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生命科学の冒険者。
ようこそ、生命科学の冒険者へ。
ナレーターの金澤秀明です。
アシスタントのしだみはるです。
前回はNMRにちょっと夢中になって、ひともん着やったりとか、
ネイチャーに論文が掲載されたりとか、ちょっとこう、いろいろあったなあというところでしたが。
そうですね、ネイチャーに論文載っちゃうってすごいなっていう感じですけれども、
そこから論文の話とか、大学から学士号を修士、博士というお話をちょっとさせていただいたところですね。
キャリアですね、その後ですね、一度離婚しましてですね。
2人目の妻と結婚します。
その奥さんがですね、カンザスシティにある医学部に通うことになりまして、
キャリアはですね、その奥さんについていくことになります。
カンザス大学のですね、小児循環期の博士研究員の職を得てですね、
子どもの慢性肺疾患についての生化学的な側面からの研究に着手をするということになります。
彼はですね、この研究にかなり夢中になってですね、すぐにですね、停滞して、
イライラが募ると、なかなか成果が出なかったのかなと思うんですけれども、
なかなかって言っても、たぶんすごい短い1年とかそんな期間で成果が出ないというので、
イライラが募ったのかなと思いますけれども。
あとですね、毎日毎日動物実験でラットを殺すというのにもですね、もう飽き飽きしたみたいなんですね。
そういった仕事のイライラもあったのかなと思うんですけれども、
2回目の結婚はすぐに破綻してですね、奥さんは新居から出ていってしまったというところですね。
ただ、マリスはですね、そのまんまその新居に住み続けます。
そのカンザスシティのですね、研究センターではですね、入れ替わりが激しかったみたいで、
毎月1部屋くらいはですね、研究室が潰れたりとか、
もしくはですね、別の大学とか研究機関に移っていくということで、出ていくというようなことが多かったみたいで、
その度にですね、いろいろいらなくなる機材が、実験機材が出たというところで、
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マリスはですね、せっせくそういったいらなくなった実験機材をですね、もらってきては自分の家に持ち込んでですね、
奥さんがいなくなった元奥さんの部屋にですね、置いてですね、いろいろ実験をして楽しんでたみたいです。
いやすごいですね、家でも実験をしようっていう。
そうですね、なんかまあ彼からすると遊びだったのかなと思うんですけれども、
ちょっと面白いことを何かしようと思ったみたいで、
インドのですね、修行者ですね、サドゥっていう人たちいますけれども、
その人たちの中にはですね、意思の力で冬眠状態を作り出すことができるっていう話を聞いたことがあったそうなんですね。
これは僕、子供の時にですね、びっくり人間ショーみたいなテレビ番組があって、
そういうサドゥの人がですね、透明のガラスケースか何かの箱に入って冬眠状態になるんですね。
完全に蓋閉めるんです。それでクールの中に1時間くらいつけておいて、
また引き上げて、箱を開けるけど生きてるっていうのを見たことがあってですね。
まあなんか本当な気がしますね。
なんかすごいですね。なんか催眠術みたいなものなんですかね。
いやもう何かちょっとね、インドのサドゥの人たちってわけわかんない見せ物やってる。
僕インドちょっとあの若い時に行ったことがあるんであれなんですけど、
わけわかんないことやってる人たちの噂を聞いたりとか、見たりとかしたんですけど、
例えばあの、穴を掘って顔だけ地面の中に埋めて逆立ちしてる人とかいるんですよ。
おー、なるほど。わけわかんないですね。
わけわかんないですね。で、多分だからそれ息吸えてないんですけど、
もしかしたらなんかストローみたいなので息吸ってんのかもしれないですけど、
で、すげーとかって思って見てたんですね、それ。
それで見てて通り過ぎようとしたらそいつがいきなりガバッと起きて、
お前見てたらお金払えって言われたことあります。
えー、なるほど。
土の中に隠れてるのに、人が止まってまた立ち去るのを気配で感じてるのか音で聞いてるのかわかんないですけど、
なんかそんなことができる人とかもいましたし、
なんか変なことやってる、変なことを修行してる人ってめちゃめちゃいたんですよね。
今でもいると思うんですけれども。
それは修行としてやってるのか、
そういうなんかエンターテインメントとして大道芸人というか、
そういった形でやってるのか。
どっちもでしょうね。どっちもだと思います。
いやーすごいなぁ。
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確かに。
なんせインドちょっとわけわかんないなって感じなんですけど。
じゃあもうこれぐらいのことはできそうですね。
できそうな気がしますね。
そういうですね、意思の力で冬眠状態作り出すことができる人がいるっていう話をきゃりー自身も聞いたことがあったので、
彼も何かそういうことが自分でできるようになれないかなと思って、
こういった機材を使って自分自身を実験台にしてやってみるということを始めます。
まず、左右の手首に拾ってきた機材の中に電圧を測るようなテスターのようなものがあったみたいなので、
手首左右に電極を取り付けて9ボルトの電圧をかけてみて、
体内の抵抗値を測定するということをします。
いろいろなことを試してみて、どのように体内の抵抗値が変わるのかというのを実験したところ、
つまらないときとか、あと瞑想状態みたいなときに抵抗値が上がって18万オームに達するということを確認します。
逆に、プレイボーイとかエロ本を見て興奮状態になると18万オームが9万オームまで下がるということも分かりました。
たぶん単純に皮膚表面に汗をかいたりするから抵抗値が下がるのかな。
電流が流れやすくなって抵抗値が下がるのかなと思うんですけれども。
これをさらにしっかり分析できるようにというので、オシロスコープという機械につなぎます。
オシロスコープは抵抗値の変化をグラフで経時的に見せてくれるような装置なんですけれども、
その測定装置を使って、マリスは意思の力を使ってオシロスコープ内の波形をコントロールして、
最終的に全くブレない一直線を作り出すということを自分の精神状態で達成するということを実現できるようになります。
これかなり訓練が必要だったみたいなんですけれども、これができるようになってですね、
いろんな人に見てもらったんですけれども、誰もがすごいねぐらいな感じで、
大して取り合ってくれなかったみたいなんですね。
特にマリスはちょうど2人目の奥さんと別れたところなので、看護学生の女の子たちに、
すごいキャーキャーみたいな感じで言ってもらいたかったみたいなんですけれども、
全然興味を示してもらえなかったので、がっかりしたみたいですね。
これは難しいですよね。本当に趣味というか、それこそインドの人たちと同じようなところで、
万人がすごいねってなるかっていうと、ちょっとしかも知識的な部分が必要になるってなると、
なかなか共感を得るのは難しいかもしれないですね。
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間違いなく女の子には受けないですよね、これは。
理論の話をしたところでっていうところでもありますしね。
大変なことなんだろうなと思うんですけれども。
それだったら手品やるぐらいの方が、まだ。
もうまさにですね、このこいつを使ってですね、この能力を使って手品を作ろうと思ったみたいなんですね。
意志の力で電圧を操れるというところなので、
これを使ってですね、遠隔で何かを操作してやろうというふうに考えます。
ラジコンを買ってきてですね、分解して、電波の受信機と送信機をまず取り出しまして、
これをですね、自分の実験室から通りを隔てたですね、
部屋のところの電球とですね、手元の電圧器につなげてですね、
自分の意志の力でですね、向こう側の電球をつけたり消したりということを試みます。
それに成功してですね、これを看護学生の女の子たちに見せると、
わーすごいみたいな感じでちょっと喜んでもらえたそうです。
ちょっとこう、前回の失敗を踏まえてっていうところですね。
そうですね、キャリーからしたら子供の時にですね、電磁石で鍵を作ったりとかしてたので、
これぐらいは結構最高はお手のものだったのかなと思うんですけれども、
それでちょっと女の子も気が引けて、嬉しかったみたいですね。
そんなこんなの時期を過ごしてですね、実験自体はちょっともうあまりうまくいかずにですね、腐ってたわけなんですけれども、
1975年ですね、毎日動物を殺すことに飽き飽きしたマリスはですね、がらっと食を変えることにします。
ちなみに1975年は私が生まれた年になります。どうでもいいかもしれないですけど。
でもキャリーってもともと化学が専門だったと思うので、そこから言ったら動物を使うってなるとバイオ領域になると思うんですよね。
そのバイオって比較的新しい学問でその分析技術がなかなかこう発達してなくて、
そのNMRみたいに綺麗に見えるってことがない時代なんですよね。
今でももちろんわかりやすさって意味では、やっぱり化学にはバイオは劣っている部分があるかなと思うんですけど。
そういう意味でなかなかその殺すっていうところももちろんそうでしょうし、その綺麗な結果がこう見えるみたいなところがないので、
なかなかそこが取っ付きが悪くてですね、化学からバイオの方に移ってらっしゃる方も結構いるんですけど、やっぱりそこに苦戦されるっていう話は聞きますね。
やっぱりそうですよね。逆に言うと生物系のことが好きというか、そっちの頭だと化学とかカチッとしててびっくりしますよね。
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バイオ系って結果がふわっとしてて、こうなのかなどうなのかなっていうのがよくわかんないですよね。
でも本当に生き物を扱ってるっていう感じで、本当に化学は物質を扱ってるので、本当に1たす1は2っていう世界なので、
1かもしれないものと1かもしれないものを足したから2じゃなくて3ぽいなみたいなのがバイオのイメージですね。
増えてるからオッケーかなみたいな、そんな感じでしょうか。
なのでそういう曖昧さっていうところが好きな人と分かれるのかなっていう気はしますね。
私自身は母親が化学が専門だったので、小さい頃から化学の英才教育を受けてまして、
化学が得意だっていうことで薬学部には入ったんですけど、生物はあんまり得意じゃなかったんですが、
これからはバイオの時代だっていうふうに抗議で聞きましてですね。
それで思い切って生化学、生化学ってちょうど化学よりのバイオなんですけど、
そこにちょっと入ってみようということで飛び込んだっていう状況でした。
でも本当にそういう意味で化学とバイオの間でちょっと苦労したのかなって思いました。
今の時代だったらもう少しクリアな結果が出るので、もしかするともっと没頭できたし結果も出たかもしれないですけど、
なかなか結果が出なかったっていうところで。
次はもうやめて移るんだっていうところですね。
そうですね、もうやめてガラッと職を変えようっていうふうにしたわけです。
ちょっとその話で僕の体験も話させていただくとですね、
リアルタイムPCRっていう実験手法が初めて出てきたときに、
元あるDNAの量を推測するための方法論でですね、
方法論というか実験のやり方で、
元ある量からPCRをしていって倍に倍に倍に倍にっていうふうな形で、
1サイクルごとに2倍4倍8倍って増えていくっていう技術を使うっていうところなんですけれども、
それであるときにDNAが観測できる量になったら、
それを今度は2分の1ずつしていって元の量を類推するっていう、
そういうやり方なんですけれども、
これ出てきたときに構想がやることなんだから、
そんな1サイクルで倍に増えるとか絶対ありえないじゃんって思って、
こんなもので計測できるって本当なのかなってすごい疑った覚えがありますね。
生物から取り出した構想なんてそんなきちんと働いてくれないでしょうって、
すごい思った思いがあります。
それぐらいバイオっていい加減というか、
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そういうものだという頭思い込みがありましたね、当時は。
でも本当おっしゃる通りで、2倍にはならないっていう、
最近の構想はね、かなり改良されてるので、
ほぼ2倍になるので、2倍になったかっていうところを測ってみると、
2倍になったときを1としたときに大体0.98とかぐらいですかね、
標準的な形かなと思いますけど、
でも0.8とかなくはないですからね、ものによったらね。
そういうので比べて大丈夫なのかみたいなとこもありますし、
それだけやっぱり曖昧というか、
綺麗に測るっていうのはやっぱり私たち生物は複雑なので難しいというところですね。
そうですね、なかなか難しいよねって思いますよね。
すいません、ちょっとマリスの方に戻ります。
毎日動物を殺す実験に明らかにしたマリスは、
職を変えることにするんですけれども、
キャーキャー言ってくれた看護学生だった子の1人だったのかどうかちょっとわからないですけれども、
看護学生で当時付き合ってた2番目の奥さんと別れてまた新しい恋人ができてたわけですけれども、
3番目の奥さんとなるはずだった女性って書いてあったんで、
奥さんになったのかならなかったのかよくわからないんですけど、
その方を連れてバークレーの方に戻ります。
ここもなかなか面白いなと思ったんですけど、
キャリーは最初の奥さん、娘さんを一緒に育ててた最初の奥さんが運営してたレストランで働き出しまして、
そこでレストラン兼コーヒーショップだったみたいなんですけれども、
そこの店員として2年間働き始めます。
最初の奥さんのところに戻ったというかっていうところですよね。
そうですね。職は求めていったんだけれども、別の恋人は連れてるというような状態ですね。
元奥さんのところに別の女の子連れて戻るってなかなか進んでるというか、好願無知というか。
確かに。それでも働いたらって言ってくれる奥さんっていうのは、
友達ならいいけど、家族はちょっとみたいな感じなのかもしれないですね。
ちょっとよくわかんないですけどね。不思議な関係だなと思いますけれども。
2年ですか。
2年間働いたみたいなんですね。
もう研究職をすっかり辞めてコーヒーショップの店員として働いてたそうです。
すごいですね。それも思い切りが。
その2年間、科学者として性科学で成功するの難しいなって思ったのかもしれないですね。
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ちょっと研究に言い訳が差したんでしょうね。
コーヒーショップでその2年間働いてるときに、
カルフォルニア大学バークレー高時代の友人のウモホワイトという方と再会して、
職を紹介してもらいます。
カルフォルニア大学サンフランシス高校で性悪化学という部署があって、
そこのポスドクが開いてるよという形になります。
そこに応募して採用されてポスドクとして働き始めたということになります。
研究員として採用されたということですね。
ここではエンドルフィンの研究に関わってたそうなんですけれども、
ちょうどエンドルフィンが発見された時代だったらしくてですね。
非常に人気の物質というか、研究対象として流行ってたそうなんですね。
エンドルフィンというのが当時すごい衝撃だったらしくて、
今では脳内麻薬とかって言いますけれども、
モルヒネとエンドルフィンが化学構造式がほぼ同じということがわかったわけですね。
もともと脳の中にあった仕組みを外部からモルヒネとして取り入れることによって、
人間気持ちよくなってたんだなということがわかってですね。
それがかなり衝撃だったみたいです。
エンドルフィンを研究対象としてですね。
キャリーはまずそれを分析するためにエンドルフィンを抽出しないといけないというところで、
それの仕事に携わります。
エンドルフィンを生成するというのがかなり難しかったみたいで、
エンドルフィンは生成の途中で簡単に分解されてしまうみたいなんですね。
これ、理屈考えれば当たり前で、脳の中でエンドルフィンが作られて、
脳の中で働いて気持ちよくなったりとかしてですね。
すごい痛い時に痛みを緩和してくれたりとか、
あとランナーズ肺とかですね、
しんどい時にしんどいということを忘れさせてくれるために、
エンドルフィンというのは出てくるわけなんですけれども、
これが永遠に脳の中に残っちゃうとですね、
いつまでも気持ち良い状態が続いて生物的には危ないわけなので、
速やかに分解されてしまうというのは当たり前かなというところで、
エンドルフィンとそれからエンドルフィンを分解する物質というのは、
常に共存している状態ですので、
そこからエンドルフィンだけを生成するというのはかなり難しいというところで、
ただキャリアですね、これをですね、
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うまく抽出するような生成方法というのを編み出したみたいですね。
そんな感じでやってるわけですけれども、
やっぱりエンドルフィンを生成するのにですね、
ラットの農家水体を使ってですね、
そこからエンドルフィンを抽出するという作業をしてたみたいなので、
ラットをまた殺しまくる毎日になったみたいなんですね。
で、この仕事に飽きてしまいます。
ラットってあんまりピンとこないかもしれないですけど、
結構大きいんですよね。
実験ってマウスがよく使われるんですけど、
マウスは本当にパソコンのマウスぐらいの、
手のひらぐらいのサイズで、
手でパッと持てるぐらいのサイズなんですけど、
ラットって肘ぐらいまでなので、
45センチ、50センチぐらい普通にあるんですよね。
感情もあるので、結構怖がったりするんですよ。
小型犬ぐらいのサイズがあるので、
やっぱりすごい生き物と接してるっていう感覚になるんですよね。
だからなかなかたくさん、
当時、今はね、動物愛護の問題でそんなにたくさんっていうのは難しいんですけど、
こういう実験をしようとすると、
1日に数十匹とか普通に必要になってしまうので、
そういう意味では、しかも脳、
しかもかすいたしか使わないってことは、
脳にかすいたしか使わないですからね。
それ以外はもう正直ゴミになってしまうというか、
なかなか気持ち的に上手くなればっていうところですけど、
ただこれね、なんでそういう動物実験が許されてきたかっていう話はよく話題になるんですけど、
もともとラットって、マウスもそうですけど野ネズミとか怪獣だったわけですよね。
なので、本来は処分しなければいけないものを捕まえてきてやるっていう前提だったので、
それは殺すぐらいだったら有効活用しましょうっていうのが始まりなんです。
だから例えばショウジョウバエも実験用に最適化されている品種改良とかされていますけど、
もともとハエって怪獣じゃないですか。
だからそういう意味で、あとコックローチとかもそうだし、
ゴキブリとかあとはあんまり使わないけれども、
あとはグラスホッパーとかもそういう意味で実験、動物、実験用の生き物として使われています。
だから最近は犬はもうほぼ使えなくなりましたね。
そうですね。昔は本当動物実験室の近く通ると犬の鳴き声が聞こえたりとかしてましたけど、
最近は本当に難しいんだろうなと思いますね。
そうですね。心臓がどうしても人に近いものってなると犬だったんですよ。
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ただ豚も最近は近いし、豚は食用とかでも使われるので、
まだ犬を使うんだったら豚っていう風な流れがあるかなと。
あと動物実験でよく使われるのはウサギですね。
目の試験にはウサギがよく使われるんですね。
そうですね。眼科でよく使われるイメージですね。
でもやっぱり動物実験は私もあまり得意ではないので、すごい共感してしまいました。
いやー、そりゃなかなかね、ちょっと得意というか、得意になれないですよね、こればっかりはね、本当に。
なかなかね、やっぱり大きい動物になると感情があるので、
それこそね、ゼブラフィッシュとかお魚だとそんな感情は感じないですけど、
やっぱりラットは私はその感情があるので、苦手ですね。
いや苦手ですよね。かなり大きいですもんね、本当にね。
やっぱり痛みを与えるような、痛みの薬の試験を製薬メーカー時代の先輩がやってたんですけど、
やっぱり痛いことをするから、すごい警戒して歯を剥き出しにして嫌がられてるんだっていう話もしてましたね。
本当にね、やっぱり動物愛護じゃないですけど、研究者側の気持ちもあるので、
やっぱり動物を使わないようにしていくっていうのはそういう意味でもいいのかなって私は思ってます。
そうですね。それは本当に強く思いますね。
すいません、めっちゃ話を逸らしてました。
なのでキャリーの気持ちが本当によく分かる体験談だなと思いましたけれども、
そんなですね、それでもうちょっとそういったところに嫌気がさしてたっていうところで、
トムホワイトをですね、さっきこの仕事を紹介してくれたコーヒーショップで再開した昔の友人から再度仕事を紹介してもらいます。
シータス社というところでですね、有機化学合成ができる人間を採用したがっているという形ですね。
仕事はDNA合成だということになります。
シータス社ですね、実はキャリーがこれからですね、ノンベル賞を取るPCRをですね、開発するのはこのシータス社に入ってからというところで、
ついに運命の出会いというかですね、が始まったというところになります。
スパイオから有機合成にまた戻ってというところですね。
そうですね。
1979年ですね、バイオテクノロジー企業のシータス社に就職します。
ちなみにですね、トムホワイトはですね、シータス社の中の社員でした。
あ、そうだったんですか。
はい、なのでホワイト自身がですね、キャリーが入ってくれたらいいなというふうに思ってたんだと思います。
本当に運命の出会いというか。
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そうですね、本当に運命の出会いですね。
ちょっとシータス社について紹介いたします。
シータス社ですね、今しらちゃんには画面を見せているんですけれども、
こちらのマークのですね、こんな会社、そういう会社です。
1970年代、1971年ですね、カルフォルニア州のバークレーでですね、
ロナルド・ケープという方とですね、ピーター・ファーレイですね、
そしてですね、ロナルド・A・グレイザーという方ですね。
このロナルド・A・グレイザーという方は物理学者でですね、
泡箱の発見っていうのでノベル物理学賞を受賞された方らしいんですけれども、
漁師ですね、空中を飛ぶ際にどのような軌跡を通って飛ぶのかっていうのが、
漁師なんか目に見えないんで観測の仕様がないんですけれども、
それをですね、液体水素だったかな、の中を走らせてやることによって、
それが機体に変わるんですね、通った軌跡が機体に変わるんで、
液体のその水素だったかの中で泡がいっぱい発生して、
その泡のできた跡をたどることによって軌跡が見えるっていうのでですね、
そういうことを発明した方になります。
その方がバイオベンチャーに関わってきたという形で、
物理学者がですね、バイオに参戦してきているっていうような、
そういう時代になったみたいですね。
設立当初はですね、産業用の微生物を選別してですね、
化学原料とか抗生物質、ワクチンの成分など、
より多く簡単に生産するための自動化された方法っていうのを
開発するっていうことを考えてたみたいなんですね。
キャリーがですね、入る1980年代になりますけれども、
ちょうどその1970年代の後半にですね、バイオテクノロジーの産業の中で
基盤となるですね、組み替えDNAとかですね、あと遺伝子発現、
それからモノクロナル抗体っていうのをですね、
作るようなですね、これ1970年代の遺伝子関係のですね、
3つの革新的な技術っていうふうに言われるんですけれども、
そういったのが発表された年でですね、
そういった技術を使ってですね、シータス社は大きくなろうとしてました。
シータス社がですね、この時に取り組んでたのが、
この新しい遺伝子工学技術を使ってですね、
ベータインタフェロンのクローニングですね、
それから発現と改変、そして生産っていうような形のプロジェクトを計画してですね、
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1981年にバイオ市場を、バイオ関係のベンチャーとしてですね、
初めてぐらいなのかなと思うんですけれども、IPOをですね、
新規株式公開をしまして、最大規模となるですね、
1億8000万ドルを調達するという形になります。
このIPOが成功した背景にはですね、
1980年ですね、合衆国連邦裁判所がですね、
組み替え微生物ですね、新しい遺伝子を組み込んだ大腸菌とかに対しても、
特許を認めるということを始めたんですね。
その判例になった先駆けがですね、
ジェネラルエレクトリック社ですね、GEですね、の微生物学者のですね、
アナンダ・チャクラバーティという方がですね、遺伝子組み替え微生物ですね、
これは石油を分解するバクテリア、石油を分解する遺伝子を組み込んだ大腸菌だと思うんですけれども、
それが特許の対象になるかっていうのを争った裁判になります。
で、最高裁はですね、人間によって作られたものであれば、
生命体であっても特許になり得るという判断をします。
それまではですね、生き物が特許になるっていうのはダメだというような、
そういう風潮があったんですけれども、それが切り替わったっていうことですね。
遺伝子改変した生物が特許になるっていうことが、
バイオ系の企業を画期図化させたんですね。
新しい微生物を作ればですね、有用な微生物を作れば、
これが特許として認められて、お金になるぞという風な意味合いになります。
こんな時期のシータスにキャリーは入社したというところになります。
本当に特許が取れるかどうかって、ビジネスをする上ではとても大切なことですもんね。
そうですね。これがもう認められなければですね、研究してる意味はないので。
他社が真似し放題になっちゃうので、新しいもの作ってもってところになっちゃいますもんね。
作るよりも真似する方が得なんじゃないかっていう風になっちゃうので、
もう本当に画期的な一歩が起こったのかなというところですね。
その時代って逆に言うと、ちょっとこれ調べてて面白いなと思ったんですけど、
生物は特許として認めないっていう風潮があったんだなっていうのは驚いたというか、
今となって当たり前ですけど、当時はそれが当たり前じゃなかったんだなっていうのが面白いなと思いましたね。
確かに。そうですね。やっぱ新しいものってなかなか特許として認めづらいのかなとは思いますね。
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私も拡散薬品に携わってたんですけど、研究開発ですね。
やはり特許が取りづらいっていうところで、新規制とか結局並べ替えただけでしょみたいになってしまって、
それで特許を取るっていうことができないっていう話になっていました。
新しい物質じゃないってことですね。ただ単にATCGを並べ替えただけじゃ。
なるほど。
でも結局機能が違うんであれば用途特許として取ることができるっていう話はしてましたけれども、
ただ構造が違う形で何か特許を抜けてしまう可能性は十分にあるよねっていう話は出ていて、
なかなかそれが産業として成り立たない原因だなっていう話はしていました。
ただそれがコロナのワクチンが出る前に、MRNAとかDNAを使った薬品を作ろうということでやってたので、
それが開いた世の中に出ていくっていうことで皆さんに社会的に還元できたっていうところがあったので、
またそこもこれから方向性が変わってくるのかなと思うんですけど、やっぱり何かこの役に立つよね。
やっぱりこれって特許として認めてきちんと世の中に広めていかないといけないよねっていう風な流れになればやっぱりこういった形になるのかなっていう気がしました。
そうですね。本当にこの辺はまだまだ分野が新しいので、
判例もどんどん変わっていくと思いますし、特許を認める範囲っていうのも広げたり縮まったりっていうのが多分美を拒絶していくんだろうなと思うんですけれども、
そういった時代の始まりだったのかなと思いますね。
では今日はですね、ここまでにしまして、今後ですね、
次はですね、シータス社に入ったキャリーがどんな仕事をしていくのかといったところをお話ししていきたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。