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#139 部品の数はボディブローのように効いてくる【ものを増やさない工夫】
2026-04-23 31:42

#139 部品の数はボディブローのように効いてくる【ものを増やさない工夫】

🎙️内容
ものづくりと部品の数の話!!
ものづくりの世界には、「モノを増やさない工夫」が盛りだくさん、設計センスが問われるゾ( *´艸`)

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感想

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サマリー

今回のエピソードでは、パーソナルな生活ではマキシマリストであるしぶちょーが、ものづくりの世界における「ものを増やさない工夫」という逆説的な視点について深く掘り下げています。機械設計において、部品点数を減らすことがいかに重要であるかを強調。部品点数が多いと故障リスクが高まり、製造、管理、手配といったあらゆるコストが増大するため、優れた機械設計とは部品点数が少ないものであると解説します。 具体的な工夫として、複数の部品を一つにまとめる「一体化」の設計や、部品の種類を減らすことによる「量産効果」のメリットを挙げ、自動車の部品点数や日常生活での靴下の例を交えて分かりやすく説明しています。さらに、究極の「ものを増やさない工夫」として「流用設計」を紹介。既存の部品を活用することで、コスト削減や品質担保が可能になる一方で、過去の無駄や過剰品質を引き継いでしまう「失われた文脈」という落とし穴があることも指摘します。 特に、量産品の設計においては、部品の増加や無駄が時間軸で見たときに莫大なコストにつながるため、プロの設計者はいかに「引き算の美学」を追求し、時間軸で最適な設計を考えるかが重要であると語ります。リスナーに対しては、身の回りのガジェットも「部品を減らす工夫」という視点で見ると、設計者の意図や美学が見えてくるという新たな視点を提供し、ものづくりの奥深さを伝えています。

はじめに:マキシマリストとものづくりの逆説
どうも、しぶちょーです。
ものづくりの視点は、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、
ものづくりに関するトピックを独自の視点で解説する番組です。
今日は、もう一日のデイリートークテーマに沿った回です。
今日のテーマはこちら。
【ものを増やさない工夫】
部屋をすっきり保つコツ、消毒外の防止の習慣、
捨てられなかったものを手放せた気づき、
などなどを語ってください、というテーマでございますけども。
いや、このテーマ、まあ面白いんだけど、
まず私の本音から言わせてもらうとですね、
ガジェットなんて増えてなんぼですよ。
ガジェットに囲まれてなんぼでございますよ。
ガジェットなんてあればあるほどいいですからね。
夢と希望が広がりますよ。
実際、私の部屋なんてね、もう見てもらいたいんですけど、
本当にあらゆるものにあふれてます。
ガジェット紹介会とかよくやってるんですけども、
あらゆるガジェットの方向でございますよ。
さらに3Dプリンターも複数並んでるし、
工具とか、のぎすとかね、マイクロメーターとか、
測定器もちゃんとあると。
もうマキシマリストなんですね、私は。
ミニマリストの逆のマキシマリストって概念があるんですけど、
本当に多くのものに囲まれていることが結構幸せだなというか、
個人でいろんなものを所有したいなと思っていると。
その方が豊かですよねっていう感覚の持ち主ではあるんですけど、
ただところがですね、
ものづくりの世界、ものを作る側の視点に行くと、
まるっきり逆の話になるんですね。
ものが少ない方が優れていたりするんですよ。
特に機械なんて、部品がごちゃごちゃついていて、
複雑な方がレベル高そうだなって見えたりもするんですけど、
からくりがいっぱい詰まっていて、複雑な動きをしますよと。
でも実はこれ違うんですよね。
部品点数が少ない、部品の種類が少ない、
つまりものが少ない方が実は優れた機械だったりするんですよ。
今日はそういうものづくりの世界の
引き算の美学みたいなお話をしていきたいと思います。
部品点数削減の重要性
それでは早速いきましょう。
今日はですね、私がずっと機械設計をやってきているので、
今はちょっと違う仕事をやってるんですけど、
機械設計の視点でいろいろとものづくりを語っていきたいんですけど、
まずは部品点数というところの話ですね。
その機械が何点の部品からできていますかというところって、
実は機械設計をする上で非常に重要なファクターになってくると。
部品が多ければ多いほど複雑になるじゃないですか。
それがいいことかって言われたら、実は全然いいことじゃなくて、
部品が多いってどういうことかっていうと、
それだけ壊れる箇所が多いってことなのね。
これはなんとなく直感的にわかると思うんですよ。
単純にじゃあパーツが10個ある機械とパーツが100個ある機械、
どっちが故障しやすいかって言ったら、
それは100個の方ですよね。
100パターン、パターンって言ったらもっとあるんだけど、
100個壊れる可能性があるということですよ。
部品が100個付いてるっていうことは。
それは設計の不具合に限らずですね、
部品そのものの欠陥とか、
その製作ミスみたいなものもあるから、
部品の数が多ければ多いほど、
そういうリスクが当然高まるということなんですね。
だから部品っていうのは少ないに越したことがないわけですよ。
これはもう本当に機械設計の大原則みたいなもんです。
さらにやっぱ当たり前の話これもね、
コストだって当然部品が少ないほうが下がるわけですよ。
物自体のコストももちろんそうだし、
管理のコストもそうね。
倉庫に置いておく管理コストとか、
発注するときの手間のコスト、手配コストね。
こういうものもの全部結局部品が少ないほうが、
トータルで安くなるわけですよ。
実際に物の値段として計上されるコストも、
製造の中でかかるコストっていうのも、
部品点数に比例する形でどんどん重くなっていくと。
だから部品点数、その機械が何点の部品でできてるかっていうのは、
少ないほうがいいんですね。
だからごちゃごちゃしたね、
すごい複雑なからくりみたいなものが、
すごくハイレベルな機械設計だっていうふうに見えるんだけど、
この逆で最低限の部品で必要な機能を成り立たせるっていうのが、
これが機械設計の肝だったりするわけですね。
一体化と引き算の設計
これはやっぱりね、
クリエイティブな視点でもエンジニアリングの視点でも、
足し算よりも引き算の方が大事っていう話は一緒なんですよ。
いかに今の機能を保ったままシンプルにできるか、
必要なところだけを残していけるかっていうその引き算ね。
物を生み出すっていうのは応援してそういう戦いであるんですね。
だからこそ、
今日のテーマである物を増やさない工夫っていうのは、
マジでものづくりにおいてすごく大事でさ。
やっぱり一点でも無駄なものは省きたり少なくしたりと、
増やしたくない、
そういう意識で設計者っていうのは機械を作っているんですね。
実際部品点数、
これが何万点の部品でできてますかこの機械はっていうのは、
コストの指標みたいなもんだから、
機械の管理対象、
スペックと言わないけど、
コストとしての管理対象にはなってたりしますからね。
身近な機械を例に挙げると、
例えば自動車とかは、
ピンキリではあるんですけど、
普通にエンジンで動く、
ガソリンで動くような自動車はだいたい3万点ぐらいが、
平均の部品点数だと言われています。
ちなみにこれが電気自動車になるとだいたい半分ちょっとなので、
1万5000点ぐらいになるんですけど、
それだけ部品が電気自動車になると減るから、
電気で動いてエコロジーだよねっていう以上に、
そういういろんなコストが減っているという、
放送上効果も電気自動車をやっているにはあるわけですね。
部品点数を減らすって、
無駄を削ぎ落とすっていうのは当然そうなんだけど、
それ以外にもいろいろと具体的な工夫があって、
結構代表的なものは一体化っていうものなんですよ。
ブラケットがあります、カバーがありますみたいな、
元々機械の中で別々の役割を持っている部品を、
これ普通だったら別々に作ってネジで止めるっていう感じで、
くっつけますよっていうものがあるとするじゃない。
これを違う製法で一体の成形、
1個の部品として成り立たせちゃおうみたいな、
ブラケット機能とカバー機能を同時に持たせちゃおうみたいなことも、
ものづくりの中ではできるわけ。
そうすると何が起こるかというと部品が1個減るのね。
その部品を止めるためのネジも減ると、
組み立て工数も減る、管理工数も減ると。
無駄を削ぎ落とすだけじゃなくて、
何かと何かをくっつけて一つにしちゃうっていうのも、
ある意味、ものづくりにおいては引き算なわけね。
あんまりやりすぎるとメンテナンスができなくなったりとか、
いろいろ問題があるんですけど、
その辺りをバランスを持たせながら、
一体化の設計っていうのをしていくのが、
結構設計者の腕のみしたところだったりするんですね。
いや、これとこれくっつけて1個の部品にした方が合理的じゃない?
っていうのに気づいた瞬間はもうエクスタチですよ。
なんかピコ太郎みたいなもんね。
I have a pen, I have an apple.
うーん、みたいな。
その、うーん、あーっていう感じ。
あの、意味わかんない。意味わかんないんだけど。
そういう感じなんです。
合体させることでほぼ行きかけますね。
そういう感じでございますよ。
気持ちいいんだ、これがね。
例えばね、図面1個、この部品1個で、
いや、この5つの部品を代替してるような、
そんな部品なんですよ、みたいなものができたらね。
まあ、そりゃあ合理的ですよね。
こういう気づきで設計を変えていったりとか、
設計を良くしていくっていうのが機械設計の醍醐味ではありますね。
これもある種の引き算だと言えます。
ガジェット大好き巻き締まり人の私でも、
設計側に立つとやっぱりこういう引き算の鬼にならざるを得ないと、
増やさずに減らすということが美しさになると。
そういう世界なんですね。
部品種類の削減と量産効果
ここまで部品の数の話をしてきたんだけども、
実はそれと同じぐらい重要なものがあって、
それは何かというと、部品の種類を減らすということなんですよ。
部品の数もさることながら、部品の種類を減らすっていうのも、
ものすごくものづくりにとっては重要なんですね。
どういうことかというと、
同じ部品の数でも、
同じ部品点数ですよね、この機械っていう機械でも、
部品の種類が少ない方が優れた設計なんですね。
例えば同じ部品を2つ作るのと、
それぞれ違う部品を1個ずつ作るのって、
合計2個作りますよっていうのでも、
全然コストが違うんですよね。
同じものをたくさん作ったほうが当然安くなると。
これを量産効果って言うんですけど、
量産効果を説明するときによく言われるのがカレーの例えでさ、
たくさんのカレーを大量に作ったほうが、
1個あたりの手間って明らかにかからないんですよ。
例えば10人分のカレーを作りますよってなったときに、
すげえちっちゃい鍋。
1人分のカレーしか作れないよっていう鍋で、
いちいち1個ずつカレーを作っていったらめっちゃめんどくさいし、
時間もかかるでしょ。
でも大鍋で10人分一気に作ったら、
もう一発じゃない。一発で終わるじゃない料理って。
それって別に言われなくてもわかりますよって感じなんですけど、
じゃあ大きく作るのと、ちっちゃくちっちゃく作るのだと、
何が違うかということを深もって考えてほしいんですよね。
要素分解するとキリがないんですけど、
ざっくり言うと段取りの回数が全然違うわけ。
1皿ずつ、1人前ずつカレーをちっちゃい鍋で作ろうと思うと、
1回1回段取りが必要になるわけね。
野菜煮込んで炒めて、ルーを入れてみたいなやつを、
10回繰り返すっていうことになってしまうと。
だけど大きい鍋で1回作ると、その工程って1回で済むわけね。
だから大鍋で作った方がですね、
そういう工程まとめて全部で1回で済むから、
コストがすごく安くなるよと。
これが量産効果の例えですね。
だからこそ、設計とかものづくりでも、
部品の種類を減らすっていうのは重要なんですよ。
同じ部品だったら、2個3個作ってくださいってなった時に、
同じ段取りでできるからすごく効率的なんです。
それが違うものだと、
いちいち組み替えていろいろ準備しなきゃいけなくて、
すごくコストがかかるわけですね。
結果部品1個あたりの値段が上がったりとか、
その納期がすごく伸びてしまったりするわけですよ。
だからこの部品の種類を減らすと、
数じゃなくて種類を減らすっていうのが結構重要な視点なんです。
例え加工がね、種類を減らしたことで、
部品の形状が多少複雑になったとしても、
同じ部品が2個の方がいいという扱いになったりするわけ。
それの方がね、同じ部品2個作る時に量産効果が効くからね。
よくある例で言うと、左右の部品とかね。
右に付けます、左に付けますと。
左右対称の形をしてますよっていう部品って機械によくあるんですよ。
いわゆる鏡写しの部品ですね。
車で言ったら右のドアミラーと左のドアミラーって、
形一緒ですけど、鏡写しで左右対称の形になってるじゃない。
これって左右対称になっちゃってるから、
もう違う部品なんですね、それぞれが。
右用の部品、左用の部品となってると。
こういうのは産業機械でも右に付く部品、左に付く部品って結構、
それぞれ違う部品だったりするんですね。
そうするとこれ2種類ですよねって話になるんですけど、
こういう部品を左右対称、
全く同じ部品で成り立つようにしてしまうっていうのも
1個ね、設計の大事な工夫だったりするんですよ。
そういう設計をしようと思った時って
往々にして穴の数が増えたりするわけね。
これ右の時に付ける穴と、
これ左の時に付ける穴、こういうのあるよねって言って、
結構穴ぼこだらけになってるんだけど、
この1個の種類の部品で右にも付くし、
左にも付けるよみたいな、
そういう部品の形をあえて作ることがあるんですよね。
そうすると使わない穴みたいなのが出てきちゃうんだけど、
それでも部品の種類が少ないっていう方が、
結果として合理的だよねっていう話もあるんですね。
それはケースバイケースではあるんですけど、
あんまり穴ぼこがいっぱい空いてると、
組み立てする時にこの穴どっち使うんだみたいな感じで
組み立て者が不安になってしまったりとか、
あと見た目として使ってない穴が空いてるっていうのは
結構良くないので、不格好になったりするんですね。
そういうマイナス面もあるんですけど、
この辺りはどこでそういう設計をするか生かすかっていうのは
設計者のセンスが問われる部分なんで、
だいぶ人それぞれではあるんですけど、
とにかくものづくりの世界には
部品の種類を減らすという工夫が
必要になることがあるということを
ちょっと頭の片隅に入れといていただければなと思います。
日常生活への応用と流用設計
例えば、ものづくりの話じゃないんだけど、
私が日常生活で部品の種類を減らすという意味で
ちょっと取り組んでて、これいいなって思うのが、
意識高い系界隈ではよく行われていることなんだけど
靴下の種類を一種類にするということで
すごく合理的になるよっていうのがあってさ、
皆さん靴下履くと思うんですけど、
いろんな柄の靴下を持っていると
組み合わせがあるじゃない?
右の靴下と左の靴下、それぞれ別の靴下履くってわけにはいかないから
靴下同士の組み合わせみたいなものが生まれるんですね。
ただ、例えば一種類の靴下しか持ってませんよと
私の場合も緑の靴下しか履かないんで、
緑の同じ種類の靴下しか私ないんですよ。
ちなみにパンツも全部一緒なんだけど。
そうやって一種類の靴下だけしか持ってないと
組み合わせっていうのが必要ないですよね。
右足左足でそれぞれセットにする必要がなくて、
別に全部同じものだから、選択した時も適当なペアでくっつけちゃえば
それでいいわけね。
むしろペアを作る必要もないわけ。
右左関係ないから全部一緒だから。
こうすることでまず選ぶっていうコストもかからないし、
組み合わせるっていうコストもかからないし、
あと例えば穴開いちゃいましたよとあるじゃないですか靴下にね。
穴開いた時って基本的に対になっている靴下がある場合って
反対側もし穴開いてなかったとしても捨てざるを得ないね。
片足じゃ意味ないからセットじゃないと意味ないからと。
ただ全部が同じ靴下だったら1個穴開いても全然いいわけ。
それだけ捨てればいいわけ。
組み合わせで履いているわけじゃないからね。
全部右足も左足も同じ靴下しかないから。
これですごく管理コース数も削減されているわけですよ。
これがまさに部品の種類を減らすっていうことと
全く同じ発想なわけね。
圧倒的にやっぱ管理が楽になるんですよ。
逆に言ったら部品の種類を1個増やせば
それだけいろんなパターンの組み合わせみたいな
管理が必要になってしまうということです。
こういうものづくりの原則っていうのは
日常生活からも感じ取れるというか
逆に応用できることなんですよね。
種類っていうのはやっぱ見えないコストを持っていると。
これはぜひとも抑えておいていただきたいポイントでございます。
ものづくりの中で行われる究極とも言える
ものを増やさない工夫というものがあります。
それが何かって言ったら流用です。
流用っていうのは既にあるものを使うことです。
例えば他の機械で既に使われている部品を
これいい形だから自分の設計でも使っちゃおう
みたいな感じで持ってくるという工夫ですね。
基本的に製品設計をやっている設計者っていうのは
まず流用部品から探します。
そうすれば自分で新しい部品作らなくていいから
作図して1個部品を起こして出通するってめっちゃコストというか手間だから
なるべく既にあるものを使いたいっていうのが
設計者としての思いです。
何ならユニット丸ごと持ってきて部品1個単位じゃなくて
成り立っているユニット丸ごと持ってきて
これはそのまま使えんかなみたいな
接続部分だけうまくあれこれ設計して
そのまま使えんかなみたいな
最小限の部分だけを改造して使うみたいなことも
よくやりますね。
そうすると会社全体の中で物の種類も増えないし
自分の設計工数も削減できる一石二鳥なわけですね。
流用設計ですごく重要なんですよ。
これ別にサボってるわけじゃないですよね。
設計師だから設計するのが仕事だろうと
設計しない方向に何か考えてんじゃねーよというわけじゃなくて
流用設計っていうのはやっぱり物を作る上で極めて重要な技術の一つです。
流用ってことはすでに他の機械で使われてますよと
これ実績と言い換えることができるんですけど
実績ある部品だから品質っていうのもそれなりに担保されてます。
絶対じゃないけどねそれなりに担保されてると
出土してから設計検査間違えてたとか
あそこ成り立たなかったこれ加工できない形状だったみたいなことが起きないです。
強度的な問題は使い方によってあるかもしれないけど
作れませんでしたみたいなことが起きにくいんですよ。
設計はねやっぱあるのよ。
よっぽど検証しながらね図面書くから
特に工作機械って私がいるような業界って
機械加工のプロフェッショナルの使う機械を作ってる設計者だから
機械加工に関してはだいぶ詳しいんですよね私も
その他の工作機械の設計者っていうのも基本的には機械加工に詳しい
普通の設計者よりは詳しいんで
物を出土した後に加工できませんでしたってことは基本的にはないんですけど
その工作機械以外のねそういうところに携わらない設計者の方は
実際にこう物を出土してね作ってくださいって出した後に
いやこんな形作れんやんけみたいなことが言われてしまうってことも
割と多いわけですよ。
そういう事故みたいなものを起こさないためにも
実績のある部品つまりすでに使われている部品
作られている部品を流用するってことは
かなり合理的な選択だと言えますね。
新しい部品を起こさないようにいかにきれいに流用できるかと
ここもやっぱ技術者の腕の見せどころです。
これは別に機械の世界に限らずいろんな技術分野でもそうです。
ソフトウェアの分野でもコピーしてきてこれを使おうみたいなことがあったりとか
もう既に用意されているライブラリ使おうみたいなことがよくあるんだけども
既存のフレームワークとかねそれに近い発想ですね機械設計の流用っていうのも
ただその流用にももちろん罠があって
その部品を流用しようと思った時って往々にしてそこに
失われた文脈みたいなものがあるんですよ。
なんでこの形になってるかよくわかんないけど
使いそうだから使おうみたいな
とりあえず使えるから使っちゃおうみたいなノリで流用すると
何世代もずっと無駄を引き継い続けることになるわけ
足りない時はいいですよ壊れるからね壊れるのは良くないんだけど
足りなかったなっていう風になると
過剰な強度を持っている部品って結構厄介で
壊れないからいいってわけじゃなくて過剰品質なんですよね
過剰品質ってやっぱ無駄なコストをかけてるってことだけど
流用してくるとそれが無駄なのか無駄じゃないのかって
計算するタイミングはないわけ
でも機械としては別になりたってるからこのままでいいかなって言って
機械の流用部品の中の無駄みたいなものを引き継いだまま
ずっといろんな機械に使われてしまうみたいなことになるから
流用設計って簡単にやってしまうとモロハンの剣みたいなところがあって
多用は禁物というか軽く行うのは結構禁物かなっていう感じですね
流用設計の落とし穴と時間軸の視点
面白いのは流用設計の話って機械設計者の常識ではね
みたいな感じで今ちょっと語っちゃったんだけど
これ同じ機械設計者でも意外と話が通じないことがあるんですね
どういうことかというと一点物の装置
世の中に1個しか存在しないよみたいな製造装置みたいなものを設計してる人と
量産の製品ね世の中にいっぱい作ってどんどん売り出すんだみたいなものを
設計してる人とでは流用設計に対する考え方って全然違うんですよ
一点物の装置設計やってる人は基本的に流用設計の感覚かなり薄いです
それは当たり前で1点しか世の中で1個しか作らないものを作ってるわけですから
その場その場で形として最適なものを選びたいとだから書くんですね図面を
一方で製品設計僕もそうですけど量産品の設計をしてる人間って
その部品って一度自分が作って出すして作ってくださいって言って出してしまったらですね
それって何十年と作り続けられる可能性があるんですよ
だからちょっと無駄を含んでしまったら無効10年無駄なので
無駄を行い続けなくてもならないみたいなことになるから
だからその部品を増やさない部品を減らすっていうのが実は時間軸で見たら
すごく効いてくるわけですよ
過去にもいろいろ話したんだけど
物作りにおいて結構重要なのって時間軸なんですよね
それは物が使われ続けて劣化しますよねみたいな話もあるんだけど
じゃあその製品自体を作り続けるという視点で時間軸を時間方向に見た場合って
じゃあ部品の種類が1個増えるとどうなるのとか
流用した部品に無駄があったらどうなるのみたいな
それが積み上がっていくとどんだけ無駄になるんですかみたいなことが
結構考えてあげないと利益が減ってしまったりとか上がらなかったりとか
結果として自分たちが損をしてしまうよみたいなことになってしまうので
機械として最適化というよりも
生産していくよっていうそういう視点と時間軸で見た時に
それが最適な設計になっているかという視点もすごく大事なわけですよ
奥深くないですか物作りの世界って
考えること無限にありますから
こういうミニマルなことがですね
ボディブラのようにじわじわと効いてくるわけですよ
たった1個の部品が増えましたよ
1種類部品が増えましたよっていう増加って
今この瞬間に増えたコスト以上にすごくじわじわとコストが増えている可能性があると
逆もしかりで
今日ちょっと頑張って部品1点減らしたよっていうことが
それが1個の部品が10円20円安くなりましたよだけのことだったとしても
10年後見た時に
こんだけ無駄を省けたんだなっていう
大きなコストダウンにもつながるわけですよ
こういう話がやっぱざらにあるわけね
だから機械設計者物を作っていく人間っていうのは
目の前のその1点の判断っていうのが
瞬間瞬間じゃなくて
やっぱ時間方向に考えてどう効いてくるのかっていうのを
常に考えておく必要があって
こういう時間軸で物自体を見れるかっていうのが
やっぱプロとアマチュアの違いかなと私はすごく思いますね
だからね皆さんに持ってほしい視点はですね
別にガジェットに囲まれるのはいいですよ
物にあふれて
物があふれている時代だからこそ
いろんなガジェットを自分のお金で買って
そういう物にまみれながら暮らしましょうと
ただ1つ見てほしいのは
じゃああなたが持っているそのガジェット
何個の部品からできてますかと
それを減らす工夫なんかやられてるんじゃないですか
よく見たらこことの部品とこことの部品同じ形してるんだ
これとこれって同じなんだなみたいな視点で物を見ると
その物を作った設計者の声
そこにある引き算の美学みたいなものが
ちょっと見えてくるかもしれませんよと
そういう視点でぜひとも物を見てくださいというお話でございました
コメント返しと番組情報
はいここからコメント返しです
シャープ698
ちょっとずつ自分の音声配信を変化させていくという話に
いただいたコメントです
キングさんありがとうございます
渋谷さんいつもありがとうございます
珍しくチャプター3.5が知りきれてましたね
お伝えしなくてもいいことですがということでありがとうございます
私は落ち着きAI速報界のビデオポッドキャストを
お二人の生存確認として毎週楽しみにしております
渋谷さんのパジャマも髪型もお気に入りです
ありがとうございます
変化させて続けるのは
老舗の味を守る感覚ですね見習いたいです
プレミアム増えるの嬉しいです
特に渋谷さんを思い出すときは独特なパーソナルな発言なので
考え方や思いを気にせずに語ってもらいたいですということで
ありがとうございます
チャプターあれだね確かにさっき聞き直したら
知りきれになってましたね
ちょっと書き出し方新しい書き出し方を覚えて
それをやったんですけど普通に失敗しましたね
今日はちょっとそうならないように気をつけたいと思います
ありがとうございます
落ち着きAIねパジャマで出てますけども
髪型もボサボサですけどね
カネリンみたいにパシッと
あれ夜中のさ11時とかに撮ってるんだけど
カネリンはハッと被ってさ
パシッと決めてるんだけど
俺だけフル明かりみたいな格好で
ちょっと情けないなって感じだから
パキッと決めたいよね
という思いもちょっと持ってたりもします
プレミアムの放送の方はですね
これこそカネリンを見習ってね
あの人もレックボタンを押して
その場で考えて話すみたいなことをやってたから
ちょっとそれを真似しながら
ちょっとこう内から出る思いというか
その時出てくる出てくる言葉
感情みたいなものを言語化していく
っていうことを少しやってみようかなと思ったんで
それがどういう放送になるかわからないし
私ちょっとテーマをやっぱ持ちたいって言って
事前にそのまま感覚で話そうと思っても
なんか自分の中でテーマを持ってきちゃうかもしれないですけど
まあまあそれも一興だということでね
ぜひとも楽しみにしておいてください
ありがとうございます
続きまして
サマさん
通勤中に久しぶりに一人で笑っちゃいました
忙しくなってきたから増やすって発想
めちゃくちゃ参考になりました
最近ちょっとだらけてた自分にビンタ入れてやりたいです
ありがとうございますということで
ありがとうございます
どうですかなかなか振りが効いてたでしょ
いやー実はですねーって言いながら
まあちょっと皆さん思ってたんじゃない
あ渋ジョさんなんかこうやって
減らす減らすって言いながら
なんか減らす雰囲気出しながら
増やすんだろうなーみたいな
思ってたと思うんですけど
まさか2本増えるとは思ってなかったでしょ
ここなんですよ
予想を裏切るっていうのはね
あーそれもなんか土曜日に増やしたいとかって
チラッと言ってたから
これ週7配信するっていうお知らせだなーって
思わせておきながら
おーもう1本増えるんかいっていうのは
やっぱそういうサプライズね
仕掛けられるのが重要かなと思いましたんで
やっぱね発信してるものとしては
読まれたら終わりですよ
あーこういうことやってきそうだなーみたいな
でこういうことやってきたなーみたいなね
ダメです読ませては
いやこいつこんなことやってくるのかー
みたいなことが重要なんですね
相手に読ませないっていうことが
やっぱ勝負の世界では重要ですよ
冷静沈着大胆不敵なんですね
判断っていうのは極めて冷静
いろんなものを客観的に見た上で
判断するんですけど
その上で行う行動っていうのは超大胆だと
こういう意思決定がね
私は好きなんでね
すごい高校の時叩き込まれたんですよ
剣道をさ高校の時ずっとやってたんだけど
勝負の世界で相手に読ませないように
こいつこんなことしてくるだろうなって
読まれないようにするためには
判断は冷静に行動は大胆にってことを
やってなければならないんですね
ということで今後も大胆にね
行動していきたいと思いますので
よろしくお願いいたします
続きまして黒鷹さん
おいおい増やすんかーいっていう
お決まりのツッコミを言った上で
体調のない無理の範囲でお願いします
楽しい東京単身ウニ生活配信を
ぜひということでありがとうございます
やっぱりフリが効いてるっていうのはね
大事ですからね
ありがとうございます
東京に行ったらですね
正直どういう生活になるか分かんないし
今より時間ができるのか
今より時間ができないのかすら
正直見えてない部分がありますんで
まあねちょっと成り立つ範囲でね
やっていけたらなと思います
配信の時間が短くなったりするかもしれないんですけど
っていうと
ある種これはフラグになってしまうかもしれないですね
どんどん長くなっていくっていう
最近ちょっと長くなっていく方向のね
今日も30分近く喋ってますけど
そういう方向の番組になってますんでね
キュッとしたよね短くね
長いコンテンツでも
聞いてもらえるっていうのは
ポッドキャストの価値だし
いろんな人が言ってはいるんですけど
喋り手として話したいことが長くなってしまうっていうのは
いいことばっかりではなくて
パスカルのお手紙っていう逸話を
ご存知でしょうかね
パスカルさんっていうね
数学者の方が
数学者だったかな
方がいるんですけど
友人に手紙を書くんですよ
その手紙の内容が
書き出しがこう書いてあるんですね
今日は時間がなかったので
手紙が長くなってしまったことをお許しください
っていう風に書いてあるんですね
これすごく矛盾してると思いません?
時間がなかったから手紙が長くなってしまう
っていう謝罪が最初に入っていると
これ何かっていうと
言いたいことは結構シンプルで
簡潔に話をまとめるのには
時間がかかるということなんですよね
言いたいことをだらだらだら言っても
結局話って長くできてしまうわけですよ
実はこう短くギュッと圧縮するっていうことに
すごく脳のリソースとか
じゃあこの要素が大事だよねっていう
それこそ引き算みたいなものが
今日の話ではないですけども
必要になってくると
そこにやっぱ労力とかコストがかかるから
時間がないときこそ話が長くなってしまうんですよ
手紙が長くなってしまうんですよという
まさに今日のテーマと一緒ですね
減らすっていうことは
すごく労力がかかったり工夫がいることなんですよ
という話なんですよ
そういう意味でだらだらだらですね
毎日10分って言ってるのに
15分20分30分で話をしてしまってるというのは
私が時間がない証拠なのかなっていうところではありますね
というお話でございますね
結論はフワッとした感じだったんですけど
こういうパスカルの手紙っていう話がありますんで
これぜひともねどういう話か
調べてみるのいいんじゃないかなと思います
パスカルってあれだよね
圧力の単位のヘクトパスカルとか
そのパスカルのパスカルさんだと確か思いますね
確かね記録が確かであればという感じですけど
というわけで今回はここまでとさせていただきます
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よろしくお願いいたします
というわけで今回はここまで
以上しぶちょーでした
ではでは
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