声の分析の紹介
声を武器にするラジオへようこそ。
このチャンネルは、ボイストレーナー歴20年の声マニアな私が、
いろんな方の声を分析したり、声に役立つ情報をお届けしている番組です。
さて、今日も人気企画の声の分析をやっていこうと思います。
今日はですね、Voicyパーソナリティのあの方の声を分析させていただきます。
最初にお知らせさせてください。
私は声のパーソナル診断というものをやっておりまして、
まさに今からご紹介するような声の分析、そして診断というのを
実際にね、お一人ずつやっているという、そんなサービスになっております。
ぜひ興味がある方は、こちらのチャプターに貼ったリンク覗きに来てください。
さてさて、今日ご紹介させていただくのは、先日もこの配信がお勧めだということで
ご紹介させていただきました石田勝則先生の声の分析をさせていただきます。
石田先生はもうVoicyでも大人気チャンネルのママカフェラジオというものをされているんですが、
もう本当に私はもう長いこと、長いこと石田先生のお世話になっております。
小中学校、小中学生の教育とか、あとは勉強とかね、そういう子育て教育その辺のスペシャリストでもあるんですけれど、
その石田先生の配信の内容はもちろんのこと、石田先生のね、声がいい。
でも本当に石田先生Voiceのファンっていうのはたくさんいらっしゃるんですけれど、
声の魅力、なぜあんなにいい声で聞きやすくて聞いてて落ち着いて信頼しちゃうのか、
いっぱい言いましたけれど、石田先生の声が持つ秘密、魅力、その辺に迫ってまいりたいと思います。
早速マニアな話をさせていただきますと、声っていうのはいろんなところに共鳴しています。
喉で声が出てるとか口から声が出てるって言われますけれど、実はそれだけではなくて、
胸、胸口と言うんですけど、胸で鳴っていたり、あと顔のどこかで響きが増幅されていたり、
口ももちろん口の中の空間に響いてというふうにいろんなところに共鳴、響きがあるんですけれど、
石田先生はですね、胸とかあとは口の中の深いところ、そういうところがよく響いてらっしゃるんですね。
それもあってまず落ち着く声が鳴っています。
声の高さ自体も標準からやや低めの範囲なので、これってやっぱり聞いてて落ち着くとか安心感が生まれやすいゾーンです。
それだけではなくて、声の高さのブレって言うんですかね。
急に低い声から急に高い音になって、急にまた低くなってみたいな、この高さのブレがあまりないので安定しているんですよね。
ですので感情的にブレたりとか、そういった印象になりにくいので、聞いてて穏やかな気持ちになったりする、そういう効果もあります。
先ほども言った響きなんですけれど、この低めの声とか、こういう安心する声ってちょっとこもる声になりがちなんですけれど、
石田先生はこもりすぎてもないですし、かといって尖っているわけでもないので、すごくいいんですね。
耳に刺さらないから、柔らかめなんだけれどちゃんと聞こえるっていうものすごくいいバランスをされています。
でですよ、こういう声でこのブレがない状態で喋ってくださると、聞き心地はいいのはもちろんなんですけど、
長時間、長い時間聞いてても疲れにくいんですよね。音量だったり響きだったりもいろんなことが全部複合的に重なって、石田先生の声は長い間聞いても疲れにくい、そんな声をされています。
それに加えて、まだまだありますよ。それに加えて話すテンポ、この辺がですね、ゆっくりすぎずかといって早すぎず、ちょうどいいんですね、こう軽快な感じ。
かといってせかされる速さでは全然なくて、なんかこうきびきびしているんだけれど、圧迫感はないっていう、そういう感じのテンポになっています。
ですので、石田先生ね、いろんなところで講演とかもされてますし、なんかもうピッタリだなと、講演室もそうですし、話し方、話しのテンポとか、そういったことも全部全部が、こちらは受け取りやすい形で声を出してくださっているんですよね。
ちょっとここからは、もっともっとマニアな話になってしまうんですけれど、声の分析ソフトみたいなものがありまして、それで見るとですね、いわゆる人の耳、人間の耳が聞き取りやすい、周波数帯みたいなものがあるんですけれど、石田先生の声って少し低めのところにあるので、
そこのラインにはたくさん音が鳴っているわけじゃないんです、実は。でも聞きやすいのなんでかなと思って、いろいろ調べました。
石田先生はですね、もともとの声の高さが低いというだけであって、その上に倍音というものがバーッと重なっています。
この倍音が、ちょうどその聞きやすい周波数帯にちゃんとかかっているんですよね。
それもそうなんですけど、さらにもう一つ言えるのが、母音の口の形があるんですけれど、ここがすごくしっかり、よく鳴る口の形をしているというか、それがまた聞きやすさを増やしてくれています。
聞き取りにくい方の特徴で、母音がぼやけている方っていらっしゃるんですね。すごく大げさにやると、こんにちはっていうワードを、こんにちはみたいな、あまり口が開いてないとよく起きるんですけど、
なんて言いました?よろしくお願いしますみたいなやつです。母音の形が口の中で広がっていないと聞き取りにくいんですけれど、石田先生はもうすごくしっかり口の中の形もきれいなので、母音が聞き取りやすい、つまりは言葉が聞き取りやすい。
聴取者への影響
そういうことも聞きやすさの一つの要因になっているなという、そういう発見がありました。
そんないろんな理由があって、いわゆる聞きやすい帯域の音が派手になっていなかったとしても聞き取りやすい。逆にその場所が派手になりすぎてしまうと、長時間聞いていると耳が疲れやすくなるっていうことも多いみたいです。
そうか、だからかっていう感じですね。
なので、いろいろたくさんお伝えしてきたんですけれど、石田先生のぶれない感じっていうのが安心して聞けるし、信頼感もあって、聞くたびにおかえりって言ってもらってるような感じ。
いつもフラットな状態で迎え入れてくれるような、そんな声をされているんですよね。
育児とかでね、いろいろあるわけですよ。
ああ、やっちゃったなって反省することがあったり、むちゃくちゃ腹が立つことがあったり、腹が立ってしまうのは私の方が子供なんだろうなとか思ったりするんですけど、
そんな感情の起伏がある中で、石田先生はいつも、ああもうそんなのよくあるから、普通だよっていうふうに言ってくださって、大丈夫大丈夫って言ってくださるあの感じがいいですよね。
急に語彙力なくなりましたけど、石田先生いいんです、本当に。
心の安定剤というか、何でしょうね、もう本当に落ち着くんです。
いつもありがとうございます。
今回ね、結構詳細に分析をさせていただいたんですけど、ああなるほどねとか、分析しといて自分でも納得する部分があったり、
新たな、私のボイストレーナー的な観点で、そうかと、こういうことがこうなるとこういうこともあるのね、みたいな新たな発見もあったりして、石田先生からは教えていただくことばっかりです。
いつもいつも本当にありがとうございます。
きっとね、これを聞いてくださっている石田先生ファンも、石田先生の声の魅力とかを知りたがっているんじゃないかなと思っておりますので、細かく細かく分析させていただきました。
この分析のきっかけをくださった竹本さん、コメントに書いてくださって本当にありがとうございます。
ぜひこれからも共に石田先生の声に包まれて、一緒に子育てやっていきましょう。