2023-05-15 10:48

松尾潔のCatchUp

音楽プロデューサー 松尾潔

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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔氏のCatch Upです。
さあ、松尾さん、今日はMCATの話題と。
はい。MCATさんが知っている人は、もちろん彼のキャラクターまで把握しているというのも、
面白いなと思ったり、感心したりされているでしょうけど、
知らない人はもしかしたら、誰だっけという方も、
リスナーの方にいらっしゃってもおかしくないなと思うんですけど、
イオさんはご存知でした?
いやー、ちょっと今回初めて。
そうですよね。やっぱり90年代のある一時期に、
歌手として注目されたっていう印象の方も多いかなと思うんですが、
MCATさんという人は、ご本人が、まずATって何を意味するかというと、
あくまでご本人は別人だって言い張ってるんですけど、
富士明洋さんっていう。
富士明洋さんで、ATってことですね。
そうなんです。MCっていうのはご存知のように、
ラップをする人たちだからMCって聞けますよね。
これは元マスター・オブ・セレモニーっていう役所なんですけど、
MCATさんの場合は、このMCっていうのはミュージックコンダクターとかで、
いくつかの意味があるんだっていうふうな話をされてまして、
今そうですね、50代半ば以上ぐらいになるという、
富士明洋さん時代の作品を知ってる方もいらっしゃると思うんですが、
わかりやすく言うと、富士明洋さんは、
コスト・久保田俊信的な形で世に出てきた人ですね。
久保田俊信さんが、わっと80年代の半ばからコスト・アダムを書き上げた時に、
同じように、
ストーリーミュージック・R&Bの強い影響を感じさせる
日本人のシンガーソングライターがたくさん出てきたんですけど、
横山貴一さんとか中西慶三さんとか、
そういった人たちと同じように出てきたお一人が、
富士明洋さんだったんですね。
ですが、やっぱり、
例えばジャズのトランペットにおける日野寺雅さん、
における渡辺貞男さんとか、
あまりに長期間にあたって、
ビッグネームとして君臨している人と同じ世代になった人って、
なかなか浮かばれないもので、
中西明洋さんも、
熊本さんの支配的とも言えるような人気を陰に隠れて、
なかなかその実力が評価されずにいったんです。
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彼自身もどうやってこの音楽業界をサバイブするかってことを
考えておられたんですが、
熊本さんと違った武器としては、
MCATさんは、
自分で作曲するだけじゃなくて、
アレンジメント、あと音作りもできる人だったんですね。
プロデューサー的な資質が非常に高かったと。
ということで、
彼はプロデュース業の方に活路を見出していくんですね。
これはMCATとして世に出た後なんですが、
お菓子焼きようとして世に出て、
思うような活躍はできなくて、
MCATというキャラを変えて、
ヒップホップ寄りのスタイリングなんかで、
曲の中にラップも積極的に取り込んで、
そのラップが割とアメリカのラップとは掛け合わない、
それに離れたもので、ちょっと奇妙な響きもあって、
面白がられたりもしたんですが、
その先に今度、
DA PUMPのデビューにあたって、
そのプロデューサーとして、
かつてご自身のMCAT名義で出した曲のカバーも、
積極的にDA PUMPに歌ってもらうってことをやって、
プロデュース活動とアーティスト活動のベクトルを合わせていった、
感じがありますね。
僕は今バックに流れている、
IFっていう曲なんてのは、
MCATとDA PUMPのどちらもいなければこの世に出なかった、
Japanese R&Bの傑作だと思ってますし、
1997年にFeeling Goodっていう曲で、
DA PUMPが世に出てから、
2002年のRain of Painっていう曲まで、
なんと17曲、
17枚のシングルのプロデュースを延々と続けたんですよね。
すごいですね。
僕も今まで、
Chemistryとかスクープンサンマジーとか平井健さんとか、
いろんなダンスアーティスト、
大体アルバム3枚ぐらいを一つの区切りにしてやってきたんですが、
あるアーティスト、あるプロデューサーは、
こんな5年、6年ずっとやるっていうのは、
あんまりないんじゃないかなと思いますし、
DA PUMPの事務所、当時Risingっていう名前で言ってましたけど、
Risingの富樫さんへの厚い信頼、
それに対して、ロケットスタートではなかったけども、
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徐々に音楽業界の真ん中に行くように曲を持っていった、
MCATの音楽力、
これやっぱ今、考えてみるとすごいなと思うんですけど、
これだけ今お話してますけど、
DA PUMPって、
さっきお話ししましたように、
テレビに、
例えば同時期のSMAPとかがあったようには、
テレビに出てなかったので、
ファンの人たちはDA PUMPも、
ビートボーカルのイッサさんの実力も知ってるんだけれども、
なかなかこのMCATのサウンドとかに、
世間の興味がいかなかったのは、
テレビのお視聴者さんが少なかったからっていうのもあるのかなっていう風な、
気がしておりますが、
ただやっぱイッサさんはずっと今でもMCATのことを師匠って言ってますし、
これを証明するような形で、
USAで復活以降ですけれども、
2年前ですかね、
オーマイプレシャスっていう曲をね、
DA PUMP名義で、
配信シングルで出したんですけど、
これってあれなんですよね、
DA PUMPが2021年に出したんですが、
オリジナルはMCATが95年に出してるんですよ。
またご自身の曲をDA PUMPにカバー。
そうなんですよね。
なんとね、
26年前の自作曲をDA PUMPが、
26年後にカバーしたってことで、
そんな例ってあんまないなっていうのが一つと、
95年に出たときとほぼ同じようなサウンドでやっても、
今聴いてもかっこいいというか、
ちゃんとフェルチしてるっていう、
これニュージャクスイングっていうサウンドなんですが、
流行のサイクルが回ってきて、
今またかっこいいサウンドになってるってことで、
今こそMCATさんを再評価する時期かなっていう。
ちなみに、大変重要なこと言ってなかった。
1961年生まれなんですよ、MCATって。
ですから今年62歳なんですが、
皆さんがイメージされてるような、
オーバー60とは違いまして、
体もキレキレでいまだにステージで、
踊りたいっていうパワフルなエンターテイナーでもあるんで、
もし福岡にMCATさんが行くことがあれば、
ぜひ遊んでいただきたいですし、
来月には久々のアルバムも出るって聞いてますんで。
MCAT名義ですか?
MCAT名義で。
なるほど。
実に久々のアルバムって聞いてますね。
やっと時代が追いついたかなというような、
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体感がありますんでね、一緒に聴いてみれば。
来月またご紹介してもいいかなと思いますね。
そうですね。
ということで今回は、
今日62歳のお誕生日を迎えたというMCATこと音楽プロデューサー、
戸橋昭夫さんについて話してもらいました、
松尾清のキャッチアップでした。
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