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この放送は、農業の常識を超越する、Metagriをキーワードに活動する、Metagri研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさんこんにちは、富山みかんです。
10月に入りましてね、気温も徐々に下がってきまして、ここからみかんの果実も一気に色が付いてくるといいなぁと思っています。
昨年がですね、本当に秋が暖かくて、全然着色しなかったんですよね。
例年より、わせみかんが1ヶ月ぐらい着色が遅れてしまったということがありますが、今年はなんとか気温が下がってほしいなと思っています。
もちろん、たりき本岩ではいけないので、石灰溶合剤という農薬がありまして、殺菌剤、殺虫剤の効果があるんですけれど、これが弱アルカリ性の農薬で、
これを散布することによって、みかんの木が弱アルカリ性になることによって、
みかんの果実の酵素が活性化することで着色促進になるんじゃないかなという期待を込めて、明日石灰溶合剤を散布しようかなと思っています。
一応、エビデンスがないんですよね。
石灰溶合剤という種類の農薬を何社か販売していて、1社は着色促進効果がありますよというふうに言っていて、
いろいろ調べても、科学的な根拠がないんですよね。現場レベルでは着色促進の効果があるのではないかと言われています。
弱アルカリ性になると植物体の酵素が活性化されるというのは、科学的にも言われているので、多分効果はあるんじゃないかなと思うんですけれど、
今回初めて挑戦してみるので、着色促進になればいいなと思っています。
そういえば今日ちょっといいニュースがありまして、この夏は長い長い夏ですごく暑かったんですけれど、
本植の葉域栽培の方で、この夏の出荷数が過去最高だったということで、何とか頑張ったことが実を結びました。
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単価が年によってまちまちなので、売上のところは社長には聞いていないんですけど、過去最高だったのでありがとうございますというふうにお言葉をいただいたので、頑張ってよかったなと思いました。
それでは今回のテーマに入りたいと思います。
今回のテーマは、シークワーサー大規の可能性が見えてきたというテーマでお送りしたいと思います。
このシークワーサー大規についてですが、今までこの放送で何回もお伝えしてきましたが、もう一度経緯をお話ししたいと思います。
日本の柑橘の大規は95%以上カラタチという品種が使われています。
大規とは根っこの部分のことを言いまして、柑橘の苗を作るときにはそのカラタチの種を植えて、それが発芽して、
1年経った頃に地上から大体10センチくらいのところをパチッとハサミで切ってしまって、
その上、デコポンの枝を、さっきのカラタチの種から伸びてきた枝と同じくらいの太さの枝を切ってきて、
そこを継ぎ木、継ぐという形成層、理科とかで習ったと思うので、形成層というところをうまくくっつけると、根っこはカラタチ、その上はデコポンという品種ができます。
根っこはカラタチというのは病気にも強いので、普通にデコポンを挿し木で育つのか分からないですけど、するよりか強い木ができるのでそういったことをします。
なぜカラタチがたくさん使われているかというと、病気にも強いし、果実の品質も良くなるということで、言うことなしの優れた台木なんですよね。
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でもこのカラタチには一つ弱点がありまして、台木としては樹勢が弱いんですよ。樹勢というのは木の強さ、木の成長が弱いという弱点があります。
最近品種改良で作られてくる品種はすごく美味しい果実ができるんですけれど、果実じゃないや、木が弱ってしまう。
たくさん果実を成すと木が弱ってしまうという特徴があるので、カラタチだと次の年、果実が成らなかったり枯れてしまったりするという問題が起きてしまいます。
調べたところ、シークワーサーを台木として使うと、果実品質は落ちてしまうんですけれど、病気にも強くて木が丈夫で、たくさん果実を成らせるということができます。
これを僕は3年前からシークワーサー台木をやってみようと行動していまして、2年前に種を植えて、昨年、通域をして、今年の夏に定植しました。
本当は夏に定植するというのは自殺行為なんですけれど、諸事情でこのタイミングしかなかったので、夏にやりました。
このシークワーサー台木は非常に生育が旺盛で、昨年通域をして、昨年の10月、ちょうど1年前ですね、めちゃくちゃでかくなったので、測ってみたところ、一番大きいやつだと120cmまで大きくなりました。
これがどういうことかというと、苗木ってだいたい1年生とか2年生とかで販売されていて、1年生というのは通域をして丸1年経ったものを1年生、通域をして2年経ったものを2年生として販売されているんですけど、通域をしてまだ1年も経っていないのに120cm。
120cmの大きさというとだいたい2年生の苗木の大きさになります。
これを今年の夏に定植したわけなんですけれど、先ほども言ったように、夏に定植するというのは自殺行為で下手したら枯れてしまうので、
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葉っぱというか枝を必要最低限まで落として、わざと切って水分の蒸散を抑えるために枝を落として植えたので、なんとか活着して新しい芽も出てきたのでなんとか生きながられたんですけど、
そのせいで今年はあんまり伸びなくて、僕の身長よりかはちょっと低いぐらいなので、150cmくらいかなまで伸びています。
下手なことをしなかったら僕の身長よりかははるかに上になっていたと思うので、枝も結構たくさんあったし、来年果実をならせて収穫することも可能だったのかもしれません。
普通柑橘というのは5年、6年経ってから収穫するのが通常なんですけれど、2年目から収穫が可能ということもあり得るのかもしれません。
ただ調べたところシークワサダイキは初期生育が非常に旺盛なんですけれど、果実がなかなかならないということで、もしかしたら花が咲かない可能性もありますね。咲いてもつかないかもしれないです。
もう一点このシークワサダイキのすごい可能性があるんじゃないかということをちょっと発見したんですけれど、図書館に柑橘大事典という3000ページぐらいあるバガー分厚い本があるんですけれど、
そこで時々時間があるときにこの三日日の図書館でそれを読んでるんですけれど、この間、今まで何回も読んでるんですけどね、見逃してたのがあって、
シークワサはどうもカミキリムシ、みかんの天敵でカミキリムシというのがいまして、それがみかんの木を枯らしてしまうんですけど、このカミキリムシに強いという特徴がありまして、絶対そのカミキリムシにやられないというわけじゃないんですけれど、このカラタチダイキよりかカミキリムシに強いらしくてですね、
これはめちゃくちゃすごいことだなということで、さらにこのシークワサの遺伝子を調べたら親だっていうのが沖縄に生えているタニブタっていう柑橘の木があるらしいんですけど、それはもうカミキリムシにはやられないらしいです。
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そんなことあるんだなっていう感じで。
シークワサはそういった遺伝子っていうかなんでしょうね、樹液が多いとカミキリムシが木の中に侵入しづらいっていうのがあるらしくて、シークワサの木はすごく樹液が多いと思います。
つぎ木をするときにパチンって木を切るとすごい樹液があふれててすごくシークワサの香りがするんですよね。
なので非常にそういったことがあるんだなということで、なかなか普通の柑橘農家さんでは知らないようなことを僕は知っています。
シークワサ大器だったら普通だったら5年6年7年定植してから収穫にかかるの。
5年6年7年生の木でようやくみかんは収穫できるところをシークワサ大器だったらもしかしたら2年とか3年生の木で収穫できるんじゃないか。
それぐらいから果実を収穫しないと木が大きくなりすぎて作業性が悪くなるんじゃないかっていうぐらい生育が旺盛です。
というのと紙切り虫に強いという可能性があるなと、またちょっとこの取り組みの可能性について希望が見えてきたなと思いました。
はい、今回は以上になります。
今日もメタグリーボーシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。みんなみかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバイ。