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松尾潔のBrush Up 広島と長崎の平和記念(祈念)式典を考える
2024-08-12 13:31

松尾潔のBrush Up 広島と長崎の平和記念(祈念)式典を考える

音楽プロデューサー 松尾潔
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日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げます。 月曜日のコメンテーターは音楽プロデューサー松尾潔さんです。松尾さん、今日はどんな話題でしょうか。
はい、今日はですね、先週広島長崎と原爆10日の日を我々ね、過ごしたわけですが、
その時に平和記念式典がそれぞれで行われましたよね。 そのことを振り返りながら改めて平和戦争について考えてみたいと思います。
その話をする前にね、私あの先週末、ほんのこの金曜日だったんですが、
野田秀樹さんを率いる野田マップの舞台を見てまいりました。
はい、長崎ご出身のね、日本代表する演劇陣と言って良いと思いますが、彼の新作正三角関係という、これ東京の芸術劇場という池袋の劇場で行われたんですが、
これがですね、カラマゾフの兄弟というロセフスキーのロシア文学を代表する最高傑作がありますが、
これを踏まえて、カラマゾフならぬ、パラマツケ、カラマツ族という三兄弟を、
野田さんらしい仕掛けなんですが、これを松本純さん、長澤正美さん、男役やったんですけどね、
あとは長山英太さんというね、この3人が兄弟を演じるっていうので、この2人が日本人に置き換えて花火師の家族なんですが、
この花火師というとこがちょっと味噌でありまして、これが太陽戦争の終わりの長崎が舞台になっているとはだんだんわかってきまして、
8月9日を迎えるという話なんですね。
そうなるとこの花火師というのも、もしかしたらオッペンハイマーへの日本からの回答なのかというような、
そこは明らかにされないんですけれども、たまたま僕は8月9日、その日に見ることになって、
その日はご存知のように、長崎で平和記念式典が例年通り催されたんですが、
いろんな欠席が目立ちましたよね。
そうでしたね。G7加盟の各国大使が。
その理由としてイスラエルの駐日大使を招待していないということで、
そこに参加してしまうとその政治姿勢を認めることになってしまうみたいなことをアメリカの大使のエマニュエルさんなんか言ってましたけどもね。
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じゃあエマニュエルさんたちはその時どうしたかっていうと、
東京の象城寺ってところで開かれている長崎原爆巡覧車追悼会っていうこちらの方に行って、
僕からするとなんかちょっとお茶を濁したようなふうにも見えてしまったんですが、
この長崎市長の決断、ずいぶん前から明らかにしていたことで、
これを最後まで貫いたことっていうのは僕は本当に勇気ある行動をお取りになったなというふうに思います。
それに先駆けて6日の広島での平和記念式典。
こちらでは僕は松井市長という人の態度は良くも悪くもコントラスト、長崎との差が出たなと思って、
たまたまその平和記念式典の数日前に僕広島のある音楽祭の審査員を務めて、
松井市長と向き合うというタイミングがあったんですが、
その時にこの件についてお話しするチャンスは得られなかったんですが、
そういう会合に出てしまったことさえもやもやしてしまうような気持ちを得てしまって、
ただその数日後に行われまして6日後の広島の記念式典でのこの市長ではなく、
松井市長ではなく県知事の湯崎さんのスピーチというのが胸に残るものでした。
私の知事のスピーチが一番印象に残りましたね。
ですよね。
僕そのスピーチの中でも印象的だった部分があるので、
それをちょっと坂田さんにお聞きしていただきたいなというふうに思います。
手元にその知事挨拶の文献がありますね。
先般私は数多の弥生人の遺骨が発掘されている鳥取県青屋上淵遺跡を訪問する機会を得ました。
そこでは頭蓋骨や腰骨に突き刺さった矢尻など、
当時の争いの生々しさを物語る多くの殺傷痕を目の当たりにし、
必ずしも平穏ではなかった当時の暮らしに思いを巡らせました。
ひるがえって現在も世界中では戦争は続いています。
強い者が勝つ、弱い者は踏みにじられる。
現代では矢尻や刀ではなく、男も女も子どもも老人も銃弾で撃ち抜かれ、
あるいはミサイルで粉々にされる。
国連が作ってきた世界の秩序の守護者たるべき大国が公然と国際法違反の
信仰や力による現状変更を試みる。
それが弥生の過去から続いている現実です。
とありますね。
この後に核兵器のことに言及するという、
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湯沢県知事のスピーチ、本当に素晴らしい内容で、
ネットで今読むこともできますし、動画を見ることもできますので、
ぜひお目通しいただきたいと思うんですが、
僕も8月末に広島に行きまして、石碑にも久々に行ったんですけども、
過ちは繰り返しませんからというふうに刻まれてますよね。
あれがね、やっぱり自分が50代になったから、人の親になったからということもありましょうが、
若い時なんかよりも、その切実度を増して感じてしまうというのは、
やっぱりこの今の時代がそう思わせる何かがあるんじゃないかというふうに思わせられないですね。
もちろん今の世界が向き合う問題の中には、
大きなものとしてガザの侵略ですね。
僕はいろんな見方がありましょうが、
僕はやっぱり無差別の大量殺戮、ジェノサイドというふうに見えて仕方ないです。
これをアメリカをはじめとするG7の見解としては、
いやいや、これはパレスチナとのハマスが仕掛けてきたことに対しての正義あっての防衛の一つだというような見解。
ゆえに今回の長崎市がイスラエル大使を平和記念式典に招かなかったことに対して、
反対の意を唱えたんでしょうけども、
G7のEUの代表が一斉に出席をボイコットするっていうのを見ると、
正しいとは何か、正義とは何かっていうのは本当に難しいなというふうに思いますよね。
僕この番組でも、こういった戦争の話だけじゃないですが、いろんな時に言ってきましたけれども、
正義とか正しさっていうのは本当に見つけにくいのがこの人の世だというふうに痛感するんですね。
ならばまだ公平かどうか、公正かどうかっていう、フェアかどうかってことを基準にするのはどうだろうっていうふうに提案してるんですね。
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その軸で考えると、
例えばロシアのウクライナへの侵攻っていうのは、G7諸国もあれは良くない。
だけどイスラエルのはまだ義があるって言ってるんだけれども、
やっぱり公平かどうかってことで言うと、ちょっとその見方も変わってくるんじゃないかなと思うんですよね。
つまりね、ウクライナにNATOが足を進めることによってそれに脅威を感じたロシアというふうな見方もできる中で、
でもやっぱりロシアが悪いっていうんであれば、
イスラエルだと同じじゃないのと、僕はやっぱり掃除系に見えて仕方ないんですよね。
で、そう見るのが僕にとってはフェアに見えるんで、今もうマイクに向かってこういう話してるんですが、
大切なことはね、何かと言うと議論することですよね。
今、日本にいるとちょっとやっぱりね、ウクライナのことも、
キユーのことにしてもガザーのことにしてもちょっと離れている。
ましてや自分の身近にロシア人、ウクライナ人、パレスティナ人、イスラエル人の知り合いがいなかったりとかすると、
本当なんか遠くの出来事のような感じがしてしまうかもしれないんですが、
この我が事として手繰り寄せるような気持ち、
そして分からないことがあったら、これって今なぜ起きてるの?
知ったかぶりする、もしくは見過ごすってことをせずに、
周りの自分よりその事情に明るそうな人に汚く聞いてみるとか、
そういうことをしないと、気がついた時にはいろんなことが進行して、
自分の家族、場合によっては自分自身が戦地に赴かなきゃいけないような時が、
ふっと来てしまうかもしれない。
それぐらいの緊張感を持つべきタイミングじゃないかなというふうに思いますね。
そうですね、確かに。
2つの平和記念式典の中からいろんな見え方みたいなのを、
また自問したいなというふうに思いますね。
松尾さん、ありがとうございました。
さっきお話した生産核関係っていうのは、北九州の小倉の方で、
9月の頭に上演されますので、
そうですか。
当日券買えるということなので、ぜひ足を運んでいただければと思いますね。
12:00
はい、わかりました。
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立川翔司ニュース
13:31

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