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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してふくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなので、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致します。
今回の話は、健康は健康でも薬ではなく、また医療よりも介護寄りの話になります。
このポッドキャストをお聴きのメイン層が30代以上、もちろん中なら60代以上の方とも大変多く、年齢層が幅広く高めの方で集中しております。
たとはいえ、自分では今現時点介護必要ないよということもあると思うんですけども、家族で介護が必要な方、ご兄弟であるとか、両親である、祖父母である、
そういった方でもしかしたら介護が必要になるかもしれないよという時に、こんな話あったなという時に思い出していただければなぁと思っております。
それでは今回のテーマはこちら。
ケアマネって何者? 今回の話ですけども、ケアマネージャー、正式には介護支援専門医と言うんですけども、そのケアマネージャーの話をしていきます。
ただ、ケアマネージャー長いのでケアマネと省略させていただきます。 なんでケアマネの話をするの?と言いますと、理由が2つあります。
1つ目、高齢化社会の影響もあるのか、薬局の方で在宅医療、例えば何かしらの怪我とか病気とかが原因で、病院や薬局へ来ることが難しいよという患者様が受診するのが難しいので、
自宅の方へ医師が訪問をして診察をする。薬局が薬をご自宅へ持って行き、薬を飲みやすくする工夫をしたりとか、健康相談に乗ったりとか、余ってる薬とかを回収して、
次回、利用できるものを利用しましょうねということで無駄をなくすとか、そういった在宅医療の質問が最近増えているなと、それでやっぱりこういった介護とかの方にも需要があるのではないかと考えたこと。
そして2つ目、これ僕自身の話になるんですけども、僕自身ケアマネの資格を持っています。
数年前に埼玉県の方で試験を受けまして、それで合格してるんですけども、なのでケアマネージャーを名乗れることは名乗れるんですけども、
ただケアマネーとしての仕事を全くしてないので、介護支援専門員の更新ができないという状況になっております。
更新をしようと思えば50何時間の更新を受けるとかで更新できるんですけども、ただ日中のそれだけ抜けれないという仕事のこともあるので更新ができないと。
となるとどうなるかというと、資格停止となります。
今は一応ケアマネージャーを名乗ろうと思えば名乗れるんですけども、資格停止になる前にケアマネを持ってますよということで、今回話をさせていただこうかなと思っております。
一応合格したという過去に認定歴があるという事実は消えないので、いつか僕がケアマネで働きたいとなった時には、それはそれでそういった交渉を受ければケアマネで働くことはできるんですけども、
当面は薬局、薬剤師として働くつもりなので、資格停止になるのは間違いないなという状況でございます。
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では早速内容に入っていきますと、そもそもケアマネとかケアマネージャー、介護支援専門員、聞いたことがありますかという。
介護とかで少しでも関わったことがある方はケアマネというのを聞いたことがある方も多いと思うんですけども、意外と知られていない職種ではないかなと思います。
ケアマネージャーってどういう仕事をしているのかという話をしていこうと思いますが、簡単に介護保険という介護の現状について簡単に話をさせていただきます。
日本は超高齢化社会が進んでおります。 65歳以上の高齢者人口が2025年には人口の約2割になると言われておりまして、
2065年には38.4%約4割になると言われます。 また認知症の高齢者の人口は2025年には700万人に達すると言われておりまして、
ちなみに13年ぐらい前の2012年の時は462万人ということで、5割以上も増えているという現状であります。
こういった介護が必要な方がどんどん増えていくということで、国としては介護をもっと充実させようということで、介護保険制度というのを2000年に誕生させました。
介護保険制度、要は介護保険を使うことで、いろいろなヘルパーさんのサポートを受けるとか、 デイサービスに行くとか、そういったサポートを受けられるんですけども、これ2000年に誕生した。
ではその前ってどうしてたかと言いますと、介護保険制度の前には老人福祉制度というものがありました。
これは市町村が窓口となりまして、地域の介護が必要な方にサービスを与えましょうという制度でした。
でもこれ問題点がありました。 ザ親クショ仕事、融通が効かない、競争原理が働かないというデメリットがありました。
例えばの具体例を挙げています。 まずその1
85歳の母親の介護をするAさん、過去57歳が市役所へ相談に来ました。 家族の介護疲れで休む時間が欲しい。少し自由な時間が欲しいなぁ。
85歳の母親をゲイサービスとかでそういった時間を増やせればなぁ自分の時間ができるなぁ ということで市役所へ相談に行きました。
市役所の回答。 ゲイサービスよりもヘルパーさん派遣の方が簡単な方が好きですよ。
家事の負担を減らせるので、それで時間作ってくださいよ。 楽してくださいね。というふうに市役所から回答を受けた。
Aさんの心の声では、いやこれなら結局ヘルパーさんが来たとしても ヘルパーさんがいる時間は家にいなきゃだよね。そうすると自由な時間が取れないよ。
また老人福祉制度問題点の具体例その2 認知症のBさん84歳と寝たきりであるCさん88歳
このBさんCさんのそれぞれ別の家族なんですけども市役所へヘルパーさんの派遣依頼に来ました。 市役所はBさんの家族とCさんの家族からヘルパーさんの依頼来てるなぁ
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BさんもCさんも住所近いなぁ。これなら丸々訪問介護さんへ2人とも依頼しちゃおう。
丸々訪問介護としては市役所から依頼が来たよ。CさんとBさんとりあえず2人とも買い物して 同じような食事作ればいいよね。
これ問題ですよね。本来であれば認知症の人 例えば徘徊するような方では徘徊注意のケアをしなきゃいけない。
寝たきりの人であれば食べやすい工夫をするとかそういった努力をしなきゃいけない。 他にも寝たきりの方であれば寝たきりで塾層というのができてしまうので
塾層ができないように体制を変えなきゃいけない。そういったのが必要になってきますよね。 でもこの訪問介護さんではBさんもCさんも同じようなサービスをしました。
なぜかというと市町村からの委託であって言ってしまえばきちんとした対応しなくても仕事が減ることはない。
市町村から委託で仕事をもらい続けるのでそういうことで競争原理が働かないという問題点がありました。
このように融通も引かないし競争原理も働かないということではこのままでは介護が問題があるということでこのままの老人福祉制度を変えようということで介護保険サービスというのが誕生しました。
この介護保険というのは例えば皆様介護保険で単位というのをもらいます。 例えば養介護1という方であれば例えば1万何千単位。
養介護5という重めの方であれば3万何千単位というふうにこの人によって介護がどれだけ必要かによってその点数の差をつけようと。
例えばこの点数でヘルパーさんをどれだけの時間頼むには1000単位使いましょうね。
デイサービスではこれぐらいの時間でやっぱり1000単位2000単位使っていきましょうねということでこの単位というのを使うことでサービスを受けられます。
そして介護がどれだけ必要かによってこのもらえる単位に差をつけることで介護が必要な方にはより多くのサービスを利用してもらおうというのが介護保険制度でございます。
そしてこの単位自分自身の家族とかで相談して自分で自由にサービスを選択してもらえます。
例えば先ほどの例で言えばAさんの家族であればじゃあこの単位をデイサービスに使おうとか BさんやCさんの家族であれば
じゃあヘルパーを頼みたいけども例えばBさんの家であれば認知症に強いヘルパーさんを頼もう Cさんであれば寝たきりに強いヘルパーさんを頼もうというふうに自由に選べます。
このように競争原理を働かせることでサービスを充実させようというのが介護保険制度のメリットでございます。
介護保険制度すごい良い制度だとなるんですけどもでもここで問題があります。
いきなりこんな単位というか数字あなたは一万何千単位ですねとかこれもらってもどう利用したらいいの?
自分でヘルパーさんとかを全部探さなきゃいけないの?でもどのヘルパーさんがいいとか自分ではわからないよ。
施設にはそもそもどうやってお願いすればいいの?サービスってそもそもどんなものがあるの?
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もっと手前でこの単位とか数字どうやったらもらえるのかなどなどこういった疑問が絶対に出てきますよね。
こういった疑問に答えられる職業が必要だということで1998年から1999年に2000年に誕生する介護保険制度に対応するため
ケアマネージャー介護支援専門員という職種が誕生しました。 つまりケアマネのお仕事というのはこの介護保険制度に関わる
ありとあらゆる調整をする仕事です。 例えば利用者様
介護が必要な方の本人であったり家族からあなたはどういうサービスが必要なのか というのをいろいろ一緒に相談したりとか
そのサービスに沿ってケアマネが例えばAさんにとってはじゃあここのデイサービスがいいかもしれないですね っていうのを探してくる。そしてそこに通えるように約束取り付けをすると
Bさんであればじゃあここのヘルパーさんがいいかもしれないですねっていうのを探してくると でダメだったらじゃあこっちのヘルパーさんはどうですか
とかそういうのを探してくる。そもそもケアマネの仕事に一つにこの単位 用介護度をチェックするってものがありますので例えばAさんであれば
用介護度はこれぐらいかな じゃあこれぐらいの単位もらえるように市役所の方に手続きしますねというのもケアマネのお仕事だったりします。
この単位をもらうのもそうですしその単位の中でどういったサービスができるかな っていうのを一緒に考えていく
利用者様に必要なサービスは何かを本人や家族と相談する これはケアプランって言うんですけどもこのケアプランを作成するそして希望に沿った
施設と連絡を取っていく 利用者様とそれぞれの専門職をつなぐ役割をするのがケアマネの仕事です
また利用者様介護が必要な方本人やその家族だけでなくて 専門職同士の意見調整もしてくれるというのがケアマネの仕事だったりします
これもまたある例の話をしますとヘルパーである d さんがある利用者様のご自宅へ訪問した際ある疑問が出ました
あれこの利用者さんの家の廊下って手すり必要じゃないか でもどこに連絡すればいいんだ連絡先を探すの大変だな
一応家族にも相談していますけどもいやーわからないという状態 こういった時なヘルパーさんとか利用者様からケアマネに相談すればいいんです
ケアマネが手すりをつける業者へ連絡しますねということでそうすることで ヘルパーさんとしても手間が減ってそして利用者様
家族としても便利になるのでウィンウィンの状態が作れると またこちら在宅医療にもかかってくるんですけども
ある方の場合そろそろ病院へ行くのも辛いなぁ どうしようかなという時にケアマネがじゃあ病院の先生に来てもらいましょうか
これ患者様本人が探すパターンもあるんですよ 例えば家族がかかりつけの先生のところに行ってそろそろうちの親が
介護が必要になってきまして先生応診してくれませんか で先生もそれ ok を出すってこともあるんですけども
かかりつけの先生が在宅診療をしてないってこともあるんですよね そういった時にはじゃあどこの病院が在宅をしてくれるのか
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そういったのもケアマネが探してくれたり 他にも薬局がどこだったら行ってくれるかなというのを探してくれる手助けもしてくれます
薬局の場合ですと大体みんなどこの薬局も在宅が欲しいというところが多いので かかりつけの薬局に頼んでみたらじゃあ行きますよってことが多いは多いんですけども
それでもやっぱり在宅に対応しない薬局というのもまだまだありますので うちの薬局だったら在宅対応できないなぁという時にはケアマネさんの方で
近くの薬局に相談して誰々さんのところに在宅行ってもらえませんかっていう 交渉をしてくれるっていうのもケアマネの仕事であります
介護におけるありとあらゆる場面での調整役をするのがケアマネの仕事だったりします なので今自分では必要ないでも家族のこととかを考えたとき
介護が必要かなという時にはケアマネージャーさんが相談役になってくれる そのことを覚えていただけるといいかなと思います
ただケアマネに相談だと言ってもそもそもケアマネを探すのもわからないよ そしてケアマネさんに頼れるのかどうかもわからないっていう
今本当に自分の家族介護度がどれぐらいなのかという もっと根本的な話をしていたいな誰かに相談したいなという時は一つは市役所の福祉課
市役所の福祉課であればありとあらゆる情報がありますので 例えばどこどこに相談しに行ってみてくださいねといったアドバイスをもらえたりも
します そしてもう一箇所各地域にある地域包括支援センターというところがあります
ここはまさに地域で介護がそもそも必要になりそうな方のための窓口になってくれます なのでそもそもで家族に介護がそろそ必要なのかどうか
その相談をしたいという時には地域包括支援センターなどに行ってみるのをお勧めしております 今回はこんな感じです
たまに患者様とかから相談を受けるんですけども 地域包括支援センターで何してるところなのっていうところがあったりもしまして
結構あのまだまだ介護保険とか介護についての情報とか まだ知られてないところが多いなぁというのは日々感じております
また薬剤師とかでも医介塾っていうのがあるんですけども これ医療系の職種と介護系の職種で一緒に勉強会しましょうという取り組みなんです
けども こういったのを知らないというのもありまして医療系の方が介護系のことをよくわかってないって現状も
実はあったりします 医療と介護というのはやっぱり在宅医師医療とか
今後日本にとっては絶対必要な連携になってくるんですけども まだまだ甘いところがあるんだなぁという現状だったりします
もしリスナーの方でも医療系とか介護系とかで何か気になることがあれば いつでもご連絡お待ちしております
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました また次回も聞いていただけると大変嬉しいです
それではまたお会いしましょう