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皆さん、こんにちは。米国株投資の耳よりな話へようこそ。
よろしくお願いします。
あの、突然なんですけど、今の日本って、なんかすごく奇妙な状態にあると思いませんか?
奇妙な状態と言いますと?
だって、円は160円台っていう、もう歴史的な大暴落というか、ものすごい円安じゃないですか。
ええ、そうですね。スーパーの買い物とか電気代とか、もう本当にため息が出ちゃいますよね。
そうなんですよ。皆さんも、うわ、また高くなってるって毎日思ってるはずなんです。
なのにですよ、日本の株価は過去最高潮を更新して絶好調っていう、この矛盾、一体何が起きてるんでしょうか。
確かに、日々のニュースだけをただ追いかけていると、頭が混乱してくると思います。
直感的にもすごく理解しがたい状況ですよね。
そうなんですよね。で、こんな状況の中で、わざわざ高すぎるドルを買って、
米国株に投資するのって、果たして正解なのかなって。
なるほど。
高値掴みになるんじゃないかって、躊躇するのが普通だと思うんです。
なので今回は、そんな疑問にがっつり切り込んでいきます。
本日の深掘りテーマはズバリ、円安の今、僕らが米国株投資をする理由です。
はい、すごくタイムリーで重要なテーマですね。
はい。目先の存得だけじゃなくて、日本の構造的な状況を俯瞰してみて、
なぜ今日本に住む私たちが外貨立て資産を持つことが、切実な資産防衛になるのか。
その本質と、今日からできる具体的なアクションプランを徹底解剖していきます。
このなんか複雑な状況を解き明かすには、やっぱりまず、なぜ今これほどの円安が起きているのかっていう根源の部分から考える必要があるんですよ。
根源ですか。よくニュースだと、金利差が原因だって言われますよね。
ええ。多くのメディアは金利差に注目しますし、もちろんそれも要因の一つです。
でも、金利差ってあくまで表面的な波に過ぎないんですよね。
ほう。波の下に何かあると?
はい。真相にある海流の正体は、日本の構造そのものの変化なんです。
日本の構造が変わった。うーん。よく少子高齢化って言われますけど、でも少子化なんてもう何十年も前からわかっていたことじゃないですか。
なぜそれが今、円安の決定だみたいになっているんですか?
それはですね、少子化で国内の市場、つまりパイ自体が縮小していくっていうボディーブローが効いている中で、日本が稼ぐ力の形を大きく変質してしまったからなんです。
稼ぐ力ですか?
ええ。かつての日本は、物を作って輸出して外貨をガンガン稼ぐ国でしたよね。
はい。メイドインジャパンの時代ですね。
でも今は違います。例えば、エネルギーの約9割、食料の約7割を海外からの輸入に頼っている状態なんです。
9割と7割。ほとんど海外頼みなんですね。
これがどういう意味を持つかというと、日本が海外から石油とか小麦を買うたびに、代金をドルで支払う必要がありますよね。
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ああ、なるほど。円じゃ買えないから。
その通りです。つまり、日本企業とか私たちが生活のインフラを維持するためだけに、もう日常的に大量の円を売ってドルを買うという行為を余儀なくされているわけです。
なんか普通に生活しているだけなのに。
そうなんです。この物理的な円売りの巨大な圧力が、円の価値をゴリゴリと押し下げている一つの大きな要因なんですね。
私たちが今の生活水準を維持しようとするだけで、自動的に円が売られる仕組みになっちゃってると。
でも、日本に資源がないのって昔から同じですよね。
おっしゃる通りです。そこで、現代特有のもう一つの巨大な穴が浮上してくるんですよ。
現代特有の穴。
はい。それがデジタル関連収支の赤字、いわゆるデジタル赤字です。
デジタル赤字。えっと、ネットフリックスとかアマゾンとか、私たちが毎月払っているサブスク台とかのことですか?
まさにそれですね。個人のスマホアプリの課金もそうですし、もっと規模が大きいところで言うと、日本の企業が利用しているAWSとかGoogleなどのクラウドサーバー代ですね。
あー、企業が払うシステム代みたいなものですね。
そうです。私たちがこれら海外のITサービスを利用するたびに、向上的に円からドルへの資金流出が起きているんですよ。
え、ちょっと待ってください。これってつまり、私たちが毎日スマホをいじるたびに、なんか見えないところで円安ボタンを連打しているみたいなものじゃないですか?
あー、まさにそういうことになりますね。すごくわかりやすい例えです。
ですよね。家賃を毎月アメリカの巨大テック企業っていう大屋さんに払い続けている状態っていうか。
だったら、その大屋さんの株主になって払った家賃をリターンとして回収しようよっていうのが、米国株投資の一つの本質ってことですか?
その大屋さんの株主になるっていう発想は、まさに資本守備のルールにのっとった王道のアプローチなんですよ。
お、王道ですか?
はい。デジタル赤字っていう構造的な円安圧力があるなら、ただ指を加えて円の価値が下がるのを見ているんじゃなくて、その資金の流出先である米国テック企業の成長に自分も乗っかる。
これは単なる利座や稼ぎとかではなくて、極めて合理的な自己防衛策だと言えますね。
なるほどな。皆さんのスマホに入っているアプリ、いくつがアメリカ企業のベースかちょっと数えてみてほしいですよね。
ほとんどそうだと思いますよ。
ですよね。スマホの中の経済圏だけでもアメリカにガッツリ依存しているわけですけど、これ物理的な世界地図、つまり地政学的な視点で見ても、なんかドルにマネーが集まる理由があるんですよね。
はい。そこも非常に重要なポイントです。お金とか経済の動きの根底には、常に地理的な安全という要素が働くんですよ。
地理的な安全。
今、台湾海峡とか朝鮮半島、それに南シナ海など、東アジア全体の緊張感って年々高まっていますよね。
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そうですね。ニュースでも連日やってますし。
もし、東アジアで何か有事、つまり大きな衝突が起きたら、海外の基幹投資家はどう動くと思いますか?
えーと、やっぱり危ないから、ヒネの近い場所にある資産、つまり日本円とか日本株を売り払って、どっか別の場所に逃げますよね。
その通りです。より安全な場所へマネーを逃避させます。で、その最大の逃避先として、真っ先に選ばれるのがアメリカなんです。
なぜアメリカ一択になるんですか?例えばヨーロッパとかじゃダメなんでしょうか?
アメリカが圧倒的に強い理由はいくつかありまして、まず、世界の基軸通貨であるドルを発行していること。
はい。
それから先ほど日本は輸入だもみだと言いましたが、アメリカはエネルギーも食料も自国で自給自足できるんですよ。
あー、そこが日本と全然違うんだ。
さらに世界トップの軍事力を持っていますからね。グローバルな危機が起きた時、これほど全ての条件が揃った巨大な金庫は他にはないんです。
巨大な金庫か。いやでもちょっと待ってくださいよ。
はい。
少子化で内地が死人で、デジタル赤字で毎日円が売られて、その上知性額リスクまである。
ええ。
そこまで日本の状況がボロボロで厳しいなら、冒頭で触れた日本の株価が過去最高値レベルで絶好調という現象と完全に矛盾しませんか?
なぜ日本株は暴落せずに上がっているんですか?
鋭いですね。実はそこが今の経済の最も面白いパラドックスなんです。
パラドックス?
はい。このねじれ現象はですね、日本という国の経済、つまりマクロと上場している日本企業、つまりミクロが完全に切り離されているから起きているんです。
国の経済と企業が切り離されている?
そうなんです。日経平均をグイグイ牽引しているのって、トヨタとかソニー、新越科学などのグローバル企業ですよね?
はい。誰もが知っている大企業ですね。
彼らの主戦場って、もはや縮小していく日本国内ではなくて、世界市場なんですよ。
あー、なるほど。海外で物を売ってると。
するとどうなるか。国力の弱さの象徴である円安が、彼らが海外で稼いだ外貨を円に換算した際に利益を爆発的に膨らませる強烈な追い風に変わるんです。
じゃあこれって、地元の日本経済っていうスタジアムは、お客さんが減って寂しいかれど、そのチームのグッズ自体は世界中で爆売れしているみたいな状態なんですね。
すごくいい例えですね。まさにそんな感じです。だからチームの売り上げ、つまり株価だけを見れば最高益を叩き出しているのも不自然じゃないんです。
なるほど。グッズが売れてるからチームは儲かってると。
しかもその世界中で爆売れしているグッズの中には、今の世界的なAIブームに不可欠なものもたくさん含まれているんですよ。
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AIブームの恩恵ってNVIDIAとかマイクロソフトみたいなアメリカのテック企業だけが受けてるわけじゃないんですか。
実はそうじゃないんです。例えばキオクシアのメモリーとか、東京エレクトロンの半導体製造装置、太陽輸電のAIサーバー用コンデンサーなどですね。
ほうほう。
こういう消費者の目には見えにくいB2Bの日本企業が、世界の巨大テック企業のAI投資の根幹となるインフラをがっちり握っているんです。
すごい知らなかったです。
世界の企業がAIに巨額の投資をすればするほど、彼らを裏で支えるクロコとしての日本企業に莫大な注文が入る構造になっているんですよ。
クロコ。舞台裏で支えるクロコですね。構造的に儲かる仕組みができてるんだ。
でもそれって一部の輸出企業やクロコ企業だけの話ではないんですか。日本市場全体が買われている理由としては少し足りない気もするんですが。
そこでもう一つ非常に重要な要素が絡んできます。それは東京証券取引所が主導した強烈な企業改革です。
東証の改革ですか。
はい。よくニュースでPBR一倍割れという言葉を聞くと思うんですが。
あーなんか聞きますね。PBR。
これ簡単に言うと企業の株価がその会社を解散して資産を全部現金化した時の価値よりも低く見積もられている状態なんです。
えっそれってどういうことですか。
いわば上場している意味がないちょっと恥ずかしい状態なんですよ。現金貯め込んでるだけで活かせてないよねと。
あーじゃあそれは恥ずかしいですね。
で東証がこれにメスをいげて貯め込んだ現金をちゃんと株主に還元しなさいと強く促したんです。その結果自社株買いや増廃が過去最高水準に達しました。
なるほど。お金貯め込んでるだけで還元しないなら許さないぞってプレッシャーをかけたことで海外投資家から日本の企業やっと本気で株主と向き合い始めたなって評価されたわけですね。
その通りです。それに加えて海外の投資家から見ると欧米で政治的な分断とか混乱が進む中で日本の政権基盤の相対的な安定感が消去法的な安心材料として買われているという分析もありますね。
あーつながりました。マクロな国力は弱ってるけどミクロな企業はグローバルでしっかり稼いでいて株主還元も強化している。だから日本株は上がっているんだ。
そういうことです。
だとしたら日本株の恩恵を受けつつ米国株で円安とかデジタル赤字っていう日本の構造的リスクをヘッジするこの領土を使いこれが今の私たちに必要な最強のポートフォリオ戦略になりますね。
まったくその通りです。両方持つことでバランサが取れるわけですね。
いやー面白い。では状況が明確に整理できたところでここから具体的に行きましょう。リスナーの皆さんが明日から自分のポートフォリオをどうすればいいのかについて投資家の立場別に処方箋をお願いします。
はいわかりました。
まずはすでに米国株を持っている人。この人たちは今円安と米国株高のダブルパンチで証券口座を開くたびに含み益がホクホク状態だと思うんですが。
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確かに今はダメを見ていて気分がいいはずです。しかしここで絶対認識すべき重要なポイントがあります。
何でしょう。
その利益の半分は円安のおかげつまり為替の幻に過ぎないかもしれないという事実です。
為替の幻。つまりアメリカの株価自体は全く下がってなくても仮に日米の金利差が縮まって130円台とかに円高が急接近したら円だけの資産評価額は10%から15%くらいあっという間にめべりしちゃうって事ですよね。
まさにそうです。ですからこのフェーズでは追加で円をドルに変えるいわゆるドル転は慎重になるべきですね。
なるほど追加投資はちょっと待てと。
はい。もし総資産の中で米国株の比率が大きくなりすぎているなら値上がりした米国株の一部を利益確定して比較的割安な日本株や現金に振り分けるつまりリバランスを真剣に検討する時期に来ていると思います。
今は欲張りすぎず守りを固めるターンということですね。
そうですね。
では次にこれから米国株を始める人はどうでしょうか。正直リスナーの皆さんの心の声を代弁するとですね。
はい。
今160円で10万円分のドルを買って明日もし130円になったら米国株が全く動いてなくても大損するじゃないか。怖くて夜も眠れないよって思ってるはずなんですよ。
その恐怖感痛いほどわかりますし投資において極めて正常な感覚だと思います。
ですよね。
だからこそ今から始める人が絶対にやってはいけないのが手元の資金を一気に投入する一括投資なんです。
ドカンと買うのはNGなんですね。じゃあどうすれば買わせ負けの恐怖を乗り越えられるんですか。
ここでの最大の武器は時間分散です。
時間分散?
はい。オルカンとかS&P500といった投資新宅で毎月決まった額をコツコツ買い続ける積み立て投資を徹底してください。
あー積み立てですね。
ええ。これならもし円高に触れてしまったとしてもあっラッキー今月は同じ金額でたくさんの靴を買えるボーナスタイムだと割り切ることができるんです。
なるほど。高い時は少ししか買えないけど安い時はたくさん買える。いわゆるドルコスト平均法の力を最大限に利用して買わせリスクを平準化するわけですね。
その通りです。そして目線は1年後ではなく20年後に置いてください。
20年後結構先ですね。
ええ。プロの基幹投資家でさえ買わせの底と天井を正確に当てることなんて不可能ですから。
まあそうですよね。
なので投資を始めた直後の1,2年の短期的な含み存は将来の大きなリターンを得るための想定内のチケット代として受け入れる。そういうタフさが求められます。
チケット代ですか。いい言葉ですね。
もしどうしても買わせリスクが怖いということであればまずは円のままで投資できる世界で戦っている日本株から小さく始めるというのも現実的なアプローチとしてありだと思いますよ。
既に持っている人は欲張らずリバランスで守りを固める。これからの人は一括投資を避け積み立てで時間を味方につける。これなら今日からでも冷静に実践できそうですね。
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はい。共通して大切なのは日々の買わせレートに一騎一遊せずに淡々と資産運用を継続することです。それが最終的に大きな果実を得るための唯一の道ですね。
いやあっという間でしたが今日もめちゃくちゃ深い学びがありました。
お疲れ様でした。
本日のまとめです。なぜ160円台の歴史的円安でも米国株を買う必要があるのか。それは単なる理財家継ではなくて日本の少子化、デジタル赤字、知性学という避けられない構造リスクから自分の資産を外貨立ての税帳資産へ疎開させるため。
はい。
生活費が上がっていくインフレの負担を米国株の値上がりで相殺する最強の自己防衛策だということですね。
ええ。短期的な為替の波に飲まれず世界の成長の果実をしっかりと自分自身のポートフォリオに取り込んでいく。その手段として米国株は依然として極めて有効なツールだということです。
はい。さて最後に一つ皆さんに考えてみてほしいことがあります。
おっ何でしょう。
今日私たちはスマホで消費するデジタル赤字を米国株で回収しようというお話をしました。でもあなた自身の1日24時間の使い方はどうでしょうか。
時間の使い方ですか。
はい。スマホを開いてアメリカのプラットフォームでただコンテンツを消費する側に留まるのか。それともそのプラットフォームを利用して何かを発信創造する側に回るのか。
なるほど。
金融資産だけじゃなくてあなた自身の時間という資産を日米間でどう分散させるか。これすごく面白いテーマだと思いませんか。
お金という資本の配分も大事ですけど自分自身の時間という最も貴重なリソースをどこに投資するか。
投資家としてだけでなく現代を生きる個人の生存戦略として非常に本質的な問いですね。
皆さんは自分の時間をどう投資しますか。ぜひ考えてみてくださいね。
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