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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のBrush Upをお送りしております。
さあ、松尾さん、今日のテーマは?
はい、この先週ですかね、
年末のレコード大賞のTBS系列で報告される、
日本レコード大賞の優秀作品が揃いましたね。
そうですね。
それに関連したお話をさせていただきたいと思います。
日本レコード大賞というものを、今年何回目かご存知ですか?
いや、これ、もうこんなになるんだっていうのを、僕も見て驚きました。
65回目なんですよね。
これ、アメリカにグラミー賞ってありますけども、
グラミー賞というものにインスピレーションを受けた、
当時の日本の音楽協会の応募者ですね。
小川正夫さん、服部良一さん、こういった方々が主導して、
日本作曲家協会っていうのがあったと今もあるんですけども、
その人たちがグラミー賞を参考に青木を見ながら作ったというのが大賞なんですが、
早いもんで65回ですよ。
一時は国民的行事という言葉にふさわしいほどの視聴率と、
今、12月30日やってますけど、昔は12月31日にやってましたから。
そうでしたよね。レコタイ出て、その後紅白に移動するなんていうのがよくありましたよね、昔は。
それがもう年末のエンタメの風物詩みたいな感じになってましたけども、
今、30日に放送することで、紅白と見分けてるような印象もありますが、
ずいぶん前から、レコード大賞って必要なのかみたいな議論っていうのは、
そういう議論になってからが長い感じもしますね。
個人的なことになりますけども、僕、今までレコード大賞を何回か恩恵に預かってまして、
55年前なのかな、第50回っていう不指名のタイミングで、
僕が作曲したエグゼルのティアモって曲が大賞いただいて、
それがきっかけで、第1回目の水原秀樹さんと花びらの作詞者であるA.ロクスケさんとご縁ができたりとか、
そういう賞自体よりも、賞をきっかけとした人と人との交流の場っていうことを考えると、
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ありがたい機会だなと。
普段、僕みたいに裏方としてものを作ってる立場からすると、
賞みたいなものがないと、出会うことがない同業者の方とかいらっしゃいますから、
そういう形だけでも残るのは悪くないんじゃないかなと思う一方で、
やっぱり世の中で、例えば今年の優秀作品賞を見てても、
基準どうなってんだよと。
そうですね。
普通に考えて、夜遊び一択じゃないの?アイドルじゃないの今年は。
そうなんですよ。その夜遊び、アイドルが入ってないんですよ。
入ってないんですよね。
別のショーの中に夜遊びはいるんですけど、
特別国際音楽賞という、よくわからない賞が。
本当にこのために作られたんじゃないかっていうような賞とか、
あと、綾瀬さんがアイドルで作曲賞もらったりとかっていう、
部門賞もらってんのに大賞のノミネートが外されてるっていうのは、
これは不可解な印象を残しますよね。
思ってみてしまった。
だから、賞の透明性とかっていうのは当然レコータリーに限らず、
いろんな賞で壊れることで。
そもそも日本レコード大賞は、
アメリカのグラミー賞を仰ぎ見ながら作ったと言われてますが、
選考方法っていうのはグラミー賞をなぞってるかってことは全然違いまして、
グラミー賞っていうのは僕も仕事上の興味もあって、
協会ほど元気にいて、協会の人と話したりもしましたけども、
全国に会員がいましたよね、アカデミーの。
その人たちが何ヶ月かかけて投票していくわけですよ。
大統領選じゃないですけど。
それで1万人ぐらいの会員いるんだっけわ、
それゆえの白人男性に賞が偏りがちだとか、
そういう問題もきたりしてるから、
数が多いから公正になるってわけでもないって証明になっちゃってるんですが、
ひるがえって日本のレコータリーはどうかっていうと、
TBS系列ってこともあり、
TBS系列の局の社員の皆様ですとか、
あとは新聞社の社員、学芸部を中心とする人たちとか、
こういった人たち20人ちょっとぐらいですかね、
審査委員会をつくって、
つまり20何人で投票してる賞なんですよ。
だから今度はその密室政治じゃないですけど、
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最近それこそ、
病庭で政治の話をしてそこに国の経費使うのはどうだって話がちょうど今、
タイムリーな話題になってますけど、
まさにこのレコータリーなんていうのもね、
密室の中でおじさんたちが決めてるっていう賞なので、
故の不可解さっていうのは出てきますよね。
そうですね。
僕はこれどうしたらいいかっていうと、
これに対してかつてこういうとこでいろんな賞を受けられた、
徳原俊一さんが今文化庁長官として、
アジア番グラミーを作ろうって、
構想を今年発表されたりもしてましたけど、
いろんな賞が出てきていいんじゃないかなと。
あとはもう、
時間かけて淘汰されて何か残るのを待てばいいんじゃないかなと思いますよ。
というのは、
日本レコード大賞は僕は、
用語するわけじゃないけど、
面白いなと思ってるところもあって、
それはさっきも安谷さんのときに話しましたけど、
作曲賞とか、
編曲賞とか、
作詞賞とか、
これってグラミー賞にもないものなんですよね。
作詞に特化するとか、
編曲に特化するとか、
日本独特の区分なんで、
日本のローカルルールに則ったレギュレーションとしてのレコード大っていうのは、
それはそれで年末のテレビ特番として楽しめばいいのかなというような、
聞き方によっては若干冷めた感じを受けられるかもしれませんけど、
もちろん時代の要請があれば新しい賞を作ればいいと思いますし、
実際そのMTVアワードとか、
新しい賞もあるわけですから、
MTVアワードがあるからグラミーなくなったかっていうと、
アメリカでそうならなかったように日本でもそうなってないわけですよね。
万人満たす賞っていうのは、
音楽じゃなくて、
例えば出版の世界でも、
芥川賞、直樹賞っていうのは権威があるって言われてるけど、
あれこそ料亭で同業の作家先生たちが投票してやってるわけで、
それに反発するわけじゃないけども、
対抗するような形で本屋大賞っていうのができて、
今は一定以上のステータスと販売力を持ってますよね。
あれがあることによって芥川賞とかは売上とはちょっと違う作品の内容に
スポットが当たる賞だってことが浮かび上がったようなところもあると思うんで、
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レコード大賞もそういう形で、
老舗の伝統をうまく守っていけばよいんじゃないかなというふうに思います。
ちょっと一気活躍にしゃべりましたけども、
今バックで流れております、
これはまさにさっきお話したことしの編曲賞を受賞した、
本間明光さんと僕が大変親しくて、
音楽家が手掛けられた、
けんどよしみさんの「星みざけ」という曲で、
僕は編曲賞の作品に作詞家として関わることになったんですが、
これ以前にもね、
エグザイルの二つの唇っていうので、
自分が作ったタイトルが呼ばれるんだけど、
自分は賞をもらうわけじゃないっていう、
複雑な話をするんですが、
すごく嬉しいもんですよ、やっぱり。
こういう独特の光の当て方っていうので、
キャラを立てていくっていうのが、
これからの目標になるんじゃないかなと思います。
サバイバルしていく方法なのかなという提言を申し上げたいなと思うので、
取り上げさせていただきます。
はい、ということで12月30日、
第65回輝く日本レコード大賞発表もありますので、
ぜひ年末風物詩としてご覧になっていただければなと思います。
ということでここまで、松尾清志のブラッシュアップをお送りしました。
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