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明かりが落ちた店内。いつもとは違うBGM。
一人、また一人と、店員もキロにつくこの時間。
一人残った本日は、私なっしーが、気の向くままにおしゃべりしたいと思います。
今宵はそんなひとりがたりにお付き合いくださいませ。
というわけで、あれ?この前にやったばっかりだよね?と思った方もいるかもしれませんが、
夏休み期間で収録時間を合わせるのが難しかったり、という裏事情もあり、
かつ、どうしてもこの本は、次の本の前に私なっしーが、
紹介したいという思いもあって、ひとりごと会を挟ませていただきます。
そう、今日紹介するのは、お隣の国、中国の流通信によるSF作品、三体。
登場人物の名前も、中国名でやや読みづらさや覚えづらさがあるものの、
アメリカのオバマ元大統領がファンだということで、
主役有名になった作品です。
ちなみに、ひさくろ第一回目で、
なっしーが相手を選ばずにおすすめするとしたら?と聞かれて、
絶えた本でもあり、三体は三部作で、その三部作の中で、
第一部である三体は、すべての序章としての位置づけが強いのですが、
クライマックスにドキドキすると、
読みごたえ抜群です。
第2部、黒暗森林、第3部、死神衛生と、漢が進むごとに、
文字通り、舞台スケールも時間軸も、大きく増大になっていきます。
今日は、その三部作の中で、やっぱり一番おすすめは、第2部というなっしーが、
三体2、黒暗森林について、読みごたえ抜群です。
三体2、黒暗森林について、熱く語っていきます。
このひとりごと回では、最初にこの物語の冒頭部分を紹介し、
その後なっしーの推しポイントを、3つにまとめてお伝えしていきますよ。
あなたは、400年後に、自分より遥かに高度な文明が、
地球に攻めてくるとわかったら、どうしますか?
三体2の世界は、まさにそんな状況からスタートします。
ちなみに、その遥かに高度な文明というのが、
3つの太陽を持つ過酷な環境で生存する、通称三体人と呼ばれる宇宙人の文明です。
そして、その三体人は、地球のどんなところにでも入り込める監視ロボットを送り込んでいるので、
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我々地球人は、400年の間に、この三体文明を超える科学力を持って迎え撃つという選択肢は選べないです。
それでは私たちは、どうやってこの三体人を迎え撃つべきなのか。
三体人は特徴として、意思の伝達を脳からイメージを直接送る方法というのを取っているので、
彼らの世界では、地球人に出会うまで嘘という概念がありませんでした。
そして、どんなに小さなロボットを作っても、彼らは人間の脳の中を覗き見ることはできませんし、
我々の嘘を見破ることもできないのです。
そう、そこで地球人が発表したのは、三体人が覗き込めない人間の頭の中で、
三体人を欺く計画を練り上げ、遂行していくプロジェクト。
このプロジェクトに選ばれたのは、完全な一戸人。
選ばれたたった4人に、その計画が託されることになったというのが、この物語の始まりになります。
それでは、推しポイントその1。
嘘って武器にもなるし、毒にもなるよね、という気づき。
この物語の序盤の序盤で、三体人が三体人に協力的な地球人と会話して、
嘘や計り事といった行為に気づくというシーンがあるんですね。
その時に三体人は、怖いと表現しています。
相手が本当のことを言っているか分からない。
もしかしたら、自分を落とし入れようとしているのかもしれない。
私たちも、自分が嘘が存在するって気づいたのはいつのことか、覚えてはいないんですけれど、
その時、相手を怖いと思ったかもしれないですよね。
それが今度の私たちの武器になるわけです。
一方で、この嘘や計り事というのは、プロジェクトの選ばれし4人を守りもするし、傷つけもするわけです。
自分以外に誰も自分の考えている計画を知らない。
でも周りの人たちは、この人たちは地球を救ってくれるという期待をかけてくる。
その期待だけは大きくなり、自分の言葉はすべてプロジェクトの一環とみなされ、何でも実現してしまう。
そんな状況に私たちは耐えられるのでしょうか。
この選ばれた4人がどんな運命をたどっていくのかが、この3対2の特に上巻の盛り上がりどころです。
そう言ってなかったんですけど、3対2って上下巻の二巻交戦にもなっています。長いですね。
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で、推しポイントその2。
宇宙戦争やアクションシーンもあります。
宇宙軍なるものが出てきて、宇宙戦争も発生します。
で、一体どんな宇宙空間での攻防が繰り広げられるのかというのも、この本の中での大きな見どころになりますし、
3対2ではね、技術の進展が見られるまでちょっと冬眠します、みたいなこともあるので、
100年単位で時間を飛び越して、時間軸は移動していくんですね。
なので、中盤以降は未来都市とかも登場するわけです。
SF映画に出てくるような近未来都市になるのか、もしかしたらどんな世界なのかっていうのも、
その場面設定を考えるっていうところも、SF小説を読んで想像する上で楽しいポイントですよね。
ちなみに、このアクションシーンって私が表現したところでは、前巻の3体からのキーマンも出てきて、この人がめちゃくちゃかっこよく活躍するんです。
アクションシーンが楽しいのはその辺りなんですけど、
ここは映像化されたときにとっても楽しみだなって個人的には思っています。
そして、推しポイントその3、主人公は画面図なんです。
ここまで皆さんの期待値を盛り上げておいて、最後に大どんでん返しな情報を入れるんですけれど、
主人公であるブオ・ジーは割と画面図なんです。
大学で宇宙社会学という誰もやったことのない分野を立ち上げてみようと思ったものの、論文の一本も書かず、
またそんな彼がなぜかこの地球を救うプロジェクトの異例の4人目に選ばれたっていうのが、
この物語の最初の驚きポイントになります。
そして、彼がプロジェクトに選ばれた理由は、彼がただ1人、3体世界から死を望まれた人間だったからということ。
え、それって一体どういうこと?
ただの一般人であるブオ・ジーはいつどこで3体と接点を持つことになったのか?
本人もわからないその謎を本を読むことで追いかけていくと、
このロジックの行き着く先は3体との真理、頭脳戦になります。
私は特にこの推しポイントの1番目と3番目が好きで、
2番目のポイントで派手さやワクワク感みたいなのは演出しつつ、
異星人との真理戦、頭脳戦っていうのがこの本の軸になっていて、
ミステリーのように最後に謎が解けていく仕掛けが本当に面白くなっています。
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さあ私たちの最大のアドバンテージである嘘や駆け引きをどう使っていくのか、
それをぜひ楽しみに読んでみてください。
ちなみに、途中で2巻構成ですとかも言っちゃって、
あまりよろしくない情報としては長いっていうことが皆さんには伝わったと思っていて、
やっぱり読むのは長すぎるよっていう方は、
今年2024年の3月にネットフリックスで映像化されているらしいので、
本当にそちらも見てもきっと面白いんじゃないかとナッシーは思っています。
3体会がいつかできるように、ナッシーはこれからも3体をお勧めしていこうと思います。
はい、ここまででトークテーマは終了ですが、
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