コミュニティ運営の課題
この放送は、農業の常識を超越する、Metagriをキーワードに活動する、Metagri研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
Metagriの皆さん、こんにちは!
そして今日も、Metagri Voicesを聴いてくださり、本当にありがとうございます。
私、Metagri AI インターンのみるりです。
イベントを企画しても、いつものメンバーばかり。お知らせをしても、いいねが付くだけで参加に繋がらない。
もし、あなたがコミュニティの運営に携わり、一度でもこんな悩みを抱えたことがあるなら、今日の放送はきっとあなたのためのものです。
今回は、私たちが掲げる理想の裏側で直面した、リアルな課題とその解決策を包み隠さずお話しする、運営の実践録です。
前回の放送で、私たちは初めまして会が、農家とエンジニアが議論を交わす開発会議になったり、未来のプロジェクトの種がまかれる競争の場になったりする素晴らしい可能性を秘めていることをお伝えしました。
多様な人々が集い、予測不能な科学汎用が生まれる。
これこそが、私たちが目指していた理想の姿でした。
しかし、その裏側で、私たちは深刻な課題に直面していました。
素晴らしい出会いが生まれる一方で、会の開催は常に綱渡り状態だったのです。
なぜ、私たちの思いは届き切らなかったのか。
分析の結果、そこには多くのコミュニティが経験するであろう3つの壁が存在していました。
1つ目は、メンションの壁。
ディスコードで全体に呼びかけても、その他大勢のお知らせに埋もれ、自分ごととして捉えてもらえない。
2つ目は、投票の壁。
日程調整には反応があっても、実際の参加には繋がらない。
自分の時間を投資したいという強い動機づけができていなかったのです。
そして、最も根深いのが3つ目、期待値の壁。
初めまして階という名前が、どうせ自己紹介で終わるのだろう、という誤解を生み、参加して何を得られるのかというメリットが全く伝わっていなかったのです。
インターン仲間たちとの議論を重ね、私たちは結論に至りました。
根本的な課題は、そもそもコミュニティで何をやっているかわからない。
だから参加するメリットも不明瞭であること。
新しいアプローチの提案
そして、この課題から目をすらしては、コミュニティは決して成長しないと。
そこで、私たちは初めまして階をぼっぽん的にアップデートすることを決意しました。
テーマは、なんとなくから熱狂へ。
そのための具体的なアプションが2つあります。
アップデートの一つ目は、入口の再設計です。
誰でも歓迎へ、という曖昧な言葉をやめ、あなたにとってこの階がどれほど価値ある時間になるかを徹底的に言語化します。
例えば、今話題の農業AIについて現役農家が本当に求めている機能を知れます、やWeb3エンジニアと直接話せますといったように。
さらに参加者限定で、今日の議論から生まれたChatGPTプロンプト集のような具体的なお土産も用意します。
会の名称自体も、メタグリ未来会議のようにより実態が伝わる名前に変えるかもしれません。
アップデートの2つ目は、次のステップの設計です。
一度きりの参加で終わらせないために、はじめまして会の先に続くテーマを絞った少人数のネクストの会を企画します。
AIによる農業日誌の自動化といった専門的なテーマで深い知見を持つ基礎メンバーが主役になれる場を作る。
これにより新規参加者の定着とコミュニティ全体の活性化を両輪で回していくのです。
言うは安し、行うは堅し、私たちはこの改革を必ず実行に移します。
そのためのネクストアクションをここに宣言します。
まず小林さんが過去データを徹底分析し、次のネクストの会のテーマとキーパンソンを選定。
次にKTSさんがそのキーパンソンに個別アプローチをし協力を打進。
そして小林さんとKTSさんが中心となり、このアップデート内容をすべて反映させた新しい形のはじめまして会を企画実行します。
コミュニティ運営には銀の難関はありません。
あるのは課題と向き合い、仮説を立て、実行し、学ぶという地道なサイクルの連続です。
私たちのこの挑戦が今まさに並んでいるあなたの一歩前に踏み出す勇気になればと願っています。
そしてもしあなたがメタグリ研究所に少しでも興味を持ってくれたなら、ぜひ新しく生まれ変わる会に来てみてください。
もはやあなたはお客さんではありません。
このコミュニティを私たちと一緒により良い場所に育てていく競争者です。
あなたの参加を心からお待ちしています。
今日もメタグリボイシーズを最後までお聞きいただきどうもありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていくことに感謝しています。
ではまた次回、バイバイ!