そのときはお手伝いというか、光代さんの調理補助と一応数シェフっていう。
光代 そうそうそう。
肩書きをいただいたんですけど。
光代 写真持ってるよ。プロフィールの写真でさ、ロンゴのキッチンでさ、Kimi君がなんか野菜の処理をしてて、私はなんかキッチンの角で何もしてないで光代が。
なんかちょっとリラックスした雰囲気で。
そうそうそう。「光代仕事してるんですか?」っていう写真があって、あれ面白いなと思って一時プロフィールのピクチャーにしてました。
そうなんです。多分あのとき僕髭もたくわえたと思うのでだいぶ。
そうだよね。
光代 ちょっと海外行ったら違うことをしたいなって思って。
そういうことだったのね。
光代 本当にいろいろチャレンジしたくって、日本でできないことをしようと思って行ったので。
それがすごいんだよ。私はさっきKimi君にも話したんだけど、私は早苗、姉早苗がいるから金魚のフンでついてきたっていうことで、これが私一人でカラメアで住めますかってパートナーがいてもちょっと考えるとこありますよね。
カラメアっていう場所がやっぱりニュージーランド知ってる人でもカラメアみたいな感じになると思うんですよ。知らない方が多いというか。だからちょっと今カラメアの名前も出てきたんですけど、改めてカラメアについて説明してもらっていいですか。
カラメアはニュージーランド、北島と南島があるんですが、南島の西海岸の一番外れですね、北部にあるんですが、大体人口がWikipediaには900って書いてあったんです。
そう、なんかね、YouTubeを最近始められて、そこのプロフィール欄にも900って書いてあった。ちょっと増えたのかなって思ったんですけど。
でですね、カフランギ国立公園が近くにありまして、スーパーは一軒のみ、日本で言うとコンビニに毛が生えたぐらいのサイズのフォースクエアっていうスーパーマーケットが一軒あるのみで、そうですね、すごーくのんびりとしてる場所でございます。
ニュージーランドの中でも、より田舎というか。
秘境だね。
秘境か、もう秘境っていうぐらい。
地図で見る分には、ネルソンからこういう感じで行けるのかなって思う人もいるんですけど、そこは道が通ってなくて、ウエストポートからブラフっていう山を2つ抜けていくので、私未だに酔うときあるんだよね。
そうだってね、今でもね、土砂崩れで2車線あるとこが1車線で地滑りがすごくて、かなり時間をかけて直してるところもあるし、あれは独特よね。
日本だと大騒ぎになって、なんか集中的に対処されてみたいな。
早いだろうね、日本だったらね、直すのがね。
ちょっとね、そこはやっぱり日本と大きな違いですよね、いろんな意味で。
そうね、そうね。
だってニュージーランド自体が、日本はもうね、人口が今1億2000とかですけど、ニュージーランドの総人口が500万ぐらいでしたっけ。
うん、そんぐらいしかいないと思います。
ですよね。で、国土が日本の4分の3ぐらいなんですよ。だから日本はちょい小さいぐらいで、でも人口はもう全然少ないみたいな感じだから。
そうなんですよ。
そんな大変だよなって思いながら。
そうなんですよ。
そんな中で光代さんは、そもそもなんでカラメアにいるんですかね、今。もう長いですか。
長いですよ。なんかこう、ちゃんとカウントしたことないんですけど、永住権取って、もうちゃんと住むぞってなったのはもう10年ぐらい経つと思うんですよね。
私がその永住権取って住むぞってこう決めたきっかけっていうのが、まあワーホリなんですけど、以前は東京の飲食店で6年ほど勤めてたんですが、最終的にうつ病になってしまい、
ちょっと初めてメンタルクリニックっていうところに行って、先生にお薬を飲みながら仕事を何とか続けていくか、もう完全にやめて西洋するか。
で、まあ26だったので、まあ思い切ってやめて、ちょっと自分のことをちょっとこう見つめてみようっていうのか。
やめる決意をしたんですよ。で、実家で西洋してたんですが、まあとにかく焦るんですよね。
切り替えなくちゃいけないのに、次の仕事どうしよう、大丈夫かなって不安ばっかり走ってしまい、徐々に良くなってたと思うんだけど、でもまだこう社会復帰までは行ってない状況がちょっと何ヶ月か続いて、
で、その時に姉さないがワーホリー、まだ実家ワーホリーのビザが取れるから、1年間ワーホリーのビザを取って西洋しに来ないかって言われて、まあそれがきっかけでちょっとお薬ね、何ヶ月分か持ってね、行ったんですけど、
まあここってやっぱり全然世間体もしがらみもないから、さないたちの家に住ませてもらったんだけど、寝たいときに寝て自由に過ごさせてもらったら、本当もう3ヶ月ぐらいで自然とお薬と離れていったっていうのが、その間に今弟となるブライアンと出会った感じですね。
やっぱりそこそもそも移りにならなければみたいなこともあるでしょうし、早苗さんから声、僕も早苗さん知ってますけど、声かけてもらわなかったらみたいな、なんかどれも当てはまらなかったら今ニュージーランドにいることはなかったと思うんですけど、
そうだねー ちょっと今の話で印象的だったのが、ニュージーランドでカラメラ行って3ヶ月でもお薬がなくなったぐらいみたいな、僕もちょっとどっちかっていうとこうメンタル病みやすいので、なんか光代さんあんまりそういうふうに僕は最初見えなかったぐらいちょっとその話聞いたときに驚いたんですけど、なんかすごい現実そうな感じだったからね、でもなんかほら日本ではこうだったけどニュージーランド行ったから3ヶ月でお薬がないぐらいって、やっぱニュージーランドとカラメラって何が違ったんですかね日本と比べると
光代 まず人がいないでしょ、で私東京出身で足立区なんだけど、まあそこらへんてもう人がたくさんいるし、実家で西洋したんだけど、やっぱりもう近所のおばさんとかがなんだろうな、まああの時はやっぱ精神的に病んでたから、なんとなくこう見られてるなってみっちゃんずいぶん家にいて、何してんのかな、なんか目線がすごい気になったんだよね、でもそれは私が精神的に病んでたからやたら気にした部分はあると思うんだけど、
光代 世間体とかそういうものを気にすることなく、まあちょっと歩きに行こうと思ってもそんなにもほとんど人に会うこともない、であのねこれ着てみなくちゃわかんないと思うんだけど、ここの土地のエネルギーってなんか私そんなスピケでもなんでもないんだけど、なんかねドシーンとしたね、ズシーンとこう地についたエネルギーっていうのかな、ドーンとしたものがやっぱりそれも癒された部分があると思うんだよね
そうです、やっぱりそういうのありますよね、特に僕絡め合いって印象的な場所はいくつもあるんですけど、そのうちの一個としてマウントストーミーでしたっけ、名前あってますよね、間違っていたら教えてください
光代 合ってます
ニュージーランドはなんか広いなって思ったんですよね、大きいというか
光代 自然の大きさを感じたっていうのがやっぱりそこが違ったのかなっていうのはすごく
光代 伸び伸びしてるね、ワイルドでね、なんかそれもあるかもしれない、今さ、Kimi君が言語化してくれてさ、なんか感じたのはやっぱりもうありのままでドーンとしてるから、やっぱり人間自体も私みたいに精神が病んでもう疲れ切ってる人間もそこからもう自然とエネルギーを感じて、もうそのままでいいんだろうってうつも隠すことなく
光代 そういう自分も愛してあげなっていう、まあなんか認めてあげなっていう感じが自然とそういう感じで癒されてたのかな
そういうのもあって、ブライアンと出会い、僕もブライアンはブライアンさん知ってるんですけど、ブライアンさんお元気ですか
光代 ブライアン 元気だよ、あのね、今日は剪定しに行ってる、お客さんのところの
カラメルのその町の中っていうか
光代 そうだね、地元の方とかまあここに住んでる方、クライエントさんがもう何十人もいるんで、あの天気にね、まあ天候がね良かったり悪かったりもするんだけど、それに合わせてお客さんの庭を訪れてお仕事してる感じかな
やっぱり今も裸足で生活されてるんですか
光代 前と比べちゃね、少なくなったね、やっぱりこう釜だったりちょっとこう機材を使うからね、それがやっぱりちょっとねシャープなものもあるから
Kimi君がいた時と比べちゃ、ブライアンずいぶん靴履くようになったね
そうなんすね、入地など結構靴履かない人も多かったりとか
そうだよね、裸足結構いるよね
雨降っても傘させない人とかも全然いたりとか
そうそうそう
そういう一個一個がやっぱり日本と違うなって思いながら
そう、傘させない人多い
あとこのちょっと収録前にもお話しさせてもらったんですけど
天気のところでみずほさんのこの背景、ちょっとどん天で1カ月ぐらい雨が降っていないみたいな
そうなんですよ
水がやっぱり日本と、入地など場所によっては違うと思うんですけど
カラメアだとちょっとやっぱ違うなって思って、あれですね水道が水のタンク使ってみたいな
雨水で暮らしてます
ですよね、なんか雨水って大丈夫とかってちょっとね当時思ったんですけど
なんか私未だにお腹壊したこともないし、でも飲むときは沸かして私は飲んでるけど
うちの人はそのまま飲んじゃってるけどね
結構ね、まあでもさ大丈夫ですとか言ってる割には人それぞれさ
違うからなんとも言えないけど
でもさ、いいふうに考えたらね、蛇口からは一応お水が出てきますよ
なんかさ、こう中でタンクからよいしょって感じで毎度さ運んでくるわけではなくて
蛇口からは出てくるんですが雨水なので大きなタンクはあるんですけど
日本と同じような生活をしたらもうすぐなくなっちゃう
そうですよね、やっぱその辺がやっぱ日本にいると結構もうじゃんじゃから水使っちゃうから
そうなのよ
その1個とっても生活が全然違うし
特に水って言うと光代さん料理されるじゃないですか
お米とかも炊かれたりとかすると思うし煮物というかなんか
そういうときもその雨水使ってですよね
そうです、全て雨水です
でも朝食とかご飯食べるんですけど白米食べるんですけど
うちの旦那さんブライアンはオーツを食べるんで私しかお米を朝食べないんですよ
だからまとめて炊いちゃったりしてますね
電子レンジでチンしたりだとか
毎度毎度毎朝少量だけ炊いているのは水も使うしガスも使うから
まとめて炊いちゃったりもしてます
YouTubeとかあとインスタとかでも料理の動画とか色々公開されていて
なんかそれって僕がニュージーランド行った2017、18ぐらいの時期では
まだ光代さんインスタとかされたと思うんですけど
動画とかまだそんなにだった気がするんですよね
光代 そうなんですよ、これが私が少し開花したというのか
ニュージージャパンというオーナーはニュージーランド人
でも日本に会社があって今はちょっと今お休み中なんですけど
ニュージーランド産の牛肉、グラスフェットビーフとラム肉をずっと
30年間ぐらい売り続けてる会社の方とオファーが来て
光代料理やるんであったら動画をインスタとかそういうのに上げて
作ってくれないかっていうのがきっかけでビール作るようになったんですよ
それはスキルゼロから始めたみたいな感じなんですか?
光代 ゼロですよ、なんかもう普通のiPadのあのカメラで始めやってて
最終的にはiPhoneこの13でずっと今でもこれだけです
僕も今お仕事で動画とか制作するからなんですけど
料理の作る過程とかは作ったことないんですけど
でももし自分でやるとしたらやっぱり何回かイメージしたことあって
料理工程が多いじゃないですか
だからちょっとめんどくさそうだなって思って
光代 だからいつかやるかわかんないけど
撮ってる風景を違うカメラで撮ったら相当シュールなやつができる
見てる人からするとこんな大変な思いしてるんだみたいな
光代 結構いろいろガチャガチャやってるんだなって
もう一台で撮ってるからしょっちゅう変えなくちゃいけない
でも変えるようについ最近2、3ヶ月前にいろいろアングルを変えたぐらいで
その前まではニュージーのお仕事をしてた時は
お肉って赤肉だと特に色が変わっちゃうのよ
だからいろんなアングルで撮りまくってると
超綺麗なレアのお肉がどんどんどんどん茶色っぽくなってきちゃうから
ある程度アングルを決めてパターン化して作ってたのね
でもそれを2年ぐらいやってたらだんだん自分の中で
もうちょっと変化が欲しいなっていうのが
ちょっとつまらないでもないけどこれでいいのかなって
CEOのジョンっていう方ニュージーランド人なんですけど
彼はいよいよ道をどんどんやっていけっていうのが
全く不満を言わない感じで働かせてもらって
そこで自分なりに勉強させてもらったんだけど
でもそれでも何かもうちょっとひとひねり必要だなって思ってて
今そのニュージーのお仕事今お休み中でリニューアルするのかなって感じなんですけど
お休み中だからちょっと切り替えて
このフィールドで何が取れるかなっていうのをもう一度初期化してみたんだよね
で気づいたのがやっぱりこのね私のこの家って窓がね
いろんな一面にあって外がバーンって見えるから
こういう場所に住んでるっていうのもかなりユニークでスペシャルだから
別に私がいつでもバーンって映らずに自分が影になって
外を鮮やかに映す動画もいいんじゃないのかなって思うようになり
ちょっといろんなアングルで今お試し中でございます
いいですね 僕も1ヶ月お邪魔させていただいて
やっぱ住み始めるとどうしても見慣れてくるんですよね
その通りでございました
でもやっぱ日本帰ってきたボールはやっぱカラメイいい場所だったな
もっと写真とか動画とか撮っときゃよかったみたいな
ずっとね本当君くんの言う通りでずっと住んでると
この空の風景とかもある意味当たり前化しちゃうっていうのが
わーっていう感動はそんな毎日あるわけじゃなくって
自然と流れて過ぎていくっていう感じなんだけど
でもふとある時にちょっと我に振り返って
例えば東京の実家訪れて帰ってきた時とか
あーやっぱりなんかこの雰囲気いいなーって改めて感じたり
東京も刺激的でいいなーと思ったりもするんだけど
ずっといるとやっぱり初期化するのがちょっと難しい時がある
当たり前化しちゃって客観的に見れなくなってたかなーっていうのがあるから
でもそこをちょっともうちょっと落ち着いて
何が自分の与えられたものでできるだろうっていうのを今模索中です