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2020-05-26 16:03

第392回 「経営理念・経営戦略・経営計画・経営戦術の違いとは?」

事業を成功に導くために、経営理念が最も大切な土台ですが、経営理念はミッション・ヴィジョン・バリューの3つのパートから策定する必要があります。


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経営コンサルタント 中井隆栄の
幸せな成功者育成塾
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セツコさんにミッションを作った感想を聞いてみたいと思います。
簡単に自己紹介していただいて、感想をお願いします。
こんにちは。島根伊勢セツコです。
今日、自分のミッションができたんですけれど、今までぼんやりと動いていた企業でホワホワホワという仕事をしていたんですが、
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今日できた中で、これでいける、絶対に私は自分の会社を、こういうものを目指していけるって自信を持って、
情熱と自信と、自分の会社に信頼感がおけるような気持ちになった、そういうミッションが作れました。
素晴らしいですね。ありがとうございます。
それでは早速、質問の方に移っていきたいんですが、質問の方お願いします。
この間、実は企業研修の中で、新入社員に新入社員研修を行いました。
その時にチームビルディングをしようというので、いろんな部署ごとの社員が全員集まって、
どういうふうにしたら新入社員としてこの会社をよくできるかという話し合いを2日間でしました。
そこで、役員発表2日目の最終日の時間に、2つグループを作って、新入社員たちが考えた話をしました。
その時に、新入社員たちの宣言としては、自分たちは新入社員なりにやっていくんだけど、
いろんな部門の人間がいつもつながっている、それからすごく仲良くつながる、
そのためにどうしたらいいかという一つのアイディアで、カフェを時々作る。
そのカフェで仕事の困りごとをみんなで話し合って、部署ごとで助け合おうよというような決意をした。
その決意を社営上役員たちに話したら、役員たちがとても感動して言った言葉が、
ありがとう、皆さんがこういう会社にしたいと思ってくれた理念、僕たちはまだ作っていなかった、
ちゃんとした理念が作りたいと思う、社長自らが言ったんです。
それを考えた時に、私は企業の社長にいつも新人研修をしているけれど、
企業の社長がどういうミッションで自分の企業を動かしたらいいかというのを、
もっと私が見つけたように上手に教えてあげたい。
そのための一番のポイント、教え方をどうしたらいいかというのを質問したいんです。
いい話ですね。今後、クライアントさんの会社の理念を作る、お手伝いをしていくということですね。
まず、経営理念の話なんですけれども、会社をもう何十年経営しているという人でも、
経営理念と経営戦略と経営計画と経営戦術という4つをちゃんと明確に説明できる人ってあんまりいない。
あんまり私、会ったことない。なんとなく同じような理念なんですよね。
言葉が違うということは、全部意味が違うということですよね。
まず、その4つの違いから説明したいと思うんですけれども、
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まず経営理念は、ミッション、使命、それからビジョン、将来像、そしてバリュー、価値観。
この3つから成り立ってます。
この3つを別々に、ミッションステートメント、ビジョンステートメント、バリューステートメント、
3つ別々に言語化して決めないといけないんですね。
それで役割が違うので、それははっきり分けて言語化しないと実際使い物にならないです。
例えば、悪い例で言うと分かりやすいんですけど、
例えば、日本の古い企業や大手の企業の経営理念って、ミッションとビジョンとバリューがくしゃくしゃに混ざっているところが多くて、
それから日本人の考え方なんですかね、バリューがすごく重きが置かれていて、
実際一番大事なミッションがあんまり触れられてないっていうところが多いんですよね。
例えば、清潔な国民は栄えるとか、利益は額に合わせして踏み出すもの、額に合わせせぬ利益は得ないとか、
面白おかしくとか、よく分からないですよね、こういうの。
これ、やっぱりアメリカの優秀な企業、この辺がやっぱりはっきりしてるんです。
その経営理念っていうものの考え方がミッションとビジョンとバリューっていう三つ別々に作って、
ワンセットで経営理念だっていう、こういう経営学の考え方がやっぱりアメリカの方が進んでるんでしょうね、この部分においてはね。
例えば、私の大好きなウォルト・ディズニー、もうすぐ100周年迎えますけれども、
ウォルト・ディズニーのミッションは、我々の創造力を生かして人々を幸せにするっていう。
ビジョンは何百万人という人を幸せにし、健全なアメリカの価値観を称え育み広める。
バリューは創造力がなくならない限りディズニーランドが完成することはないという。
しっかりミッション、ビジョン、バリューが明快に一つの短い文の中にしっかり入っていて、
これ一回聞いたら誰でもわかりますよね。
このぐらい明確になっているということなんですが、
このミッション、ビジョン、バリュー、経理念を船の航海に例えるとすると、
ミッションはそもそもスタート地点、目的、誰の何のためにその事業をやっているのかという。
それからビジョンというのは当面のゴール地点、目標ということになります。
ビジョンは達成するとまた次のビジョンが見えるんですね。
ミッションは一回作ると変わらないんですが、
ビジョンは達成するとまた次のビジョンが見えて、
それを達成するとまた次のビジョンが見えてというふうに永遠に変わり続けていくという。
このミッションとビジョンの役割の違い、これははっきり認識する必要があると思います。
それからバリューは船の運航ルールなんですよね。
だからそのミッションに基づいてビジョンを達成するときに絶対これだけは守らないといけないとか、
もしくは自分の大切にしている価値観であったり、自分のこだわりであったり、
ここは譲れないなっていうね。
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この部分がバリューで、このミッションとビジョンとバリューを別々に、
はっきりと明確に言語化することが経営理念を策定していくっていう意味合いでは非常に大事になってきます。
それから経営理念と経営戦略ってどう違うのっていう話なんですけれども、
経営戦略っていうのは船の航海に例えるとコンパスなんですよね。
どっちが北向いているか分からないと船進めないので、
そういった意味でこのコンパス、経営戦略にはまず大きく分けて2種類あって、
1つ外部戦略が顧客、商品、販売、販売促進、売り上げ、利益、それぞれの戦略。
それから内部的には財務、組織、制度、人材育成ってこの4つの戦略が必要で、
この10個全部、企業として、会社として、人を組織として動かしていくっていう場合はこの10個、
全てそれぞれに考える必要があります。
それから経営計画は海図と工程表を計画予算ということになるわけなんですけども、
そもそも海図がなかったら次の港に到着しないじゃないですか。
それから工程表、これも非常に大事になってくるし、こういった意味での経営計画っていうことも大事になってきます。
ここでスケジュールと数字が出てくるということになるわけですけども。
それから経営戦術ですね。
戦術が運航技術手段ということで、何業を選んでるかっていう、
そもそもどんな事業をやってるかっていうことがどんな船に乗ってるかっていう、
それを動かしていく技術、普段のやってることっていう、それが戦術ですよね。
この経営理念、経営戦略、経営計画、経営戦術、
この4つがそれぞれちゃんと言語化もしくは数値化されてるってことが、
これ企業をちゃんと港を出港して目的の地の港に着くためには、
それぞれ別々に考える必要があるってことなんですよね。
特に一番大事なのが、やっぱりミッションで、
そもそも誰の何のためにって、これもそもそも論ですから。
ここがブレてたら、もう船進まないですよね。
ビジョンもボケてしまうので、しっかりここに到達したいってことが作れないので、
ミッション一番大事ですよね。
それからビジョンも常に変わっていくっていう、この考え方がすごい大事で、
やっぱり会社って成長し続けないと、どこかで終わってしまうってことになるわけじゃないですか。
どのぐらいのレベルで成長するかは別にして、
やっぱり毎年毎年の計画っていうのはすごく大事になってくると思いますので、
そういった意味での短期ビジョン、中期ビジョン、長期ビジョンですよね。
これやっぱり定めておく必要があるのかなと。
そしてバリュー。この3つを別々に言語化するという。
この全体的な概念を知ってる経営者の人ってあんまりいないと思うので、
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まずはやっぱりこの全体像をちゃんと説明して理解してもらうってことが一番大事だと思うんですよね。
人間の脳って全体像がわからないと各パートパートがどのように有機的に機能してるのかっていうのが連携がわからないですよ。
そうですね。
だから部分部分でみんなミッションが大事だとか、ビジョンが大事だとか、バリューが大事だとか言うんですけど、
もちろん大事なんだけど、どういうふうなそれぞれが位置関係になってんのっていうのがわからないとすごく理解するのが難しくなると思うので、
全体像を見せてあげて、それぞれ詳しく説明して理解してもらって、
そこから何から手をつけていったらいいのかなっていうところから進めていけばいいと思うんですよね。
あとは大事なことは、今クライアントさんの会社は社長がいて、その社長がオーナー会社っていうことですか。
そうです。
それだったら社長一人作らないと。
役員の人が作ってきたものを下ろすっていう段階から入ってもらうってことにして、
みんなの言うことを聞いてたらできないですよ、これ。
会社の経営理念って憲法みたいなもんなんで、これはトップダウンでしかできないので、役員の意見とか聞いたらだめなんですよ。
そうですか。じゃあ一人に教えればいいんですね。
一人に作っていくっていう。教えるのは全員に教えて、作るのは社長一人と作って、
この役員はそれを理解をして、それを下に落としていくにはどうしたらいいのかっていう。
その具体的な方法を検討するところから役員が入ってくるっていう。
そうですか。すごくよくわかりました。
オーナー企業の場合はそれでいかないと。上昇企業はまた別ですよ、別ですけど。
オーナー企業の場合はそれでいかないと、社長がエネルギーが一番強いし、
私の師匠の船行先生がいつも言われてましたけど、企業はトップ一人で99%決まるっていう。
これ法則、原則があるんですよ。だから結局その社長の思いが一番強くて、社長のエネルギーが一番強くて影響力が一番高いから、
その人の魂のこもったミッションでないと、薄まっちゃうといいのができないので。
そういった意味で2人で作って、下に下ろすときにまず役員の人に理解してもらって、
どうやったら下に落とせるのかというところから入ってもらうという。このステップ必ず踏んでください。
わかりました。
ぜひいいのを作ってください。
いいのが作れる気がしました。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
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あなた自身のビジネスと人生のバランスの取れた幸せな成功のための気づきがあれば幸いです。
なお、番組ではリスナーの皆様からの質問をホームページの受付フォームから募集しています。
また、全国各地から900名以上の経営者が通う、
中井貴義経営塾幸せな成功者育成6ヶ月間ライブコースに関する情報はホームページをご覧ください。
ではまたお踏みにかかりましょう。
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