00:20
落書きの教科書と 外ばかり見てる俺
超高層ビルの上の空 届かない夢を見てる
やり場のない気持ちの 扉破りたい
校舎の裏 煙草を吹かして 見つかれば逃げ場もない
しゃがんで固まり 背を向けながら
心の一つも分かり合えない 大人たちを睨む
そして仲間たちは今夜 家での計画を立てる
とにかくもう 学校や家には帰りたくない
自分の存在が何なのかさえ 分からず震えている
15の夜
ぬっすんがマイクで走り出す 行く先も分からぬまま
暗い夜の帳の中へ
誰にも縛られたくないと逃げ込んだ この夜に自由になれた気がした
15の夜
冷たい風 冷えた体 人恋しくて
夢見てるあの子の家の横を さよならつぶやき走り抜ける
闇の中ぽつんと光る 自動販売機
100円玉で買えるぬくもり 熱い缶コーヒー握りしめ
恋の結末も分からないけど
あの子と俺は将来さえ ずっと夢に見てる
大人たちは心捨てろ捨てろと言うが 俺は嫌なのさ
退屈な授業が俺たちの全てならば
03:07
なんてちっぽけでなんて意味のない なんて無力な
15の夜
ぬっすんがマイクで走り出す 行く先も分からぬまま
暗い夜の帳の中へ
覚えたての卵をふかし 星空を見つめながら
自由を求め続けた 15の夜
ぬっすんがマイクで走り出す 行く先も分からぬまま
暗い夜の帳の中へ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした 15の夜