Maple in Melbourne こんにちは、Mapleです。この番組は、オーストラリア・メルボルン在住のMapleが、見たり、体験したり、感じたことを、ゆるりと配信する番組です。
お便りいただきました。 こちらですね、先週いただきましたお便りです。
ラジオネームは、サニーさんです。 毎週、Mapleさんの本若雰囲気に癒されながら、番組を楽しく拝聴させていただいております。
今週末のオーストラリアは、父の日という情報を見かけました。 日本とは3ヶ月も違う日なのですね。
父の日のように、日本と同じ記念日だけど、オーストラリアでは全く違う日に制定されている記念日があれば、ぜひお話を伺いたいです。
よろしくお願いします。というお便りをいただきました。 ありがとうございます。
こちら、ポッドキャスト番組、沈まぬ枕のサニーさんよりいただきました。 ありがとうございます。
そうなんですよ。先週末ですね、9月の7日、こちらの日がですね、オーストラリアは父の日だったんです。
日本の父の日は6月になりますよね。 アメリカ、カナダ、イギリスなども父の日は6月だそうです。
そしてオーストラリアのお隣の国、ニュージーランドはオーストラリアと同じく父の日は9月なんですよね。
ちなみにですね、母の日というのは、日本と同じオーストラリアも5月が母の日になっています。
どうして父の日だけ違うんでしょうね。 オーストラリアというのは、日本とは季節が逆になりますので、
9月は春になります。 そして日本の父の日である6月というのは、ちょうどこちらだと冬に映える頃になって寒いんですよね。
オーストラリアではバーベキューをする文化があるので、もしかすると冬より春の方がこういったバーベキューをするのには良いからなんではというような、
そんな考えもありますけれども、ちょっとですね、どうして9月なのかという正しい理由はちょっとわかりませんでしたね。
サニーさんからのお便りに、日本と同じ記念日だけどオーストラリアでは全く違う日に制定されている記念日があるのでしょうか?とありました。
これね、よく考えると父の日くらいしかないかなって思いましたね。 まあでも記念日イコール祝日と考えると、日本とオーストラリアで同じ日、
同じ祝日というのは、1月1日のニューイヤースデーくらいしかないかもしれません。 オーストラリアの祝日というのは、オーストラリア全体で共通の
祝日というのと、あとは州ごとに制定されている祝日というのがあるんです。 日本は年に16日間の国民の祝日というのがありますが、オーストラリアではその全国共通の祝日
というのが7日から9日間。このメルボルンがあるビクトリア州の1年の間で公式に祝われる祝日というのが13日間あるんです。
日本は16日間、ビクトリア州は13日間なので、日本の方が祝日が少し多いですね。 今月は9月ですので、日本の9月は経路の日と
旬分の日として祝日が2回ありますよね。 オーストラリアには経路の日や旬分の日というような祝日はないんですけど、今月はですね
メルボルンのビクトリア州にだけある祝日があるんです。 9月の26日の金曜日、この日は AFLグランドファイナルフライデーパブリックホリデーという祝日になります。
これですね AFLというのがオーストラリアンフットボールリーグというスポーツの名前なんですけど、この決勝戦がグランドファイナルその前日の金曜日が
休みになるんです。 AFLグランドファイナルフライデーパブリックホリデーです。 この祝日が制定されたのは最近で2015年なんです。
この祝日の目的というのがですね、このビクトリア州全体でこのスポーツ AFLの決勝を祝うためということです。
この AFLというスポーツ、オーストラリア国内でとっても人気のあるスポーツなんですけれども、特にメルボルンはフティというふうにフットボールのことをフティと呼ぶんですけど、
この文化の中心になっているんです。メルボルンから生まれたスポーツなんです。 このグランドファイナルは年間で最大級のスポーツイベントになるんです。
その決勝戦の金曜日が祝日になったんですね。 この祝日当日はですね、メルボルン市内で選手のパレードが行われますね。
それからこの日は金曜日が祝日になるので、金土日とお休みになるんですけど、例えば月曜日をお休みにしたりしてね、
4連休なんかにして、このスポーツの観戦をしたり、家族とか友達との集まりに当てるという人も多いです。
こういった日本にはないスポーツの決勝戦のための祝日があるっていうのがとても面白いですよね。
それから11月にもビクトリア州にだけある祝日というのがあります。 これはメルボルンカップデーです。
毎年11月の第一火曜日にこのメルボルンカップデーがあるんですけども、これはオーストラリア最大級の競馬のレースです。
メルボルンカップの開催日がお休みになります。 この競馬の日をですね、祝日にするっていうのも面白いですよね。
このメルボルンカップ自体が始まったのは1861年、こんな前なんですよね。
そして州の祝日として制定されたのは1877年です。 このメルボルンカップデー制定の歴史というのも面白くて、最初は1865年に
阪急制度というのが始まったそうです。 メルボルンの公務員や銀行員を対象にこのメルボルンカップの日は半日休暇という習慣が始まったそうです。
そしてその後1873年に最初の公的祝日を宣言しました。
メルボルンカップの日、競馬の日が最初の公的の祝日の宣言をした日でしたね。 そして正式に祝日となったのは1877年。
そして1993年にこのヴィクトリア州の公的祝日ということで位置付けられました。
スポーツや競馬の日が祝日になるというのは本当に面白いですよね。 日本は海の日や山の日など自然や季節を祝う祝日というのがあるのがユニークなところかもしれません。