00:01
新年あけましておめでとうございます。ムムサノピーノです。
新年おめでとうございます。リトバチです。
今年もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
せっかく新年一発目の放送ということで、おめでたいので、日本の伝統芸能を大事にしたいなということで、
大事にしたい。
1年ぶりに2人とも落語を聞いてきたので、
2人ともね。
2人とも。
その話をしていこうと思います。
なるほど。日本の伝統芸能の提供でお送りしたいと思っているもんね。
はい。日本の伝統芸能の提供でお送りしたいと思っています。
はい。
日本の伝統芸能は誰が司っているのかわかんないけどね。
どこからお金実際来るのかわかんないけどね。
まず僕から話したいんだけど、
昨年、2022年の落語界で一番大きなことといえば、
山友亭園楽さんが亡くなられたことだと僕は思ってた。
やっぱりお茶の間の誰もが知るような落語家さんであってさ。
で、ちょっとネットで調べて、この園楽さんの落語を聞いてきたの。
でさ、もうさ、枕って言うんだけどさ、入り口からすごくてさ。
はいはい、枕っていう絵目ね。
違う違う。
え、違うの?
あの、いつか自分、落語知識のなさ。
ちょっと待って、枕って何?枕言葉的な頭って意味?
話の本題に入る前にってこと。
あー、そっちね。そっちか。
そっちとかね。落語の枕はそれなの。
枕っていう園目かと思った。
そんなのはないとは言わないけど。
いやいや、ローテナントリスナーは別に落語ファンが聞いてないから、
これ言っとかないと。
これは僕、ローテナントラジオの中でちらっと言ったことあるよ。
あ、ほんと?
うん。だからミツバチは分かっててほしい。
なるほど。いやいや、リスナーさんの補助的にちょっと聞いてあげたって感じかな。
そうだね。
入口から宇多丸さんの話をしてて、宇多丸さんの話をすればお客さんすぐ分かるからさ。
宇多丸さんの奥さんは美人だっていう話をしてて、
あ、そうなんだ。
幻の美女だと言われていました。
なぜ幻の美女かというと、誰も見たことがないからです。
っていうね、ひと笑いを起こしてて。
本当にいるのかみたいな。
そっから夫婦の話になってて、
旦那っていうのは夫婦の記念日とかを忘れてしまいがちなもので、
03:04
奥さんの誕生日なんかを忘れてしまうと奥さんから怒られてしまう。
結婚する前はあんなにもじやほやしてくれたのに、
30年も40年も結婚生活が続けばもう、私なんてほったらかしなんですか。
そこで旦那さんはこう言ってあげたらいいんですよ。
なんだお前、ちっとも歳とらねえじゃねえか。
これを言えば奥さんもにんまり笑顔になるんですよ。
なるほどね。いい開始だね。
みたいな話を続けていくんだけど、
そっから、夢でもいいから持ちたいものは金のなる木といい女房って言って、
あんた、あんた早く起きてよって言って、
もう本題に入ってるんだよ自然な流れでね。
なるほど。
そっから夫婦の話になって、あんた起きてよ。
なんだ旦那さんが起きて、
その旦那っていうのが酒癖が悪くて、
いつも飲んだくれてて仕事をしてなかった。
なるほどね。
だから家にお金がないから、あんた早く起きて働きに出てくれよっていう。
で旦那さん働きに出るんだけど、
旦那さんは魚屋さんで動かしに出るんだけどさ、
奥さんが起こした時間が早かったらしくて、
まだ朝早すぎて誰も海にいない。
そんな中で浜辺でふと大きな財布を見つけて、
持って帰ってみて、
おいお前これ中見てみろって数えたら、
まあ大金が入ってるわけよ。
で、これはすごいねって言って、
うちの借金も全部返せちゃうし、
なんだったらこれからまた海に出かけようかって言うんだけど、
まだ朝早すぎるから飲み仲間も起きてないし、
なんだよって家に残ったお酒をチビチビ飲みながら、
また旦那さんがうとうとしちゃうわけね。
でまた女房が、
あんた起きなよ起きなよって言って起こしてくれて、
なんだよって起きたら、
いや仕事に出てくれよって、うちもう金ないんだから仕事に出てくれよって言って、
いや財布拾ったのがあるだろって、
あんだけ金があるやつで働かなくていいはずだって言って、
はいはいはいはい。
いや何言ってんのあんたって、
これは困ったねって言って、
貧乏人が寝ぼけたこと言ってんじゃないよって言って、
うんうんうん。夢だったの。
って言って、あそうか貧乏すぎてそんな夢見るようじゃ俺も困っちまったなって言って、
ちょっと真面目に働くよって言って、
働いていくわけよ。
元々魚捌く腕はいいもんだから、
魚屋を始めたらちゃんとお客さんついてきて、どんどん繁盛していって、
お家も潤ってくるわけよね。
はいはい。
で3年働いて、
3年後の大晦日、
06:03
銭湯から帰ってきて、
ただいまって言ったら、
あんたそこ座ってくださいって言って奥さんがね、
はいはいはい。
あんたに怒られるかもしれないけれども正直に話します。
うん。
なんだよって、やけにこの家の中綺麗じゃねえか。
はい畳を張り替えたんです。
新しい畳っていうのはいいもんだねって言って、
あんたこれ覚えてますかって言って古い財布を出してくる。
夢って見たと思ってたやつをね。
そう。で、
何それ覚えてないよって言って、
3年も前の話だから覚えてないかもしれないけども、
あんたこれ拾ってきたんですよ。
あれは夢じゃなかったのか。
はいはいはい。
で、私は大金が入った財布を持って、
大谷さんに相談しに行って、
こんな大金を旦那が拾ってきたと。
でもこのままじゃあ旦那が大金があると思って安心して、
また飲み歩く生活に戻っちゃうから。
うん。
ましてやこの大金が入ったお金誰かが探して困ってるはずだから。
うんうんうん。
それで旦那がそんな飲み歩いて歯振りのいいところを見せちゃうと、
なんか怪しいって言って捕まっちゃうかもしれないから。
はいはいはい。
だから引き取り手が出るまでは持っとくよって大谷さんが言ってくれたと。
うんうんうん。
で、その話を聞いて、なんだそのことだったのか。
うん。
確かに俺が持っとくとよからぬことに使っちゃうかもしれない。
うんうんうん。
それで奥さんは大谷さんから、もう3年経ったけど引き取り手がいないってことがわかったから、
これはもうあんたたちのもんだよって受け取ったと。
うん。
ちゃんと大谷サポっててくれるんだね。
そうそう。で、あんたはこれだけ頑張ってくれて、
でもこんな大金の使い道どうしていいかわからないと。
で、大谷さんに相談したら、
うん。
自分の店を持ったらいいよって言って、
うん。
自分の立派な魚屋さんをこのお金のもとでに建てようっていう。
それはいい話じゃないかって言って、
お前よくもこんな3年も黙っといてくれたなって。
うんうんうん。
お前のおかげで俺ら夫婦は今後もやっていけるんだっていう。
はいはいはい。
これはめでたいねって言って。
うん。
で、奥さんが、いやあんたに今日もしかしたら叱られるんじゃないかと思って、
お詫びの印にと思ってお酒を買っておいたんだよって言ってお酒出してくるわけね。
はいはいはい。
あーこれは嬉しいねって言って。
もう借金とかいろいろあったから、
お金のことに悩まずに飲む酒っていうのはうまいよねって言って、
うん。
とっとっとっとって入れてもらって、
その酒を口につけるかつけないかのところで、
いや、また夢になっちゃいけねえっていうところで終わるのよ。
あーそこで終わるんだ。
そう。
なるほどね。
また夢に、また飲んじゃって寝ちゃって夢になったっていう家になったら嫌だから、
なるほどね。
俺は酒を辞めるよっていう。
なんかいい旦那になったね。
ちゃんと。
ちょっと教訓向いてるね。
09:01
これは柴浜っていうすごい有名古典落語で、
はいはい。
夫婦愛というか、なんか夫婦愛っていう言葉ではない気がするよねなんかさ。
うーんそうだね。
もっと本当に落語さんの話ぶりを聞いてもらうともっと深みがあると思うんだけど、
うん。
これは人情話っていうぶりに入るよね。
ゲラゲラ笑える話じゃないけど、いい話だよねっていう。
あーそうだね。いい話だったね。
僕が聞いてきた三遊天楽さんの柴浜でした。
なるほど。
人情ものね。いいねそういうのもね。
うん。
で、何次はミツバチのターン?
ミツバチが聞いてきた落語も僕はちょっと興味あるから。
あーなるほどね。
うん。
えっとね、自分はね今回もしが楽師匠を聞いてきました。
えっとー。
えっと五流亭しが楽師匠だね、我らが。
はい、五流亭しが楽師匠。
我らがっていうのは何?僕らがいつも。
笑
浸っていたみたいな。
あのグーグル検索でローテナントラジオスペース落語スペースってやったら、
次は五流亭しが楽って出てくるから予測で。
あ、そうなんだ。
あの、一応言っときたいのはこの番組でも落語の話しするの一年ぶりだからね。
確かにね。そう、去年の正月ぶりなんだよね。
去年の正月にして以来してないからね。
うん。
そう、で今回は五流亭しが楽師匠のお正月にふさわしく門松っていう演目をね聞いてきました。
はい。門松。はい。
じゃあちょっと。
どんなのだったの?枕どんなのだったの?
枕。枕はとある。
枕はどんなのだったの?だから本題に入る前の。
うん。本題の、あ、そういうことね。本題の頭の方じゃなくて本題に入る前のってことね。
だからさっき言ったら宇多丸さんの夫婦はっていうところから夫婦の話に流れていくっていう。
五流亭は枕とかしないから。
あ、そういうポリシーがあるんだね。
そうそう。五流亭は枕ないです。
枕はしないっていうのが決まりなの?今回はなかったとかじゃなくて。
うん。枕はしない。枕ってどれのことかわかんないって。
それ三ツ鉢でしょ。
三ツ鉢でしょ。しが楽師匠がね。
うん。
落語の枕って何?そういう演目?って言っちゃう人だから。
あ、しが楽師匠は言っちゃうんだ。
そうそう。
師匠降りた方がいいね。
でも師匠だから。我らが。
我らがって僕を巻き込まないで欲しい。
なんでなんでなんで。大好きじゃん。五流亭しが楽師匠。
いや、何回か聞いていたよ。
うん。好きでしょ。五流亭しが楽師匠。
好きか嫌いかといえば分からない。
分からないんだ。
始めていいですか?枕なしで。ごめんなさい。
12:03
そこまではちょっと聞いてなかったです。
本当はやってるかもしれないけど、はい。
いきなり中身入っていきます。
はい。
門松、どういう話かっていうと、
とある江戸っ子しかいない町に酒剤福祉。
江戸っ子しかいないってことはないでしょ。
いや、そう言ってたからさ。
江戸なの?
いや、とある江戸っ子しかいない町。
いや、例えばさ、江戸ならさ、江戸にいるものはみんな江戸っ子だって言い方ができるけどさ、
江戸ではないのに江戸っ子しかいないっていう状態は難しくない?
それさ、何なの?いつもさ、ここつっかかってくんじゃん。
いやいやいや、江戸っ子が集まるなら僕は意味が分かるんだけど、
江戸っ子がここに、江戸の近くだからここに集まることはあるんだなと思うけど、江戸っ子しかいないはさ、
でも江戸じゃないわけじゃん。
いや、江戸じゃないとも言ってないよね。
もう僕、堅くなり話を進めない人になっちゃってるけどさ。
腑に落ちない。腑に落ちないの、ここが。
えーと、しょうがない。続けろ。しょうがない。
はい、とある江戸っ子しかいない町に竹細工士見習いの毛際という18の男がいました。若い男がいました。
竹細工士見習いって何?
竹細工の見習いをやってる手際という少年だね。18歳の若い男がいました。
もう2回言うぐらいだったらもっとちょっとわかりやすく言ってよ。
ごめんなさい。で、続けるね。手際は竹が結構嫌いでした。竹の匂いが嫌いだし、細工をする時に時々手に刺さるのも嫌いだし、
なんで竹細工やろうと思ったの?
昔は好きだったっていう設定らしいです。
シャラシャラと鼻音がするのも嫌いだし、根っこが地表に飛び出して足に絡むのも嫌いだし、何より固いのが嫌いでした。
全部嫌いだ。そんなにさ、竹の嫌いなとこそんなにあげられないよ。なかなか嫌いじゃん。
もうそれだけ。だから結構嫌いでした。
手際にはかごみという老いた男の師匠がいて、昔は尊敬していましたが、今は竹と同じくらい嫌いでした。
めっちゃ嫌いじゃん。
かごみという師匠ね。
かごみのどこが嫌いなの?
それね、ちゃんとしばらくしゅう言ってくれるから。
かごみの竹が好きなところが嫌いだし、いつも竹筒の弁当箱を使っているのも嫌いだし、
使うだろ。
竹で作っちゃうからね自分で。
そう。
竹の下駄を履いているのも嫌いだし、
使うだろ。
何かと竹の絵柄の着物や手ぬぐいを選んでいるのも嫌いだし、
15:04
確かに手ぬぐい書いてあるわ。
常に竹細工のアクセサリーを3つくらいつけているのも嫌いでした。
アクセサリー?
アクセサリーって何?
ブレスレットみたいなの?
そうそうブレスレットとか作っちゃうから、竹細工師作っちゃうから。
あと眉毛がやたら長いのも嫌いでした。
おお。
何だっけ?村山富一みたいな?
多分そんな感じ。分かんないけど。
知らないの?知らないの?
知らない。
そんな手際ですが、年末が近づいてくると、
角松を作ってくれという依頼が殺到するので、
嫌おうなしに竹を使って角松を作らざるを得ませんでした。
作らざるを得ませんみたいなことやめちゃえよ。
嫌いだからね。作らざるを得ませんでした。
ここからやり取りが始まります。2人のやり取りで。
かごみのじっちゃん、これから角松何個作りゃいいんだい?
40個ほどじゃ。
俺はやりたかねえよ。手に竹の匂いがついちまうよ。
何言ってんだ。
そりゃ竹細工師の証だ。誇りに思え。
ちっ、じゃあどうやって作るか教えてくれよ。
ああ、角松は難しいことはない。
この竹をのこぎりで斜めに切ったのを3本まとめて、
縄でくくって、この松の枝と梅の飾り枝を差し込むんだ。
そんな単純なの?
そして大事なのは、竹を切るときは節のところを斜めに切って、
竹の断面を笑った口の形にして笑わせるんだ。
ほらやってみろ。うーん、まあやってみるよ。
と言って、手際は竹をのこぎりで切り始めます。
ギコギコギコギコ。できた。
ギコギコ、まってまってまって。
ダメ?
落語家はギコギコって言うの?
うん、言ってた。
口で?
うん、言ってた。
手も動かしながらね。
手に何持ってた?
手にピシャってするやつ持ってた。
ピシャってするやつっていうお坊さんが修行の時パチンと叩くやつ?
違う違う、あれじゃないやつ。落語家がピシャってする前のパッチンのやつ。
センス?
センス。センスだね。
センスで鱗をポクポクしていきます?
で、できた。
そしたら、「おい、竹が笑ってねーじゃないか!
もっと節が断面の端の方に来なきゃ駄目だ。
笑う角に福来たる。
なんだかだよ。竹を笑わせねえと、この角松を置いているには、福が来なくなっちまう。
確かに、そこが難しいんだ。なるほど。
なんだって?福が来るって?
ああ、そうだ。
そんなことが本当にあるのかい?
18:00
ああ、そうだ。
福の神様がこの竹を見に来るって?
ああ、そうだ。
なるほどな。
じゃあ、福の神様が見に来るような笑った角松をちゃんとつかなきゃな。
おお、わかってくれたか。
というやりとりがあって、それから手際は、手際よく角松を四重作り上げ、
無事依頼してくれたお家にそれぞれ納品しました。
そして、お正月が来ました。
早朝に、手際は角松を納めた家のうちのいくつかが見える丘の上に立って、
本当に福の神様が来るか確かめてみることにしました。
手際が丘の上に立って反骨ほどすると、通りに人影が見えてきました。
豪華な着物を着ていて、風呂敷包みを背負っていて、小槌を持っていて、
誰の目にも福の神様に見えるザ・福の神様が現れました。
誰の目にも明らかな福の神様。
ザ・福の神様が現れました。
ザが付くんだね。
ザって言ってた。
ああ、本当に福の神様が来た。
手際は思わず声が出てしまいます。
そしてそのまま福の神様の様子をじっと見つめます。
福の神様は手際が作った角松が置いてある家の前で立ち止まって、小槌をポンと鳴らします。
そうすると、その家の角松の竹の笑った口の中から金色の小判がザザザッと湧き出てきます。
次の家の前でもその次の家の前でも小槌を叩き、小判を湧き出させます。
イスンブシじゃん。
それを見た手際は口をポカンと開けて信じられないと思いながらも、目の前の現実をザザザザッ見ていました。
そして福の神様が4軒目の家の前でポンと小槌を叩き終わったその時です。
福の神様が偶然手際がいる方を見て、福の神様と手際の目が合いました。
福の神様も目をパッと見開き、「あっ、見られてしまった!」という顔つきで手際を見つめてきます。
手際ももちろん福の神様を大きな目で見つめ返します。
少しの間が空いた後、福の神様が変わった動きをしました。
目の前の角松を指さして、次に手際を指さして、その後にノコギリをギコギコさせる動きをして、
手際を見ながら首をかしげて、「これ、お前作った?」とくジェスチャーで尋ねてきます。
ジェスチャーだから、言葉ではしてないからね。
目の前の角松を指して、「これ、お前作った?」ってね。
いや、「あなたが作ったの?」っていいじゃん、そこは。
21:02
片言であなたも言わないと。
ここで、「お前作った?」と聞いてきます。
福の神様は、「ね、そうなんでしょ?」みたいな笑った顔をしています。
手際もその意味を理解して深くうなずきました。
そうすると福の神様は親指を立てて、グーとサインを送ってくれました。
そんな落語ないよ。
いやいやいや、五流帝がやってるからね、これ。
五流帝バカにしてんじゃん。
それはもう三橋が五流帝をバカにしてるよ。
いや、バカにしてないよ。
五流帝がやるんだから間違いないってことだよね。
手際はその動きに驚きつつも福の神様に褒められて達成感を感じて、
同時に幸福感を感じて幸せな気持ちになりました。
福の神様はその後手際から目を離して次の家に向かっていきました。
手際はしばらく呆然とした後、自分の家に帰ることにしました。
手際が自分の家の前にたどり着くと、
なんと、ちょうど福の神様が手際の右隣りの家の角松の前に立っていました。
手際も福の神様もすぐにお互いのことに気が付いて、お互いびっくりします。
福の神様は再び間近な距離でグーとサインを送ってくれました。
なんなんだね、グー。
グーってやってくれる。
福の神様はグーを引っ込め、その後手際の家の前を見回しました。
手際は竹が嫌いだったので自分の家には角松を置いていませんでした。
福の神様はなんだか無機質ににっこりとした顔のまま手際の前を通り過ぎ、
左端向かいの角松を置いている家に向かって小土をとん、小判をザザザとして、
本当に向こうの方に去っていってしまいました。
手際は小判がもらえませんでした。
自分が作った角松を置いた家はみんな小判をもらっているのに、
隣の家に湧き出た小判を見てみると角松を始終作った代金のざっと数百倍もの価値がある小判の量でした。
手際は自分の家にも角松を置いておけば小判が手に入ったのにと少し後悔しましたがすぐに前向きになりました。
福の神様に直にグーサインをもらった江戸っ子が他にいるでしょうか?
いいえ、彼だけ。彼だけがグーサインをもらいました。
それが手際のセルフエフィカシーとセルフエスティームを高め、セルフコンパッションの考えにつながりました。
24:01
ん?ん?ん?ん?なんだって?
これが彼の竹細工士人生の始まり。
アルソウエルザットエンドウエル。
終わりをければ全て良し。
うんうんうん。
トン タタタタタタタタン
タタタタタタタタタン
え、あのさあ。
うん。
え、なになに?
これどういう話でした?
え、それで良かったのです、で良かったのに?
なんでなんで?
しがらくといえばそれでよかったのです終わりじゃんいつもさん
まあちょっとこれひねってきてくらい 終わり良ければ全て良し
ちゃちゃちゃんじゃないよ
あのね、でさ、え?
みんなは小判をいっぱいもらったけど
手際はグーサインしかもらえなくて
でもその親指一つ親指たったそのグーサインが
いいねだよね、いいねをもらって
いいねをもらって承認欲求が満たされたってことでしょ
セルフエフィカシーとセルフエスティームを高め
セルフコンパッションの考えにつながりました
わからんけど、わからんけど
自己効力感と自己肯定感が高まり
自分を大切にする考えにつながりましたってことだね
だから承認欲求が満たされたんでしょ
僕が言った方が簡単じゃん
しがらくしては多分センスないよ
僕が言った方が伝わるもん
落語だからこれ
いや落語だから僕が言った方が伝わるんだってこれ
落語だから
表現大事にしなきゃ
表現大事にしたいなら江戸の話で小判出した後に英語出すなよ
いやいやいや
でも五流帝がやってるからねこれ
五流帝なんぼのもんじゃん
お、挑戦的なこと言うやん
挑戦的なんじゃなくて
挑戦的だねという話でした
どうだった?
よくわからん
よくわからん
これは何を楽しめばいいの?
それは福の神様との面白いやりとりと
面白くないよ、グーってしたとき
これも人情ものだね
どこが
人情ものだよね
人情話じゃないですこれは
本当?
ちょっと人情ね最後
自己肯定感高まってね
変な昔話です
変な昔話
雑なく振り方だよね
変な昔話ですこれは
いやいやいや
何の教訓とかにもならないじゃん
いやいやいや
だから感謝されたっていうね
お金じゃないんだよっていうことが言いたいんだと思うよきっと
でも手際はその後竹細工をやって
27:03
竹細工にやりがいを見出して
みんなからグーサインもらったらそれでよかっただけ?
そうそうそう思って竹細工に打ち込むようになったよ
だからお題はいりません
いいねが欲しいんですっていう
いいねが欲しいって
それやばいやつだよ
そういうことではないけどね
どうやってお金より大事って話じゃないんだ
真っ当に竹細工氏の人生をこれから歩み始めました
これさ
聞いたことあった?ごめん聞いたことあった?
そんな話ではない
違った?
笑える話でもないし人情話でもないし
教訓話でもないから
これはねボツにした話なんじゃないの?
いやいやいや
ボツにした話をいつも聞いてきたんじゃないの?
ボツにした話は聞けないはずだからさ
どこで聞いてきたの?
これをねyoutubeで聞いてきたよ
youtubeにあるのねしがらく
カドマツって調べたら
あるかもしれない
でもちょっと年末年始限定配信やってるかもしれない
何それ?
五龍亭落語チャンネルね
なんでさカドマツっていう落語を年末に配信してるんだよ
確かに
わかんないいつから限定公開かわかんないけど
多分限定公開だと思う
あと言うべきことなんだ
僕のしわ浜の話したのに比べてすげえ
昔話口調だった
口調はね本当はこうじゃないよもちろんね
じゃあ何なの?
本当はこうじゃないんだったらミツバチがやったのは何なの?
喋り方はこれはね
自分たちが落語風にやってもうまくできないから
これは落語の話を要約して
自分なりに言葉にしたやつです
落語の話を要約して自分なりに喋ったのは僕の方だよ
女房が財布出してきてこうやって言ったんだよっていう話
はいはいはい
ダメだった?
ミツバチのはなんか絵本を読んでるみたいだった
なるほど
服の紙は親指を立ててグーとしました
確かにね確かに確かに
まあそこはいいじゃん本気聞いてくれればね
良さがわかると思うから
本気?じゃあどっちを聞きたくなったかを
どっちを聞きたくなったか
遠楽さんの落語をまだ聞きたいなと思うか
どっちが魅力的だったかをリスナーさんに判断してもらおうか
はいそうですね
いい?いい?いい?
いいよ
どっちが年末年始の題材として適してたかっていうのを聞けばいいのかな
あそうなの?
年末年始の題材としても柴浜だと僕は思うんだけど
30:04
そうなの?
柴浜ってだって12月の話だもん
あそうなんだ
だって大晦日の夜って言ったじゃん
あそっかそっか
角松だから
タイトルだけだよ
タイトル
どっちの落語が良かったか
うん
良かったかどっちの落語がより聞きたいと思ったかを
教えてください
受付メールアドレスは
lowtenantradio at markgmail.com
綴りは
lowtenantradio at markgmail.comです
募集中のメールテーマは
1分変わったイタズラ
1分変わった嘘
令和何でだろう
これって何なの
ジャイアンの目撃情報
感染予防対策
今しかできないおぼけ
三ツ鉢クイズ100選です
詳しい内容は
番組ホームページ
lowtenantのラジオ局を見てください
簡単な投稿フォームも用意してあります
それから
lowtenantの読書会
第4回を
実はね
明日収録するので
課題図書
ここでもお知らせしておきます
課題図書は
近藤幸太郎さんの
アロハで漁師始めました
です
お楽しみに
三ツ鉢の活動については
木の頭巻.infoをご覧ください
お願いします
前回さ
ギエルモデルトロノピオの話を
ガッツリしたじゃん
ガッツリしたね
ネタバレありで
あの後になって
僕もう一個思いついたことがあって
おーいいね
あの
ゼフェット爺さんの息子
カルロね
そう名前カルロだったじゃん
原作ピノキオの冒険の作者って
カルロ・コンローディーなんだよ
あーなるほど
でさ
ゼフェットの息子の名前を付けるときに
まあいろんな名前
何に付けてもいいわけじゃん
原作にいないキャラだから
はいはいはい
何に付けてもよくて
でイタリアによくある名前っていう意味で
選んでもいいと思うんだけど
カルロを付けることには絶対意味があるだろうって思わない
確かにね
あー気づかなかった
作中のキャラクターの息子が作者の名前だと
そうそうそうそう
どういう
何でだと
これは本当に三柱と相談したくて
はいはい相談ね
何だと思う
どういうメタファー的な意味があるのかというか
だからカルロ
ここもネタバレにちょっとなっちゃうかもしれないから
一応ギデル・モーデルトロのピノキオを見てない人は
ちょっとネタバレがあるかもしれない
もういいよ
今見てない人はどうでもいいよ
33:01
ネタバレあります
カルロってすぐ亡くなっちゃうよね
愛情を深く受けて
ほぼ無意味に亡くなってしまった存在
無意味な空襲によってね
それが何か作者のおいたしとリンクしているところがあるのか
そうだね
愛すべきキャラクターだったっていう意味で言うと
作者に敬意を表してみたいなところ
そういうことか
単純にそれか
単純にね
カルロっていうみんなに
すごい良い子だったじゃん
そうだね
元々そのピノキオは結構子供向けに描かれた作品で
結構教訓めいたというか
これを読んでいるみんなに良い子になってもらうみたいなさ
そうそう教訓が入ってたじゃん
しがらくの落語と違ってさ
いいじゃんそこは引き合いに出さない
しがらく落語もしっかり教訓めいてもらうから
そこはいいんだけど
だからカルロ・コーズロディの精神の集大成というか
ピノキオを読んで
こういう子供がいっぱい世に溢れたらいいなっていう
カルロ・コーズロディのビジョンを
具現化したものが
カルロっていう少年のキャラクターだったのかもしれない
その解釈美しいねいいね
これいいね
コーズロディのピノキオを読んだ子だっていうね
うんそうだね
それいいね
だって何だっけ
絵本が物語読んでたもんね
嘘ついたら鼻が伸びるんだよっていう物語を読んでるシーンがあったよね
そうだね確かに確かにそういうことか
確かに本当に読んでるって設定かもね中で
いいねそれ
いいの頂いた
美しい
美しい
もうこれでしょ
正解
カドマツの時には拍子なかったんだけど
カドマツの時はもうカテナイしか浮かんでないし
一番最後の重要なところで英語で喋り始めてさ
何なんだこれはとしか思わないじゃん
そんなこと言ったらだってピノキオもいきなりボンジョルノって言ってるよ
それは僕と通ずるところがあるから大丈夫
自分はあの翻訳版をさ日本語訳された版を聞いたからさ
最初だけ急にイタリア語喋ってあとずっと日本語だったからさ
なんだこいつだって思ってた
挨拶だけボンジョルノの人だから
確かに僕と言うと
そうでしょ
そんな人たちの世界だったから
この辺分かんない人いっぱいいるからやめよう
はい
36:01
じゃあ今週のローテナートラジオ141回目の放送はここまでです
おわけばむむさんのピーノと
三ツ鉢でした
シェイク
ことよど
