00:11
夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和、双桁生まれのパーソナリティ、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代。
どこか温かく優しい昭和の情景、心の思うままにお話しできればと思っております。
どうぞお付き合いください。
とあるジャズバー昭和。
落ち着いた素敵な名前のお店。
カウンターの奥に音が一人。
ジントニックを味わい深くしみじみと飲んでいます。
その男の名はジェイ。
また会えました。
私、ミッキーが近くに行ってお話を伺いたいと思います。
どうぞお付き合いください。
ジェイさん、こんばんは。
やあ、ミッキー。
また会えたね。嬉しいよ。
何考えてたって?
そうさ、古い話さ。
昭和の時代の失恋というか、ある大事な人たちだった。
別れの物語を思い出していた。
一つ目はミッキーにも話したことがあると思う。
初恋の相手だ。
その彼女が転校して予約の思いでデートや公園で散歩して、
03:14
自分の趣味の話や彼女の新しい学校の様子や
友人のことを話したり、楽しい話しながら初めての喫茶店も入って、
噴水公園にあったよ。
素敵なお店だった。
ほろ苦いコーヒー。
そして距離もあったし、
お互い実験勉強や新しい学校での環境に慣れることで終わって別れとなってしまった。
もう一つの思い出は大阪での出来事だ。
自分が働いているところで訪ねてきた宿泊の、もともとはお客さんだった人だ。
まだ芸能人といっても目が入った。
これから入るような立場の人。
音楽の勉強したり、踊りの勉強したり。
とても素敵な人だった。
年上の人だったけれども、お付き合いさせてもらうことができてね。
自分はのんびつな年月を大阪での5年の間、
いろんな経験をまた思い出も作って発展ということも考えたんだけれども、
06:14
今思うと自分が若気の至りというか、
彼女の夢は自分の成功だったし、
結婚生活なんて社会人もまともになっていない若い男が夢見るなんて馬鹿げてるし、
今となっては笑える話だよね。
自分は生まれ故郷の名古屋に戻って、彼女は神戸に残ることになった。
それっきり、もちろん携帯もない時代、メールもない。
すぐ関西に行けば会えると思ってたけれども、
自分の足が向かうことはその後なかった。
こちらも自分の環境になれることにまた追われてしまって、
いつの間にか忘れていく自分がいたね。
そして、当時から40年近くなった今。
振り返ることが多くてね。
人生をね。
そんな中で、
今日このお酒だ。
ミッキー、聞いてくれてありがとう。
誰にもあるよね。こんな恥ずかしく、
09:05
だけど大切な思い出。
誰だって。
じいさん、ありがとう。
乾杯しよう。
話は変わります。
今日はとあるジャズバス昭和で、
じいさんが珍しく言葉をつまらしたり、
少し感傷的になってました。
昭和の時代よりも多く生きた我々、
ミッキーも。
ただ、その昭和の濃密な時間、
いろんな恋の物語とは別れもあって出会う。
そんな別れを思い出すこともあるのでしょうか。
夕焼け一人きり、このあたりでお話を終わりたいと思います。
お付き合いしていただき、本当にありがとうございます。
次回の番組、お楽しみに。