今日は、ゲストがまたLike the Windのポッドキャストに来てくれております。
お名前をどうぞ。
はい、プロサンガークラウダーの上田瑠衣です。よろしくお願いします。
お願いします。お久しぶりですね。
そうですね、昨年シャモニーでお話したいかな。
そうですね、シャモニーの繁華街というか、コーヒー屋の向かいの路上で。
ちょっとガヤガヤしてるとこでした。
みんな走ってる、ゴールシーンを眺めながら話しましたね。
去年はスペインに行かれる前だったんですかね、あの時は。
そうですね、シャモニーモンブラン走って、その翌月世界選手権でスペインに行くっていう手前だったと思います。
シャモニーで走ってお話を聞いて、世界選手権はその後、
ちなみに今回はですね、上田瑠衣さん2回目出てくれていて、
ポッドキャストに上田瑠衣定点観測みたいになってきましたけど。
ありがとうございます。
あの後、世界選手権はご自身としてはどういう感じで終えられたんですか。
本当に不甲斐ないというか、何もできずに終わってしまったなと。
決して調子は悪くなかったんですけど、
本当に競技人生で初めて、内臓トラブルというか、
途中まではトップ10入るようないいペースで走っていたんですけど、
本当に着地の衝撃というかでもお腹が痛くて、
本当にそれが差し込みだったら、本当に数十分休めれば治ると思うんですけど、
2時間ぐらいそこから歩いても痛いままで、
結局そうしているうちに最後のダウンヒル迎えて、
レースが終わってしまったという感じだったので、すごく悔しいレースでしたね。
2時間って結構長いですね。
ずっと本当に走ると痛み出して、歩いていると大丈夫なんですけど、
走る衝撃で痛くて、みたいな内臓が。
それは原因ってどういうあれだったんですかね。
いくつか考えられることがあって、
一つは食べ過ぎ?
今、欧米の補給のスタンダードがどれだけ炭水化物を摂れるかというところで、
レース前とかもすごく炭水化物多い食事をしていて、
その胃疲れがちょっと残っていたかなと。
レース前1週間は食事量もさすがに戻したんですけど、
それまでの胃疲れが残っていたのかなというのが一つ。
あとは、その当日、他の選手もそうなんですけど、
結構レース序盤に蜂に襲われまして、
僕自身も刺されて、後頭部に刺されたのが2,3日ずっと痛くて。
いわゆるスズメバチ的なやつですか?
ジバチというか、それでスイスのメダル候補の女子の選手なんかは、
アナフィラキシというか出てリタイアしていて、
それがもしかしたら走っているうちに、
発汗とともに毒性がちょっと濃くなっちゃって、
もしかしたらそういう内臓に来たのかもしれないというのもあるんですけど。
そうか、すごいな。2時間はだいぶ苦しみますね。
走ると痛いし、歩いててもしょうもないしみたいな感じで、
すごくもどかしいレースでしたね。
意識的に自分で変えていたのは、やっぱり食べる量が増やしていたという、その辺りなんですかね。
結果的にその世界選手権以降、昨年残りのレースの中で、
食事をそこまで増やさなければ特にトラブルなかったので、
やっぱりもしかしたらそういう食事のところだったのかなという気もしないこともないかなと。
なるほど、なるほど。
それを終えて、基本的には昨シーズンはそれで終わりではないか。
中国に行かれてましたもんね。
そうですね、昨シーズンは、
2026年、100マイル挑戦というのをちょっと見越していたので、
11月のチャイグトレイルで105キロ走りました。
100キロはそれまでも走ってはいたんですけど、
久しぶりにより山岳チックな100キロ。
累積も6千ちょっとぐらいあって、
中国で一番でかい大会の105キロということで、
それこそUTMBで入賞するようなレベルの選手が多く集まる中だったので、
その中で結果的には3位だったんですけども、
いい走りができたかなと思います。
結構累積も大きなレースですね。
そうですね、ロード繋いだりとかで走れるところも多いんですけど、
本当に登る山が結構極端に急だったりとかして、
なかなか難しいレースだったりして。
なるほど。
今年に入って、今ここはどこで話しているかというと、
高尾というところで東京のお話をしていて、
基本的には拠点をこちらに移すというか戻されたというか、
そういう位置づけになるんですかね。
そうですね。
2019年の春以来に高尾に戻ってきました。
戻ってきた。
それは改めて環境を変えるとか、そういう面が一番大きいと。
そうですね。
高尾を離れてからが山からちょっと遠い不便なところにいたので、
やっぱり競技力というところで山を求めて戻ってきた感じですね。
山に呼ばれて戻られたという感じなんですね。
今年は1月から春になって、
どんな感じでトレーニングとか体調とか環境とか、
何か変わったことがあるかないかというとどうですか。
昨年末からすごくうまくいってなくて、
12月にチェンマイのU10Wiiを走ったんですけど、
その後から本当に走れなくてですね。
心拍数を上げたくても上がらないというような状況で年を越して、
年を越したらちょっと足を痛めて。
ようやく走れるようになって、
1週間くらいで香港100の50キロのレースに出たんですけど、
それもやっぱり練習不足でリタイアしてしまったんですけど。
リタイアした翌日に向こうでちょっと体調不良で下痢になり、
日本帰国して、また2週連続で週末下痢になり、
感性性胃腸炎というか、体調不良も重なり、
また走れるかなと思った時に足首をちょっと故障して、
1週間以上走れないみたいな時が続いて、
本当に2月中旬くらいからきちんと練習できるようになったという感じでしたね。
胃腸炎も流行ってましたもんね。
周りも結構なっている人が多くて苦しんでいる人が多かったですけど、
今年は多いんですかね、胃腸炎も。
ですかね。
2月それで走り始めて台湾に行かれて、
台湾のレースは50キロ出てきました。
それはどうですか。
割とそれをきっかけにうまく走り始められそうな感覚にはなったんですかね。
そうですね。準備期間が短かった割には、よく走れたかなと思います。
50キロ通して心拍数も割と高いというか、狙ったゾーンで走り切れましたし、
タイムももちろん万全であればもう10分20分縮められたかなという感じはしますけれども、
今現状を考えるといい走りはできたのかなという、次に繋がる走りはできたかなと思います。
狙っていた心拍数で50キロのレースで、まあまあちゃんと走れたなという時の心拍数ってどれくらいなんですか、平均して。
万全であれば多分170前後で押していくぐらい。
上りでちょっときついところだと175ぐらいかなと。
下りとかであれだったら160とか150台まで落ちるかなという感じなんですけど、
今回は割とそんなにアップダウンも多くなく走れるところも多くなくってこともないんですけど、結構走れるコースだったので、
マラソンと似て走れるとそれなりに心拍の上げや上下動が少ない、ギャップが少ない。
下りばっかりだとやっぱり心拍数落ちるんですけど、結構走れるコースだと心拍数の上下が少ないので、
今回は練習不足もあって、あまり上げすぎないことは意識しました。
175は超えないようにして、できれば165前後で押し切れればいいなというところで、
後半もしっかり160から165の範囲で走れたので、良かったかなというような判断です。
うまく今年のスタートとしては悪くはないという。
香港心配しましたけどね。
4月これからマウントフジの大会があって、
アスミに出られると、あれは40キロちょっとぐらいでしたっけ?
そうですね、40キロぐらいです。
それでまたパッといろいろ波に乗るようなきっかけになるような感じなんですかね、今年の。
そうですね、一つ今年、ワールドトレイルメジャーズのショートディスタンスでポイントを揃えたいなと思っていて、
それで香港とアスミに出るんですけど、
ただちょっと香港失敗した分、どこかで取り戻さないといけないというところで、
10月にはベトナムワンテンマラソンにリバースしてはいるんですけども、
もう後がないので、アスミはしっかり走りしたいなという。
なるほど。
香港じゃないや、ベトナムは何キロなんですか?
ベトナムは50キロになります。
じゃあ40、50キロの中心に今年も何本かやりながら。
やりながらなんですが、もう少し長くというか、ちょっと話を戻すと、
去年チャイグを走って、今年いよいよ100マイル挑戦しようかなと思ってはいたんですけれども、
昨年世界選手権で失敗したことがかなり自分の中では大きな出来事で、
改めてちゃんとトレーランニングって結構いろんな大会がある中で、
じゃあどれが果たして世界一なのかって分かりづらい中で、
世界選手権で勝ちたいなって強く思って。
それをやっぱり来年初めて100マイル挑戦して、また再来年ちょっと距離落としてってなると、
僕もそこまでうまく器用ではないので、
世界一狙いたいってなった時にはもう数年単位で見越して取り組む方が、
いろいろと落ち着いてトレーニングだったりレースに出れるかなというふうに思った時に、
今年はやっぱり100マイルは出るのをやめようかなということで、
その代わり世界選手権を見越して70キロぐらいのレース、
70、80キロのレースを一つ二つ入れようかなというところで今年はスケジュールしています。
なるほど。さっきの話がちょっと戻るんですけど、
そういう高尾でまた環境を整えたり、
もうちょっと100マイルに向けてじっくり何年かかけてやっていこうという感じだったり、
割とステップをうまく刻みながらやっていくための年に突入しているって感じですかね。
そうですね。なので今年2026年は、
何て言うんだろうな、リスタートって言ったらあれですけど、
改めて自分の基盤を固めるというか、
環境も変わりますし、そういう取り組み方も変わってくるので、
僕としてはまだまだ伸びしようしかないとは思っているんですけど、
いろいろ転換期なのかなという年ですね。
なるほど、そうだ。Like the Windの紙面の方のタイトルもTurning Pointっていうタイトルなので、
すごいちょうどいいですね。なるほど。
Turning Pointっていうテーマでいろいろ記事になっているのでみんなにも読んでほしいんですけど、
Turning PointでZackのゴルドインと契約をして、
ゴルドインのZackを使ってこれから走っていくっていうところで、
使ってみてどういう感触とか印象が一番大きいとかありますか。
いろんなシューズも含めて、あとウェアとかギアもいろんなのを今まで使われてきたりしたと思うんですけど、
どういう感覚のプロダクトだったとか、そういう感想ってありますか。
2021からコロンビア以前のスポンサーさんを辞めて、
シューズフリーだったりだとか自分のブランドをやるようになったんですけど、
その中でZackはうちのブランドでは作っていなくて、
いろんなブランドを使いながら気に入ったのを探しているような期間があったんですけど、
その中でもやっぱりいろんなブランド一丁行ったんで、
こういう期時間気に入ってるけど、ここのディテールはちょっといまいちだなみたいなのがある中で、
ゴルドインさんからバックパックが発売されて、
デザインも結構シンプルでスタイリッシュでかっこよくて気になっていて、
それで使わせていただく機会をいただけて、
まず生地感的なところで言うと、ベースとなる部分がかなりハードめの生地を使っていて、
それって僕、Zackが揺れない上で大切なポイントだと思うんですよね。
それでいて、生地の薄さもすごくちょうどいいですし、
割とこれまで短いレースが多かったので、
収納というところであまり多く入りすぎると中で揺れたりとかするので、
その収納加減もすごく使い勝手が良くてですね、
総評するとめちゃくちゃ気に入ってるっていうのは。
なるほど。
昔CCCとか100キロクラスのレースをずっと走った時と、
例えば今みたいなスカイとかショートの時って縦に自分の体が上下するっていう感覚って全然違うものなんですか?
ショートとかロングの。
そうですね。
やっぱりスピードあると余計そうなので、
揺れないっていうのが一番ストレス感じるポイントになるので、
揺れないのが一番求められる要素ですね。
プラスこのUTMBのシリーズもそうですけど、
50キロまではサポートができないんですよね。
ってなるとやっぱり自分でドリンクとかも、
エイドにあるのが自分の口に合わない場合とかって、
自分でやっぱりパウダーとかも持って行ったりとかしなきゃいけないなってくると、
あらかじめソフトフラスクにパウダーを入れた状態で詰めておいて、
エイドステーションで水だけ入れるみたいな。
ってなると今使ってるZACKの後ろのポケットですごく重宝して、
そういうのでも今やってる距離だったりとかにマッチしてるなと思う。
なるほど。使いやすいっていう感じですね。
逆に今すぐ実現されるかどうかは別として、
こんな風になってて欲しいとか、将来的にこういうのが出るといいなとか、
そういうアイディアとかリクエストみたいなのって何かありますか?
そうですね。もうちょいロングディスタンス向けは、
昨年のUTMEの会場でもお披露目されてたので、
そこは期待したいな、ちょっと使ってみたいなって思っているので、
これから80キロとか、もしかしたら100キロ、
数年後には100マイルもやるかもしれないので、
そのタイミングではその時にあったバックパックがあるといいなと思いますし、
あとは、惜しいと言うとホイッスルが付くといいなっていうぐらい。
笛ですね。笛。
結構海外のブランドのザックってホイッスルがデフォルトで付いてたりとかして、
結構非経費になってるレースはほとんどなので、
そこがあるかないかで、
僕は非経費が求められれば自分で買って付ければいいんですけど、
一般のユーザーの方とか、他のブランドから乗り換えた人とかはないとちょっと。
気にするポイントが減りますもんね。付いてれば。買わなきゃっていう。
確かに。
レース直前で忘れたこととかありますからね。急に買いに走るみたいな。
たまにそういうこともありますね。
気にせずいろいろできるっていうのがまた良さそうですね。