1. ヒューマノイド最前線
  2. #023 | 30年赤字、3回会社売却..
#023 | 30年赤字、3回会社売却。技術力で生き残るBoston Dynamics徹底解説
2026-09-16 25:03

#023 | 30年赤字、3回会社売却。技術力で生き残るBoston Dynamics徹底解説

内容: テーマ:「Boston Dynamics徹底解説・技術に狂ったロボットの老舗」/源流は1980年の研究所・40年以上ロボットを追求し続けるアメリカの老舗/最初に作ったのは一本足ロボット・技術哲学/宙返り・空中でも最強を目指すストイックさ/30年赤字・3回の売却(2013年Google→2017年ソフトバンク→2021年Hyundai Motor Group)を経て2023年にようやく技術を回収/Hyundaiの工場効率化に最適化されたAtlas・出荷先の多くが親会社の車工場/手放したGoogleが「最高の体」としてAtlasを再び採用/5年分のソフト代が本体価格を超える収益構造/製品版Spotはあえて視界を2mに制限しQRコードで自己位置推定・確実性に振り切る思想/転倒時は踏ん張らず受け身を取る割り切り/2024年に得意の油圧を捨て電動へ・過去の栄光にすがらない覚悟◆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヒューマノイド最前線【 Play Robotics.inc ⁠⁠⁠⁠⁠⁠】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


::::::::::: 番組概要 :::::::::::

ヒューマノイドのいる職場を当たり前に、そんな未来を本気で作ろうとしている株式会社Play Roboticsがヒューマノイドの最新動向から、実際にロボットを触ってみたリアルまで最前線からお届けする番組です。毎週水曜朝6時配信。

:::::::::::::::::: 参加無料コミュニティ ::::::::::::::::::

🤖 ヒューマノイド最前線 リスナーコミュニティ

⁠https://line.me/ti/g2/1XQZm6GGs3IBk_xXiiHY4WLTo1LM8JXr7u5rRw?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default⁠

★★ LINEオープンチャット参加はこちらから★★


::::::::::::::::: MC紹介 :::::::::::::::::

🔴佐野 貴(たかちん/株式会社Play Robotics 代表取締役)⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/takachiiiiii3⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

上場IT企業にて新規事業の立ち上げ・売却を経験後、2018年に株式会社TALENTを設立。心理学を基盤とした組織・人材開発事業を展開し、株式会社COTENでは取締役兼人事責任者も務める。2025年Forbes NEXT100選出、著書に『才能のトリセツ』。人と組織の可能性を追求する中で、人とロボットが共存する組織のあり方に着目し、2026年4月に株式会社Play Roboticsを創業。ヒューマノイド(AIロボット)の開発及び導入から組織設計・運用・データ活用までを一気通貫で支援する。


🔵横山 皓大(よこしゃん/株式会社Play Robotics CTO)⁠https://x.com/yokoshaan⁠

木更津高専電気電子工学科卒。横浜国立大学大学院にてモーションコントロールを専攻し、介護用移乗支援ロボットを研究対象にIEEE国際学会で論文を複数発表。卒業後、オムロンに入社し約6年間、工場自動化領域にてロボットシステムや安全装置の開発に従事。2024年に株式会社TALENTに参画しCTOに就任、法人向けAI/DXコンサルティングを統括し、年間500名以上の現場にAI活用を実装。2026年にPlay Roboticsを共同創業し、ヒューマノイドロボットの社会実装に挑んでいる。「研究・開発・ビジネスの現場を横断してきた"技術の翻訳者"。

🟢樋口 聖典(ひぐち きよのり/株式会社BOOK代表取締)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/HiguchiKi⁠

地元福岡県田川市の廃校利活用施設「いいかねPalette」を拠点として、クリエイターや起業家の支援に尽力。 自ら出演する『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』が、JAPAN PODCAST AWARDS 2019で大賞とSpotify賞のダブル受賞。 2022年にはACC TOKYO CREATIVITY AWARDSで総務大臣賞とACCグランプリを受賞。 2023年にはRKB毎日放送のPodcast事業部アドバイザーに就任し、同局との合同プロジェクト「Podcast Lab. Fukuoka」を発足。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Spotify、ApplePodcastsでの「☆評価」「フォロー」をお願いします。番組の感想は各エピソードのコメント欄、もしくは、X(旧:Twitter)で「#ヒューマノイド最前線」をつけてシェアしてください。
皆さんの感想コメントをぜひお待ちしております。

📪ご意見・感想フォームはこちらから

⁠https://forms.gle/n6rUHxp9hNncwYQW8⁠

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

株式会社Play Robotics HP:
⁠https://play-robotics.com/⁠

©︎Play Robotics.inc

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

オープニング

Music:Mars 15 at 30k / Dan "Lebo" Lebowitz, Tone Seeker

エンディング

Music : RYU ITO 

https://ryu110.com/

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

本エピソードでは、ロボット開発の老舗であるボストン・ダイナミクスを徹底解説。1980年創業以来、一本足ロボットや宙返りなど、あえて困難な技術に挑戦し続け、30年赤字、3回の会社売却を経て、2023年にようやく技術を回収した同社の歴史を紐解く。現在はヒュンダイの工場効率化に貢献する一方、ソフト代が本体価格を超える収益構造や、QRコードによる自己位置推定など、確実性に振り切った製品開発思想を紹介。さらに、油圧から電動への転換など、過去の栄光にすがらない覚悟も語られる。

オープニングとボストン・ダイナミクスの概要
スピーカー 1
ヒューマノイド最前線。ヒューマノイドのいる職場を当たり前に、そんな未来を本気で作ろうとしている、株式会社Play Roboticsのお二人と一緒に、ヒューマノイドの最新動向から実際にロボットを触ってみたリアルまで、最前線からお届けする番組です。
スピーカー 3
こんにちは、株式会社Play Robotics CEOのたかちんこと佐野隆です。
スピーカー 2
株式会社Play Robotics CTOのよこしゃんこと横山幸太です。
ブック代表樋口清典です。お願いします。
スピーカー 3
深井・お願いします。
皆さん気づきましたでしょうか、よこしゃんの髪がピンク色になっていることを。
いや、マジで気づかんかった。
スピーカー 2
画面だと茶色に見えるかもね。
スピーカー 1
はい。え、ピンク入れてんすか?
ピンクにしたんですよ。ただちょっと今、落ちても大丈夫なように強めに入れたんで、赤めというかアリエルみたいな髪色になってます。
スピーカー 1
でも画面じゃあんまりわかんないかもね。
そうですよね。茶髪っぽく見えますよね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 3
なんかより一層アニメキャラみたいになってきているという。
スピーカー 1
それは人間とやっぱり距離を置きたいからってことですかね。
もう人間を辞めるぞっていう意気込みで。
スピーカー 2
すげえ。
赤系の髪型にしたらちょっと3倍速で仕事できるかなと思ってちょっと。
スピーカー 1
スピーカー 2
どういう理論?シャア専用みたいな。
スピーカー 1
シャア専用ね。なるほどね。赤い先生になろうとしてるんですね。ということでやっていきたいと思うんですけども。
さあ、じゃあ本日のテーマはタカチンの方から発表してください。
スピーカー 3
タカチン ボストンダイナミクス徹底解説会です。
スピーカー 1
いやあ、ボストンダイナミクスこれ僕でも本当に何年か前にめっちゃ見てましたね動画。
ボストンダイナミクスの公式YouTubeチャンネルの。
スピーカー 3
タカチン ああ、そうなんですね。みんなが見たことあるロボット大体ボストンダイナミクスかもしれないですね。今までずっと。
スピーカー 1
僕一番見たのが四本足のやつをバーンて蹴って。
タカチン ああ、見ますね。
そう、人間がバーンて蹴るけどそれでなんとかギュッと耐えるみたいな動画めっちゃ見てた。
スピーカー 2
タカチン あれ結構批判もされてましたよね。いじめてるんじゃないかみたいな。
スピーカー 1
なんですけど、まあじゃあ改めてじゃあどんな会社なのかをじゃあ横下の方から。
スピーカー 2
タカチン はい。まあ一言で言うともうアメリカのロボット開発の老舗っていうところですよね。
実はそのボストンダイナミクスの前身となる研究所からスピンアウトした形で会社になってるんですけど、前身になる研究所っていうのはもう1980年からできてたりします。
なのでもう5、60年。それ以上ですかね。
スピーカー 1
1980年は5、60年前じゃないですか。僕1981年生まれなんで。
スピーカー 2
タカチン ああ、すいません。えっと40年前ですかね。40年前くらいですかね。
スピーカー 1
そうですね。46年前かな。
タカチン もう最も古い企業の一つなんじゃないですかね。
スピーカー 2
というところでずっとロボット開発とか、途中シミュレーターとか売ってた時期もあるんですけど、ロボット開発して、今は一番有名なのはアトラスってやつですよね。
アトラスが冷蔵庫を持ち運んで飲み物持ってきてくれたみたいな動画の話をちょっとどっかの月のニュースで説明させていただいたこともあったかなと思うんですけど、そういったロボットが有名になってくるのと、
軍事用に犬型ロボットとかも提供してるよみたいな話も前に出てきたかなと思います。幅広い領域でのロボットの技術を持っている会社というところですね。
スピーカー 1
そうですね。犬型っていうのはいわゆる四本足のやつですよね。
スピーカー 2
タカチン はい、そうですそうです。
スピーカー 1
だからなんか犬型だけど、なんか顔がないというか首がないというか、だから犬っぽいけどちょっと犬の形してないみたいなので、なんかうわって思った記憶があるんですよ。
スピーカー 2
タカチン ちょっと怖さというか、なんか親近感のなさみたいなところを感じますよね。
スピーカー 1
そうそうそう。あとなんか僕見たことあるのは爆点してるやつとかかな。
スピーカー 2
タカチン ああそうですね。爆点とか宙返りみたいなところ結構技術力として持ってますねって言ったところもあるんですけど、なんかその全体的に見ていくと技術にかなりストイックかつ正直な会社かなと思ってますというところが第一印象ですね。
そのあたりもちょっとこの後タカチンからビジネス的なところの話も出ると思うんですけど、少しどういったところからそれを感じたのかというところを最初に話させていただければと思うんですけど、
技術へのストイックな挑戦:一本足から宙返りへ
スピーカー 2
まず研究所時代ですね、一番最初にこの会社、もともと研究所ではあったんですけどが取り組んだロボットって樋口さんどんなやつだと思います。
ロボット開発するってなった時にどの形状から取り組みますか。
スピーカー 1
まあだからアームでなんか運ぶとかかな。
スピーカー 2
タカチン はいはいはい。動く、まあ歩けるロボット開発するってなったらどんなの作りますか。
スピーカー 1
車輪かな、なんかキャタピラ?もう本当になんかガンダムに出てくる足がキャタピラのやつあるじゃないですか。
スピーカー 2
タカチン はいはいはい。
スピーカー 1
あんなのがパッと思いつくな。
スピーカー 2
タカチン ああ理由はちなみに。
スピーカー 1
歩くのが難しそうだから。
タカチン ああそうですよね。僕もやるとした、一番最初って車輪型か、まあやるとしたら4足歩行かな。
スピーカー 2
それは自立するだけでもロボットって難しいので、一番最初ってそういう歩く、動くのが簡単な方向から手つけるかなと思うんですけど。
ここって真逆を行ったんですよ。何をやったかっていうと、一本足のロボットから着手するっていう技術的選択をしてまして。
スピーカー 1
一本足?
スピーカー 2
タカチン はい。ホッピングっていう遊具、皆さんわかりますかね?
T字っぽい形になってて、下の方にバネがついてて、でT字のハンドル部分握ってポヨンポヨンってジャンプする子供が遊ぶおもちゃがあると思うんですけど。
それに似たような一本足のロボットを最初に開発したんですよ。
スピーカー 3
えっ!?
タカチン なんで?なぜかっていうと、4本足とかよりも一番むずいので、
スピーカー 2
それを研究しちゃえばバランスとかの知見めっちゃ溜まるだろうっていう。
4本足だからちょっとバランス性能悪くても立てるよねみたいな逃げ道を自分たちに無くしたって言ってましたね。
スピーカー 1
えっもうなんかドラゴンボールみたいな考え方やん。
とりあえず強いやつと戦いたいみたいな。なるべく難しい課題みたいな。
スピーカー 2
タカチン 自分たちに対してドSなのかドMなのかわかんないですけど。
そういう技術的選択をずっと続けてるんですよこの会社って。
でなんか一本足の開発から始めて、
そのなんかボストンダイナミックス歴史とかって調べるとニコニコ動画とかで、
その一本足ロボットがこうやって跳ねてる動画とか出てくると思うんですけど、
ちょっと皆さんももし時間あれば見ていただきたいです。
なんかそっからアプローチ始めて、色々研究してそこの技術手に入れたってところで、
安定したバランス歩行能力技術を蓄積していったらしいんですよ。
でその次に何やったかってとこなんですけど、
そのバランスの知見溜まったら何やると思いますか。
スピーカー 1
ちょっと待ってくださいよ、だからバランス。
今度はだから足が安定したら今度手をやりたくなるな。
スピーカー 2
タカチン まあ手をやったり、それを使ってなんかビジネスとして製品化の方向とか、
もっと安定させて滑らかに動くとかっていう方向に行きそうですよね。
スピーカー 1
そうですね、なんか運ぶとか組み立てるとかかな。
スピーカー 2
タカチン はい、実用に行きそうですよね。
なんですけど、ここボストンダイナミックスがやったのは、
宙返りを研究するってことですね。
スピーカー 1
だから俺が見たやつそれだ。
スピーカー 2
タカチン そうですそうです。そこの技術の発展先にあったものを、
樋口さんは動画で見てたっていう感じなんですね。
なぜ宙返りを選んだかっていうと、地面でのバランスできたんで、
地面に足がついてない状態、何もできない状態でのバランスの技術研究が進めたら、
地面にいるときも空中にいるときも全ての状態において最強になれるんじゃないかなってところで、
あえて自分たちをそこの領域に追い込むっていうことをやってますね。
マジストイックやな。すげえな。
スピーカー 2
タカチン ですよね。空中にいるとき本当に何もできないんですけど、
そこで着目したのがアイススケーターのスピンらしくてですね。
アイススケーターの方って腕を広げるか、胸のところに置くかで、
回転の速さを調整するとかやってるじゃないですか。
そこに着目して、全体の重心をどこに置くか、
モーメントみたいなところで言うんですけど、どこに置くかっていうところで、
空中にいる間も体のバランスを取れるようにするっていう技術研究をしてたりしますね。
スピーカー 1
ちょっと待ってくださいね。もうこんな時点でも既にいろいろ聞きたいんですけど、
スピーカー 2
需要がないですよね、世界に。 タカチン ないです。
スピーカー 1
まず一本足で立つ需要もないし、爆点の需要もないですよね。
スピーカー 2
でもずっとそれ研究してる。 タカチン そうです。
この宙返りとか空中でのバランスとかの技術が、
いつ活かせたか、いつ回収できたかっていうと、2023年に回収できたらしいです。
スピーカー 1
ええ?すげえな。
スピーカー 2
タカチン そこの技術を使って、重いものを持ってるときに不安定になるんですけど、
重いものを持った状態も含めて受信の位置とかを全て体の一部とみなしてバランスを取る、
っていったところによって素早くものを運べるっていう能力をやっと商品として打ち出せたのが2023年らしいです。
スピーカー 1
ちょっと待って、1980年ぐらいからある会社って言ってましたっけ?
スピーカー 2
タカチン そうですそうです。
スピーカー 1
40年ぐらいずっと研究してるんや。
スピーカー 2
タカチン そうなんですよ。なんか技術に対しての和歌と言いますか、
本当にストイックに、基礎技術として持っていれば何にでも派生できるだろうみたいなところかもしれないですけど、
そういった形でもストイックに技術を磨き続けてきたっていう会社ですね。
スピーカー 1
なんか大学の基礎研究みたいな感覚でやってるんでしょうね。
いつかこのドットがコネクティングドットするみたいな、そういう感覚でやってるんかな。
スピーカー 2
タカチン もともとが研究室だったってところもありますので、そういったところからとりあえず突き抜けて、
10年先とかに必要な技術やるぞみたいな思考だったのかもしれないです。
はあ。
タカチン っていったところを元にして、そういったバランス技術とかを元にしていろいろビジネス展開してきたっていう会社になってきますね。
ビジネス展開と3回の会社売却
スピーカー 1
なるほどなるほど。
スピーカー 2
タカチン でちょっとビジネスサイド、タカチンの方から少し説明してもらえたらと思います。
タカチン 結構横ちゃんが話してくれたのが伏線になったなという感じなんですけど、
スピーカー 3
そもそもこのボストンダイナミクスさんって、面白いのが3回会社が売られてるんですよね。
スピーカー 1
やっぱそうなるよね。儲けられそうにないもんこの人たち。
スピーカー 3
タカチン 30年明かしで3回売却されてるんですよ。
スピーカー 1
いやいやいや、ちょっと待って。畳もっと早めに。無理って30年ずっと明かしは。
タカチン いやでもすごいのが、親が変わっていくわけですよね。要は本体の感じが。最初グーグルが2013年に買ってるんですよ。
スピーカー 1
え、グーグルとかがやっぱ買ってるんや。
スピーカー 3
タカチン そうそうそうそうなんですよね。グーグルからすると何時商品になるかわかんなくなったからもうやめようとか言ってこう。
事業計画に乗らないからやめようという手放したんですよね。で次にソフトバンクが買ってます。
スピーカー 1
え、ソフトバンク?
タカチン ソフトバンクロボティックスって結構有名で、いろんなロボットを開発して商業用ロボットをいっぱいやってる会社なんですけど、
スピーカー 3
ペッパーがいた時期にですね、ロボットの会社になろうとして買ったんですよ。でも全然商売にならなくて、また手放してですね、
ヒュンダイモーターグループっていう、ヒュンダイですね、が買い取ってですね、これを80%の株をまた買ってくれたんですよ。
でそこでですね、ヒュンダイだけ結構具体的で、うちの車の工場に入れたいなっていう目的だったんですよ。
これが今結構はまり始めてて、実際ヒュンダイの会社の中の工場として結構ほとんどが出荷されたロボットがそこに行ってるんですよ。
で結果的に僕の見方ですけど、ロボットをいっぱい作って世の中に売る会社っていうよりかは、
ヒュンダイの中の製造部の効率化のために生み出されたロボットに今ちょっと変わってきてる感覚を感じてます。
もちろんもっと世界展開していくと思うんですけど、まずはそこに適合させたロボットっていう形で作ってる。
これまでも例えばスポットとか4足のさっき出てきたロボットの犬とかですね、ストレッチ系の箱をただ下ろすだけのアーム型ロボットですね。
とかいろいろ売られてきてるんですけど、今実際やっぱ稼いでるところとしては稼いでるというか、
ヒュンダイの中でのロボット、あともう一つがですね、ロボット本体以外に2つのソフトを提供していて、
スピーカー 3
これがオービットっていう複数台のロボットをまとめて管理するソフトですね。
これまでも結構出てきたじゃないですか、いろんなロボットが中央にあってデータ化管理されるみたいなのはあったと思うんですけど、
あとスカウトっていう遠隔操作するソフトみたいなのがあって、これらが結構ソフト代だけでも結構お金を得ていて、
スピーカー 3
ソフトの5年分のお金が計算するとロボット本体の値段を超えちゃうって言われてるんですよね。
スピーカー 1
え、じゃあソフトが結構でかいんよね、なるほど。
スピーカー 3
でかいですね、5年ぐらいで投資回収しようかなと思った時に、
ロボット本体と同価格のものがまたソフトも買ってくるなって考えていた方がいいので、
そう考えた時に結構まだ商業用としてはまだまだ難しいところの正直側面としてはあるんですけど、
これが2026年にできたアトラスですね。
これセスっていうすごい有名なラスベカスの世界最大級の家電とか技術とかのフェスみたいなのがあるんですけど、
そこで公開されて、そこから商用生産始めますみたいなことを言ってたんですけど、
スピーカー 3
結果的にはさっきのヒュンダイのロボットの身内と、あともう一つ驚きなのがGoogleが買ってくれたんです。
スピーカー 1
え、また買い戻しみたいな。買い戻しじゃない、株じゃなくて、
サービスを買ってるんですよね。 そういうことかそういうことか。
だからGoogleとしては結構AI作ってるじゃないですか、ずっとジェミンに行ってジェミナイとかって言われてる、
スピーカー 3
生成AI作ってるので、それになんかすごいちょうどいいロボットがアトラスだったっていうところで採用してて、
そのロボットを当時は作る会社になりたかったと思うんですけど、
スピーカー 3
今一番質のいい体を求めてアトラスを買っていくっていう、なんかそういうふうになってくるのが面白いなと思ってて、
手放した会社がまたお客さんになるっていうのがすごい面白いなという。
スピーカー 1
そうっすよね。でそれが一番相性良かったって、なんか元カヌともう一回仕事で一緒になるみたいな。
そうっすね。ヤマヨクシャンが言ってたやっぱりその技術力すごい高い会社なので、
スピーカー 3
昔からの研究の蓄積もありますし、間違いなく性能は高い。
でシンプルにまだ高いけど買い手はいるっていう状況になってきていて、
意外とその30年明かしだったけどまだ今希望としては結構見えてきたねって感じなんですよね。
スピーカー 1
すごいなあ、なんかでもかっこいいなあ。
スピーカー 2
ヤマヨクシャン かっこいいですよね。
スピーカー 1
めちゃくちゃかっこいい。
製品開発における確実性への特化
スピーカー 2
ヤマヨクシャン 技術の追求フェーズと、実際に製品として提供するフェーズで結構主義変えてまして、
技術の探求フェーズだと無茶な目標掲げて、これに到達するんだってめっちゃストイックにやるんですけど、
お客さんの現場で働かせる製品としてのロボットは、いかに予測不能性をなくせるかってそこに特化してるんですよ。
なのでスポットっていう犬型のロボットがいろんな工場とかで働いてるんですけど、
それは通常ロボットが歩くときって、これまでも何度か出てきたと思うんですけど、
ライダーっていう赤外線センサーがついていて、周りの情報を天群データとして光を出して反射してきたところの速度に応じて、
このくらいの距離に物があるよねっていうのを遠くの距離までをすべて理解した上で、
スピーカー 2
全体マップ、工場内全体をマッピングして自分の位置の推定とかをやるんですけど、
あのボストンダイナミックスのスポットって通常は近くの2メートルしか見えないように能力が制限されてるらしいんですよ。
スピーカー 2
なぜかっていうと、そういう工場内全体を見渡して、今自分がどこにいるんだろうなっていうのを推論させてしまうと、
AIとかによる不確実性が生まれてしまうってところがあって、
現場でロボットが迷ってる姿とかって工場にいる人たちに不安を与えてしまったり、業務が着実に遂行されない可能性が生まれてきてしまうので、
近くの2メートル以内しか見えずに、そこにQRコードとかを都度工場内にたくさん配置することでQR読み込んで、
今ここなんだっていうのを瞬時にわかるっていう方法で確実に自己位置を理解させて業務を遂行させるっていう確実性に振り切ってるってところがあったりしますね。
スピーカー 1
なるほど、だからいらない混乱するような情報は配置をした方がいいということで、
そっちのほうが現場でパフォーマンスを出せるっていう、だからとにかくすげえことやる、つええやつ作るみたいなことではないってことですよね。
スピーカー 2
ではないですね、多分技術的にはそこ追求すればオートダイナミクスくらいの技術力だったらいくらでも新しいことやっていけるんですけど、
実際に商品として提供するときには確実に業務を遂行できるっていう方にめちゃくちゃ振り切ってますね。
あと転んだときとかも結構いろんなロボットとかってところは自分でバランスとって立つみたいなところをやってたりするんですけど、
もうある程度転ぶってなったらもう踏ん張らないっていう方向に振り切ってまして、
その方が不確実なバランス取ろうとした時の無駄な動きで逆に転倒して壊れるっていうよりかは、
転ばした時に受け身とってロボットが壊れないっていう方向に振った方が業務を確実にその後も続けられるよねっていう思想で実装してたりしますね。
スピーカー 1
僕なんかもう結構好きになっちゃってるかもしれない、ボストンのダイナミクス。
だからできるけどあえてやらねえんだよってことですよね。
そうですそうです。
スピーカー 1
いや俺の技術やったら余裕で倒れねえけど、やらねえんだよって感じですね。
スピーカー 2
技術の探求者かつ職人みたいな感じですよね。
かっこいいですよね。
かっこいい。
長期スパンでの研究開発と将来性
スピーカー 2
赤字もいっぱいやってるみたいですけどね。
スピーカー 3
ビジネスモデル的に研究開発費でこれまで開発できたっていうのと、売却されると同時に資本が結構いっぱい使えたっていうのはあったので、
結構長期スパンでできたっていうのもこれからのロボットの会社の注目する一つの事例なのかなと思ってまして、
なんか他の会社って結構資金調達をしながら、少ないお金の中でどうやって作ってやらせてとか考えるんで、
ビジネス感覚結構強く持たなきゃいけないんですけど、ここのボストンダイナミクスだけやっぱ研究っていう概念からずっと作ってるんで、
本当に極めた技術を持ってるんですよね。
スピーカー 3
これから多分出てくるロボットの会社は、こういう会社が目が出るのか、果たしてビジネス感覚でやってきた会社が目が出てくるのか、みたいなところは注目なのかなと思っていて、
これだけ歴史がある会社見てると、なんかこれがGoogleにも買われてたりとか、
ヒュンダイとかに使われてる事例とかって、こんだけやっぱ使われてるってすごい事例なんですよね。
それはなんか他の会社を真似できないんじゃないかなと思うんですね。
スピーカー 1
いやー、だからここ本当になんやろうな、もう本当に大学で言うと基礎研究みたいなことだと思うんですよね。
なんか需要があるかどうかわかんないけど、とにかく興味があるから高めてみるみたいなも必要だし、
でもとはいえじゃあ実装するってなったら、社会にフィットさせないといけないみたいなところもあるから、
両方必要なんやろうな、この社会にとってはね。
スピーカー 1
これが民間でできてたのがすごいですよね。
よくそれに資金を投じ続けたなっていう、だからGoogleとかソフトバンクとかがちゃんと評価し続けたっていう、そこもすごいですけどね。
スピーカー 3
いや相当すごいですね。やっぱもう一番注目してる会社だったわけですよね。
スピーカー 2
あと技術力高いんで、軍からの受注でなんとかなり立てたみたいなところはあるみたいですね。
え、そうかそこもあるのか。
スピーカー 2
会社ができて一番最初に売ったのってロボットではなくて、そういうシミュレーション用のソフトウェアとか作ってたらしいんですよ。
そこは技術力を買われて軍からの依頼でお金が降りて作り始めたってところが最初らしいので、結構軍とは長いことつながっていて、そこからの資金を受けた上でやってるらしいですね。
スピーカー 1
そういう順もあるのか。
スピーカー 3
賛同荷物を担いで歩けるロボットを軍が結構求めてたらしくて、それで研究費が会社で回すみたいですね。
スピーカー 1
なるほどね。それはだからもうね、安く作るとか、なんか大量生産するよりは技術が必要だからか。
スピーカー 3
それが30年間ね、極めてきた結果これになってますからね。
スピーカー 1
いやー、でもなんかこれあえてじゃあ否定的な目線でいくと、この30年間高めてきた技術がAIが追い越していくみたいなこともあり得るじゃないですか。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それもありますよね。なんか今その技術力を売りにしてきた会社っていうのが、この後価値を出し続けるのか問題もまたありますよね。
まあでもなんか例えるなら、生成AIをほんと出始めから使ってめっちゃ使いこなしている人と、なんか結構クロードコードが発展して使いやすくなったタイミングからマスターしようとしてる人って、
スピーカー 3
なんか昔の難しさを理解してずっと創意工夫してる人たちの方がプロンプトンとかその糖質とか、こうAIを管理する質みたいなのがやっぱ高いじゃないですか。
スピーカー 1
それはそうだ。
スピーカー 3
ちょっとこう使い方には慣れてるはずなんで、そういう意味ではそういうメンバーたちがいっぱい揃ってる会社っていうのは一つ強いのかなと思っていて。
スピーカー 1
はいまあね、それはそうか。
スピーカー 3
あとは社会信頼ができてて、クライアントとの信頼関係もできてたり、実績とか研究生活みたいなものがやっぱり出てきてるんで、シンプルに商業化するときとかはすごい外さないですよね。
スピーカー 1
だって僕とかが知ってるぐらいやから、まだねこの番組始める前から知ってるぐらいやから。
スピーカー 3
みんな知ってますよね、ボストンダイナミクス。
スピーカー 2
あとはあれですね、積み上げてきたものをスパッと捨てれる覚悟を持ってる会社とも言えるんですよ。
ボストンダイナミクスで最も有名だったのって、僕の認識だったら電動じゃなくて油圧で動くロボットなんですよ。
昔からロボットの業界にいる方って、ボストンダイナミクスといえば油圧で有名だよねってところが強いんですけど、昔のロボットってまだ前進を支えられるようなモーターだったり、そのギア周りの技術が発達してないんで、車の整備するときに油圧ジョッキ、ジャッキですかね、とか使って車体上げたりするじゃないですか。
油圧のものって少しの力で大きい力に変換できるので、油圧で動くロボットってところが主流だったんですね。最初にボストンダイナミクスが作っていたロボットってところも油圧ですし、それで一番有名になってきたってところがあるんですけど、
もう2024年には油圧は完全にやめて、電動でのアトラスに切り替えるっていう、そっちの方がより合理的だよねっていうのを判断した瞬間に、これまでの技術蓄積とかもう全部捨ててそっちに移行するっていう度胸を持ってる会社ではあるので、もしかしたらこのフィジカルAI時代に合わせて、もうその確実性でAIは載せずにやっていこうぜっていう主張ももう全部捨てて、
フィジカルAI全振りで新たな技術を全力で獲得にしに行くっていう可能性はありますね。
スピーカー 1
なるほどね。そこも結構僕はかっこいいと思っちゃうね。パスッとこう、取捨選択できるというか。
スピーカー 2
僕も見習いたいなと思いました。過去の栄光にすがらないと言いますか、その時その時で最適な技術を選択していくっていうのは経営者として見習うべきポイントですね。
スピーカー 1
ですね。いやいいなぁ、マジで。
エンディング
スピーカー 2
僕も調べててなんかめっちゃかっこいいな、好きだなって思いましたね。
スピーカー 1
物作りしてる人からするとね、憧れる生き方やなこれ。
いやということで、今日は結構なんかね、ワクワクする話やったっすね。かっこいいなぁ、生き方真似したいなっていう感じだったんですけども。
はい、ということで本日はここまでですね。最後までお聞きいただきありがとうございました。面白いまた聞きたいと思っていただけた方は是非フォローやチャンネル登録をしていただけると嬉しいです。
またリスナーさんからお便り募集しております。感想質問などは概要欄のフォームからお願いします。
またハッシュタグはHumanoid最前線です。感想ぜひご投稿ください。
スピーカー 1
この番組は毎週水曜日の朝6時に配信予定です。次回もお願いします。ありがとうございました。
25:03

コメント

スクロール