00:10
夕焼けひとりきり。始まりました。昭和。二桁生まれのパーソナリティ。ミッキーロンリーがご案内します。昭和レトロ。
今は懐かしい思い出。明日の心配もせず、駆け抜けた昭和の時代。温かく優しい昭和の情景。
心思うままにお話しできればと思っています。 どうぞお付き合いください。
今日は昭和レトロのお話。大きな富士山の滑り台のある公園の物語。 子どもたちは、男の子は
駒回ししたり、 剣玉したり、
面子したり、 そして女の子は
丸に、 タイルに書いて、
片足でケンケン、両足でパー。 ケンケンパーをしている。
そんな遊びを終えて広場に集まってきた。 体育座りをしている。誰かを待っている様子だ。
私ミッキーがそばにいて、様子を 見たいと思います。
どうぞお付き合いください。 時は昭和40年代、
50年代。大きな富士山のある 公園の広場。
子どもたちは、体育座りをして、誰かを待っている様子だ。
あれは、 大きな黒い自転車。
荷台には紙芝居。 ジェンおじさん、やってきた。
子どもたちは飛び上がって喜んでいる。
わーい! ジェンおじさんも嬉しそうだ。
みんな待ってたかい? ジェンおじさんは、
03:05
紙芝居の準備を終えて、 幕を開けます。
紙芝居。 チャレンジしよう!
の幕。 パチパチパチ!
パチパチパチ! ある小学校の教室の話。
国語の授業だ。 仲良しの友達2人。
男の子が、近くの席で。
1人の男の子が、わからない部分があって、
先生に質問しようか、迷っている。
うーん、ここわからないけど、
先生に聞くのは恥ずかしいなぁ。
もう1人のお友達がささやきます。
聞いた方がいいよ。
そのお友達は、わからないお友達にささやきます。
聞くのは恥ずかしいしなぁ。
ジェンおじさん、紙芝居をめくります。
質問しようとしている男の子に向かって。
でも、わからないことをそのままにしていく方が、もっと恥ずかしいことなんだよ。
思い切って、聞いてごらん。
納得いくまで。
わかった!先生、ここわかりません!
ジェンおじさん、紙芝居をめくります。
先生の懇切丁寧なお話に、
わからなかった男の子は納得した様子。
そして、
頭で鉛筆かきかけしながら、
そして、先ほどお友達に質問を見切ってした方がいいよって言ったお友達は、
自分のことのように嬉しそう。
ジェンおじさん、紙芝居をめくります。
先生が言います。
06:02
質問してくれて、先生も嬉しいよ。
勉強は、できないことをわかるようになることが勉強だ。
そして、もう一人の男の子はわかっていたかもしれない。
君も学ぶことがあるんだよ。
それは、できるようになっている状態を続けて行うことだ。
それも努力がいることだよね。
2人のお友達は先生の励ましに、
うんうん!って言って納得した様子。
ジェンおじさん、紙芝居をめくります。
あげました。質問を流した男の子も。
質問した彼に、
分かってよかったね。
ありがとう。
君の言う通り、分からないことをそのままにして聞かないといけないから、
知らないままだ。
質問することを恥ずかしいって言うことよりも、
知らないことをそのままにしておく方が恥ずかしいことだよね。
そう思うよ。
お友達同士、にっこり。
ジェンおじさん、最後のページをめくります。
おしまい。
パチパチパチパチパチパチパチ
公園のお友達、
お友達同士で、
身に覚えがあったのでしょうか。
ちょっと照れ隠してる子もいます。
でも、
紙芝居のお話、
理解した様子、
質問することを恥ずかしがることよりも、知らないことをそのままにしておくことの方が恥ずかしいこと。
みんな、
気づいた様子です。
富士山公園が、
いつものように、夕焼けに染まってきました。
みんな、
自転車にまたがってそれぞれのキロに着くようです。
気をつけて帰るんだよ。
09:04
夕焼け一人きり。
本日はこのあたりでお話を終わります。
お付き合いしていただき、本当にありがとうございます。
次回の番組、お楽しみに。