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京都を愛しているのに、出たい。変わらない四季の京都と変わる三姉妹【物語の路地を歩く④手のひらの京/綿矢りさ】
2026-09-15 59:08

京都を愛しているのに、出たい。変わらない四季の京都と変わる三姉妹【物語の路地を歩く④手のひらの京/綿矢りさ】

※収録日:2026年8月27日


新メンバーは…/『手のひらの京』あらすじ/綿矢りささんプロフィール/ジェンダー観の変化とSNSが出てこない時代感/『蹴りたい背中』を小学生で読んだ思い出/金原ひとみさんとの衝撃の同時受賞の記憶/書き出し、鴨川の描写にぐっときた廣瀬/北大路橋は珍しいロケーション/映画『お引越し』のロケ地/サブスク契約しすぎ問題/送り火は「大」だけじゃない、暮らしの距離感/三女・凛の東京志向と両親の反対/京都から出ていく・出ていかない三姉妹の対比/お母さんの「鴨川でバーベキュー?」発言/京都にないレジャー・花火大会/奥沢家や三姉妹の職場など聖地?ガチ考察/長女が使うバス路線を検証/北図書館はどこにあるのか/三女の大学院は立命館なのか問題/衣笠エリアの独特な雰囲気と山の音の噂/ハラスメント描写と今の感覚のギャップ/宮尾という誠実な男/お着物、褒められますか/2026年版だったら三姉妹はどうなっている?


◆映画「お引越し」のロケ地の言及について、一部不正確な部分がございます。次回の「物語の路地を歩く📚京都滋賀小説」(10月20日配信予定)では、「お引越し」の小説・映画をテーマとし、ロケ地の考察を深めます。また、京都シネマの上映スケジュールは、公式ホームページからご確認ください。


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サマリー

このエピソードでは、綿矢りさの小説『手のひらの京』を特集し、作品の魅力と現代における意義について深く掘り下げています。新たに番組に加わった原さんが、綿矢りさの芥川賞受賞作『蹴りたい背中』を小学生時代に読んだ思い出や、同時受賞した金原ひとみさんとの衝撃について語ります。作品の舞台である京都の描写、特に鴨川の風景や北大路橋のロケーションについて、映画『お引越し』との関連にも触れながら考察します。 物語の中心となる奥沢家の三姉妹、特に東京への憧れを抱く三女・凛の葛藤に焦点を当て、京都に生まれ育つことの意味や、現代におけるジェンダー観の変化が女性の生き方に与える影響について議論します。また、送り火の描写に見られる京都人の暮らしの距離感や、京都にはないレジャーへの憧れなど、地域ならではの文化や価値観についても考察を深めます。さらに、登場人物たちの聖地巡礼的な考察や、現代のSNS時代だったらという仮定のもと、キャラクターたちのその後についても想像を巡らせます。

新メンバー紹介と『手のひらの京』の概要
安倍さん、前回の収録の終わりにね、ちょっと決めたことがありましてね。
京都新聞Podcastの3つの企画の中で、この物語の路地を歩く刑事小説という回だけが、
私と安倍さん出演者2人の状態で、これまで3回収録してきたわけなんですけどね。
はい。そろそろまんねり気味になってきたというわけではないです。
けれど、まあ。
でもね、やっぱりもう1人いた方がね、話が広がるんじゃないみたいなことは、実は毎回ね、話していて。
なかなかね、対話だけになると、ちょっと広がりに欠けるところが出てくるかなというのは、思っていたので。
で、今日から?
そう、今日から新しくね、話し手の方に入っていただくわけなんですけど。
でもなんか、もうね、しんどくならないの方も聞いてくださっている方からしたら、もう正直おなじみみたいなね、方なんですよね。
毎月全部本読んできていただいてましたしね。
はい。というわけで。
ということで、今回からこちらの方にも一緒にお話ししていただきます。自己紹介お願いします。
はい。ニュース編集部というところで働いています。原と言います。
普段は新聞のどのページに何載せるかとか、見出しつけたりとか。
広瀬さんと同じ職場で仕事しています。
安部さんとは昔ニュース編集部で一緒で。
それ以来仲良くしてもらっています。
よろしくお願いします。
安部さんと仲良いことはもちろん、私も同じ部署の上司ということと、
このポッドキャストを立ち上げ時から関わってくださっている先輩でもあり、
リサーチャーもしていただいたり、サッカーも原さんも好きなので。
サンガ界もリサーチャー実は入っていただいていた会があったりして。
実質プロデューサーみたいな。
そんなことないです。
サッカーは安部さんも好きで、よくサンガのアウェーの旅行も行きましたもんね。
確かによく行っていますが。
何ヶ所も行きましたね。九州から金沢とか松本とかいろいろ行きましたけど。
文芸、小説界なのでここばっさりカットします。
一応言っておくと年齢は49歳で、出身は東北の福島県なんで。
なんかね、喋り方が東北弁と関西弁と混ざって変な感じかもしれないんですけど。
大学から京都?
一旦地元帰って中途入社で京都新聞に入ったんです。
京都生活は通算何年くらいになるんですか?
通算だと20年を超えているけど。
まだ人生の半分は生きていない?
半分は生きていない。
だからなんやっていう話ですね。
まあそういう人ですという。
まあまあよそさんという感じです。
よそさん怖いですね。
よろしくお願いします。
そして今日からリサーチャーは加藤さんにお願いしています。
今日は4人でお送りします。よろしくお願いします。
今回紹介します作品は手のひらの都。
和田やりささんの作品です。
手のひらの今日と書いて都と読みます。
安部さん今回この白印を選ばれた理由を伺いたいんですけど。
これ選んだの僕じゃなくて原くんじゃないのかな。
これでどうですかっていうのをね。
ただそもそもで言うと今まで3回やってきたのが
いわゆるストレートな現代のリアル小説は1回もやってないかなと。
ファンタジーとかSFとかで京都舞台にした現代小説
何だろうっていう時に原くんが
じゃあこれはどうっていう話じゃなかった?
そうですね。実は深い意味はなかったんですけど
さっき安部さんが言ったみたいに今の
今としても10年くらい前ですけど京都の話
リアルな話のやつなんかないかなと思って
というのであらすじを簡単にじゃあ
説明していただきましょうか。
文庫本の裏表紙からちょっと読み上げます。
京都に生まれ育った奥沢家の3姉妹。
少女の彩香はのんびり屋だが結婚に焦りを感じるお年頃。
負けず嫌いの次女、ういは入社したばかりの会社で
恋愛沙汰といけず劇体に忙しい。
そして大学院に通う三女の凛は
家族には内緒で新天地を夢見ている。
春の柔らかな空、祇園祭りの酔い、
午前送り日の郷の声、もみじの山、
夜の嵐山に降る雪、3姉妹の揺れる思いを
郷の式が包み込む愛おしい物語。
本当まさにこれですよね。
何年の作品なんですかね?
書版は2016年だったと思います。
綿谷梨沙さんのプロフィールも確認しておきたいと思います。
新聴者さんのホームページから引用させてもらいます。
1984年京都府生まれ、2001年インストールで文芸賞受賞。
早稲田大学在学中の2004年蹴りたい背中で芥川賞受賞。
2012年かわいそうだねで大江堅座ブロー賞。
2020年木の幹のままでで島瀬恋愛文学賞受賞。
勝手に震えてろ、開いて、私を食い止めて、
夢を与えるなど映像化作品も多い。
他の著書に粉紙、大地のゲーム、意識のリボン、
オーラの発表会、あの頃何してた、パキパキ北京
などがあるということですが。
2016年といったらもう10年前の作品ということだけど
あんまり読み直してみても古くは感じないというか
当たり前かもしれないけど風景もそんな変化感じなかったかな
というふうには思ったけどどうでした?
確かに京都の街並みとかお祭りの行事とか
風景は本当に今とまま変わらないなと思ったんですけど
女性像というか
今この状況どうするっていう悩みが多分これ
10年前だったらもっと深かっただろうなっていうのを
3人の状況を見ながら思いました。
まずさっきあらすじでもちょっと触れましたけど
結婚に焦りを感じる長女の綾香お姉ちゃん
この感覚って10年前と今ではちょっと違う?
今の方がまだ独身でいることとか
自分の人生を充実させる女性像っていうのが
10年前よりずっと肯定されているような気もするというか
多分大きく変わっているのはジェンダー感と
働き方への意識
あとSNSが出てこないことですよねきっと一番は
全然出てこなかったっけ?
出てこないです。スマホを触っているっていう描写はそもそもあんまり
なんとなくこの
どうなんかな
風景的にも現代的な要素って少なかったような気がするので
そんなことない
元から京都にあるもので
みんなパッと頭に浮かぶものっていうのをチョイスして
作品中に出しているのかなという感じがしましたけどね
祇園祭りだったり
都立教だったり
かもが多そうだけど
ちょっと渡谷梨沙さんの話で
この作品にしますってなった時に
私が初めて読んだ渡谷梨沙さん作品
負けりたい背中を読んだ時のことを思い出したんですけど
受賞された2004年で
私小学校5年生ぐらいだったんですよ
その当時の友達と
図書館に入科したけりたい背中を
順番に借りて読んだんです
大人ぶって長い本を読みたい年頃でもあったんで
当時は森江藤さんとか好きだったんですよ
カラフルとかデイブとかね
映像化した作品とかありますけど
でもそれ読んでた
自分がけりたい背中読んで
最後にその
綿矢りさの経歴と作品の時代感
背中を蹴りたいというところに
最後着地するじゃないですか
表現として
それがよくわかんないと思って
よくわかんないと思って
友達が読んだ後
なんて感想をしゃべったらいいんだろうって
すごい悩んでたんです
そしたらその子が借りて読んだ後に
わからんかったわってはっきり言ってくれて
その子すごい賢い子だったから
そっかこの子がわかんないってことは
わかんないっていう感想も
ありなんだ文学っていう
着地がよくわからない文学体験が
生まれて初めてだったな
小学生だったらな
わかるわけないじゃないですか
でも小学生で
わかんなかったって言うの偉いと思う
そうなんですよ
俺は最近だって
映画とか小説とかも
わかんなくてもいいかと思うようになったけど
49にして
49にして
やっぱりわかりたくて
何回も読んだり
繰り返しここのとこ読んだり
とかするけど
別にわかんなくてもいいじゃんっていう
気持ちになったのも最近
わかんなかったら途中でやめちゃうけどな
途中でわかんなかったらやめるパターン
だけど
小学校6年生の時に
芥川賞とかって知るもの?
だから多分芥川賞直樹賞をリアルに
リアルタイムで受賞した人が誰っていうのを認知して
こんな文学賞があるんだってわかったのも
渡谷理沙さん
あと金原人道さんが
すごいニュースだったじゃないですか
当時ワイドショーとかいっぱい取り上げたりしてたから
それで認知して
その子と一緒に読んだっていうすごい思いです
その友達ポッドキャスト毎週聞いてくれてます
これも聞いてるかもしれない
小学校の時って
いわゆる純文学やね芥川賞とか
読んだ記憶ないよね
少年ジャンプしか読んでなかった
ジャンプも読んでましたね
漫画はもちろんあれだけど
小説もそれこそ
江戸川乱歩とかさ
江戸川乱歩なんて小学生?
小学生用にそういうのってあったよね
児童文学の
そういうところが小学校の文学体験が普通じゃないかな
蹴りたい背中を
背伸びしてる
背伸びしてましたね
その子と4、5日前に実は会って
マセてたよなっていう話をしたんですが
そんな分かるわけないよなって
それが渡谷さん
渡谷作品との出会いで
その時は渡谷さんが
京都ご出身だってことは全然知らず
意識しなかったってことなのかな
あとニュースでは
早稲田大学の大学生みたいな紹介のされ方も
記憶に強かったのかなとか
僕はもう入社していて
あれまだ私局にいたのかな
とりあえず京都新聞的には大ニュースだったわけですね
京都出身で高校京都だったので
なので社内的にも結構話題になってた記憶はあるし
まさに京都の作家っていうイメージが強かったけど最初は
原君は覚えてる?受賞した時の
覚えてますよ
若い女性2人金原さんと同時だったんですよね
自分よりずっと年下の人こんなショートのすごいぐらいの感じで
一応インストールと蹴り対戦なんかは読んでましたね
リアルタイムで読んでた
インストールが文芸賞だったっけ
2001年なんですけど
その時から話題になってたもんね
私蹴り対戦なんか読んだ後に
インストール読んでもっとわかんなくなって
同じ頃に難しいって
今から思えば小学生が読むから難しいもんね
皆さんどれぐらいかわからないですけど
僕はそんなに綿屋作品をたくさん読んでるわけじゃないので
今回取り上げようという手のひらの都は
観光当時かな一回読んだ記憶はありますが
この作品は何となく他の作品と比べて
少し異色だなっていうふうに思ってて
うちの記事のインタビューとか当時のやつを見ていると
街を主人公に描いたというふうにおっしゃっていますね
確かに読んでみると改めて読んでみると
街の風景をかなり描写していて
その印象もあんまり古さを感じさせない理由なのかなと思うけれど
京都の風景描写と北大路橋のロケーション
どこか印象的なシーンってありましたか
結構いっぱいあるんですけど
冒頭を言ってた
冒頭読み始めた時の
読み上げてもいいですかね
冒頭4行ぐらいなんですけど
京都の空はどうも柔らかい
頭上に広がる淡い水色に
綿菓子をちぎった雲の一辺がふわふわと浮いている
鴨川から眺める空は
すがすがしくも甘い気配に満ちている
春から初夏にかけての何か始まりそうな予感が
空の色にも溶け込んでいる感じ
林が思い切り息を吸い込むと
水草がかもし出す川の香りが胸を満たした
これ最初に読んだ時に
鴨川の風景を
北なのか南なのか見た時の空気感みたいな
こんなにスキッと描けるものかなと思って
すごい引き込まれた
すごい魅力的に京都を描いてて
春から初夏か
そうですね春ですね
だけどこんなにいい風に描けるのは
京都では限られた季節で
もっとどんよりと雲があったり
暑いか寒いか
暑い寒いもあって
ただ京都のもしかしたら一番いい季節なのかな
春から初夏にかけてっていうのは
河川敷を散歩できるような季節ですよね
ここ一番好き
北大島市
いきなりかなり話のいいところのシーンを
今話そうとしてるんですけど
今読み上げた冒頭
これ三女の凛という女の子の視点から始まって
この物語の一番文章量多いのも
この三女の凛の話ですよね
これ三姉妹がいて
章ごとにというか
視点人物が変わっていくんよね
長女の話エピソードの時には
視点人物が綾香になってとか変わっていくけど
三女が
三女が凛ですね
あらすじでは新天地を夢見ていたとあるけれど
ずっと京都で育ってきたけれど
京都を出たい出ようと思っている気配があるっていう
この三女が北大島市
東京に出たいということを
両親とかいろんな人に告げるんだけど
なかなか理解してもらえないというのが
結構お話の軸になっていて
そんな中で家をパッと飛び出して
北大島市まで自転車でファーっと来て
京都の山々を見るというシーンがあるんですよね
これ自転車で行ってるんです
安部さんが前にも言った自転車がよく出てくる
京都は自転車の街であるというね
小説内では
北大島市ってどこ?
地下鉄からすま線の北大島駅というのがあるんですけど
そこを降りて東側に
北大島駅から東に行って
植物園の少し南にある橋ね
この北大島市が文学の舞台になってるっていうのも
あんまり印象ないなって気がするんだけど
なんていうか三条大橋とか四条大橋とかに比べると
なんていうか地味というか
鴨川が二つ分かれてというか
漢字が違う鴨川の方ね
そうですね
金河新年の河に茂るの川で
っていう風に言われる方で
どっちかと言ったら
四条大橋三条橋もそうだし
デルタとか
あっちの方が文学の舞台としてよく登場して
こっちはあんまりないけれど
この辺の描写が結構印象的なんよね
作品では
そうですね
というかこの橋で街を見渡すっていう選択って
住んでる人しか絶対
住んでるとか住んだことがある人しか
たぶん選ばないロケーションじゃないですか
この景色って
映画とかではここって出てくるかな
出てきた
神川のところには出てこなかった
原さんやったらわからんの
そうまいしんじのお引っ越し
お引っ越しの最初の方に出てくるのって
たぶんこの辺のあたりの鴨川へ
そうなんですか
お引っ越しでまた京都シネマでやるんでまた
あれは何度見てもいい映画
何月なのかとかちゃんと言っておいてください
これ出るの1ヶ月だと思います
前回京都シネマ行った時に宣伝してたんで
お引っ越しっていう映画があって
あれはどちらかというと
東側の鴨川じゃなくて
確かにそうか
ちょうど引っ越す前で何か河川敷で
子どもが遊んで待ってるみたいな
人いなかったっけ
お父さんが軽トレで来るみたいな
そうそう
ごめん全然違う話で戻って
京都の行事と暮らしの距離感
原さんはコンテンツ王なんですよね
コンテンツ王ではないですよ
暇なのでいろいろ見てる
小説に限らずいろんな作品を
本当に
映画もアニメも漫画も
アニメはあんまり
ゲームはあんまり
ゲームはあんまりしないですね
映画
サブスクいくつ契約してるのやったら
サブスクちょっとメモしてきたんですけど
やめていいですか
めちゃめちゃ準備してきて
どうしようかなカットかな
メモしてきたんですけど
入ってるのはユーネクストと
ネットフリックスと
アマゾンプライムと
ディズニープラスと
アップルTVと
ダズオンと
スポティファイと
スポティファイも入れる
あと少年ジャンプ
今ちょっとハンターハンターの連載してる
いや知らんけど
入っているのと
ピンピン男児ってやつ入ってます
ポッドキャストとか配信したりして
あとツイッターのサブスクも
何人か入ってます
やっぱ王じゃないですか
めちゃくちゃ金使ってます
そうでもこの
もうちょっとお引越しの話をすると
これ重なってくるから一応
ハロくんあれ
これお引越しじゃなかったかな
バイクに乗って
おくり火を見るっていうシーンってない?
おくり火の日に
おくり火は出てきますよね
おくり火が光ってるのを
このレンコやったっけ
主人公の女の子と
あれお父さんとバイク乗ってるのかな
ちょっと思い出せないな
それが確か北大橋じゃなかったかなと思って
でもクライマックスの舞台
そっから変な幻想的なシーンに映っていくんだよな
あれ北大橋なのか
知らなかったかな
お引越しの回やってもいいじゃないですか
それは映画だからあれだけど
でもあれ元々この原作って
しこたなかさんだったかな
児童文学とかも書いてる人だけど
あの人も多分生活者としての京都だから
あの辺を描いたんじゃないかな
渡谷さんの作品に戻ると
この辺の描き方とか
ほら今おくり火の話したけど
おくり火で文学作品とかで出てくるので
だいたい大文字
確かに
左大文字が出てくる
それ思いました
左行くんだっていう
でもこれ左って言わなくないですか
大文字見ようって
そうそう
だから大文字って言って
当然あそこの東山野
東山野っていう方がいるのかな
思うんだけど
読んでみると左大文字だね
多分作中でも左大文字という風には
言及されてると思うけど
この人たちにとっては
おくり火見に行こうというのは
あそこなんだなというのは
それも左大文字のことなんでしょうね
それでいうと
川端康成のことで
前段としてこの作品と
ささめ息とことっていうのが
何か影響関係にあるんじゃないかというのは
いろいろ言われているんですが
その関係でことをちょっと読み返していると
ことも左大文字やね
見に行くんだ
確か
そうだ
ちょっと普通の
パッと京都の伝統行事で
おくり火って言ったらどうしても
メインはあそこの大文字で
うちも写真は必ず
そうですね
そこやけど
ちょっと変わってるなという風には
確かに
おくり火が確かに
京都の式の中で
一つ大きな行事な気がして
よく出てくるけれど
珍しい描かれ方かなって気はちょっとしたのかな
確かに
どれを見に行こうかっていうのを
住むと考えますよね
いくつもあるから
私は学生の時は
東車大学だったので
今大川の近辺に住んでたんですけど
住んでたマンションのベランダからちょうど
それこそ一番大きい大文字見えるところだったんですよ
なんですけど今は
もうちょっと北の方のエリアに住んでるので
じゃあ苗を見ようかってなったんですよ
苗って松ヶ崎の辺りの
もうちょっと北の方にあるんですけど
いざ見に行ったら
その苗の字がほんまに真正面みたいなところに見に行ったもんで
遠近感狂いすぎてて
めちゃめちゃ煙たいし
文字大きいってなってびっくりするっていうのがあって
だから送り火って大だけじゃないということを
何年も住むと分かって
じゃあ家から一番近いところに見に行こうっていう
暮らしの中にござんの送り火あるよねっていう感じがしたんですよ
わざわざ左を見るっていう
わざわざというよりはもうそれが多分
そうなんですよ
確かに
一番大きい大を見に行くっていうのは
どっちかというと
一回しか見に来たことない人たちの
最初の目的ポイントになっちゃうというか
そんな感じなのかなと思いましたね
三姉妹の京都への思いと東京志向
我々所詮よそもなんで
分かんないとこありますけど
もともと京都にいる人って
やっぱ自分家から見える送り火が
送り火ってことなんでしょうね
そうなんですよね
今回の作品の中で一番気になったこととして
さっきもちょっと触れましたけど
東京で就職したいという三女の
リンという女の子の話が
一番パート的にも長く描かれてるんですけど
この話をすると両親は揃って
結構まっすぐ反対してくるんですよね
最初はね
長女も次女も別に反対はしないんだけど
二人とも京都は出ていかないんですよね
最後まで就職もしているし
京都に生まれるっていうことの根っこに
どんな意識があるんだろうって思ったんですよ
いや分かりますよ
京都という街には何か全部揃ってるし
その状況でもなく
宮口とかっていう言葉も今使うんですかね
分かんないですけど
私は地元福岡なんですけど
出ていくことを両親は一つも止めなかったし
私自身も地元最高みたいなところがあるんですよ
福岡県って
福岡県みんな好きだし
大学外に出てって戻るっていう
全然いっぱいいるしっていうところで
ただの移動だったんですよね
大学進学でこっちに来るっていうの
でも京都から外の地域に出ていくっていうことで
福岡を私が出てきたのとは全く違う文脈が
たぶんそこにあるんだなと思って
それは何なんでしょうっていうことを
ここには京都人が一人もいないんですが
ちょっと考えてみたいなと思ったんですよ
この作品は
奥沢家か
一家ずっと京都の人で
京都で生活して
京都で一生を終えることに違和感がない人たちの中で
三女だけが
別に京都が嫌いとかっていうわけじゃないけれど
外へ出たいという思いを抱いていて
それは京都の人にとってみれば
珍しい発想なのか
難しいハードルを超えようとしているのかっていうと
この作中では何となくそういうイメージで
両親にも反対されるし
なんで出ていく必要があるのかっていう
雰囲気に満ちているよね
でも実体どうなのかな
そんなことなくて
結構京都から出て行っている
むしろ京都って
就職のステージの時には
外に出て行って京都に残る人がいないみたいな話の方があるから
どうなのかな
もっと古い街中になると違うのかな
どうなんでしょう
本当にお家に寄るというところなのかもしれないですけど
確か渡谷さんのインタビューの中で
うちのじゃないんですけど
ブックショーとホームページの方で拝見したものによると
渡谷さんご自身が上京される時に
ちょっとすったもんであったっていうようなことを確か
そうなのか
親にも反対されましたしっていうようなことを書かれていて
なるほど
当然なんとなく渡谷さんの経歴から考えると
三条は重ねて読んでしまうよね
渡谷さん自身の投影しているのかなという風に読んじゃうけれど
どの程度それがあったのか
長女・次女・三条でそれぞれグラデーションがあって
京都への思いの
思いというか京都にいること
長女はおそらくですけれども
近所の図書館で働いているんですよね
両親が言うようにずっと京都で住んでいこうという意思が多分あるんだと
次女は京都で暮らしているけど
それなりに楽しんで京都にいるところも楽しみつつ
いろいろモテモテで
普通に楽しんでいて
三条がその二人を見て
それでもやっぱり自分は
ここでちょっと楽しみきれないという思いもあるのかもしれないし
もっと東京で力を仕事して
試してみたいなこともあるのかもしれないし
長女と次女の姿を見つつの三条という感じのイメージを持ちましたけどね
長女は抱かれ方としては
何の違和感もなく京都で暮らしている感じなのかなという
いろんなしがらみとか伝統みたいなものに対する
息苦しさみたいなものとかもそんなにないのかなと思って
それに対して次女というのは
会社でもいわゆる京都人に描かれる
いけずみたいなことにあったりして
そういう京都人的な文化に対する反発って相当持ってそうな感じはするんだけど
でも出ていこうという発想にはならないの
街が嫌いなのではなくて
人のありようが嫌だっていう
そういう感情の出方ですよね
京都人コミュニティにはそんなに
馴染みそうにないし馴染みたくもないというスタンスで
そう考えるとその間の
三条は京都が好きなんよね
京都が好きなんでしょうね
好きなんですけど
私はここが好きだけどいつか出ていかなきゃならない
山の向こうにも自分の世界が見つけられると確信できないといつか息が詰まってしまう
鴨川の冷たい水に長細い足一本をつけて立つ白鷺をじっと見つめていると涙がこぼれた
という施設がありますが
あとなんか私は外へ飛び出す
何かを得るためじゃなく何かを失うためにっていうような表現もあるし
だいぶ恵まれている感じはしますよね
僕はめっちゃ田舎出身なんで
何かを失うためにみたいな感覚はよくわからないところもあるんですけど
得るために
得るためにっていうのはわかるけど
ちょっと事前の打ち合わせでもあれでしたけど
文学作品って上京小説で東京に行く地方から東京に行く小説と
地域文学って言われるやつは
外からその土地に来る人の物語と
その土地から出たくて
主には東京かな都会に出る小説と
あるいは最後はずっとその土地に生まれて留まり続ける
この3番目ってあんまり文学になりにくいのかな
どちらかというと
何かそういう外に出ていこうとする物語か
外から来てそこの歴史文化と馴染んでいくみたいな話だけど
京都の小説って
ずっと京都っていうのもパターンとしては結構あるかなって気がして
さっき原くん言ったように
基本外に出ていきたい
何かを得るために外に出ていくっていう地域が多い中で
これまた京都中心主義的なあれかもしれないけど
状況する必要がなく充足できちゃう部分があって
この奥沢家の人たちっていうのはまさにそれを体現して
もう出ていかなくてもいいじゃんっていう
いいじゃんじゃないな
いいやんやな
いいやん
なのかなと思ったんですが
母親がだいぶ京都にこだわってる感じあるじゃないですか
父親はちょっと怪獣できた感じ最後の方がありましたけど
母親のセリフで何かおもろいなって思ったのは
聖地巡礼的考察と地域ならではの雰囲気
バーベキューをする最初の方のくだりがあるじゃないですか
バーベキュー
次女の会社の仲間に
大見舞妓か
大見舞妓に行くって言ったら
えらい遠いとこまで行くやなみたいな
そっか遠くなくないっていう
鴨川でやるのって最初聞く
鴨川はね
鴨川行くって言ったらえらい遠いでするんやなっていう
のがやっぱりお母さんの感覚
出てるのかなと思った
でもこれって京都の人はあるあるじゃない
レジャーで琵琶湖に行くって
そうそうそう
普通の感覚なんかなと思いきや
お母さんからしたら
わざわざそんなところに
京都は行く必要あるみたいな
京都って河川時期はバーベキュー禁止やしな
それも言うんですけどね
そうやったね
でも京都でだいたいのことができるけれど
出て行くとしたら
そういう水のレジャーとかバーベキューとかは
しがに行きがちだし
琵琶湖を見合って教わるっていう話もありましたよ
確かに
あともう一個京都にないのは花火大会かな
花火大会は琵琶湖花火大会か
宇治川花火大会に行く
淀川にはいかんのですか
どうなのかわからない
淀川に行くのかな
わからない
えらい遠いとこ行かんのやなって言われます
なんか昔は鴨川でも花火大会あったとか聞きましたけどね
そうなのかな
親の気持ちから考えたら
京都大学いっぱいあるし
大学進学のタイミングでなんで東京行きたいのって
言いたくなる気持ちはわかる
確かに
この作品は違うよね
この作品は違うけど
この作品は就職で東京行ったけど
確かに私も大学受かったから京都来たっていう
行きたい大学が九州県内になかったっていうのは
めちゃくちゃ大きかったんで
大学のある町京都に生まれてたら
別に外行かんでいいやんか
親から出てきてもまあ不思議じゃないなって感じますね
原くんちなみになんで京都大学同志者選んだの
原さんは同志者大学
そうなんですけど
別に本当は東京大学に行きたかったんですよ
でも同志者大学の入試を仙台で受けられたんですよ
多分間額も
それで東京の行きたかった大学の入試の前に
また一緒に受けとこうかなと思って
2つ受けたんですよ
同志者と間額
その目標としてた大学の入試の前に
同志者と間額の発表があって
両方受かってたんで
なんか気分的にもうA1になった
実際はそんなもんなんだけど
カットやな
京都いいなと漠然と思っていたけど
住むっていう想定はあんましてなかった
考察をせっかくなのでやっといた方がいいんちゃうか
天皇平の都のロケ地原さんが地考察
ロケ地というか
ロケ地じゃないですけどね
奥沢家のお家はおそらく
金閣寺周辺エリアというか
絹傘っていう風に京都では言われる
家から左大文字が見えるっていうところとかで想定すると
おそらくそうであろうと思われる
長女のお姉ちゃん綾香が職場からバスに乗って
祇園祭の宵山に出ていくシーンとかで
職場から家の前をちょっと家で降りるの嫌で
すぐ降りして
祇園祭の方までバスで行っちゃうっていうシーンがあるんですよ
それ多分架空だと思うんですよ
これ僕の考察って書いてあるけど
図書館で働いているっていう設定で
火曜日が休みって言ってるんですね
多分これは京都市立図書館
どこかを別として
京都市立は火曜日休みなんで
このバスのルートからすると
おそらく自宅より北側にあると想定されるんですね
京都市立北図書館かなと思って4日行ったら
図書館で働いていると幼稚園児の声がするっていうシーンがあって
北図書館の真後ろか下か忘れたけど
あそこって幼稚園というか園児みたいな
集まる児童館みたいなのがあるんで
あそこかと思ったんだけど
めっちゃローカルな話しますけど
北大路通りを通って木乃笠の方に行って
最後堀川から行政の市場の方に行くっていうルートを
作中で出るんですけど
そういうルートは
南北の通りはどこを通るんですか
南北は多分西大寺下がって
中田駐理会まで側ぐらいで曲がって
そこから堀川を下がるっていうイメージだと思うんです
でもそのバスは僕が見た感じでは存在しないんで
架空の存在だなというところにたどり着いたのと
図書館がね
もしかしたら立命大の図書館か
仏教大の図書館じゃないかっていう説も
大学図書館で
考えたんですけど火曜日休みってことはありえないじゃないですか
ありえないな
そこを削除して北図書館
北図書館ってどこにあるの
北大路の堀川と大宮の間ぐらいですね
県勲神社とかがあるあたりか
今ちょっと写真出してもらったんですけど
これ2階が図書館で1階児童館かな
なるほど
こっち行くと秘水っていう
秘水の有名な純喫茶
ジェイビットボーイの写真が
あるけど行ってないっていう
これ北図書館です
今写真出してもらってます
じゃあ北図書館でいいや
でもここを通って自宅を通って堀川通って
首相まで行くっていうバスのルートがないんじゃないかって思う
ちゃんと調べてないけど
自宅の一番近い大通りは北大路通りだよね
これは描写上間違いないよねきっと
間違いないと思います
もうちょっと西
この林が家を飛び出して自転車に乗ると
破れた心のまま行き先も決めずにスピードを出して走ったとあって
その時に千本通りを越えて
地下鉄の北大路駅を越えてってあるから
千本通りよりは少なくとも西
なんですけど確かこの自転車漕ぎ出すところが
自宅ではなくておばあちゃんの家はずですね
おばあちゃんの家も近くではあるんですけど
そうなんですよだから厳密に
どの通りに面しているかとか正直は
多分ご本人渡谷さんも分かるように書いていらっしゃらないはずなんですけど
あとは
これ僕が勝手に考えている想像の話ですよ
おもろい?
あんま面白くないかも
三女は大学院に通ってて
今日歩いて行こうかなみたいな日もあるんですよ
で大学院どこやねんと思ったら
律命館かなと思ったんですよ
それは思った
物大は大学院あるけど理系多分ないから
というかこれは何か読んでると
律命しか想定されないなっていう風に読めたけど
違うの?
律命の理系の院って多分草津にあるんですよ
これちゃんとは調べてないけど
これわざわざしんどくならないのかいで
律命大代表の宇都さんとこまで行って
お尋ねをしていただいて
それ別にグルグル調べたらいいんですけど一応
それって観光時の2016年とかも
ちょっとそれはわかんないですね
でも別に僕考察はどうでもいいんですけど
何が言いたいかというと
長女も三女も極めて狭い
こういう中で生活が完結してたんじゃないか
ということが読み取れるんじゃないかなと思ったんですね
これ確かに嵐山も出てきたりするけれど
基本的に生活圏はこの北尾路通りの木の傘のあたりというか
千本から西尾路の間とか
あの辺ぐらいのイメージなのかなと思って読んだけれど
京都市内でいうと北西の方になるということですかね
京都市内の真ん中っていう感じじゃなくて
でも本当の西じゃないよね
京都市内の中心部の西ぐらい
あんまりないですよねこの辺をメインの舞台にした物語って
そんなにあんまり聞いたことないかなと
そうですね
初回で紹介した8月の五所グランドは
けんくん神社が最後のシーンで登場します
あれも送り人セットで出てきたよね
でも金閣寺は金閣寺の話
金閣寺はバリ金閣寺の話
もうちょっと南行くと北の天満宮
B-46でも登場したりしましたから
だから京都っていう町結構コンパクトですよね
物語つないでいこうとすると簡単に
あそこあれだったなって今出てくるぐらいなので
あの辺独特の雰囲気が山も近くてあるらしくて
渡谷梨沙さんが最近出した小説
激しくきらめく短い命っていう
あれの冒頭で山から音がするっていう
音みたいなのがあって
重点音が響いてくるらしいみたいな
それをラジオで吉岡里保さんと喋っていて
吉岡里保さんは渦政辺りの出身で山も近いんで
私も聞いたことあるって言って盛り上がってたらしいです
というのはじゃあその辺の木乃笠とか
あの辺の山の雰囲気
雰囲気、不気味さみたいなのあるんですかね
ただでも木乃笠さん住んでる会社の同僚に聞いたら
ちょっと僕は聞いたことありません
って言ってました
でもまだ数年しか住んでないんですいませんって言いました
でも独特の雰囲気はやっぱり
京都どこでもなんかもしれないですけど
あるかもしれないですね
現代から見た作品のメッセージ性
すいませんなんかあの
変な口説みたいなことしちゃった
なんか京都の話からはちょっと離れちゃうかもしれないんですけど
この物語の率直な感想として
初版2016年で私たち2026年に読んでるわけなんですけど
やっぱりこのなんか女性像って本当に大きく変わったなっていうのは
冒頭もちょっと言いましたけどそれはすごい感じてて
私あとこう
ハラスメントの描写みたいなのもあるじゃないですか
いけずとか
女性社員が寄ってたかって聞こえるように悪口言ってくるとか
下についた人が簡単に辞めてっちゃうとか
そういうのって今だったら
もっともうすぐ人事に持っていって
懲罰みたいなことになりがちな作品だけど
この頃は自分で撃退するとか
いうのが気持ちよく描かれるような感じもあるし
だからこの物語のなんか大きいテーマとして
これ加藤さんともちょっとお話ししたんですけど
女性像を打ち破るとか
なんかこう新しいところに出ていくっていう
三女の輪の話がメインなのもそうなんですけど
そういう社会の圧力というか
周りからの目を気にして自分の像があるというところを
超えていくみたいな人が
3人もそうだし
物語の最初にお母さんが
もうご飯を作りませんっていう文章があるじゃないですか
それもある種こう打破みたいな
母親をもう頑張ったからもうやりませんって
そんな簡単に言えないじゃないですか
ご飯みんなあんた達で作りなさいよっていうこととかも
やっぱそういう
女性が次のステップに進んでいくっていうのを
描いた作品として
10年前はものすごく強いメッセージも
あるんじゃないかなっていう気がしますよね
今読むとそんなに感じないですけど
むしろ今はそれがスタンダードというか
スタンダードというか
言ってもいいっていうか
もっと自然にできるかもしれないですね
と思いますとか
えいってやんなくても
そうです
そうなのかな
でも未だに職場の
ああいう院室な感じが
ずっとありそうな感じ
なんていうんですかね
いけずのあり方と
京都の街並み年中行事だけが変わっていないという
なるほど
それへの向き合い方とか
そこから逃げたり対抗するっていう
術がもうちょっと
10年前に比べたら
バリエーションができてたりするのかな
この作品の事情の
運位が
一番渡谷さんの他の作品の
主人公とか登場人物と
似てるというか
他者との関係性
自分は自分でこれでいいんだっていう部分もあれば
他人の悪意とか偏差みたいなものの
観察眼みたいなところとか
感じてたけど
この三女って
ものすごい素直で前向きでというか
なんか順な感じがあります
三女は
次女が行けずされてブチ切れするみたいなもので
発散してる感じはあるけど
三女は発散するにしても
自転車ぶっ飛ばして
スタートの端まで行ってくらいのことですもんね
綺麗な青春小説の登場人物に描かれるなと思って
確かに渡谷さんの作品では珍しいキャラクターなのかもしれませんね
周りの人物も
次女の周りには変なやつがいっぱい出てくるんですけど
嫌なやつも含めて
戦いの場に常にいるっていう感じですよね
これはもう
現代の続編めちゃくちゃ読みたいなって思いがあるんですけど
SNSが今みたいに発達してる時代だったら
この次女の生き方は相当につらいんじゃないかなと思ってしまうんですけど
どういうこと?バッシングされるってこと?
簡単に相対化されるじゃないですか
写真をアップしたりした時とか
それでいろんな人と比べてしまって傷ついたりとか
もっとこうしなきゃとか
これちょっとしんどい生き方になるんじゃないかなっていう気はするんで
続編期待するんですが
10年後、次女は何歳になってるんだ?
30歳超えてるのか?その年乗り越えてるかもしれんな
ういちゃんみたいなタイプは
時代に合わせて自分をアップデートしていくのも
なんか上手な子が多いようなイメージあるんで
上手くやってるんじゃないでしょうかっていう
次女の周りに変な奴がいるのに比べて
長女のところに現れた男がいい男すぎる説っていうのを
補足しますと
長女の彩香ちゃんは
ういちゃんの会社の上司ですかね
にあたる39歳独身男性宮尾さんと
ういちゃんをきっかけに出会うんですよね
出会ってデートしたり
その後どうなんねんというのを追っていくのが
彩香お姉ちゃんのお話なんですが
この宮尾さんという男性が
大変誠実で素敵な方なんですが
一流企業ういちゃんが入った
京都では結構大きい会社に勤めていて
長身で
優しい
優しいんですよ
彩香お姉ちゃんと過去の恋愛を思い出して
ちょっと臆病になっているところがある
お姉ちゃんとは真摯にお付き合いできる
すごく誠実な男性像として描かれるんですが
働き者です
そうです大変働き者
正月元日に奥沢家に
ご挨拶行った後に午後から夕方から
仕事なんですって言って帰るような描写があったり
31日の夜に2人で初詣に行って
家に一緒に帰って
一緒に帰ってお正月お祝いをして
一旦帰って仕事行ってまた会うとか
そんなのじゃなかったり
また嵐山に連れ出してプロポーズしたり
これも10年前っぽいなって思うんですよ
老手職場で言ったらしょうがないかもしれない
働き方改革とか色々言ってる時代に
そんな働き方聞きとはしてない
でも文句は言ってません少なくとも
俺の読んだ印象として
宮尾さんってそんなに魅力的な人
っていう印象なかったけど
ビジュアルの面をどう想像するかとかによるかもしれないですけど
でもお正月初詣にどの着物にしようかなって
一生懸命選んできた女性が来たところに
綾香さんが一番素敵でしたよっていうことを
はっきり言うシーンが確かあったと思うんですよ
僕伏線挟んできた
宮尾という男っていう伏線挟んできたんですけど
こんなこと言えたら爆モテでしょうよっていう
そうなの?
これ言えればいいの?
飲み上げてください
晴れ着を着た綾香さんに
綾香お姉ちゃんに出会った後に
宮尾は自分も石段を降りてきて綾香を出迎えた
綺麗な晴れ着やな
綾香さんは首が長いからよう似合ってはる
人生で初めて褒められた首をあからめて
綾香がぎこちなく微笑む
ちょっと派手かもしれなくて迷ったんですが
お正月やしみんな着張るしええかなと思って
で、宮尾のセリフ
うん、着物は豪華さが出て眼実にはぴったりや
確かに着物着てる女の人は陽気見かけるけど
綾香さんが一番華やかに見える
なんか単にのろけてる人っていうか
このセリフ言えてモテへんことあるんかーい
っていうことで、それだけですよ
安部さんはもうスッて言えるかなっていうイメージですか?
自分でも
いやいやいや、そんなことはないけど
続編への期待とリスナーへの呼びかけ
なんていうのかな
宮尾にあんま魅力を感じなかった
そんな感じなかったかな
モテキャラだとは思わなかったかな
なんかでもこの2人の関係性っていうのはぎこちないよねすごく
思い出したのは渡谷さんの映画化にされたやつ
私を食い止めてか
の男女2人のあれも
なんていうかな恋愛になかなか発展しない2人
共にというかこれずっと女性視点で描かれてるけど
その印象となんかクロスする感じがしたけど
すごくなんていうかな
変な心の声とずっと対話するっていう話じゃないな
映画見た原くん?
俺映画は見てない
これは見てないですね
でもこれ2016年バージョン読みたいよねどうなってるかね
2026年ね
あっさり帰ってきてる可能性もありますよね
帰ってきてそうな気がするね
今回は手の平の都渡谷梨沙さんの作品についてお話ししました
ここまでお聞きいただきありがとうございました
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59:08

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