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痛みは、数字だけではわからない。  #129
2026-09-16 07:03

痛みは、数字だけではわからない。  #129

「痛い」って、身体だけに使う言葉じゃないですよね。

医療の現場では、痛みを0〜10の数字で表してもらうことがあります。

でも、同じ「5」でも、
その人が感じている痛みは同じじゃない。

それはきっと、心の痛みも同じ。

誰かの何気ないひと言。
理由はうまく説明できないけれど、なぜか胸に残ってしまったこと。

「こんなことで…」と、
自分の痛みを小さくしなくてもいいのかもしれません。

誰かの「8」と、あなたの「5」を比べなくていい。

数字の向こう側にある、
一人ひとり違う「痛み」について、
看護師の視点もまじえながらお話ししました🌿

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サマリー

このエピソードでは、身体的な痛みだけでなく、心の痛みも数字だけでは測れないことを看護師の視点から語ります。同じ「5」という痛みの数字でも、人によって感じ方は異なり、心の痛みも同様に、他者と比較せず、自分自身の痛みに気づき、大切にすることの重要性を説いています。

「痛み」という言葉の多様性
みなさん、こんにちは。 もこの声時間、もこです。
今日は、痛みは数字だけではわからない、というお話をしたいと思います。
痛いって、体だけに使う言葉じゃないですよね。
転んだ時も、病気の時も、
そして、誰かの何気ない一言に胸がギューってなった時も、
悪気のない言葉だったとわかっていても、なぜか、なぜか心に残ってしまった時も、
私たちは、心が痛いって言います。
今日は、そんな痛みについて、少しお話ししてみようと思います。
医療現場における痛みの数値化(NRS)とその限界
病院では、患者さんの痛みを確認する時に使っているんですけど、
今の痛みを0から10で表すと、どのくらいですか?と聞くことがあります。
これは、NRS。ニューメディカルレーティングスケール。
日本語では、数値評価スケールと呼ばれるものです。
0を痛みなし、10を想像できる中で最も強い痛み、などとして、
自分の痛みを数字で表してもらうんですよね。
例えばある人が、5です。5と答えたとします。
でも、この5、みんなにとって同じ痛みなのでしょうか?
眠れないほどつらい5かもしれない。
いつものことだからと我慢している5かもしれない。
本当はもっと痛いけれど、これくらいなら大丈夫。
そう思って答えた5かもしれません。
だから、私たち療者は数字だけではなく、
どこが痛むのか、どんなふうに痛むのか、いつからなのか、
何をすると強くなるのか、
そして、表情や声、体の動き、普段との違い、
いろんなものを見ながら、その人の痛みを考えていきます。
痛みって、とても個人的なものなんですよね。
心の痛みと身体の痛みの比較、そして自己受容
同じ5でも感じているものは違う。
じゃあ、もし心の痛みにも0から10までの数字があったとしたら、
あなたは今、いくつをつけるでしょうか?
誰かの何気ない一言。
期待していたからこそ少し傷ついちゃったこと。
理由をうまく説明できないけれど、なんとなく胸が痛んだこと。
周りから見ると、「そんなことで?」と思われるようなことでも、
その人にとっては5かもしれません。
反対に、本当は心が痛いのに、
大丈夫、大丈夫って笑ってしまうこともあります。
私もあります。
なぜかそうしちゃいます。
体の痛みなら、「どこが痛いですか?」って聞いてもらえるのに、
心の痛みは、言葉にしなければ誰にも気づいてもらえないこともあります。
逆に、それが狙いであることもあります。
だから私は、人の痛みを自分のものさしだけではからないようにしたいなって思っています。
そしてそれは、自分自身に対しても同じ。
もっと大変な人がいるから、
こんなことで傷ついちゃダメ。これぐらい我慢しなきゃ。
そうやって、自分の心の痛みに勝手に小さな数字をつけてしまうこと、ありませんか?
でも、誰かの8とあなたの5を比べなくていい。
痛みは競争するものではないですから。
自分自身の痛みに気づき、大切にすること
痛みを数字にすることは、誰かと比べるためではなく、
私は今、これくらい痛い。
そう、それを伝えるための一つの方法です。
だから、心が少し痛い日にも、
こんなことでって打ち消してしまわないで。
ああ、私、ちょっと傷ついたんだなって。
まずは、自分が気づいてあげてもいいのかなって思います。
数字の向こう側には、一人一人違う痛みがあります。
だから私は数字だけではなく、
その人を見るだけでもなく、
その人をちゃんと見ることを忘れない看護師でいたい。
そして、自分の心の痛みにも、
ちゃんと気づける人でいたいなって思っています。
今日もし、誰にも言わずに何かを我慢していた人がいたら、
その痛みを誰かと比べなくて大丈夫。
体が痛い時も、そして心が痛い時も、
痛いって感じた自分を、
今日は少しだけ大切にしてあげてくださいね。
結びの言葉
今日も一日、素敵な時間になりますように。
じゃあね。またね。
07:03

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