家事、子育て、仕事に追われ、自分を見失いかけた主婦・徳永真穂。
夫との関係、娘の不登校、そして職場の年下の同僚・栗原との出会い。
恋と家族の絆を通して、一人の女性が少しずつ自分自身を取り戻していく、大人の女性のための恋愛ヒューマンドラマです。
人生に疲れた一人の女性が、もう一度、自分の人生を生きようとする物語。
彼女を救ってくれた『天使』は、思いもよらない人物だった……
『舞い降りた天使』は、「官能小説コンテスト」ノミネート作品です (大人のケータイ官能小説運営事務局主催)
本番組では、作品をより多くの方に楽しんでいただけるよう、一部の表現を調整した朗読版をお届けします。
朗読版ではお届けしていないシーンを含む完全版は、携帯官能小説サイトにてお楽しみいただけます。
『無料で読める大人のケータイ携帯官能小説』
https://kanno-novel.jp/viewstory/index/16146/?guid=ON
どうぞ最後までお楽しみください。
ぜひ、朗読版と完全版、それぞれの形で『舞い降りた天使』の世界をお楽しみください。
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朗譊……鍋田匠
イメージング....もりもり
録音・編集....たりお
演出.....有馬優美子
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著作権について
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感想
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00:15
笑顔のキミが泣かないの
アイス立ち上がれないからキャンパー越えてきてる
ボロボロ隠して頑張ってる魔法
涙でキスをかけて心に光
僕がちゃんと
第1章 第1話
さっちゃん
ん?
ごめんね 今日も遅くなって
ううん リッちゃんと遊んでたから大丈夫
先生とお話ししてたの? うん
お母さん また王の先生に叱られちゃった
え?
ランドセルを背負ったサクラは驚いた顔で私を見上げた
お母さん叱られたの?
違うの違うの 王の先生ね
さっちゃんのおやつ少ないんじゃないのって
少なくないよ みんなと同じくらいだもん
ダメだ サクラが少し不安そうな顔してる
子供を不安にさせるなんて 母親失格
そう思った私は つい
こぼしそうになった弱音をぐっとこらえて サクラに笑顔を見せた
そっか じゃあ大丈夫だね
さっちゃんみんなよりまだ背が低いから うーんと食べた方がいいのかなって
03:00
王の先生心配してくれたみたい そうなんだ
そうだおやつじゃなくて ご飯いっぱい食べれば大きくなれるんだよね
私今日おかわりする えらーい
じゃあおかず何がいい ハンバーグ
そう言って笑うサクラを見てると私はいつも ごめんねって言いそうになる
だって サクラは何も悪くないから
私が親としてしっかりしていないだけだから サクラの体は成長が遅く
去年登校拒否をしたせいで学力も低い それが理由かどうかはわからないけど
今日は王の先生に育児放棄まで疑われてしまった 私なりに頑張っているんだけど
はぁ 何回目だろう
学童保育の先生に注意されたの 学童保育のお迎えの帰り
サクラと手をつないで歩く私は 込み上げてくる涙を必死でこらえていた
もうこれ以上 どう頑張ればいいんだろう
と思いながら 王の先生に注意を受けた翌日の夜
しんと静まり返った事務所の中で 私は一人キーボードを叩いていた
あれ 徳永さん
残業珍しいですね あっ
うん 今日は仕事してても大丈夫だからやれるところまで
私に声をかけたのは 1ヶ月前に転職してきた栗原くん
栗原くんも残業なのか 栗原くんも自分の席についてキーボードを叩き始めた
時計を見ると時間は19時半 私はあとどれくらい残業できるか計算しながら
またキーボードを叩き始めた 徳永さん
あはい 突然私の背後から声をかけたのは栗原くん
よかったらどうぞ 振り向くと
栗原くんはあったかい飲み物が入ってそうなコーヒーカップを持っていた ハーブティーなんですけどよかったらどうぞ
ハーブティー 栗原くんらしいな
栗原くんは少し中性的な男性だ あっ
ありがとう いえ僕が飲みたかったからついでです
じゃ遠慮なく 私はこの会社でプログラミングの仕事をしている
06:02
栗原くんもそう プログラミングは個人レベルの仕事がほとんどだから
フレックスタイムを利用する社員も多く勤務時間はバラバラ そんな理由で
私は栗原くんと話をするのは久しぶりだった あっ
そうだ栗原くん はい
はい 歓迎会行けなくてごめんね
ああ 大丈夫ですよ
忙しかったんでしたよね ふわりとした笑顔で栗原くんは少し頭をかじけた
可愛らしい顔立ちに柔らかな表情 ハードな印象が全くない栗原くんは本当に可愛らしい男性だ
あ 笑うと頬の上あたりにくぼみができるんだ
それって エクボじゃないよね
なんて呼ぶんだろうそのくぼみ あっ
うんそうなの まだ娘を一人にはさせられなくて
なかなか夜は出かけられないの そうだったんですかそれは仕方ないですよね気にしないでください
はい そう言いながら栗原くんはちらりと私の薬指に視線を落とした
あ 今栗原くん
私がシングルマザーかどうかを確認したのかな なんとなくつられて私も自分の指に視線を落とすと
突然恥ずかしさがこみ上げてきて 私は思わず自分の手をぎゅっと握りしめた
薬指の指輪が安物で恥ずかしかったわけじゃない 男性なのに可愛らしく女子力の高そうな栗原くんに少し荒れた指を見られて
しまったことが恥ずかしかったからだ この職場はプログラマーの集団
制服もなくみなりはかなり自由 ボロボロの t シャツを着てる男性だっている
それにかまけて家事育児 仕事に追われている私は今日も決してオシャレとは言えない女子力の低い格好
栗原くんからすれば年上の私はきっとただの おばさん
とはいえ やっぱり恥ずかしくていたたまれない私は
あ ありがとうね
じゃあハーブ t いただきます はい
残業頑張ってください 栗原くんも
と早く話を切り上げ仕事に戻ろうとした それなのに
あれ えっ
じゃあ今日 娘さんは
桜のことが気になったのか 栗原君はまだ私のそばから離れようとはせず話しかけてきた
09:05
今日はお友達の誕生日パーティーにお呼ばれに行ってて あ
でも もう迎えに行かなきゃそんなのは嘘
本当はあと30分仕事をするつもりだったのに 私は早く
この場から消え去りたくてたまらなくなっていた
第1章第1話 朗読
なべた匠 いつも笑顔の君が
泣かないの
09:51
コメント
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