1. ご当地ソング捜索隊
  2. 配信090@梅田駅:終電と結界
大阪の中心、梅田駅での終電後を描く【call me/asmi】から、終電がなくなると街に閉じ込められるという話。

【番組紹介】
・日本のどこかの都市を描いた歌とともに、都市や地域について語らう配信。
・国内で唯一無二のご当地ソング専門メディア。
・府中コミュニティFMで放映中のラジオ番組「ご当地ソング捜索隊」と連動して、時々ラジオのバックナンバーもお届けします。
・ラジオ放送は、毎月第4土曜日 ~絶賛放送中。

【パーソナリティ】
◆ワタンド
本配信のメインパーソナリティ、都市と音楽を愛するご当地ソングコレクター。
◆しゃり
ラジオ放送のパーソナリティ。海外在住のエンジニアで主にリモート参加。ご当地ソングは素人。

【Twitter】
https://twitter.com/RRwatandia
【BLOG】
https://sublife.hatenablog.com/
【note】
https://note.com/localsong
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お盤です。この配信は、日本のどこかの都市を描いた歌と、その歌、場所にまつわる話をお届けしていきます。
お相手は、MCは、タンドです。よろしくお願いします。
さあ、今回紹介する曲は、アスミのCall Meという曲です。
この歌に出てくる場所は、大阪梅田駅です。
梅田駅に終電でやってきた女性が、一人取り残されてしまって、どうすりゃいいんだよという感じで困った様子が描かれています。
梅田駅というと、大都会も大都会ですし、終電後といっても十分ネオンがピンピカピンピカして、華やかで賑やかだろうなというところではありますけども、
そうは言っても、やっぱり終電後は困るだろうなというところの曲になっていますね。
この終電後の都市っていうのが、僕は常々、都市に結界が張られたような状態だなという風に思っているんですよ。
電車がなくなるわけじゃないですか。もう、どこにも行けなくなるわけなんですね。
時間制限はありますよ。朝5時なのか6時なのか。動き出すんだけども、それまでの数時間、もうどこにも行けなくなるし、かつその結界の中は徐々に暗くなっていく。
時間制限が終わる時までどんどん暗くなるのが進んでいくというところで、極限状態。
ソリッドシチュレーションホラーみたいな、極限状態でのゲームを強いられているかのような状況だなという風に思っているんですよね。
課金ユーザーであれば、タクシーとか使って街を脱出する方法はあるんですけども、そうじゃなければ、もうどうしましょうという感じになるのは必然ですよね。
ちょっとでも課金ができるのであれば、ホテルとったりとか飲み屋で朝までやっているところで過ごすみたいなやり過ごし方はあるにはあるけれども、それすら難しい無課金ユーザーになると、街をうろつくしかなくなるんですよね。
こういった終電後の街の街中をうろついている人という風に考えると、基本そういう意味で無課金のユーザーか、街という風なシステム側の人、いわゆる街で働いている人ですね、キャッチの人とかかもしれないし、
キャッチの人か、夜の終電後にうろついているのはキャッチという名の街のシステムか無課金ユーザーかどちらかになろうかなというところです。
そうなると、3時間4時間外でうろうろしながら食べて過ごすのか、うろうろして過ごすのか、ちょっと難しいけれども、結構過酷っちゃ過酷ですよね。
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そんなもんだから、終電はみんな逃さないようにするわけじゃないですか。
結界に閉じ込められないようにするためですよ。目的なけりゃ、ただただ時間と体力と浪費する。お金どっか入ったとしてもそれもお金の浪費だから、基本終電という名の結界に閉じ込められたくないわけですよ。
だからみんな帰るということなのかなという風に思います。
一方で、終電を逃したいというシチュエーション、場合によっちゃあるわけですよね。
閉じ込められたいと、閉じ込められることによって別の目的が達成できるというような場合ですね。
そういう人はもう、あの手この手で終電を逃させる、帰らせない。
だからちょっと2人で過ごそうよというふうなことに繋がるので、回避不能の延長線が発生するわけですから、
そういう人にとってはこの終電というのは一つ大きな武器なのかなというところで思っています。
そういう意味で、ようわからん話をしてきましたが、
この終電を逃した時間、都市の時間というのは非常に限定的で不思議な時間だなと思って、
ちょっとすごいゲーム的だなというふうに思えるんですね。
そういうふうに目を見ると、街にいる人々がどんな状況に置かれているのかなというのも、
少し見え方が変わってくるなと常々思っていたことを今日お話ししてみました。
そんな感じで、終電を逃したらやけくそになって、自分はゲームのプレイヤーになっちゃったなと思って過ごしてみてください。
そんなわけで聞いていただきましょう。
あすみ、コールミー。
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