたらお客さんの方がよく聞かれているんじゃないかなと、
そんなふうに思うことって多いんですよね。
今日はその人間の耳のお話をさせていただきました。
調律師としての気づきと番組告知
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どうぞよろしくお願いいたします。
あと今日マイク使ってるんで音質良かったとかそんなのがあれば、
前の方が良かったとかそんなのがあれば書いておいていただけると嬉しいです。
それではまた明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
音楽でこの街の笑顔を増やします。平瀬楽器の平瀬智。
09:45

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