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夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和、二桁生まれのパーソナリティー、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代、
暖かく優しい昭和の情景、心思うままにお話しできればと思っています。
どうぞお付き合いください。
今日は、昭和レトロのお話。
テーマは、秋も深まり、冬の気配、ソナー季節に思い出される石焼き芋、
ソナーぬくもりのあるキーワードについて考えたいと思います。
昭和の世代の皆様、現代に生きるリスナーの皆様、
懐かしく子供じゅうにどこからとなく町の通りに現れた石焼き芋の車、
そして今では少なくなりました現場も、たまに見ることもできます。
そんな時は、気分もほっこりとさせてくれる。
とても嬉しくなりますよね。
石焼き芋エピソードを交えて、私ミッキーがお話しを進めたいと思います。
どうぞお付き合いください。
時は昭和40年代、50年代。
ある商店街の念する駅、そのロータリーにその車がありました。
蝶ちんをぶら下げて、そして懐かしいあのメロディー、
どこからとなく現れた。
そして学生帰りの子供たち、主婦の方、その駅のロータリーにたまたまいた。
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その車の前に石焼き芋を待ちわびた人たちが集まってきている。
荷台を囲んで、その車の荷台には、
熱々になった真っ黒の石、その上にお芋さんがとんがり焼けた姿をチロチロと見せている。
そして煙突からヒューヒュー音が聞こえてくる。
はい、お待ち。
そんな風に茶色の袋に新聞紙でくるんだものがくるんで、
おじさんが軍手でアチアチって言いながら、受け取る子供たちも嬉しそうだ。
大事そうに抱えて、それはその熱を感じて、まるで北海道のように熱かってぬくもりをうるもの。
待ちきれずにどっかで帰り、神社の境内。
そして公園のベンチで食べる人もいたり、
またお使いのお家に持って帰ってきてって頼まれている子供たちもいるかもしれない。
主婦の人、それはたくさん買ってくる人もいて、
その売ってるおじさん、おばさん、これがまたほっこりとさせてくれるノスタルジーなモードを醸し出している。
石焼き芋のおじさんの帽子ってリスナーの皆さん、イメージつくるだろうか。
それがまた防寒着のようなジャンバーも着て、
頭が毛糸のお帽子、筒型になってて、
そんな中、あちあちの石焼き芋、大事そうに渡してくれる。
それは大変なものを手間をかけて渡してくれる。
そんな時代の石焼き芋。
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今の時代とは違って、ホクホク感のある品種。
ナルト・キントキ、ベニー・アズマ、そんな種類が多く使われていたのかもしれない。
今の時代はスイーツとしてもさつまいもの需要が多く、人気のある材料としても使われています。
さまざまなケーキにも使用されていて、スイートポテト、デザートも豊富。
今でも3時のおやつにあちらこちらで大活躍のお芋さんです。
そんな僕たちはあの頃そんな種類もないおやつ。
それは新聞紙にくるまって、あつあつのホクホクのお芋。
太く丸いお芋さんだったり、細長いお芋さんだったり。
焦げがまたついているのもまた嬉しくて。
どれもこれもニコッとした顔をつけているようなお芋さんたち。
それをまきまきした皮をめくりながら、
食塩をふって食べた思い出がよみがえります。
決してそれこそいつも見かけるような石焼き芋の屋台ではありませんでした。
たまにどこからとなくやってきて、
あ、見つけた。そんな石焼き芋屋さん。
おじさん、おばさん、大事そうにどうぞ。
そんな風に自分たちが子供の頃、
両手を伸ばして大事に渡してくれた日々がよみがえります。
そして胸の前で大事に抱えて、
帰りに友達と半分に折って皮をむきながら、
ふーふー言いながら食べたり、
おうちに行ってみんなで食べる。
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その笑顔ははじきれんばかり。
そんな日がよみがえってきます。
今の時代、石焼き芋の車も屋台も見ることが非常に少なくなりました。
またこの冬にどこかで見かけることがあったら、
あの頃の子供の時のように走り寄って、
かけて近づいてくってことはできませんけども、
おじさん、待ってって言って呼び止めて、
購入してみようと思います。
皆さんももし見かけたら、どうぞ味わってみてください。
ホクホクの石焼き芋。毎度あり。
今日は夕焼けひとりきり。間もなく冬になります。
ホクホクの石焼き芋が恋しくなりました。
そんなテーマを語ってみました。夕焼けひとりきり。
本日でこのお話は終わりたいと思います。
お付き合いしていただきありがとうございます。
次回の番組、お楽しみに。