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2023-05-16 08:29

平凡すぎて面白過ぎる「武士の絵日記」〜5分間の本棚探検

たった5分の本棚探検
今日は「武士の絵日記」を取り上げました。
中級武士から下級武士に落とされてものほほんとしている、多彩だけど名もない下級武士が残した平凡すぎるが故に面白過ぎる絵日記。
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お昼になりました。本棚探検ライブのスタートです。
前ずっとやってて、近頃再開したんですけども、少しずつ形ができてきています。
5分くらいでね、僕の本棚の本についてお話をしていこうかなというね、ライブ収録という形をとっていますので、
今日取り上げたのはですね、「武士の絵日記」という本なんですね。
株川ソフィア文庫という本なんですけど、2017年頃に僕ね、日記についての本をいっぱい集めてたんですよね。
いろんな日記、夏目漱石日記とかそんなのからね、そのもっと前の作品とか、
中世の人の日記だとか、海外の人の日記だとか、いろんな日記を集めてた中の一つで、
よく見るとね、武士の日記じゃなくて武士の絵日記なんですよね。
これがものすごく面白くてね、なんていうか、
石城・尾崎石城という人なんですけど
これがものすごく面白くてね
何度も読み返したかわかんないんですけど
この武士という方がですね
なんとか石城
なんだったっけ
石の城と書いてね
石城、尾崎石城か
尾崎石城という人なんですけど
武蔵野のところにあった小さな城下町のね
方なんですけどね
この方がずっとね
絵日記を書き残してね
全7巻ですね
これがね残されてるんですよね
この人ね
全然有名な人でもなんでもなくて
いわゆる下級武士で
10国ですね
10国の下級
10人武士
10国というか10人武士
10人に雇えるぐらいの
養わなきゃいけないぐらいの
下級武士なんですよ
だから本来ならね
名も何も残ってない人なんですけれども
このね日記を書いていたおかげで
今の私たちに尚が
知られることになってるんですよね
この方ね
この日記の凄さというのはいろいろあるんですけど
まずこの人がね凄いんですよね
この方ね
幕末の方なんですね
安政時代に若い頃を過ごしている方で
安政の大国の少し前ぐらいの方なんですけど
世の中がね
もうすごい大変な時代になってるんだけど
この方は下級武士たちの生活っていうのは
何の波風もないような
ゆったりした世界でね
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少しずつ巻き込まれてはいくんですけれども
この方実はですね
本当は100国の中級身分でずっと来てるんですよ
先祖代々受け継いできた身分ですよね
江戸時代ってのは身分ずっと固定なので
生まれた時から中級身分だったわけですね
ところがね
ところが29歳の時にね
1857年というから
明治維新10年ぐらい前ですね
書状書いてね物申したわけですね
後ろに意見書いて
もうメリットが来ていた頃ですよね
なんかその頃
上位的な思想を持っていたのかな
えーっと
どんな
なんか思想を持ってて
それでね
それで住人ぶちの下級武士に
下げられちゃったんですよこの方
よく考えてほしいんですけどね
身分を下げられるっていうことは
めちゃくちゃ大変なことで
今の会社でね
なんかしでかして課長が
また平野社員に戻って
やり直せって言われるのと
わけが違うわけですからね
家の核
家の身分
それ自体が落とされるわけで
もう先祖
ご先祖様に申し訳が立たないと
今後の子孫に対しても申し訳が立たないと
だってずっと下級身分になっちゃうんだから
そんな風なことになっちゃってもね
のほほんとしてるんですよこの人
のほほんとしてるけど
結婚していたところから離縁をされてですね
弟夫婦のところに転がり込んで
それでもね
悠々と暮らしていく方なんですけど
この人がね
やったらめったら絵が上手いんです
なんかね
何これ写真に描いたんじゃないのっていうぐらい
もちろん今のような
西洋の方のような立派な絵じゃないですよ
江戸時代的な筆の先でスッと描いたような
葛飾北斎のね
ような絵なんですけど
北斎の絵にね
勝るとも劣らないぐらいのね
あのすごい軽やかなタッチで
スイスイ描いてるんですよ
その絵だけで有名になっていいんじゃないの
っていうぐらいすごい絵なんですけどね
まあその絵がね
あちこちにこう描いてあるんですけど
その絵と日記が書いてあるんですけどね
これがね
なんでその絵描くので
この人は安藤の絵とかを頼まれたりとかね
そういうふすま絵とか病夢絵とかも
描いてなんとかしのいでいたらしいんですけど
それでも彼の書斎の絵が残ってるんだけど
自分で描いた絵がね
しっかりと本棚があって
ずらっと書が並べられてるんですよね
そんな下級武士でね
大変な生活しながらも
将領はきちっとあるというね
当時の下級武士ってやっぱすごいなぁと
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思うような感じなんですね
それでまた面白いのが
この人のその
一般的な武士の日記とか言ったら
有名な事件にどう巻き込まれていったとか
そういうのが多いんですけど
この人そんなのもなんも構えなしに
普段の緩い生活のことばっかり書いてるんですよ
誰のとこに遊び行ったとかね
誰と遊んでいつまで何時まで酒を飲んで
その時に出たのは
豆腐となんとか焼きとみたいな
メニューがずらっと書いてあるみたいな
そういう普段の生活をずっと書いてるがゆえに
当時の下級武士たちの生活がどうだったかっていうのが
本当に手に取るように分かるんですよね
江戸時代って本当に二軍制度の大変な時代だったっていう風に
僕たち思ってるんだけど
実はその武士のうちに長人のね
人たちがいっぱい集まって遊んでいたとか
中級武士って100国ぐらいのすごい身分なんですけど
そこに何の関わりもなくみんなで遊びに行って
そこに子供もいるとか犬や猫もいたとかね
飲み屋のおかみも来て遊んだとか
寺の坊主も一緒に来たみたいな
身分とか全く関係ない
その固有の様子がね普通に淡々と描かれてて
ものすごくゆったりとした豊かな生活
それを江戸の末期のあの大変な時代に
実は庶民たちはこんな風なね
結構まち的にも豊かな生活をしていたんだっていうのは
手に取るように分かる本なんですね
これちょっとしばらくご紹介していこうかと思ってね
今日はまさわりだけということでね
そのようなことについてお話ししました
武士の絵日記ですね
この関城さんという人は
そんな長級武士に落とされるんですけど
明治維新が起こった後に
その才能を見生かされたんでしょう
どこかの藩校のね教頭先生になってありますね
それで生涯終わってるんですけども
まあそういうことが分かるのも
この方が絵日記をずっと描いていたというね
そのおかげというそういうような状況ですね
ということでねまた明日できたら
明日はちょっと僕取材に行くのでダメだったか
明後日かな
また武士の絵日記続けてご紹介したいと思います
それではまた何か始めたらロリースタイルでした
聞いていただいた皆さんありがとうございました
08:29

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