農業の現状と課題
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活用する、メタグリ研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさん、こんにちは。月曜担当の富山みかんです。
FarmersVoices🍊第78回目の放送になります。よろしくお願いします。
もうゴールデンウィーク間近ということで、
なんか、11連休だとか言う話もね、ちらほら聞こえてきますけど、
11連休?信じられんの?
ゴールデンウィークと言いますと、みかん栽培の方では、みかんの花が満開を迎えます。
ただ、ここ10年ぐらいはゴールデンウィーク前に満開を迎えて、
ゴールデンウィーク中はちょっと過ぎてるぐらいかなっていうような感じで、
今年はゴールデンウィーク中に満開を迎えるかなっていうところなので、
ここ数年すごく花が咲くのが早かったのが、ちょっと前に戻ったかなっていうところで、
だから基本的には今年は例年通りというか、ここ最近の中では低いのかなっていった印象です。
このみかんの花が7分から8分先の時に放火昆虫の傍聴、農薬散布があって、
みかんの花が散る頃に落便器の傍聴、灰色カビ病の傍聴があります。
なので、ゴールデンウィークからその後ぐらいは結構忙しいんですよね。
みかんの作業の方も忙しいんですけれど、本職の方も非常に忙しくて、
ゴールデンウィークは栽培している作物の需要が非常に高くなりまして、だいぶ金額も上がるんですけれど、
ゴールデンウィークっていうとパートさんたちが休んじゃうんですよね。
小さいお子さんを持つお母さんたちが主戦力で働いてくれているので、
どうしても祝日で学校が休みになるとお母さんたちが休んでしまう。
さらにここ数年、受給が結構上がっているので、
扶養範囲内で働いている人ばかりなので、やっぱり働き理解みたいなところがあって、
忙しい時期に休まれてしまうので、なかなか手が回っていない。
僕は社長のお母さんと働いているんですけれど、手が回っていないので、お母さんも無理して働いているので、
体を壊してしまいまして、大ピンチですね。
70歳も後半でだいぶ高齢なので、午前中だけで辞めたらどうですかっていつも言うんですけどね。
どうしても無理して働いてしまって、長期離脱は痛いな。
栽培の方は僕が全権を持っているんですけれど、一応何かする時には、
お母さんにお伺いを立てて行動していたので、
それがなくなって、僕が全部決められることになったので、効率が悪いことは全部やめて、
作業しやすくしていこうかなと思っています。
ただですね、無理するなって言ってもみんな無理しちゃうんですよね。
僕も多分、お母さんの立場だったら無理して畑行くよな。
ちなみにですね、僕がやっているみかんの畑の半分ぐらいは親戚から借りているんですけど、
そこの親戚が、今もうおばあちゃんが80半ばぐらいかな。
もう管理しきれないということで借りているんですけど、
まだそのおばあちゃん一旦ぐらい畑やってて、倉庫も貸してくれるって言うんですけど、
まだみかんの栽培している限りは貸せないよっていうことで貸してもらってないので、
80過ぎても頑張っている人もいます。
といったところで今回のテーマに入りたいと思います。
今回のテーマは農家の引き際問題というテーマでお送りしたいと思います。
担い手の集積と引き際
日本の農地で問題になっているのは農地の集約ですね。
土地で大規模で大規模農業法人で一番困っているのが、
北海道はともかくとして本州は農地が結構細かく分散といったように分かれていまして、
例えば大きな農業法人がたくさん畑を持っているんですけれど、
持ってたり借りたりしてるんですけど、ある畑があって、
その隣が別の人の畑で、さらにその隣にまたそこの農地を持っているみたいな、
すごく非効率ですよね。
その真ん中にある別の人の農地も借りれれば一枚の畑になるのに、
そこに真ん中に違う人の畑があるせいで、
作業がすごく非効率になってしまうという問題があります。
そういった非効率な土地をどうやって集約していくかというのが、
今後の日本の農業の課題の一つなのですが、
やはり土地の所有者が一番強いので、自衛だったり行政が入り込めない領域になっています。
悲しいことにそういった土地はおじいちゃんおばあちゃんが管理していることが多くて、
なかなか管理しきれなかったり、そのうち太陽光発電の土地になってしまうことが多いです。
それでも政府は2022年から人農地プランを法定化させて、
地域で話し合ってうまく農地を集約していきましょうという流れになっています。
ただ農業というのはおじいちゃんおばあちゃんの生き甲斐になっているところもありますし、
僕も将来年取って動けなくなって引退しろよと言われて、
素直に引退できるかというと、できないなあと思います。
やることなくなったらボケちゃいますよね。
ちょっとオチが思い浮かばないので、アプリエキシティで調べてみたらうまくまとめてくれたので読み上げます。
ちなみに日本の農地を集約する動きを教えてくださいということを聞いたら、
こうまとめてくれました。
今後は担い手の集積集約化を進めつつ、
多様な農業者の参入や地域農業の維持にも配慮した政策展開が求められています。
海底食料農業農村基本法では、
多様な担い手を位置づけ農地の集団化や地域ごとの話し合いによる計画づくりが重視されています。
非常に正論でまとめられてしまいました。
まとめられてしまいましたようにまとめてくださいました。
ただ、社長のお母さんや親戚のおばあちゃん、地域の人たちを見ていても、
自分の思うように好きなように働けるというのは、なかなか手放せないというか、
ずっとそうやってきたわけなので、それ以外のことができるわけでもないし、
それを失ってしまったら、本当に生きがいも失ってしまうようなものなので、
そこらへんはですね、なかなかきれいごとだったりなんだりあるかもしれませんけど、
簡単に手放せるものじゃないんだなというのは思います。
今回もちょっと待ちが微妙なところで申し訳ないですが、今回は以上になります。
今日もメタグリーボイシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
みんな、みかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバイ。