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皆さんこんにちは。米国株投資の耳よりな話へようこそ。
あの、突然ですけど皆さん、もし宝くじに当たった時の景品が、現金じゃなくて、
中開発企業の未公開株を割引価格で買える権利だとしたらどうしますか?
まあ、それはすごく魅力的ですよね。
ですよね。これまでは、あの、ウォール街のエリート機関投資家たちだけが、そのVIPルームの鍵を持っていたわけですよ。
でも、なんと、今この番組を聞いている皆さんにも、その扉が開かれるかもしれないんです。
はい、本日はまさに歴史の転換点とも言える、非常にエキサイティングなテーマですね。
そうなんです。今日の深掘りのミッションは、もう世界中が熱視線を送っているメガIPO、
最速で6月12日に上場がうなさされている、あのスペースXについてです。
ええ、ただの超大型上場というだけじゃありませんからね。
そうそうなんですよ。水穂町県USAが引き受けにニナを連列したことで、
なんと日本市場をはじめて、楽天証券とSBI証券を通じて、外国銘柄のブックビルディングへの参加が可能になったんです。
これってつまり、日本の個人投資家がアメリカの未公開株に直接アクセスできるっていうものすごい画期的な出来事なんですよね。
本当にそうですね。日本の証券業界にとっても、もちろん個人投資家にとっても、
これまでの常識が完全に起こるパラダイムシフトと言っていいと思います。
ですよね。だってこれまでは、私たちが米国株のIPO銘柄を買おうと思ったら、
上場した日の夜、市場が開いてから買う、いわゆるセカンダリー市場での参加が鉄則だったじゃないですか。
はい、それが一般的なルートでしたね。
それが今回は上場前に参加できると。
これ、具体的に上場前に買うのと、上場後に買うのとでは、投資家にとってどんな決定的な違いがあるんでしょうか。
大きく変わるのは、やっぱり価格の決まり方と、あとは買える確実性のバランスですね。
価格と確実性ですか。
はい。上場後のセカンダリー市場で買う場合、価格は19によってリアルタイムで激しく変動する、いわゆる時価になります。
なるほど。
一方で、上場前に参加するブックビルディングでは、期間投資家の需要をベースに、事前に設定された固定の公開価格で買うことになるんです。
あー、ちょっと待ってください。
それって、あの、超人気アーティストのライブチケットに例えるとわかりやすいかもですね。
お、と言いますと?
つまり、上場後に買うのって、当日券を価格変動覚悟で並んで確実に買うようなものですよね。
対して、ブックビルディングはファンクラブの先行抽選に申し込んで、当たれば低価で買えるみたいな違いってことですよね。
あー、まさにその通りです。そのアナロジーは非常に的確ですね。
ファンクラブ先行抽選、つまりブックビルディングに参加する最大のメリットは、最も安く買える可能性があるという点なんですよ。
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安く買える、はい。
SpaceXのようなメガIPOは、上場初日に価格がポンと跳ね上がることが多いんです。
なので、もし事前の公開価格で買えていれば、その跳ね上がりをそのまま利益として享受できるわけですね。
めちゃくちゃ美味しいじゃないですか。
でも、大人気アーティストのチケットと同じで、みんなが欲しがるからプラチナチケット化して、そもそも当たらないっていうリスクがあるわけですよね。
えー、残念ながらその通りです。
資金を口座に拘束された上で、結局抽選に外れて買えなかったと、となる確率は極めて高いでしょうね。
そうですよね。
一方で、当日券組であるセカンダリ市場での購入は、市場が開けば誰でも確実に買えます。
ただ、お祭り騒ぎの熱狂のピークで、いわゆる高値掴み、ジャンピングキャッチをしてしまって、直後に株価が急落して大損するリスクを背負うことになります。
うわー、それは怖い。
でも、投資家からすれば、意図的に1割から3割ほど安く設定されるIPOディスカウントの恩恵を受けられるなら、絶対に上場前のブックビルディングで買いたいですよね。
まあ、そう考えるのが自然ですね。
ただ、そこで私、すごく素朴な疑問があるんですよ。
何でしょうか?
あのー、企業側、つまり今回のSpaceXからすると、上場初日に市場が100ドルの価値をつけてくれるなら、最初から100ドルで売ればいいじゃないですか。
なるほど、ええ。
なんで、わざわざ70ドルとか80ドルに割引して、私たちに安く売ってあげるんですか?
企業側からすれば、それって資金調達の機械損失ですよね。絶対に損してると思うんですけど。
お、そこはすごく鋭い指摘ですね。
実は、そのなぜ企業はわざわざ安く売るのかという疑問こそが、金融市場の歴史そのものなんですよ。
歴史、ですか?
はい。おっしゃる通り、企業は意図的に過小評価、アンダープライシングを受け入れています。
なぜそんなことをするのかというと、過去に一番高い価格を提示した人から順番に売るという入札方式が試された歴史があるんです。
ああ、なんかヤフオクとかのネットオークションと同じ方式ですね。それなら企業は一番儲かるじゃないですか。
理論上はそうなんです。でも実際にやってみると、勝者の呪いと呼ばれる恐ろしい現象が頻発したんですよ。
勝者の呪い、なんか怖い響きですね。
はい。オークション方式だと、投資から絶対に欲しいという熱狂から、適正な企業価値を無視して、異常な高値を提示してしまうんです。
ああ、熱くなっちゃうんですね。
そうなんです。結果として、とんでもない高値で増上を迎えることになります。
でも、取引が始まった途端にみんな冷静になって、こんなに価値はないと気づき、株価が大暴落するんです。
うわあ、上場初日にいきなり大暴落したら、ニュースでも失敗って叩かれますよね。
その通りです。株価が公開価格を下回る公募荒れを起こすと、企業のブランドイメージは地に落ちますし、社員の指揮も下がります。
それに、長期保有してくれるはずだった有料な機関同士化も逃げてしまうんです。
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なるほど。だからこそ企業は少しだけ安く売ることで、上場初日に株価が上がる余地を意図的に残しているんですね。
まさにそうです。加熱感を抑えつつ、市場と企業がウィンウィンになれる適正価格を探るためのクールダウンの仕組み。
それが今のブックビルディング方式がグローバルスタンダードになった理由なんですよ。
いやあ、納得です。企業は確実な成功と安定した株主を手に入れるための保険料として、リスカウントを受け入れているんですね。
その仕組みがわかると、ブックビルディングがただのお得なセールじゃないってことがよくわかります。
ええ、非常に重要なポイントです。
となると、ますます今回のチャンスは見逃せませんね。
じゃあ実際に私たちが日本から参加するにはどうすればいいのか?
楽天証券とSBI証券が名乗りを挙げていますが、この2つのドア、入った先は全く同じ仕組みなんですか?
いえ、大枠の参加券は同じなんですけど、実際に取引するための配管、つまり資金のルールや抽選のロジックには決定的な違いがあるんですよ。
おお、どんな違いですか?
一番気を付けなければいけないのは決済通貨の違いです。
通貨ですか?どちらも日本から申し込むんだから普通に円じゃないんですか?
そこが分かれ道なんですよ。まず楽天証券は円化決済に対応しています。
つまり日本円のまま直感的に参加できるんです。楽天銀行のマネーブリッジを使えば資金移動の手間もほとんどかかりません。
おお、それは初心者にも優しくていいですね。じゃあSBI証券はどうなんですか?
SBI証券は原則、米ドル決済なんです。事前に外国株式取引講座を開設して、自分で円をドルに両替え、つまりドル転して準備しておく必要があるんです。
ええ、それはちょっとハードルが高いというか、買わせて数料もかかるし面倒ですね。じゃあもう楽天一択なんじゃ。
まあそうとも言い切れないんですよ。もしあなたがすでに米国株をガンガン取引していて、手元に米ドルのキャッシュやMMFを持っている既存の投資家だとしたらどうでしょう?
あ、そっか。すでにドルを持っているなら、買わせて数料をかけずにそのままドル資産をIPOに突っ込めるからSBIの方が圧倒的に有利になるのか。
その通りです。そしてもう一つの大きな違いが資金拘束のタイミングですね。
タイミングですか?
はい。楽天証券は申込時に口座に資金が必要です。ボタンを押す瞬間に現金がないと弾かれてしまいます。
なるほど。SBI証券は違うんですか?
SBI証券は申込自体は資金ゼロでも可能なんです。最終的な公開価格が決まる抽選日の夕方までに米ドルを用意しておけば大丈夫なんですよ。
へー。じゃあ楽天は手軽に日本円で参加できるオールインクルーシブのツアー。SBI証券は手持ちの現地通貨を駆使して柔軟に戦う旅慣れたバックパッカー向けって感じですね。
いい例えですね。
ちなみにどっちの方が当たりやすいとかはあるんですか?
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楽天証券は1口座1票の完全平等抽選を採用しています。なので資金が10万円の人も1億円の人も確率は全く同じです。
それは夢がありますね。
一方のSBI証券はこれまでの国内IPOの傾向を見ると資金量が多いほど有利になる比例抽選やIPOチャレンジポイントのような長く利用している人に旨味がある仕組みが絡んでくる可能性がありますね。
あーなるほど。自分の資金力や経験値に合わせて選ぶ必要があるわけですね。でも資金に余裕があるなら両方の証券会社から申し込んで単純に当選確率を2倍にするっていう戦略もありですよね。
もちろんです。重複して申し込むこと自体は何の問題もありませんから。そして両者に共通する最大のメリットも忘れてはいけませんよ。
あ、あれですね。皆さんここテストに出ますよ。なんとどちらの証券会社から申し込んでも新ニーサの成強投資枠が利用可能なんです。
ええ、これは投資家にとってはかり知れないインパクトですよ。スペースXのようなメガIPOが上場後に大化けしてとんでもない値上がり益が出たとしても、ニーサ枠を使っていれば全額が非課税になりますからね。
よし、じゃあ手持ちの資金をかき集めて両方から申し込んで見事当選。新ニーサで非課税の大金待ちだ。上場日が楽しみすぎる。
ちょっと待ってください。非常に申し訳にくいのですが、もし運良くプラチナチケットを手にして当選したとしても、そこはゴールではないんですよ。むしろ非常に過酷なレースのスタート地点に立っただけなんです。
え、過酷なレースですか?低価で買えたんだから後は放っておいても儲かるんじゃないんですか?
そこが初めての米国株IPOの怖いところなんです。当選した後に待ち受ける構造的なトラップを理解していないとパニックになりますよ。
トラップって例えばどんな?
例えば当選した瞬間に、やっぱり今の相場環境が悪いから買うのやめたとキャンセルできると思いますか?
えー、日本のIPOだと当選してから購入の手続きをするか辞退するか選べますよね。とりあえず申し込んでおいて当たってから考えるってよくやりますけど。
米国株のIPOではそれが通用しない可能性が高いんですよ。米国の引き受け業務は非常に厳格でして、ブックビルディングで需要を申告して当選したということは即座に買い付けが行われ資金が引き落とされることを意味します。
えーと、マジですか?
はい。とりあえず申し込むという軽い気持ちは稲津鳥です。これが一つ目の罠ですね。
うわー、ガチのコミットメントが求められるんですね。じゃあ覚悟を決めて買いましたと。いよいよ上場時の夜、ナスダックが開く日本時間の22時30分ですね。パソコンの前に張り付いて初音がつく瞬間を見届けますよ。
それだとおそらく朝までパソコンの前で待ちぼけを食らいますよ。
え?なんでですか?市場が開く時間ですよね。
市場は開きますが、スペースXクラスの超大型IPOの場合、世界中から殺到する天文学的な数の注文をスペシャリストと呼ばれる専門家が手作業も含めてマッチングさせて最初の価格を決定するんです。
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手作業も?
はい。ため、初音がつくのは会場から数時間後、日本時間の深夜1や2時を過ぎることがザラにあるんです。これが二つ目の罠。時差無壁です。
マジですか?じゃあ上場初日の熱狂の中で初音売りをして短期利益の狙いたいなら、徹夜覚悟で画面に張り付かないといけないのか。
しかもいざ取引が始まった後も凄まじいですよ。アメリカの株式市場には日本のストップ高ストップ安のような値幅制限のルールが存在しないのをご存知ですか?
あ、そういえば、どこまでも上がるしどこまでも下がるんですよね。なんでアメリカには制限がないんですか?
それがアメリカの完全なる自由市場の哲学だからです。人工的に取引を止めるよりも、市場参加者の総意によるリアルタイムな価格発見機能、プライスディスカバリーですね。これを絶対的に優先するんです。
なるほど。
だからこそ、初音がついた直後に株価が50%急凍したかと思えば、数分後にはマイナス件まで急落するような目を疑う乱高が起きます。これが三つ目の罠です。
わー、そんなの深夜のテンションで見たらパニックになって変なタイミングでバイバイボタン押しちゃいそうですね。
だからこそ、事前に戦略をきっちり決めておく必要があるんです。初音の熱狂でサクッと売り抜けるのか、それともイーロン・マスクの火星移住計画というビジョンを信じて、どれだけ暴落しようが長期保有、いわゆるガチ保するのか。
あー、イーロン・マスクといえば、彼ってたまに突拍子もない発言で株価を動かすじゃないですか。
そこもリスクですよね。まさにそこが核心ですね。スペースX特有のガバナンスリスクです。報道によれば、マスク氏は上場後も85.1%の議決権を保持し続ける見通しなんです。
85%?それってつまり、他の株主が束になっても絶対に勝てないってことですか?
ええ。一般的な上場企業に求められる株主民主主義はそこには存在しません。良くも悪くも、マスク氏の判断が会社の全てになる強烈なトップダウン体制です。
ということは?
私たちは企業に投資するのではなく、イーロン・マスクという個人の天才性とリスクに投資するんだ、という構造を理解しておかなければなりません。
なるほど。彼を信じ切れるかどうかが最大の踏み絵になるわけだ。
あの、ちょっと待ってください。さっきアメリカの株って言いましたけど、私たちが買うのは円から両替したドル建ての資産ですよね?
はい、そうです。
ってことは、株価だけじゃなくて、為替も気にしないといけないってことですか?
その通りです。ダブルの価格変動リスク、これが4つ目の罠です。
仮にスペースXの株価が10%上がって大成功!と思っても、同時に急激な円高が10%進んでしまえば、日本円に換算した時の利益は総歳されてゼロになってしまいます。
そっか。株価のチャートと為替のチャート、両方とにらんめっこしないといけないんですね。
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しかも、もし株価が爆上がりして、私の兄さんの成長投資枠、年間240万円の上限を突き抜けちゃったらどうなるんですか?
そこが最後の5つ目の罠です。証券会社のシステムにもよりますが、枠をはみ出した分、あるいは躍上した全額が自動的に特定口座、つまり税金が約20%かかる課税口座での買い付けに回されてしまう可能性があるんです。
えー!
なので、自分の兄さん残高の把握は絶対に必須なんですよ。
いやー、低価で買えるプラチナチケットだーって浮かれてましたけど、時代負荷のプレッシャー、深夜の時差、値幅制限なしの乱高下、為替リスク、兄さんの枠管理、そしてイーロンマスクの独裁体制。
これ全部クリアして初めて投資になるんですね。めちゃくちゃ勉強になりました。
ブックビルディングは確かに魅力的な入り口ですが、その奥にはこれだけ深いマーケットの力学が働いているということです。
リスナーの皆さんも、今回のスペースX上場がいかに歴史的なチャンスであり、同時にどれだけの準備が必要かお分かりいただけたかと思います。
でもこれだけは言えますよね。日本の個人投資家にこのVIPルームの扉が開かれた意義はとてつもなく大きいです。
はい、間違いなく大きな一歩です。
ブックビルディングへの参加手数料自体はかかりませんからね。
ですから皆さんもまずは自分の資金とリスク、許容度をしっかり計算した上で先行抽選に挑戦して、
もし外れてしまったらセカンダリ市場で落ち着いたタイミングを狙うという冷静な二段構えの戦略で臨んでみてください。
素晴らしいまとめですね。感情に流されずルールと仕組みを理解して、歴史的な瞬間に立ち会いましょう。
さて、今日のお話を踏まえて最後に皆さんに一つ宿題を出したいと思います。
宿題ですか?
はい。今回のスペースXという巨大なテストケースが成功すれば、証券会社にとっても大きな実績になりますよね。
つまり今後登場するであろうミジョウジョウのAIスタートアップや、世界を接近する巨大テック企業にも、
日本の個人投資家が直接アーリーアクセスできる黄金のルートが完全に開かれたと言えるんです。
確かに今後の展開が楽しみになりますね。
そこで質問です。次にこのルートを通って日本にやってくる世界を変えるミジョウジョウ企業は一体どこだと思いますか?
AIの波じゃか、それとも全く新しい分野のユニコーンか、ぜひ皆さんの予想を聞かせてください。
非常に興味深い問いですね。皆さんの洞察力と想像力を楽しみにしています。
というわけであっという間にお時間となってしまいました。
米国株投資の耳寄りな話、いかがだったでしょうか?
少しでも面白かった、ためになったと思ってくださったあなたは、ぜひ今すぐYouTubeチャンネルの登録をお願いします。
よろしくお願いします。
そして先ほどの次に来る世界を変える企業はどこかという予想や、今後取り上げてほしい銘柄、
今回のスペースX上場についての熱い感想など、YouTubeのコメント欄へどしどし投稿してくださいね。
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全部楽しく読ませていただいてます。
あなたのコメントが次の番組のテーマを決めるかもしれません。お待ちしております。
あとこの番組はスポティファイでも配信しています。
通勤中や家事をしながらのバックグラウンド再生にもぴったりですので、ぜひスポティファイの方でも番組のフォローをお願いしますね。
次回もまた世界の市場の奥深くへとご案内します。
それでは次回もお耳を拝借。